ー本記事は2019年8月10日に公開済みですー
不思議なもんですね。
今まであまり進んで食べてはいなかったゴーヤを、ちょっとすごい効能があると聞いただけで率先して食べたくなるほどに気持ちに変化が起こるとは。
ゴーヤ、食べてますか? スー(@bacteria_suzu)です。
本日もお越しいただきありがとうございます。
良薬口に苦し
とは本当に上手く言いました。
こんなに苦い瓜をわざわざおかずにして食べるなんて、苦味がクセになるってだけじゃないのでしょう。
最近注目され始めているガン抑制との関係性も含めて、ゴーヤの効果・効能を探ってみたいと思います。
中国から沖縄にやって来たゴーヤ
ゴーヤといえば沖縄。
それは間違いありませんね、日本では。
しかし、ゴーヤの原産地はインドを含む熱帯アジアといわれています。
そのゴーヤが中国を経て日本に入ってきたのは、現存する歴史的書物などから推測してだいたい1600年前後だそうです。
ゴーヤは「薬」扱いだった!?
熱帯アジアと陸続きの中国では、日本よりも古くからゴーヤを食していました。
当時、中国と沖縄、この関係性がとても深く濃密だったことが確かで、独自に交易を重ねていたといわれています。
中国の食文化の影響もストレートに伝来していたことでしょう。
あんなに苦い食べ物ですが、
「これは薬効の高い野菜で、薬として重宝するよ」
などと言われたとしたら?
それは案外すんなりと受け入れることができそうですね。
当時からすでに、食文化イコール健康維持のための一つの手段だと考えられていた中国から、「薬」として入ってきたのがこのゴーヤだったと考えられます。
昔の人も「夏バテ」対策が必要だった!?
最近の日本の夏は、もうどうかなってしまったのでは!?と思うくらいに暑さが年々厳しさを増していますね。
では昔の日本の夏はどうだったでしょう?
もちろん春夏秋冬はあっただろうし、他の季節と区別するほどに夏は暑かったとは思います。
熱帯アジアや沖縄といった、暑さが厳しい地域では体力が低下するようなこともあったでしょう。
そこで、このゴーヤの出番です。
夏の暑さにやられた体を、ゴーヤに含まれる豊富な栄養素を効率よく摂取することによって、いい具合に立て直してくれていたのではないでしょうか。
今のような、クーラーやキンキンに冷えた飲み物などによって引き起こされる「夏バテ」はなかったとしても、日々の通常業務がままならないことはあったと思います。
そんなとき、中国人が言っていたあの苦い瓜を食べてみて、実際に体が元気になることを実感したのかもしれませんね。
そして、本当に夏に食べると効果があるということがわかり、今現在まで廃れることなく伝承され続けているのだと思います。
ゴーヤの栽培がもたらす夏のカーテン効果
夏になると緑のカーテンの話題が出ますよね。
ツル科の植物を窓に這うように育てることによって、いい具合に日陰ができます。
暑い夏には少しでも日差しを遮りたいので、自然の植物でできたグリーンカーテンは見た目にも爽やかでとても効果があると思います。
昔の人がどういう風に栽培していたのかわかりませんが、やはり、ツルがどんどん伸びていくゴーヤの葉を利用して、沖縄の強い日差しよけにしていたのではないでしょうか。
ゴーヤの驚異的な効能
ゴーヤが栄養豊富な野菜だという認識は、もはや常識のようになりつつあります。
苦くて食べにくいけど、絶対食べたほうがいいと私も断言します。
それは、他の野菜にはないこの独特の苦みなどが「ガン」や「糖尿病」に効くかもしれないからです。
沖縄県人のガン罹患率が全国平均よりかなり低いことなども、その噂の信ぴょう性を高める要因になるのではないでしょうか。
では、特に現代人がかかりやすいとされるこれらの病気とゴーヤとの関係を見てみましょう♪
苦み成分が「糖尿病」に効く!?
ゴーヤに含まれる成分のうち、
- チャランチン
- モモルデシン
この2つに、血糖値を下げる効果が認められているといいます。
モモルデシンはゴーヤの果皮に含まれた苦み成分であり、特にこの成分が血糖値を効果的に下げてくれるのです。
確かに苦いですが、それが糖尿病予防に効果的だとすれば、進んで食べたくなる薬効野菜ではないですか?
インドや中国ではすでに何世紀も前から、この糖尿病抑制効果を信じてゴーヤを民間療法に取り入れているそうですよ。
ゴーヤでガン細胞の暴走をストップ!?
今ではちょっと有名な話になってきていて「最新のゴーヤ情報!」と言えないと思いますが、
「わずか72時間でガン細胞を98%死滅!」
という、なんとも心強い噂もあるようですね。
動物実験の域だろうし、状況や環境が一定であることはまずないので、確かな効果かどうか慎重に見るべきだとは思いますが、しかし、実際にそういった結果を導いているのもまた、ゴーヤであるのです。
ガンとは、
- ガン細胞がその分裂を止めることなく暴走してしまうこと
- ガン細胞の活動を抑制する免疫力・抵抗力が低下してしまうこと
によって引き起こされるといわれています。
ゴーヤのガンへの効果として、以下↓↓↓抜粋します。
免疫系を強化し、解毒し、歯の伝染病及び有毒歯科材料を除去し、あなたの体をアルカリ化し、酸化治療を備えた体を酸化させて、癌特有の代謝経路を妨害するために特定の栄養を与えるのです。
引用:『ガン細胞を短時間に98%死滅させる驚異の野菜』
ガン細胞がブドウ糖を餌にして分裂をくりかえしている私たちの体内ですが、それをちゃんと制御してくれている体と、その制御が効かない体の違いで人はガンになってしまうのかもしれません。
そのガン細胞の勝手な行動を、ゴーヤの有効成分が阻害してくれるというのであれば積極的にとってみる価値があるのでは?
ゴーヤの種やワタが「薬」に!?
ゴーヤが苦いのは、ワタを一緒に調理しているからだとよく言われますが、やはり良薬は口に苦いのです。
ワタや種こそが「薬」になるかもしれないのです。
ゴーヤの種子やワタの部分にGABAが多く含まれていることがわかっています。
しかし、苦すぎては食べることがストレスになり、体にとって良くありません。
ではどうすればいいのか・・・。
ゴーヤをそのまま輪切りにして、干しましょう♪
干すことによって甘みが増し、苦みが抑えられて食べやすくなります。
さらに、種とワタを含む丸ごとのゴーヤを乾燥させたものからは、なんと生の果皮の10倍、発芽玄米の5〜10倍ものGABAが検出されたというので、その乾燥効果は大きいといえますね。
まとめ:ゴーヤを種ごとワタごと食べてガンや糖尿病を阻止しよう
ゴーヤは苦いですが、夏野菜特有のみずみずしさと爽快感があるのは事実ですね。
子供時代は味覚が大人とは違って苦味を強く感じる時期なので「ゴーヤ料理」は、もしかしたらトラウマになってしまうくらいの衝撃があるかもしれません。
ですが、できれば旬のゴーヤを夏にたくさん食べたいですね。
ゴーヤをカラカラに乾燥させて、それを煮出したお茶を飲むというのも一つの手かもしれません。
よく冷やしたゴーヤ茶は苦味をほとんど感じることなく頂けるのでおすすめですよ。
あとは油多めで調理したり、徹底した下ごしらえによって苦味は随分減ると思います。
しかし、あまりにも苦味を嫌って削ぎ落としてしまうと、せっかくの効果を得られないデメリットもありますので、ご注意を〜♪
そして、効果的だからといってゴーヤを食べ過ぎるのは逆に危険を伴うかもしれません。
こちらの記事↓↓↓にまとめていますので、参考にしてください。
苦くないゴーヤチャンプルのレシピはこちら↓↓↓を参考にどうぞ〜。
本日も最後までお読みいただきありがとうございます。