ー本記事は2019年9月8日に公開済みですー
わたしは、奈良派。もうええって?
前回の夏休みの奈良旅行に関する記事で、実は書こうか書くまいか迷っていたネタがあります。
それは宿泊した施設についてです。スー(@bacteria_suzu)です。
旅行での宿泊は、基本キャンプか車中泊というのが定番になってきている我が家なのですが、今回は久しぶりに宿に泊まってみたのです。
数年前まではそれが当たり前だったのですが、やはりキャンプにハマるとホテルや旅館への興味もなくなりますね。
ホテルの魅力・・・それは、とっても「楽」であり「快適」であるということです。
同時に自然との戯れはなくなり、自由もほぼありません。
どっちを選びますか?
我が家は中間よりややホテルよりを選んでみましたよ。
自然との戯れはほぼないですが、自由はそこそこあるという宿。
家族5人でも格安で泊まれる奈良の宿、誰かのお役に立てるかもしれないので思い切って記事にしてみましょう♪
ゲストハウスって何?
日本でも外国からの観光客、特にバックパッカーなどが多い観光地ではわりと「ゲストハウス」が増えてきた傾向にあるようです。
海外人気が高い「京都」や「東京」などは、昔から簡易的な「ゲストハウス」が多いですよね。
しかし、奈良は意外と正統派のホテルや旅館が多く、ゲストハウスを探す方が難しい・・・と思っていました。
格安で寝泊まりできる宿
ポイントを絞って見てみると、ホテルに泊まるより断然安いという点が挙げられます。
大人一人、1泊2,000円〜3,500円くらいで泊まれてしまいます。
ただし、もちろんいろんな「ない」があります。
- お風呂
- 部屋付きトイレ
- 食事
- テレビ
- 完全なプライバシー
など、旅の疲れを癒してゆっくり至れり尽くせり旅を堪能したい方には必要不可欠なものが、基本的にはサービスとして「存在しない」と思った方がいいでしょう。
そもそも、バッグひとつで海外のいろんなところを巡る、所持金のそう多くない若者を支援するために運営されている「ユースホステル」と同じような宿だと思っておいた方がいいでしょうね。
最近の言い方では、「シェアハウス」ですかね。
日本でもゲストハウスというより、シェアハウスと言った方が伝わりやすいかもしれません。
長期滞在メインというイメージの強い「シェアハウス」ですが、ゲストハウスでも連泊可能ですし、施設の構造などを見てみると、まさに「シェア」で成り立っていますしね。
利用者同士や運営者が交流できる宿
ゲストハウスと旅館やホテルとの一番大きな違いは、「交流の場」があるということではないでしょうか。
旅人たちが、そこに集ういろんな国の人々と情報交換をし、共有する、そんな利用者同士が集まれるスペースがあるのが特徴です。
それも、必ずそこで過ごさなければいけないというわけではないですが、旅行者の多い観光地などでは、そういった宿泊に慣れている海外旅行者も多いので、自然と交流の輪が広がることがあるようです。
また、これも海外では当たり前の光景として、スタッフやオーナー自らもそういう交流に参加し、積極的にみんなと話し、利用者同士を繋げる役目をしてくれることもあります。
シャイな日本人にはちょっとハードルが高いかもしれませんが、キャンプなどでそういう交流や子供同士の出会いを体験済みの方には、興味深いシステムですよね。
相部屋も共用施設も当たり前
ゲストハウスというと、最近では個室も増えましたが、基本は「ドミトリー」といわれる相部屋制です。
大部屋がいくつかあり、そこに旅人たちが一緒に寝泊まりする、山小屋スタイルです。
「ひとり旅」であればとても助かる制度ですが、家族連れやカップルなどでの利用となると、利用単位がすでに複数人なので、できれば個室がいいですね。
価格が高くなりますが、個室があるところも多いでしょう。
ドミトリーでの宿泊の場合は、見ず知らずの人と寝泊まりするわけですから、
「野宿よりはマシ」
くらいの人にはもってこいですね。貴重品の管理だけはきちんと意識しておきましょうね。
子供連れ家族でも快適だった【ゲストハウス】
奈良の街中での宿泊を決めたとき、必然的にキャンプは却下です。
しかし、5人家族で1泊3,000円もかからないキャンプ宿泊に慣れている我が家ですから、普通の宿を選ぶわけないですよね。
リッチな宿もいいですが、いまの私たちには必要ありません。
で、選んだのが【ゲストハウス】です。
数年前から奈良にも増えていたんですね。20軒以上はあるのではないでしょうか。
その中でも、特に価格ときれいさ、立地などで選んだところは『HOTEL BASE NARA』です。
公式インスタグラムはこちら↓↓↓から。
『HOTEL BASE NARA』
完全個室でホテル並みのプライベート空間
別にゲストハウスに限って探したわけではなく、よくあるブッキングサイトで条件を入れて検索したら、そのほとんどがゲストハウスだったのです!
ゲストハウスの需要が年々高まっているのでしょうね。もちろん海外からの観光客に向けたドミトリー中心のものもあれば、今回泊まったところのように「完全個室」のものも多いです。
「寝る」ということに特化しているので、洗面所もトイレも共用です。
しかし、この「寝る」ところが3人娘のハートに火をつけてしまったのです。
ガランとした部屋に小さいシングルベッドが2つ、その上にはかなり広いロフトがドーン!
「キャー!!やったー!!」
黄色い悲鳴ですよ。
ロフトに3人の寝室があったことが、予想をはるかに超えて嬉しかったみたいです。
部屋自体もとても清潔でお洒落でした。
使われているアメニティーが「IKEA」のもので統一されているのも好感持てました。
- フェイスタオル
- バスタオル
- 歯ブラシセット
が用意されているのも助かりましたね。あとはハンガーもたくさんあって便利でしたし、テレビもありました。
ね、全然ホテルでしょ。
こちらはいろんなタイプの部屋があり、ドミトリーもあります。
一人旅でも家族旅でも、気軽に活用できますね。
街中に近いので食事に困らない
本当に街の中に位置するホテルで、JR奈良駅と近鉄奈良駅の中間くらいにあって、とても便利です。
ちょうど「なら燈火会」の真っ只中でしたので、観光客が多かったですし、宿泊客のほとんどが海外の方でした。
平日だったので満室ではありませんでしたが、おそらく土日には埋まることも多いでしょうね。
食事は付かないですが、近隣になんでもありますし、奈良は散策が楽しいところなのでぜひ歩いて出かけられるといいと思います。
共有スペースがみんなの和みリビング
外食しない方は、広い共有スペースにあるキッチンで簡単な調理もできます。
電気コンロや電気ポット、電子レンジもあり、キッチン用品や食器なども一通りありましたよ。
私たちも夕食後、コンビニでお酒を買ってきて、おつまみをキッチンで簡単に作りました。(パンを切って冷凍のチャーハンをチンしただけですが…)
私は、個室だし部屋で飲むよね、と思っていたのですが、旦那が、
「え?広いんだしロビーでいいじゃん。なんか面白そうだし」
とあっけらかんと言うので、ちょっと抵抗ありつつロビーを使いました。
海外の方がたくさんいて、ほとんどがスマホ片手に談笑。
私たちはテレビゲームの前で晩酌。
うんうん、こういうのもなかなか面白いもんやね。
よく見ると、受付のお姉さんもキッチンテーブルで晩ごはん!
そんな、普通のホテルでは味わえない雰囲気を堪能でき、異国情緒も同時に感じられる奈良のゲストハウス、子供たちの熱いリクエストに応えてまた再訪するかもしれません。
まとめ
こちらのゲストハウスに大人2人、小学生2人、幼児1人が泊まって、平日でなんと10,000円プラス消費税でした。
これで、ほんとに素泊まりだけの簡素な宿ならまだしも、かなり素敵できれいで、他では体験できないことも味わえるとしたら、格安ですよね。
お風呂がなかったですが、とてもきれいなシャワールームがあり、私たちは誰にも会わずに利用できました。
きれいな洗濯乾燥機までありましたから、不便はない、といってもいいくらいではないでしょうか。
あ、キャンプに慣れている私たちは、ですよ。
もし興味を持たれたら、次の奈良旅は「ゲストハウス」で決めてみませんか?
本日も最後までお読みいただきありがとうございます。