ー本記事は2020年1月19日に公開済みですー
自宅でヨーグルトを作り続けて7年、その間、とにかくいろんな策を講じて失敗を成功に導いてきました。
しかし、実際のところ、その出来上がったヨーグルトがどれほど菌菌に発酵しているのか、真に確かな証拠はない、というのが本音です。スー(@bacteria_suzu)です。
本日もお越しいただきありがとうございます。
牛乳で作る動物性乳酸菌ヨーグルトではなく、豆乳で作る植物性乳酸菌ヨーグルトは胃酸にも負けずに生きたまま腸まで届くといわれているようですね。
今の私には、そんなことはどっちでもいいのですが、当時は、牛乳が苦手だったし使いたくなかったから豆乳を使っていました。
ここで、本音中の本音をぶっちゃけると、
私は、豆乳もどちらかというと苦手でヨーグルトだってできれば食べたくない
のです。
あらら。一番伏せときたいことぶっちゃけましたね。
いや、だからといって今までイヤイヤ食べていたわけではないのですよ。
ここ最近作っている「パラダイスヨーグルト」がほとんど乳を感じることなく、全然抵抗なく食べられるのです。
そんな現実にあらためて「やっぱり今まではちょっと乳感を我慢して食べていたのかもしれない」と気づいたのです。
ヨーグルトを自宅で作ってはいるけど、心の底では「我慢」とか「頑張っている」というワードがちらついているみなさん、もうそんな後ろめたさはいりませんよ!
はいでは、その正体を暴いていきますよー。
手作りのヨーグルトにどうしても自信がない方へ
市販のヨーグルトを食べずに、手間をかけてまで自宅で作る理由として、
- 市販のものは添加物が気になる
- 市販のものは発酵していない
- 牛乳が苦手
などがあげられると思います。
私も、一般に売られているヨーグルトは、口当たりはいいけど体にとってどれほど有益なのか疑問がある、と思うようになりました。
その後自宅でも作れる方法を知り、市販品を買わなくなりました。
でもね、美味しいから食べているのか、と問われると、100%そうではありませんでした。
まず「体にいいから」という理由をつけて、なんとかそれを美味しいものと感じるよう自ら暗示にかけていたかもしれません・・・。
そして、私のように「体にいい暗示」をかけている人は少なくないと思うのです。ヨーグルトに限らずね。
固まらないから失敗、ではない
ヨーグルト作りを始めた当初は、従来のヨーグルトをイメージしていたので固まったらちゃんと出来上がっていると思っていました。
逆に、固まらずに液状のままのものは失敗で、固形物こそが成功だと信じていました。
しかし、それは間違いです。と今は思っています。
納豆菌を種菌にする、という常識破りの方式を採用して以降は、いろいろと細かい菌の活動をより理解することができ、固まるということはイコール発酵ではないと確信したのです。
固まるのは乳酸と牛乳のタンパクであるカゼインが結合して固まるだけの話ですから。乳酸菌なしで乳酸を加えれば出来るものです。
引用:納豆水開発者菌坊さんのブログより
という理論が一番納得できました。
そして、固まらないものができるのは、
納豆菌がカゼインを分解してしまったので固まらず。
引用:納豆水開発者菌坊さんのブログより
また、豆乳をパックから出すことなくそのまま種菌を加えて仕込んでいる場合は、余計な雑菌が入る確率は随分低くなっているはずです。
なかなか固まらないということが、そのまま発酵不足であるという結果にはならないということですね。
自信を持ちましょう。
液状のヨーグルトはミキサーなどで果物と一緒にジュースにしちゃいましょう♪
パラダイス酵母菌は分解力と発酵が強烈だから失敗知らず
ありがたいことに、私はパラダイス酵母という、ご縁のつながりで人から人へ伝わっているという酵母菌を入手しました。
そして、その酵母を納豆水で培養しています。
その液の発酵は見た目にも味にも明らかで、かなり強烈に発泡し酸味が出てきています。
ただ、発酵してできたその液体が一体どういう成分で組成されていて、どういう活動をするのか、それはちょっとわかりません・・・。
納豆水で仕込むヨーグルトというのは、
という、はっきりした理論がありました。菌坊さん独自の理論ですが・・・。
パラダイス酵母の豆乳への働きかけとは?ちょっと断定しかねます。
しかし、発酵が強烈で菌の活動も元気一杯だというパラダイス酵母を豆乳に加えて、いい発酵しないわけないですよね。
そして、りんごの爽やかな香りも残る液体ですから、変な仕上がりにもなりそうにないですよね。
ならば、やってみますよね!
仕込みもお世話もシンプルで簡単!
「パラダイスヨーグルト」
その正体は、購入した豆乳のパックごと、そこにパラダイス酵母をちょこっと加えて常温放置するだけでできる、豆臭も乳臭もない爽やかな豆乳ヨーグルトなのです。
- 豆乳の容器から1カップほど豆乳を減らします。(お菓子や料理に使いましょ)
- そこへ納豆水で培養したパラダイス酵母を適量入れます。大さじ1〜3ほど。
- よく振ってフタを軽く締めて放置
ただこれだけで、1日で容器がパンパンに膨れますからね。
お気付きの方も多いと思いますが、ここで、
せっかくやる気が出たのに、どうあがいても行動が起こせない。
という、如何ともしがたい厚い壁が立ちはだかるのも事実なのです。
そう、パラダイス酵母がない!
という事実です。
どうしましょ・・・。
願っていたらやってきた、なんて声もあるようですが、そんな実態のない希望にすがっているのも嫌ですよね。
それでも純度の高い意図は必ず実現するので、思い続けることは大切かもしれないですよ。
うちのご近所さんならすぐにでもお届けできるのですがね・・・。
こんな記事↓↓↓もあるので読んでみます?
しかし、その後こんな記事↓↓↓も書いてますね…、そう大事な事なのでぜひご一読を。
まとめ:パラダイス酵母と豆乳だけで簡単に美味しい発酵ヨーグルトが作れる!
これまで、当ブログでは自家製ヨーグルトに関していろんな提案を記してきました。
実験やその結果、失敗やその対策、その都度自分では納得して「これでいこう」と思ったことなども全て記してきました。
もしかしたら、そんな私の右往左往に共感し、なんなら同じように実践して下さった方もゼロではないかもしれません。
しかし、今の私はこう言いたいです。
「パラダイス酵母で仕込む豆乳ヨーグルトは最高」
美味しくて、簡単で、本当に失敗知らずなのです。今のところ。
なので、パラダイス酵母さえもっと気軽に多くの人たちの手に渡っていけば、豆乳ヨーグルトに関するあれこれを悩むこともなくなるんじゃないかと思います。
そういう世の中にするにはどうすればいいか、今後私もちょっと意識して考えてみようかなと思います。
本日も最後までお読みいただきありがとうございます。
追記(2021.4):このようにいろんな過程を通過してきてやっと見出した安定発酵のパラダイスヨーグルトですが、その後の様々な学びによりもしかしてちょっと違うのかも?という展開になったのです。現時点での我が家の豆乳ヨーグルト仕込みの最終形態はこちらの記事をご覧ください!
→【パラダイス酵母で仕込む豆乳ヨーグルトは爆裂発酵しているけど腸活にはならない!?】