ー本記事は2019年3月16日に公開済みですー
いろいろ言われていますよね。
白米ばかり食べてると、
栄養不足になるとか、
太りやすいとか、
血糖値が上がりやすいとか、
糖尿病になりやすいとか。
ちょっと前は白飯が当たり前でしたし、今でも外食すれば白米、給食も白米、コンビニおにぎりも白米が定番です。
ところが最近、情報規制も緩くなったせいか、いろんなメディアで『白米神話崩壊』が叫ばれるようになっています、スー(@bacteria_suzu)です。
本日もお越しいただきありがとうございます。
みなさんのなかにも、家では真っ白の10割精米はほとんど食べないという方が多いのではないでしょうか?
でもね、美味しい〜!って体も心も喜ぶご飯が食べたくないですか?
ありますよ〜。
白米だけではおかずが大変
立場が変われば持論も変わる?
というくらい情報というのは錯綜しますよね。
しかし、いろんな論文や研究データで結果がきちんと出ているのだから正しいのだろう?
それすらも怪しいと思ってしまうのは私だけでしょうか。
調べれば調べるほど、何が体にとっていい食べ物なのかわからなくなってきますよね。
身近な食べ物である「ご飯」についても、当たり前だと思っていた“白飯”が、実は健康を害するかもしれないと言われたら?
もう怖くて食べられない!?ってことはないでしょうけれど、ちょっとは考えますよね。
精製しすぎてバランスを崩す
お米の原型である玄米、それをそのまま丸ごと食べられるのであれば、含まれている栄養もきちんと摂取でき、昔の人のように一汁一菜の献立で体は丈夫になっていたかもしれません。
しかし、現代のようにスピードと便利さを求める生活では、玄米ご飯を美味しく炊くのもなかなか習慣になりづらいところです。
玄米のおいしい炊き方はこちらの記事↓↓↓にまとめていますので、よかったら覗いてみて下さい。
そこへ、見た目もきれいで真っ白ピカピカ、ぬかくさい匂いもなく、口に含んだ瞬間から米の甘みがダイレクトに伝わる「白飯」が登場したら?
そっちの方が食べやすいし美味しいと思いますよね。
- ビタミンB
- マグネシウム
- カリウム
- カルシウム
- 鉄
- 亜鉛
- 銅
- マンガン
などの大事な栄養素を削いでまで食べるもの、それが白飯です。
では、白飯は本当に『エンプティーフード』(栄養のないカロリーだけの空っぽの食べ物)なのでしょうか。
それはちょっと言い過ぎのような気がします。
炭水化物、食物繊維、タンパク質まで含まれている白ご飯にもちゃんと栄養があります。
ただ、せっかくのミネラル分などを精米で削り落としてしまっては、ご飯の栄養バランスは崩れてしまいますよね。
むき出しの糖質をそのまま食べ続けていると、当然体はもっともっと糖を欲しくなり、ミネラル不足が加速することもあり得ます。
食べにくさを緩和させるためにちょっとだけ米の表面を削るくらいでよかったはずが、いつの間にか真っ白ピッカピカのやわやわご飯になってしまっている、これはやはり不自然ではないかなと思います。
現代のお米は品種改良に遺伝子組換え!?
米は日本人にとって、なくてはならない命のようなものですよね。
いくら麺類やパン類が世の中に溢れていたとしても、何日もご飯を食べない生活をすると、ストレスを感じるのではないでしょうか?
某ガクトさんは20年ほど米断ちされているみたいですが、あの強靭な肉体は何で出来ているのでしょう…。
そんな日本人の体や心を育んできた「米」、これは毎年ある一定以上の生産をして流通させ続けなければなりません。なぜなら、自分で一年分の米を作って家族分をまかなうという家庭がほとんどないからです。
そのために、
- 害虫に強い
- 自然災害に強い
- 生産しやすい
- 収穫しやすい
- 美味しい(甘み)
などの都合を、米の成長から栽培に至るまでに組み込んでしまうのですが、果たしてそれは本来の「ご飯」のような有益な食べ物になりえるのでしょうか?
本来の穀物そのものに備わっている生命力、抗酸化力などが抜け落ちたものになっているといえるのではないでしょうか?
糖質も大事だけど・・・
白飯は本当に甘くて美味しいですよね。
ご飯に大量に含まれる【ブドウ糖】は、脳への唯一のエネルギー供給源と言われています。
ご飯をしっかり食べて、体にも頭にもきちんと糖分がいき渡れば、元気に力がみなぎってくるような感じがしますよね。
しかし、最近はこの糖質について、ご飯が悪者扱いを受けていることも少なくありません。
これは、本当にご飯を食べているから起こることなのでしょうか?
真っ白ピカピカのご飯ばかりを、何のおかずも添えずに食べていたら多少は起こるかもしれませんが、そういったことの原因の多くは他の食習慣にあると考える方が自然な気がします。
ご飯は、どんな豪華な食事やデザートより、人を単純に元気に幸せにする食べ物だと思います。塩で握ったおにぎりに海苔を巻いて食べるだけで、どんな人も笑顔になりますよね。
そんなシンプルで美味しい食べ物を悪者にするにするのではなく、よりしっかりとその恩恵を受けるために“ある工夫”をしてご飯を炊けば、それはもう、それだけ食べていても健康で元気になれるんじゃないかと思うほどの「効果を実感」できるのです。
さてそれはどんな工夫でしょう♪
雑穀の栄養をいただきます
「雑穀」はもうみなさんもご存知ですよね。最近は大麦やもち麦が流行っているようですが。
白ごはんばかりを食べるには、現代ではおかずで相当工夫しないと体に負担が大きいといえるかもしれません。
かといって玄米ご飯もちょっと苦手・・・。
そんな方は、いつもと変わらない白ごはんに、小さくてきれいでかわいいつぶつぶを少し混ぜて炊いてみませんか?
白米を完璧な食品にする雑穀
同じ穀物である、白米と雑穀、この2つの組み合わせは、豊富な栄養と美味しさの両方をちゃんと兼ね備えているんです。
白米に足りない栄養分を雑穀が補い、雑穀だけではボソボソしがちな主食としての存在感を白米でカバーする、どうですかこの相乗効果!
しかも、子供から大人までみんなが美味しい!といって驚くほどの味なんです。
おかずがなくてもそのままでいくらでも食べれてしまう、ちょっとびっくりの美味しさなのです。
「ああ、よくある五穀米とかの雑穀ご飯でしょ」
って思いました?
それはそれでいいですが、私が実行しているピンポイント雑穀混ぜご飯は、それとはまた違った食べやすさがあります。
白米と雑穀一種と天然塩
白米なら簡単に手に入りやすく、さらに家族の誰もがほぼ抵抗なく食べられます。
そこに、1割から2割の雑穀を混ぜ、少し多めの自然塩、これでご飯を炊くだけです。
そして、その混ぜる雑穀を1〜2種類にすることがポイントです。
そうすることで、雑穀は満遍なく炊き上がり、ご飯にほんのりベージュや黄色やピンクのきれいな色が付きます。これを見ただけで食欲もアップし、目にも美味しいご飯の出来上がりです!
きび・あわ・ひえ
五穀米や十六穀米などの市販されているブレンド雑穀は、ゴマや豆類も意外と多く含まれているので、火の通りにムラができたり味に特徴がなかったりします。
しかし、単品の雑穀を500gとか1kgとかで何種類かストックしておくと、その日の気分で「きび」だったり「あわ」だったりをご飯と一緒に食べることができます。
それはもう、その雑穀の持ち味がよく出て、程よく風味があって美味しいご飯になるんです。
もちもちしているもち種の雑穀だったら水を気持ち少なめに、うるち種のひえやあわだったら気持ち多めの水加減にしたりと、微調整は必要ですが、慣れると普通に炊けるようになります。
雑穀それぞれについての特徴や栄養素についてはこちらの記事↓↓↓を参考になさって下さい。
きびはきびの、あわはあわの、ひえはひえの、それぞれの味をじっくり楽しんでみるのはいかがでしょう♪
まとめ
我が家はその時の経済状況や、新潟ならではの新米状況や、ふるさと納税での返礼状況や、気分・・・などによって、米びつ事情がコロコロ変わります。
あるときは五分づきの新潟米、
あるときは無農薬玄米ご飯、
あるときは新潟のとれたて新米白ごはん、
あるときは雑穀入りの白ごはん、
など、特にこれと決めているわけではありません。
しかし、なんといってもダントツで美味しいのはこの雑穀ご飯ですね。美味しいし、元気になる気がするし、おかずが少なくても満足できるので料理するのも楽になります。
まだこの方法を試したことがない方、ぜひ1種類ごとの雑穀の旨味を感じられるこの炊き方でご飯を食べてみませんか。
本日も最後までお越しいただきありがとうございます。