ー本記事は2019年6月2日に公開済みですー
精油をいろんな場面で使うようになって、その効能に驚くことが多いです。
私はどちらかというと、スキンケアというよりは予防療法に使っていることが多い冬でした。
オレガノオイルやティーツリー、フランキンセンスなどはもうほとんど残っていません。
1年で使い切るってなかなかヘビーユーザーかもしれませんね。スー(@bacteria_suzu)です。
本日もお越しいただきありがとうございます。
いよいよ追加で注文しておこうと色々物色していたところ、気になったオイルがあったのです。
『ザクロオイル』
聞いたことはありましたがいまいち使い勝手がわからず、さらに精油ではなくキャリアオイルとして使うようなオイルのようで、保湿剤も必要ないし・・・と思っていました。
ところが、保湿だけじゃないザクロオイルのいろんな効能を調べているうちに、
これ、使ってみたい!
という衝動に駆られたのです。
はい、ポチッと、しときましょ。
ではその『ザクロオイル』とは一体どんなものなのか、私なりにまとめてみたいと思います。
ザクロオイルってどんなオイル?
ざくろという果実は、わりと日本でも馴染みがあり、ざくろの木を庭に植えている家もあったりします。
そのままかかじって食べるというシンプルな果実ではなく、固くてしっかりと中身をガードしている分厚い皮を剥き、そこに現れる宝石のようないくらのような、無数のキラキラした赤い粒をお上品に頂く、そんな高貴なイメージがありますよね。
そんな果実から取れるザクロオイルとはどういうオイルなのでしょう。
イランでは【果実の王様】
ざくろの原産地であるイラン、そこでは昔からざくろを果実の王様としてとても大切に扱ってきたそうです。
- 暑い気候
- 長い夏
- 海抜1600メートル以上の風土
これらがざくろにとって栽培好条件となるので、砂漠と高原の国「イラン」はまさにぴったりなのです。
気候風土が種子に適しているので、成長したざくろの実はどこの国よりも高品質ともいわれています。
イランの人々にとって財産といってもいい「ざくろの木」は代々大切に受け継がれてきました。
また、現地ではアルコールが禁止されているという風習もあり、ザクロジュースが気軽なお茶代わりによく飲まれています。
ざくろ250kgから1リットルのオイル
何千年も昔から、ペルシャ帝国の王様たちにも愛されてきたであろうざくろ。
その果実や種子を食すだけでなく、種子から取れるオイルの効能が近年注目を浴びてきているのです。
特にアンチエイジング効果が抜群だということで、これから40代に突入していく世代にとって、もしかしたら救世主となり得るオイルかもしれないのです。
しかし、その実が大変みずみずしく水分が多いので、そこからオイル成分だけを抽出するのはとても大変だといいます。
一説によると、1リットルのオイルを抽出するためには、約250kgものざくろが必要であるそうです。
しかも、ざくろの収穫は年に1回だけなのです。
10月、11月の日本でいう秋の季節のみに収穫します。
現地で収穫された良質のざくろは、そのほとんどが家庭で消費されるので、そこから商業用の希少なざくろを確保するということ自体もまた大変なことなんですね。
ザクロオイルは偶然発見された!?
ざくろの歴史は古いとはいえ、ザクロオイルについてはそんなに古いものではないようです。
そもそもざくろのジュースを作っていたイランの工場で、偶然発見されたというのです。
そしてざくろの種とその成分に注目が集まったのです。
出典:nini
さらに、この小さな実の中にあるさらに小さな種を全て洗い出し、乾燥させて、それに熱を加えないように圧搾するのですから、相当大変な作業ですよね。
しかも種の周りに少しでも実が残っていると良質な油が採取できないので、職人さんの手で何回も何回も乾燥させるといいます。これはとても手間がかかる神経を使う作業なのです。
ザクロオイルのすごいところ
希少なざくろを手間暇かけてオイルにまで変貌させていくのは、なかなか骨が折れる仕事でしたね。
しかし、ザクロオイルならではの高い効能が認められたからこそ、需要が増え、きちんとビジネスが成り立つ価格で取引されているのでしょう。
キャリアオイルとしてはやや贅沢なので、ほとんどの場合、ザクロオイルを他の安定したキャリアオイルで伸ばして使うことが多いようです。
では、ザクロオイルの効能を見ていきましょう。
プニカ酸含有量が驚異の74%
【プニカ酸】聞きなれない酸ですね。
なんとガン治療の研究まで進んでいるというから、これから注目株間違いなしの成分ですね。
効能がすごいと分かったものは、どんどんいろんなメーカーが商品化を狙いますよね。
ところが、このプニカ酸は、熱に非常に弱く精製の過程で熱を加えてしまうと、たちまちその成分がなくなってしまうという特性を持っているのです。
ですから市場に出回っている安価な「ザクロオイル」で、十分なプニカ酸が含有されている製品というものは少ないと思っていいかもしれません。
どんな肌質にも持ってこい!
このザクロオイルは、抽出され製品になるまでは大変な作業が必要なものですが、出来上がったオイルはそれはそれは懐の深い、とても重宝するものとなっているのです。
- 老化が気になり始めた年齢肌
- 赤ちゃんの肌
- 乾燥肌
- アトピー肌
- 日焼け後の肌
などなど、年齢や症状に応じて使い分けが必要なスキンケア製品が多い中、これだけの肌質に対して効果があるというのはとてもありがたいですね。
家族で一緒に使えて、家庭の常備薬のような存在になるのではないでしょうか。
特にこのしっとり感は乾燥肌も怖くない!
私が普段使っているキャリアオイルはホホバオイルなのですが、そういうオイルは手の平などに取ったらヌルヌルと馴染む感じがあります。
しかし、このザクロオイルは、あまりにも濃厚で密度が濃いせいか、馴染みにくい!
というか、すぐに肌に入っていってしまうのか、垂らしたところで完結って感じなんです。
伸ばして広い範囲に馴染ませるには、ホホバオイルなどで希釈して使う方がいいかもしれませんね。
また、すでにいろんな成分が一緒に配合されて、肌に馴染みやすくなっているブレンドオイルなども多く製品化されていますので、そちらを使うのもいいでしょう。
アンチエイジング効果がすごい!
乾燥肌の場合にはその浸透力で肌の保湿力を高めてくれ、オイリー肌の場合には、肌再生を助けてくれるザクロオイルです。
そして、さらに抗酸化作用と肌細胞の再生を促進する作用に優れているので、シミやシワに直接働きかけてくれます。
またザクロオイルが持つエストロゲン促進物質がホルモンバランスを助けてくれるので、更年期の女性の不安定な状態を優しく穏やかに包み込んでくれることでしょう。
「ざくろが女性のための果実だ」と言われる所以は、こういった効果が起因となっているかもしれませんね。
【ザクロオイル】私の使い方
さて、まだザクロオイルを使って1週間も経っていない身分ですが、堂々とレビューしていきますよ♪
ザクロオイル、まずその香り、とても特徴があります。
甘いような酸っぱいような、でも嫌じゃない匂いです。
ネットでは「コーラのような匂い」という表現をよく見かけますが、確かに甘みと酸味とほろ苦さ、このバランスが奇跡的にコーラっぽくなっているのかもしれません。
炎症部分に直接垂らす
抗炎症作用もあるので、もし炎症を起こしている箇所があれば、オイルを直接1滴垂らすといいですね。
私も手荒れがあるところに塗り込んでみたら、なんと!本当に効きました!
炎症どころかかゆみまでなくなっていますから、たまげますね。
乳酸菌で希釈して化粧水に
お得意の乳酸菌液に、ザクロオイルを2〜3滴加えて、少しのグリセリンで伸ばしたら、簡単自家製化粧水の出来上がりです。
- お風呂上がりによし
- 日焼けした後によし
- 乾燥する季節によし
- 子供のアトピーにもよし
しかも相当アンチエイジング効果が期待できますよ〜。
これ、だいぶ希釈しているはずなんですが、お風呂上がりにシュッシュとやると、ものすごくしっとりします。
まるで乳液を塗った後みたいですよ!
やりすぎるとベタっとするかもしれません。
アトピー肌の子供なんかには、痒みを抑える効果もあるのでぜひ試していただきたいですね。
乾燥の季節にはかなり重宝しそうです。
まとめ
今回はいろいろと、思いつくところで実践してみましたが、これが癖になってしまうと手放せなくなりそうで怖いですね…。
オイルはあまり夏に使わないと思っていましたが、乾燥対策だけでなく、肌本来の活性化も含めてかなり高い効能があるオイルなので、40代ズボラ主婦には救世主のように見えました。
先日家族みんなで海に行ったのですが、そういうレジャーのお供にもこの化粧水を持っていくと、出先での肌トラブルも上手く回避できそうだと思いました。
乳酸菌液や納豆水もいいですが、気温が高くなってくるとどうしても匂いが気になります…。
自分たちは慣れていてわからなくても、周囲の人にもしかして不快な思いをさせているかもしれないと思うと、コーラの匂いの方がまだいいかも…なんて思ってしまいますね。
ザクロオイルが気になった方は、精油より扱いやすいと思うので、ぜひ一度お試しくださいませ♪
本日も最後までお読みいただきありがとうございます。