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セイタカアワダチソウの効能を知ったらもう輝く天然薬草にしか見えなくなる

セイタカアワダチソウ

ー本記事は2021年10月20日に公開済みですー

あなたにとって、秋口になると怖いほど勢いよく伸びてくる黄色い花を持つ背の高い草たちはどう見えますか?

私にとって、以前はそれは「厄介な草」でしかなかったです。スー(@bacteria_suzu)です。

本日もお越しいただきありがとうございます。

しかし2年ほど前からそれは「黄金に光り輝く素晴らしい力を秘めた愛おしい植物」という見え方に変わりました。

セイタカアワダチソウ。

よくみたらクリスマスツリーのような形に咲く花がなんとも素敵ではないですか?真っ黄色ですけど…。

そしてさらに気をつけて見てみると、なんと我が家からほんの少し歩いた先の河原や野原でそれらは

「さぁ、来たわよ。秋が来たわよ。私たち、咲くわよ。ほら、見て見て!」

と、言わんばかりにめちゃくちゃ群生していたのでした。

今回はセイタカアワダチソウについて、私の認識を「厄介な草」から「黄金に光り輝く素晴らしい力を秘めた愛おしい植物」へと覆した生態・効能・活用方法などをまとめていきます。

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セイタカアワダチソウってどんな草?

秋に入るか入らないか、日々の気候が夏と秋を行ったり来たりするような時期から、セイタカアワダチソウは私たちの目を楽しませてくれます。

河原や土手沿い、その辺の空き地や道路沿いにまで、もはや目にしない日はないくらいあちこちに自生しています。

その名の通り、背高く他のどの草よりもグングンと伸びていき、刺激を与えることで泡をも発生させるこのセイタカアワダチソウ、

「花粉でアレルギー反応も出るし、なんか鬱陶しいな」

と思ったことはないですか?

しかし、実はセイタカアワダチソウは花粉症の原因とは考えられない証拠があるのです。

セイタカアワダチソウとブタクサを間違えないように

不幸にも、セイタカアワダチソウは見た目がそっくりなブタクサと混同されてしまったのですね。正直そんなに似てない気も…。

W seitakaawadatisou4111.jpgセイタカアワダチソウ
セイタカアワダチソウ
Ambrosia artemisiifolia 080908.JPGブタクサ
ブタクサ

もともとブタクサという草で花粉症状を起こしてしまう人が一定数いたところに、見た目がよく似ているセイタカアワダチソウまでアレルギーを引き起こすという誤解が生じているパターン。

もしくは、ブタクサより勢いよく繁茂するセイタカアワダチソウのこと自体をブタクサと勘違いしてしまい、近づくとくしゃみが出るからと避けられているというパターン。

ダブルで勘違いされているのではないかと思っています。

しかし、これについては明確な答えがあって、セイタカアワダチソウはそもそも花粉症を引き起こす要因を持っていません。

理由は簡単です。虫媒花だからです。植物が繁殖をするためには、雄花から出た花粉を雌花につけなければいけませんが、一人で勝手に花粉をつけることはできないので、何かの助けを借りる必要があります。
虫媒花は、虫に受粉の手伝いをしてもらう花です。一方、風媒花は風に花粉を運んでもらいます。
スギやヒノキは風媒花だから、空気中に大量の花粉が舞って、花粉症の原因となります。
一方虫媒花は、虫によって花粉を運んでもらえるので、あまり花粉は大気中に飛散しません。

よって、セイタカアワダチソウは花粉症の原因とはなりません。

花粉症ブタクサの時期!セイタカアワダチソウとの違い見分け方

もちろん花粉ゼロ、というわけではないので超敏感な方は反応してしまうかもしれませんが、花粉自体が少なくまた比較的重いため、風に乗って人の鼻や喉に付着することは稀でしょう。

外見上の相違点は、セイタカアワダチソウは鮮やかな黄色い花を咲かせるのに対して、ブタクサはやや緑がかった黄色、黄緑に近い花だそうです。

また、葉っぱの形状が全く違っていて、セイタカアワダチソウは笹のようなシンプルな葉を規則的にたくさん茎につけますが、ブタクサはよもぎのようにギザギザした大きな葉を枝分かれのようにつけます。

機会があればぜひじっくり観察してみてください。

セイタカアワダチソウのアレロパシーって何?

アレロパシー、私は詳しく知らなかったのですが植物が持つ作用のことです。

これが強いためセイタカアワダチソウは自らをも破滅に追い込む!?

それはちょっと大げさですが、この作用によってセイタカアワダチソウの近くには他の植物が育ちにくいというのは本当みたいですね。

畑などで敬遠されるのはこのためかもしれません。

『アレロパシーとは』
アレロパシーとは、植物自身が作り出す化学物質が他の植物の成長を阻害したり反対に促進させたりする効果のことです。その働きを持つ代表的な植物にサクラやヨモギ、セイタカアワダチソウがあります。
セイタカアワダチソウは根から、他の植物の成長を阻害する化学物質を放出しています。
しかし、アレロパシーは他の植物の成長を妨げるだけでなく、セイタカアワダチソウそのものの成長を阻害してしまうこともあります。
土壌の栄養分を独り占めした数年後には、勢力が弱まり小さくなって群生しなくなることもあるそうです。

確かに、セイタカアワダチソウの群生しているところには、ススキか下の方によもぎがいるくらいであまり他の草が生えていない気もします。

逆にこの特性を除草効果として利用できないかの実験をしている方もいました。

それによると、他の植物の発芽率が低下することが証明されていましたが、苗から植える分には極端な影響がなかったようです。

休耕農園などを再利用する場合、地下茎で繋がって繁殖しさらにアレロパシー作用が強いセイタカアワダチソウが群生しているところは根気よく整備していく必要がありそうですね。

セイタカアワダチソウの花言葉は「生命力・元気」

実は、セイタカアワダチソウはもともとお花を愛でる鑑賞用にアメリカから入ってきたといわれているのです。

日本の在来種はアキノキリンソウですが、それよりも草丈が高く伸びる様からセイタカ(背高)が付きました。

明治時代の開港により園芸用、観賞用としてアメリカから外来種が入ってきて、そのまま帰化して広まりました。

その繁殖の勢いが目を見張るほどに強かったため、それを示唆した花言葉がついたという説も。

『元気』
『生命力』
『唯我独尊』

唯我独尊とはちょっと仰々しいですが…、昔の土壌は栄養分がとても多くモグラやネズミのねぐらも少なくなかった状況で、そのねぐらにまでセイタカアワダチソウの根っこが伸びて栄養を吸収していたとか。

今でこそ2〜3mの背丈も、当時は平屋の家を覆うくらいにまで成長していたとか。

これは、花言葉言い得て妙、ですね。

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セイタカアワダチソウのすごい効能4つご紹介

セイタカアワダチソウ

外来種の生命力の強い草、このあまり世間一般のイメージがよくないセイタカアワダチソウはどのような秘めた力を持っているのでしょうか。

今回は代表的な効能4つをまとめていきます。

⒈ セイタカアワダチソウの解毒効果

まず第一に知っていただきたいのが、セイタカアワダチソウの解毒効果です。

私がこの草に興味を持ったのも解毒効果がすごいと聞いたからです。

特別な特効薬がなく辛い症状で悩まされるアトピー性皮膚炎が劇的に良くなったという評判が多いのです。

アトピーなどによる肌の痒みや滲出液、そういった症状がセイタカアワダチソウの成分で落ち着き、しかも短時間で効果が出るというのです。

セイタカアワダチソウは、薬剤や公害を出すほどの力があります。
アトピーの痒みもとり、薬害で苦しむ方々もこれで助けられています。

「自然療法」東條百合子

特に、開花前の蕾の中に有効な酵素がたくさん含まれているそうなので、その部分を活用するといいかもしれません。

⒉ セイタカアワダチソウの抗酸化作用

最新の研究では、ポリフェノールの一種であるクロロゲン酸やイソクロゲン酸が含まれていることも報告されており、クロロゲン酸の活性酸素除去効果も期待できます。

そのほかにもポリフェノールには、

  • 抗血圧上昇作用
  • 精神安定作用
  • 血糖値上昇抑制
  • 尿酸量低下活性
  • 利尿作用
  • 抗癌作用
  • 発癌抑制効果

などの多くの薬効があります。

葉に含まれるポリフェノールは春から夏にかけてが一番多く生産されるので、こちらは元気いっぱい成長し始める初夏のものがいいかもしれませんね。

⒊ セイタカアワダチソウの抗菌・抗炎症作用

セイタカアワダチソウの葉にはさらに炎症を緩和するフラボノイドが含まれていることもわかっています。

ヨーロッパでは昔から、葉を潰して虫刺されや外傷の止血剤、洗浄剤として用いられてきました。

自然の力を利用した優しいお手当ですね。

日本ではよもぎなどでよく知られている手法かもしれませんが、暑くなってくる季節にはこのどこにでも生えているセイタカアワダチソウの葉っぱを活用してみるのもいいですね。

⒋ セイタカアワダチソウはネイティブアメリカンにとっての風邪薬だった

欧米では昔から身近な薬草として親しまれてきたというこの植物ですが、古くはネイティブアメリカンでも重要な薬草として活用されていたようです。

もともと日本へやってきたのもアメリカからですし、整腸剤や風邪薬として多くの人々が当たり前として利用していたのでしょうね。

日本のよもぎ的なポジションだと考えると、これまでの見方が180度変わりそうな気がしませんか?

せっかく身近にボーボーと生えているのですから、たくさん採取して活用してみたくなります。

ただし、地下茎でしぶとく根を張って繁殖する草ですので、生えている土壌環境をよく調べてからがいいでしょう。

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【セイタカアワダチソウの使い方】

よもぎは春、セイタカアワダチソウは秋。

これはもう神の仕業としか思えない植物の恵みサイクルではないでしょうか。

セイタカアワダチソウの葉に関しては初夏のものの方が有効成分が多いですが、秋口に目に鮮やかに咲き誇るということはそれだけ注目して欲しい何かがあるのかもしれませんよ。

セイタカアワダチソウの採取について

セイタカアワダチソウは日本列島至る所で目にするので、採取できない土地というのはなさそうですね。

北海道でも沖縄でも繁茂が確認されています。

開花時期は9月〜11月です。

酵素の恩恵を受けたいのであれば開花する前の蕾の状態で採取するのが適切です。

ポリフェノールなどは初夏の葉っぱに多く含まれてはいますが、秋口の花穂にも比較的多く含まれているようです。

ならば秋口の蕾の状態をたくさん採るのが良さそうですね。

都会にお住まいで採取するのが難しい、そんな方はありがた〜い通販でどうぞ↓↓↓

効果の高いセイタカアワダチソウ風呂について

セイタカアワダチソウは、収穫したばかりの新鮮なものを料理に使ってもいいようです。

アクは強めなので一番適している調理は天ぷらだとのこと。まあまあ美味しいみたい。

そのほか、お茶にしたりアルコールやオイルでエキスを抽出したり、他のハーブなどの自然療法としての取り入れ方と同じ感覚で良さそうですね。

ただ、ひとつ面白い使い方がこのセイタカアワダチソウの名前に隠されているのです。もう知ってるって?

そう、ブクブクと泡立つ入浴剤になるんです!

セイタカアワダチソウ浴です。

入浴剤にするにもやはり酵素がいっぱいの蕾のものがいいですね。

肌疾患、アトピー、乾燥肌などに抜群の効果があるという報告がたくさん上がっています。

アトピーは、血液の汚れや体に溜まった毒素をうまく排出できずにかだから排出している、という見方があります。
それらの排出を助ける効果が強いということです。これはすごい!!

ブログmimoza noteより引用

実際、アトピー性皮膚炎で皮膚が痒くてたまらないような方が、このお風呂に入り出してから結構早い段階で改善の傾向が見られたとか。

もちろん排毒には好転反応もつきものですので、人によっては1週間ほどつらい症状が出る場合もあるかもしれません。

その場合は無理して継続せず、休みながら様子をみていくのがいいかと思います。

セイタカアワダチソウ風呂は、

  • エキスを抽出(お鍋で煮る)してそれをお風呂に混ぜていく
  • または乾燥した花穂茎を洗濯ネットなどに入れて、水の段階から浴槽に入れてじっくり熱を加えていく

のですが、温まってくるにしたがってブクブクと白い泡が出てくるんですね。

さらにそのお湯は捨てずに何日か使うそうです。

時間をかけて酵素が出てくる?活性化する?という意見もありますが、どうなのでしょう。

追い焚きによってお茶みたいに濃くはなりそうですね。

実際、お風呂から上がってもまだ炎症がおさまっていない方が、煮出したお茶を手に取って肌につけると痒みが引くと言われてました。

温泉治癒法なども少なくないアトピー対策ですが、その辺に生えている草で高い効果が得られるならやってみる価値はあるのではないでしょうか。

体感としては、

  • 疲労している部位はじんわり遠くの方から心地よい痛みを感じる
  • 心地よい気だるさ
  • 癒えていくときの痛みのような感覚
  • お湯が柔らかく感じる
  • アトピーの傷なども滲みない
  • 入浴後が一番体感として気持ちいい
  • 入浴後痒みが取れている
  • 数日間入って傷がなくなっていることに気づく
  • 暖まり方がすごい

などなど、人にもよりますがいい感じでは?

レッツトライ!!

食べてよし、飲んでよし、肌によし、ならば吸ってもよし?

さて、これは完全におまけです。

私が今ハマっている野草タバコ、これにこのセイタカアワダチソウを加えてみました。

食べたり飲んだり肌から摂取したりして効果があるなら、煙にして吹かしてみてもちょっと面白そうだと思ったのです。

ただ、香りとしては、同じ野草であるよもぎやミントほどかぐわしいものではないです。

キク科の植物なので、熱すると春菊のような香りがするというレビューもあり、期待はありました…が、

私のやり方が悪かったのか、乾燥具合や量が適正でなかったのか、ちょっとあまりおいしいものではありませんでした…。

これはもう少し研究を重ねてみたいところですね。

次回はきちんと刃物で刻んでよく繊維をほぐしてから実践してみまーす。適当に手でちぎって入れただけだったので〜。

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まとめ:勢力強めな黄色い雑草セイタカアワダチソウは薬効高い泡立ち草だった

今、季節は何でしょう?

そう、秋です。下手したらこのまま冬に突入していく秋です。

私が住んでいる地域に生えているセイタカアワダチソウはすでに真っ黄色の花をこれでもかと咲かせております。

これはもう「ほら!もう秋が終わるで!はよ採取して利用してくれな枯れてまうで」と訴えているようにしか見えなくなってきませんか?

幸い、私は9月末頃から散歩の合間に少しずつ収穫していたので、蕾のものがほとんどです。

黄緑色の若々しい花穂がようやくカラカラに乾いてきていますよ。

あともう少し採取して冬の楽しみに活用していきます。

みなさんもぜひ一度アワアワブクブクの薬草風呂を楽しんでみてください!

本日も最後までお読みいただきありがとうございます。




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