有圧換気扇が故障!?4年目にして排気シャッターが開かなくなった原因はこれ | suzukinblog
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有圧換気扇が故障!?4年目にして排気シャッターが開かなくなった原因はこれ

有圧換気線の故障

ー本記事は2024年3月26日に公開済みですー

リノベーション4年目の我が家、いい感じに経年してじんわりと味が出てきた大好きな家。
その家の中で、私が胸を張って自慢できるキッチン設備のひとつ『業務用有圧換気扇』が、壊れました…。
スー(@bacteria_suzu)です。
本日もお越しいただきありがとうございます。
悲しいというより「なんでなん?」という思いが強かったのですが、その理由は使用4年目で「経年劣化ですね」と言われたことが大きいです。
とにかく丁寧に掃除をして愛着を覚えながら接してきた機器だけに「なんで?」という思いが拭いきれず格闘しました。旦那が。
製造元のメーカーさんや第三者機関の損害鑑定人の方などと話をしていろんなことがわかったので、同じ換気扇をもしかして私の記事を読んで導入された方に、今回は特にお届けしたいという思いで書いていきます。

以下の内容は、個人的見解をもとに我が家独自の判断で進めていった手続きとなります。同種の製品を使用されて同じような症状が出た方全員に当てはまるケースではないことを承知の上で読み進めて下さい。また製造メーカーや設置業者、保険会社の対応もそれぞれのケースで異なることをご理解下さい。

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有圧換気扇が壊れた!どんな症状?

家庭用キッチン換気扇の寿命は、だいたい10年と言われています。
10年が過ぎるといろんな箇所が経年劣化してくるのは納得できますよね。
電動である限りは、目にみえる外部の仕様だけでなく内部モーターや電気回線にも影響はあることでしょう。
しかし、我が家の換気扇は新品を導入して4年目です。
壊れる?
もう壊れるか!?

有圧換気扇のプロペラファンは正常に動く

ある寒い冬の夜。
いつものように換気扇のスイッチをオンにしました。
それだけではこの有圧換気扇に異常が起こっていることに気づきませんでした。
普通にファンは回っていたのです。

翌朝同じように換気扇のスイッチをオンにしました。
それでも数回換気扇を使用して初めて気づいたのです。

「ん?換気扇回してるのになんか静かだな」
「そういえば、換気扇回してる割には部屋の空気があったかいままだな」


いつもなら、この高排気機能を備える換気扇を付けるとそれなりの音がするし、外が寒かったり強風だったらなおさら部屋の空気の動きも大きくなります。個人的な体感ですけど。
それが日常的になり過ぎていてすぐには気づけなかったのですね。

換気扇排気口のシャッターが開かない

この換気扇は壁に直接取り付けているので、外が強風の場合、その風の力でシャッターフラップがパタパタなるのです。
そのパタパタ音は普通に聞こえる程度あります。
そして当たり前のようにそこから風の出入りがあります。
もちろんビュービューあるわけではないので生活に支障をきたしてはいませんが、ちょい寒くらいはあります。
そんなこともひっくるめて日常的になり過ぎていたけれど、この故障はどうやら風の仕業かもしれないのです

具体的な状況としては、

羽根は正常回転しているけどシャッターが閉じたまま…

ということです。

“ガッシャン”

開閉時にそこそこいい音がするこのカッコいい換気扇なのですが、使用4年目にしてもう耳が慣れて麻痺してしまっていたのでしょうか。
気付いてみるとなんとも可笑しな状況ですよね。
シャッターを開けないで羽だけが回っている、汚れた空気は滞留したまま。

いや、ファンの回転と外気の影響で多少は空気が動いていたことでしょう。

電動式のシャッター開閉モーターが故障

電気回線に関しては詳しくないので記述は避けますが、我が家の有圧換気扇はスイッチを入れると換気扇の羽根が回り出すと同時にシャッターが開きます。

では、そのシャッターだけが開かなくなっている原因はなんでしょう?
2つ考えられます。

  1. シャッターそのものが変形したり酷い油汚れでくっついたりしているため開かない
  2. シャッターを開閉する電動モーターが壊れたため開かない

まずに関しては、カバーを外して確認したところ大丈夫でした。
キッチン側のカバー、フィルター、羽根などは3ヶ月に1度丸洗いをしているし、シャッター周辺もその都度拭き掃除をしているので汚れが原因とは言い難い状況でした。

では原因はでいいのでしょうか?
こちらに関してはメーカーさんの見解で
「シャッターのモーター故障ですね」
とのことでした。

風さん、の仕業なのかどうなのか・・・気になるところですね。

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有圧換気扇のシャッターが開かない時の対処法

開かないシャッターをすぐに修理するのか。
さて皆さんならどう動きますか?

我が家は、今回の故障が強風の影響でシャッターとそのモーター部分に不具合が生じたと判断しましたので、まずは修理にかかる見積もりをメーカーに問い合わせました。
その際、換気扇の現状をあらゆる角度で撮影しておきます。
風災被害として保険会社に請求する際に必要となりますので。

さらに、すぐに修理をしてもらえるかどうか分からなかったので、私なりにとりあえずの施策をしました。
ファン自体の回転には問題なくてシャッターも自動では無理だけど手動では開閉する、という状況下でしたのでまずはシャッターを開けたまま固定しようと思い付きました。

シャッターも磁石がくっつく素材なので、パタとパタの隙間にボロ布を挟んでその布が落ちないようにクリップ磁石で止めました。

有圧換気線の故障
換気扇のシャッターが開かない
ボロ布…はい、よく見ると使い古した子どもの靴下です

こうすることでシャッターに隙間ができて、常時風は通り抜けることができます。
やや寒いという点に目を瞑ればOKではないでしょうか。

有圧換気扇製造メーカーである三菱電機に見積もりの問い合わせ

まず、我が家の換気扇は三菱電機製の【有圧換気扇】なので、そちらに問い合わせました。
すると、この機種は業務用なので問い合わせ窓口が異なるとのことでした。
業務用専門窓口というのがあるんですね。
電話しておおまかな症状を説明し、修理にかかる見積もりをお願いしました。

その見積もりを保険会社に「強風による被害」ということで請求するつもりでした。
実際に、壊れたことを確認した日の前日の周辺天気、風雪状況もリサーチして資料を用意していました。
取り付けてから丸3年経過での経年劣化ということは念頭になかったのですね。

しかし、どこがどう不具合を起こしているかという説明だけをして見積もりをお願いしたこと、これがまずファーストミステイクではあったと反省してます…。

見積もりは無事に届き、次に火災保険に加入している保険会社に連絡しました。
その後でこの痛恨のミスに気付き、ちょっと面倒なやり取りと作業が追加されたのです。

強風被害による火災保険請求してみたらまさかの経年劣化

火災保険会社からの最初の返答が、

「モーターの経年劣化ということなので保険はおりません」

という内容のものでした。
保険金の請求を受けた保険会社は当然メーカーに確認しますよね。
その時にメーカーさんとしては他に当てはまる理由がないとして“経年劣化”というワードを出されたのだと思われます。

今思えばそれも仕方がない判断であると思えるのですが…

丸3年どちらかというと丁寧に使用してきた換気扇が!?
け、け、け、け、経年劣化!?
現場調査も一切なく!?あら、つい心の声がもれてしま…。

通常、換気扇の寿命は10年ほど、これはどのサイトを見てみてもほとんどがそう書かれています。

で、4年目にして経年劣化のモーター。
うーーーんってなりますよね。感情的に。

しかし、これこそが痛恨のミス、というか伝え漏れていた事実があったことが招いたのかもしれません。
最初に三菱電機さんに連絡した際に、はっきりと「強風の影響で」と言っていなかったのです。
状態の説明と修理にかかる費用についての話で終わってしまっていたんですね。

保険金が下りるかどうかはもちろん先方の判断に任せるしかないのですが、そうは言っても現地調査はしてもらいたいと思ったので、そこはお願いしました。

第三者機関による鑑定の結果【火災保険で補償】

保険会社が派遣した第三者機関の鑑定人による現場調査が行われましたよ。
なんか物々しいですね。

火災保険会社が雇った人、というだけでなんか恐縮しちゃいますよね。
しかし、私たちはとにかく現場を見て判断して欲しかったので、今か今かと待ち焦がれていました。

そしていざその日が来ました。
鑑定人といっても電気や換気扇のプロ、ではなく損害鑑定のプロ、なんですね。
プロの鑑定人という方の仕事ぶりを間近で見れたことにちょっと感動しました。
換気扇周りをくまなく調査されるのかと思いきや、それに関してはカバーも外さず写真を数枚撮って終わりでした。
それよりも、どことなくですが私たちの人となりを鑑定されている節があるように感じました。そういうものなんですかね?

結果、私たちが加入している火災保険の場合、今回のケースは補償対象であると判断されました。

そしてその後、無事に三菱電機の方に来ていただき、有圧換気扇のシャッター部分のモーターのみを新しく交換設置していただきました。

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まとめ:有圧換気扇のシャッターが動かなくなった時はモーターだけ交換できる

使用環境や使用頻度によって、その器具の寿命というのは様々であるといえます。

我が家が導入している有圧換気扇は厨房用と言われているもので、実際に店舗使用の場合はモーターの劣化が早くて3年で交換ということも多々あるというお話でした。経年劣化というワードが身近だったのですね…。

それって、使用頻度や汚れの程度、さらに掃除頻度による問題が大きいのではないかなと思いました。

メーカー公式の軸受寿命時間が30,000時間ということなので、やはりいろんなことを鑑みての判断になるでしょうね。

もし我が家の換気扇もここまで丁寧に掃除していなかったら・・・それは経年劣化も早く本体丸ごと交換なんてこともあり得ますよね。

そして、自然災害による被害かどうか、というのは存外に素人が判断するのが難しいものでもありますね。

でも、火災保険に入るってこういうことではないでしょうか?

地震や火事、水害や風雪被害、私たちはそれらの災害にあったとき具体的にどう動けるか、たまにはじっくりとシミュレーションしてみるのも大切だと思いました。

いや〜いい勉強になりました。旦那のおかげで。

これからも定期的にピカピカお掃除を心がけて、美味しいを創り出すキッチンを清潔に保っていこうと思います。

本日も最後までお読みいただきありがとうございます。

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