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奈良市【氷室神社】はかき氷屋さんの巡礼地!その由来と見どころは?

ー本記事は2019年8月13日に公開済みですー

夏の帰省旅、今回は奈良で宿泊に決めました。

平日に出発し、平日に1泊し、そのまま平日に実家に帰るので、

いつもはお盆前後で混むことを想定してあきらめていた奈良観光を、家族で楽しむことに決めたのです。キャンプは封印してね・・・、スー(@bacteria_suzu)です。

本日もお越しいただきありがとうございます。

夏の奈良といえば?

『燈火会』という催しが有名ですね。

あとは、聖地とも呼ばれる「かき氷」

はい、どっちも堪能してきました!

しかし、なぜ奈良がかき氷の聖地と呼ばれているのか、全く知らなかったので調べてみることにしました〜。

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奈良には氷の神様がいる!?

どうして奈良が【かき氷の聖地】と呼ばれているのか、ご存知ですか?

京都というでっかい観光地にもたくさんの有名かき氷屋さんがありますが、「聖地」は奈良なのです。

それには由緒正しい由縁があったんですね。

古代の冷凍庫「氷室」とは?

その昔、もちろんですが冷蔵庫もクーラーボックスもない時代、氷というものは冬だけのものでした。

しかし、現存する歴史的書物の中に、奈良時代には古代式冷凍庫「氷室」の存在が記されています。

それまではなかったのか、記録されていないだけなのか、そもそもなぜ奈良時代からは氷室が必要になったのか・・・謎は多いですが、とにかく氷室のおかげで春や夏にも氷を利用することができたのです。

ただし、それらの氷は朝廷の貴族たちのために使われていたようです。

清水が溜まった池に張った氷を切り出して、都から距離のある比較的涼しい山奥などの洞窟や地面に掘った穴に、茅葺などの小屋を建てて覆い保冷していたとされます。

そのように手間暇をかけて保管された氷は、貴族たちが夏の保冷剤として活用したり、死者が出た際にはドライアイスの役目も果たしたと言われています。

奈良市『氷室神社』の氷の神様とは?

氷室で一冬越えた氷は、夏場の貴族たちによって消費されていたので、当然奈良京都に氷室が集中します。

さらに、「日本書紀」には、氷室の管理を任された要職の存在まで残っていますから、まさに朝廷御用達の氷だったのです。

では、なぜ氷室の数が多い京都ではなく、奈良が「聖地」なのでしょう?

奈良県奈良市にある「氷室神社」、それが奈良を氷の聖地と言わしめる要の存在なのです。

平安時代の記録には、10箇所の氷室が記されていますが、そのうちの7つが京都府で、奈良県はひとつだけです。

しかし、都が京都に遷る前、奈良には平城京がありました。

その時代から氷室は存在し、天皇直属の氷室が春日山にあったのです。

その後、京都に遷都されてから、この春日山の氷室を祀る形で設けられたのが、現在の奈良市春日野町にある【氷室神社】なのです。

当時の人々がどのような思いを抱いて氷室を祀ったのかはわかりませんが、とても立派な神社が建っているところを見ると、何かしら畏怖の念を抱いていたことがわかります。

夏にも当たり前のように氷がある私たちには想像もつかないほど、『夏の氷』が神々しかったことでしょう。

現在この氷室神社は、全国のかき氷屋さんたちの巡礼の地となり、観光地としてもとても面白い神社といわれているのです。

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【氷室神社】の見どころは?

 

遷都後150年に奉還され、立派な鳥居を含むとても大きな神社が建ちました。

春日大社の別宮として扱われていたというのも頷けますね。

現在は、冷凍氷業界の奉賛によって維持されているようで、氷だけでなく桜の美しさも有名なようです。

残念ながら、私たちは、この氷室神社のことを知らずに奈良入りしたので、全くノータッチでした・・・。

燈火会のために奈良公園まで行っておいてね・・・。

これから奈良入りする方々は、ぜひこのユニークな神社を訪れてみてください。

いろんな見どころがありますから〜。

かき氷を奉納する【献氷参拝】

さすがは氷の神様です。

奉納品がかき氷とは!

6月中旬から9月中旬までの期間限定ではありますが、社務所で申し込みをし、お布施がわりのかき氷を宮司さんが直接業務用製氷機で作ってくれるそうです。

そのかき氷を神前にお供えし、お賽銭を入れて拝礼したあと、お下がりとして食べることができるのです。

これは、なかなか体験できない珍しい制度ですね。

おみくじまで氷!?

神社参拝の楽しみのひとつが、おみくじではないでしょうか。

そのおみくじもここでは「氷」を絡めていてユニークなんです。

まずは、普通に社務所でおみくじを買います。

しかし、そこには何も書かれていないのです。

そのおみくじを、境内にある大きなブロック氷の上に乗せると・・・、

はい、見事に浮き出てくるんです。あなたの未来が。

これは、子供達も喜びそうだなぁ。

毎月1日の【氷献灯】

江戸時代の習わしとして、毎年6月1日(旧暦)に氷室から出した氷を将軍家に献上していました。

その由来から、いまでは毎月1日に、氷に灯りを入れた燈火が境内の参道を飾るとても幻想的な夜が楽しめるのです。

日没から21時ごろまで、普段とは違ったとても幻想的な灯りに包まれる氷室神社、暑い夏には一気に涼しい気分になれそうですね。

1月1日の元旦だけは、深夜0時から4時での開催となるので、この時間に初詣をして特別な年越しはいかがでしょう♪

また、月によっては1日以外の日にも施されますので、詳細は必ず公式ホームページ↓↓↓でご確認くださいね。

氷室神社公式ホームページ

【ひむろしらゆき祭】はかき氷祭!

ちょっと意味が違うけど、【ひむろしらゆき祭】は氷の祭典です。

全国から選りすぐりのかき氷屋さんが集結し、祭りに便乗していろんなかき氷が食べられるのです。

毎年5月に開催されていましたが、今年は3月開催だったようですね。

2日間とも、かき氷提供の30分前から整理券が配られ、限られた杯数のみの提供になっています。

時期をチェックして、奈良で奈良以外のかき氷を堪能してみてはいかがでしょう。

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概要とまとめ

氷室神社:〒630-8212奈良県奈良市春日野町1−4

営業時間:6:00〜18:00(4〜10月) 6:30〜17:30(11月〜3月)

定休日:なし

電話:0742-23-7297

公式ホームページ:氷室神社

奈良や京都にはたくさんの寺社仏閣があります。

それに加えて、やはり都特有の雰囲気というか、艶やかさというか、歴史の重みというか、ほかにはない情緒も多分にあると思います。

夏に奈良へ訪れた際は、ぜひこの【氷室神社】とかき氷を堪能してみてください。

ときどき氷室京介ファンや、かき氷屋さんたちが集っているかもしれませんが・・・。

ひそかにおすすめなのは、こちらのお守りです。やはりここにもかき氷がちゃんと存在していますよ♪

本日も最後までお読みいただきありがとうございます。

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