ー本記事は2018年7月14日に公開済みですー
不自然なダイエットは必ずリバウンドと副作用に悩まされる。
と、私は思いますし実感もしています。
では、不自然なダイエットって何でしょう?
そもそもダイエットしないといけない体というのは、そのときまでの生活を振り返るだけでほぼ対策が見えてくると思うのです。
ダイエット情報をあさったり、成功者の話を参考にしたりするより、よっぽど理にかなったダイエット方法を知るには、まず自分を見つめることが一番大事かもしれませんね、スー(@bacteria_suzu)です。
本日もお越しいただきありがとうございます。
糖質制限という制限食も、半分はとても有効でその反面同じくらいの危険もはらんでいると思います。
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「糖質を制限すればいんでしょ」と思っていませんか?
糖質制限により、体のエネルギー変換システムがガラリと変わることを理解し、それでもそちらを選ぶという決断をしたのなら全然いいんです。
しかし、『糖質制限』という言葉はもう立派にひとり歩きを始めています。
深く考えなくてもあらゆる情報が手に入るようになった状況で、果たして本質にたどり着いている人はどれくらいいるのでしょう。
摂り過ぎていた分をなくすのは有効
ダイエットをしたいと思ったということは、余分な贅肉や重たい体をなんとかしたいということですよね。
そして、それらがしっかり身になっているということは、何かが過剰、もしくは不足だったのです。
- 甘いもの
- ご飯・パン
- 肉や加工食品
- 外食や中食
- コンビニの利用
- ストレスによる過食
などが過剰になり、
- 体を動かして汗を流す
- 規則正しい生活(早寝早起き)
- 野菜などからの栄養(食物繊維)
- ビタミン・ミネラル
などが不足している場合が多いと思います。
自分では気づきにくい場合は専門家に相談してみるのもいいかもしれません。
とにかく、そんな簡単な足し算や引き算をちょっとおこなってみると、体はちゃんとリセットできると思いませんか?
これこそ、自分に合ったコスパのいい効率的なダイエットですよね。
炭水化物を半分以下に減らした時点でイエローカード
先ほどの方法では、体が目に見えて痩せていくのに少し時間がかかるかもしれません。
そこで、もっと早く結果を出したい人は、必要以上に炭水化物を減らしてしまうのでは?
はい、糖質制限に足を突っ込みましたね。
通常では、摂取カロリーの比率が、
炭水化物:脂肪:タンパク質=6:3:1
であったとします。
では糖質を半分に絞った場合、
炭水化物:脂肪:タンパク質=3:6:1
くらい脂質が必要になってくるのをご存知でしたか?
『ケトン体質』という言葉を理解している場合は、きっとその辺を考慮して食事バランスを考えられるのでしょうけれど、ただ糖質を減らせばいいと思っているだけで実行してしまうと、たちまち体は悲鳴をあげてしまうでしょう。
全ての糖質をカット!?それはレッドカードでは?
全ての糖質をカット、これがどれだけ大変なことか、だいぶわかってきましたね。
そうです。炭水化物以外のもので、ちゃんとエネルギー源となる脂質やタンパク質をしっかりと摂らなければなりません。
今までの食事と同じ内容でご飯だけを撤去なんて、もってのほかなのです。
まったく糖質を取らないと決めたら、主食は脂肪です。
脂肪を8割必要とするともいわれているのです。
そうしないとエネルギーが作り出せなくて、命にも関わる恐ろしい結果も起こりうるでしょう。
もちろんすべてカットすると決めた方は、専門の栄養士さんなどと一緒に進めていかれることがほとんどでしょうけれど、とにかくブームになったダイエット法というのは情報が氾濫します。
自己流で糖質をオールカットしてしまう人もゼロではないかもしれませんね。
一時的には理想のボディを手に入れることができるかもしれませんが、その先にどんな結果が待ち受けているか、実際のところ全くデータがないといっても過言ではありません。
過激なダイエットは、過激なリバウンドを招く可能性も高いでしょう。
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ケトン体質用の食事が不自然すぎる!
では、ケトン体質用の食事についてちょっと見てみましょう。
そして、ケトン体ダイエットの歴史がまだまだ浅いという現実と向き合い、そのダイエットをやめた時に起こりうるリバウンドについても触れてみたいと思います。
主食がアボカド!?
脂肪を肝臓で分解してエネルギーに変えるというケトン体質ですが、その脂肪を何から摂取しましょうかね。
- 魚
- アボカド
- ココナッツオイル
- オリーブオイル
- ナッツ類
などがあげられます。
これらで食事カロリーの半分以上をまかなうというのは、不可能ではないですがかなり不自然です。
一人暮らしではまだやりやすいかもしれませんが、家族と同居の場合、浮きますね〜。
ケトン体質になったらそれを維持しないといけない
ブドウ糖が徐々に体からなくなり、代わりに脂質がどんどん入ってくると体は一時大変疲弊して、吐き気や頭痛を感じる人も少なくないといいます。
しかし、2週間ほどしてうまくケトン体質に変換することができたとき、そこからどんどん痩せていくという嬉しい現象が起こるでしょう。
食事の維持も大変でなくなり、うまくコントロールできるようになれば、それを続けていけると思うかもしれません。
しかし、満足いくダイエットができ、何かのきっかけで食事コントロールがしんどくなってきた場合、今度はそう簡単に元の食事には戻せないことを知っておくべきです。
体は本来の緩やかな機能ではなく、緊急用のエネルギー生成システムで動き出しているのですから、制限していたブドウ糖が一気に入ってくるとそれを今度は蓄積しようと働くというのです。
飢餓状態のシステムですからね、ブドウ糖がきたらどんどん蓄えるでしょう。
ということは?
そうです、リバウンドが起こる可能性も大きいのです。
ケトン体質リバウンドとは?
少ない量であっても、飢餓状態の体に糖質が入ってきたら、体はそれらを蓄えるようにシフトするといわれています。
また、完全に炭水化物を抜いていた場合、今度はそれに含まれる水分量が体重に上乗せされるので、結果体重が増えるということになります。
さらに、厳しく制限していた糖質を久しぶりに摂取したときの感情を想像してみてください。
おそらく、
「美味しい!なんで今までこれを食べなかったのだろう!」
という歓喜に満ちるのではないでしょうか。
もっともっと食べたい、
今まで摂っていなかったのだからちょっとくらい食べても大丈夫だろう、
そういう思考にもなりそうですね。
その誘惑に打ち克つ自信が、あなたにはありますか?
ケトン体質のときには、血糖値を一定に保つためのインシュリンは生成されなくてもよかったのですが、そこへいきなり糖質が入ってきた場合、血糖値の変動やインシュリン生成はどうなってしまうのでしょうか。
そういったいろんなパターンの検証や研究が、まだまだ十分ではない状況の「ケトン体質」ダイエットです。
自分の体を使って人体実験を行うようなものかもしれません。
それでもあなたはケトン体質を選びますか?
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まとめ:未知数すぎるケトン体質ダイエット、それでもそれで痩せたいですか?
ダイエットというのは、簡単に痩せるほど実は体への負担が大きいのかもしれません。
まずは、これまでの生活で反省すべき点をきちんと見直し、基本的な生活習慣に戻した上で、食事による減量を考えたほうがいいですね。
その際には、今までおそらく摂りすぎていたであろう炭水化物やそのほかの糖質、それらを徐々に減らしていく必要はあると思います。
そしてできるだけ原材料のわかる自炊を心がけることも大切ではないでしょうか。
本日も最後までお読みいただきありがとうございます。