ー本記事は2018年5月7日に公開済みですー
私が新潟に嫁いできた10年前、こんなにも朝早くにオープンするカフェが少ないのかという不満が募っていました。スー(@bacteria_suzu)です。
本日もお越しいただきありがとうございます。
モーニングサービスが気軽に楽しめないなんて、新潟よ大丈夫か!?と偉そうにね。
最近では、朝早くからオープンしてコーヒーサービスを提供しているパン屋さんも増え、カフェの数自体も増えてきました。
まだまだ7時に入れるお店は限られますが、随分モーニングしやすい環境になってきたと思います。
新潟に少ないというより、関西に多いのかもしれませんね。
朝ごはんは喫茶店のモーニング、という人もいますから。
今回は関西育ちの私が、新潟のモーニング文化にちょっとだけ物申してみようと思います。なんで?そこは気にしない、気にしない!
モーニングサービスの盛んな地域って?
すぐ思いつく有名なところは、愛知県名古屋市ではないでしょうか。
モーニングサービス発祥の地のひとつだとも言われています。
モーニングサービスの発祥は?
現存する記録によると、モーニングサービスを日本で最初に行ったお店は意外にも、
広島市の『ルーエぶらじる』というところで1955年から開業されているとのことです。
現在も絶賛営業中です。
うってかわって、愛知県一宮市も発祥と言われています。
こんなありがたいサービス、今では誰もが楽しめる一般的なものになっていますが、常々お店が赤字にならないのか心配になってしまうのは、私だけでしょうか…。
モーニングサービスは全国的に当たり前ではない!?
私の出身地である兵庫県西播地区もモーニングサービスの「アーモンドトースト」で一躍有名になったので、ご存知の方も多いかと思います。
小さい頃、たまの休日の朝に家族揃って喫茶店に出かけモーニングを楽しむ。
これは、決して裕福とはいえなかった我が家なりのみんなで分かち合う幸せ時間の象徴だった気がします。
田舎でしたが車でちょっと走れば、今でいう「レトロカフェ」「純喫茶」のリアル版が、割と選べるくらいはありました。
私が子供の頃は喫茶店のチェーン店なんてなかったし、コーヒーサービスをしてくれるようなパン屋さんもありませんでした。
個人でやってる喫茶店、軽食屋さんなんかが、当たり前のようにモーニングサービスをしていました。
このような幼少時代を過ごし、大学時代以降もモーニングが普通に楽しめるところに住んできた私が、
こんなにもモーニングを楽しめないところに嫁いだなんて…、
と寂しい気持ちになったのはいうまでもありません。
とか、失礼なことを言っていますが、私は兵庫、岡山、京都にしか住んだことがございません!
これらは比較的インフラが充実していて、駅地下や駅周辺の商業エリアも賑やかなところですよね。
そこから新潟へ嫁いで今に至るので、データが少ないし偏っているのは百も承知です。
でもでも、新潟市よ、モーニングサービスを楽しまなさすぎじゃない?
新潟市はスタバとマックが大人気!?
私も、新潟市が田舎の小さな町で、電車も走っていないような郊外都市だというなら納得します。
需要がなければ経営する方は成り立たなくなりますから。
だけど、日本海側最大規模の政令指定都市、新潟市よ。
路面バスを刷新して反対意見の少なくない連結BRTにすることより、もっと新しい視点で若い人の流れを生み出しましょうよ!
車で行けるスタバやマックに若者が集中!?
京都や神戸、名古屋、大阪、東京のように、魅力的なお店が主要駅から歩いてずっと続きっぱなしみたいなところだと、その途中途中で休憩でもしないと先を行くのがしんどいんですよね。
なので、ちょっと行ったら喫茶店、ちょっと行ったらカフェ休憩、みたいなね。
これができるから結構な距離も歩けるし、購買意欲も都度復活させてショップ巡りもはかどるというものなんです。
供給する側も、結果、喫茶店だけじゃなくいろんなお店に人を呼び込むことができると思うんです。
新潟市よ、スタバやマックが悪いわけじゃなく選択肢が少なすぎるし、若者には刺激がなさすぎませんか?
新潟古参の喫茶店は敷居が高い!?
新潟にも、純喫茶のような雰囲気や歴史のある喫茶店はいろいろあります。
でも、そういうところが特別視されすぎている傾向があるように思えるのは私だけでしょうか?
いや、特別視じゃないか、ウエルカム感がわかりづらいのか・・・。
コーヒー好きな若者が気軽にフラッと入れない、そんな雰囲気を感じてしまうような。
もっとプラプラと若者が出入りしている雰囲気が欲しいところですね〜。
オシャレさとか、ステイタスとか、そんなもんはいらないので、もっと活気がある交流がしたいですね。
テレビやゲームにはないリアルなスリルと出会える【喫茶店】
薄暗い店内で目的もなくお茶をし、
勇気を出してマスターや常連さんに話しかけ、
いろんな話を、あっちに飛びこっちに飛びしながらも楽しみ、
気がついたら夕飯の時間をとうに過ぎている・・・。
そんな無駄がのちの人生の貴重な財産になることだってあると思います。
それが堪能できるのは、チェーン店にはない
- 特別空間的雰囲気
- マスターの人柄
- 流れる音楽
などの要素があるからこそではないでしょうか。
こういうことをたくさん経験した人は、厚みというか深みというか、どこかセンスにキラリとしたものを感じることが多いですよね。
学校では決して教わらない大人の美学なんかも、こういった交流の場でこそ得ることが多いはずです。
スタバやマックの接客はもちろん好印象ですが、そこではスリルのある交流は期待できないでしょう。
珈琲屋のフランチャイズ化のおかげで個性的なカフェも増えてきた
全国展開華々しい、愛知県の珈琲屋【コメダ珈琲】さんのおかげで、新潟市にもモーニングサービスが定着してきました。
さらに、セブンイレブンなどのコスパ最高のコンビニコーヒーのおかげで、車の中で簡単にモーニングコーヒーブレイクができるようになりました。
この流れはいかにも新潟らしいなと、私は思うのです。
何がって?
車です。
車で行きやすく、家族みんなで連れ立って行くのに抵抗がないということです。
もちろん新潟に限らず、私も幼少期は父親が運転する車で行くのが常でした。
ただ、モーニングサービスを楽しむという概念が根底にはあったので、朝早くからそのために電車に乗って出かけることもあったし、電車で出かける用事があるときは駅前でモーニングをキメるというスタイルも普通でした。
そう、モーニングサービスのためならいろんなことを厭わないのです。
珈琲屋チェーン店舗やコンビニのコーヒーは、安定したメニューとコストでしかも飽きないということもあるかもしれません。
こうして、チェーン店であれ何であれ、喫茶時間を楽しむ傾向が高まっていくのは、大いに喜ばしいですし良い変化をもたらしてくれるものです。
車で行くようなカフェでも、モーニングサービスをしっかり提供してくれるお店が増えましたし、
新潟駅は新幹線が停車するということもありもともと朝利用できるお店は豊富でしたが、そういうお店がさらに増えバリエーションが豊かになりました。
(ラーメン屋、中華料理店、居酒屋、和食屋などが独自のモーニングサービスを提供)
オープン時間が早いパン屋さんへの期待
モーニングサービス自体には個性的な雰囲気が重要な要素ではないですよね。
ただ朝早くにサクッと行けて、コーヒー代だけでこんなに食べられるの!?というプチ贅沢を味わえれば何も要りません。
新潟市にモーニングサービスの浸透が広まるということは、
お店同士が刺激しあい競合しあう展開につながる
ということになり、
その結果、
朝早くにお店を開けてサービス提供することが違和感なくなる風潮
が生まれ、私がとっても喜ぶのです。
新潟市には本当に美味しいパン屋さんやこだわりのパン屋さんがいっぱいあります。
その中の少しでも多くのお店が、朝早くオープンすることへの抵抗がなくなればいいなと思います。
という改革をどんどんして欲しいですね。
それによって、朝から焼きたてパンとコーヒー、という夢のタッグをもっと気軽にたくさんの人が体験できるでしょう。
まとめ:新潟市のモーニングサービス革命に大いなる期待をこめて…
ね、なんだか明日にでもモーニングに行きたくなったでしょ?
たまにでいんです。
月一とか、ママの誕生日とか、予定のない休日の朝とか、
朝からみんな(ひとり)でまったり外カフェ。
やったことない方はぜひやってみてください。
そして、できるだけ早くからお店を開けて欲しいのです。
もう6時くらいから、せめて7時には…。
そうすれば、朝の優雅な時間、もしくはやらなければならないことに充てる時間がいつもより断然増えます。
いわゆる朝活が充実するのは間違いありません。
私のただのわがままですが、みんなが動けば世界は変わる。
新潟のみなさん、朝早くに喫茶店やパン屋さんに行きましょう!
なんだか、時代遅れのおばさんのたわごとに巻き込まれたかわいそうな新潟市の喫茶店、みたいになってしまいましたが…。
期待しているからこそ声を上げてしまうのですよね。
本日も最後までお読みいただきありがとうございます。