ー本記事は2018年5月31日に公開済みですー
今年初の我が家のキャンプは、長野県松本市にある【桜清水オートキャンプ場】に決めました。
毎年5月に行われる松本市の「クラフトフェア」にも行くというスケジュールで出かけてきました、スー(@bacteria_suzu)です。
本日もお越しいただきありがとうございます。
季節も良く、天候にも恵まれ、初長野キャンプは最高の思い出・・・になるはずだったんですが。
もっとよく調べて予約すべきだった…という反省が、サイトに到着早々に頭をよぎりました。
さて、どんなキャンプ場だったのか、これから長野でキャンプ場を探して行く予定のある方の参考になればいいなと思って書いてみます。
「クラフトフェア」についての記事はこちら↓↓↓にまとめています。よかったら覗いてみて下さいね♪
自然豊かで立地が最高の【桜清水オートキャンプ場】
【桜清水オートキャンプ場】は松本市街中心部から車で20分もあれば着いてしまう、とても便利な場所にあります。
- 温泉が敷地内にある
- 山道に入る前に寄れるスーパーがある
- 白樺がたくさんで雰囲気もバッチリ
- 全てのサイトに電源あり
- トイレ・炊事場は2箇所設置
- クラフトフェアの会場まで近い
と、これまで訪れたどのキャンプ場より充実しているなと思ったので、4月早々に予約しました。
クラフトフェアが行われる「あがたの森公園」にも20分ほどで移動できるので、2日目の朝早くに撤収して向かえば、混む前にのんびりできる!そんな前向きプランでウキウキしていました。
街から、美ヶ原高原方面へ向かい、途中から山道を入っていきます。
すると、明らかにマイナスイオンゾーンに突入し雰囲気が変わります。
山道とはそういうものですね。ひんやりとした空気に包まれて、土と緑の匂いに癒されます。
野草が所々に見えて「摘みたいねー!」と娘たちとハイトーンで叫んでいました。
まさか、自然の脅威をまざまざと見せ付けられることになるとは、この時には想像していませんでした…。
いや、そんな大層な悲劇があった訳じゃないんですが、いくつかの予想外の事例のダメージが思いのほか大きかったので…。
行く手を阻む急勾配の坂道!
ここは私じゃなく、旦那が運転していたので実感はレポート出来ませんが、とにかく我が家のアルファード、ずーーっとlowで進んでいました。それでもヒーコラいうてました。
だいたいですが、角度にして10度はありそうな感覚です。多分そこまではないんでしょうけどね。
それくらいヒーコラいうてました。
しかも、受付からキャンプサイトまでがまあまあの道のりでドンドン急になっていく感じですね。
途中に温泉「せせらぎの湯」があったり、お蕎麦が食べられる茶屋があったりしました。
ようやくサイトが見えると、さらにもう1、2度急になる感じがして、ブレーキから足を外すと下る下る!
そこは、棚田形状に並んだサイトが、道を挟んで両側にあります。
おばあちゃん家の裏山に来たような親近感!
一番下の区画に、1組がタープを張っていただけであとはガラガラ。
午後2時になっていましたが、なんだか今日は多くない予感。
せっかくなんで上の方にある炊事場の近くに決め、駐車しました。
「もう車出したくない」と低いトーンでしっかりと呟いた旦那。
この後、どっと疲れて温泉まで車で行くしかない雰囲気になり1回、
買ったワインがコルクだったことに気づき、泣く泣く受付でコルク抜きを借りれるかどうか聞きに行くのに1回、
合計2往復、急勾配をアルファードで往復してくれました……。
虫虫虫の虫の国へようこそ
誤解のないように始めに言っておきますが、陽が落ちるまでの間だけの王国なので、夕方暗くなってからや、もう少し涼しい時期に訪れれば、虫の国は存在しないかも知れません。
とにかく虫が多い!
私たちもこんなに早くキャンプ場に着いたことがなかったので、日中の虫王国がこんなにフリーダムだとは予想だにしていませんでした。
不幸中の幸い?は、虫の種類。「蚊」がいなかったことです。もちろんアブさんもいませんでした。
ハエ
ハエ
ハエ
ハエの国。
蛾も少し。
私はそんなに気にせず動けたけど、やはり娘たちはキャーキャー言うてました。
多さがね。そして何にでもたかるからね。
そんなレビューありました?ありましたねー。帰ってからちょっと調べたらありました。
ただ、全体的な評価がいいのは変わらずで、虫くらい野外なんやから当たり前、と思っている人も多いのかもしれませんね。
ハチもいませんでした。なので、直接的な被害はなかったですが、やはり気分の良いものではありません。
「虫がいない場所の方が気持ち悪い」と言う旦那の意見も頷けますが、寝食をするところに大量にいるとゾワゾワしますね。
女子には重要!トイレ事情はいかほど?
ここが抜けていたのは最大のミスでした。
いつもは予約担当の旦那が気を利かせて「うちは女子が多いからトイレは水栓を選ぼう」と意識してくれています。
今回予約した女子の私、トイレが水洗かどうかノーチェック!
はい、ノット水洗。
水洗じゃないキャンプ場でもいんですよ。しゃがんでするのも苦じゃないし、ニオイくらい我慢出来ます。
ただ、ここのトイレ、
使ったペーパーを、しゃがんだらもろ目線のところにある、フタなしゴミ箱に捨てるシステム……。
プラス、虫が一緒に入ってくれます。
いかがですか?
自然ならではですね。
これは良い体験ができました。
さらにさらに、この炊事場兼トイレスペースの脇にもサイト区画があって、
まさかこんなに空いてる日に、わざわざトイレの目の前にテント張る人はいないだろうと思っていたら、
いたんです!
しかもグループで来ていたキャンパーが、デーンとトイレ前に陣取っちゃいました。
こんな仕打ちありますか?よそのテントに尻向けて用をたす仕打ち・・・。
トイレに行くたびに気を使うキャンプ……。
混んでいるならまだしも、この日は私たちと、一番下にいた1組以外いなかったんですよ。
そこに遅めに来てまさかのトイレ前…。小さい子いたししょうがないか。
後に子供同士で一緒に遊んだりして仲良くなってしまい、さらにトイレに行くのに気を使う始末…。
夜の寒さは真夏でもダウンが必要?
標高が結構あるので、寒暖の差が激しいです。
盆地なので日中の街中は新潟よりもかなり暑く、夏日のようでした。
山に入ると多少はマシになりますが、午後2時という一番日差しがきつい時にテント設営やら荷物降ろしやらをしていたので、半袖でも暑いくらいでした。
その後、前述した通り車で温泉へ行き、ゆったりと体を癒してから夕飯に。
陽が落ちてき始めたら、やや涼しくなってきました。
それでも、炭を炊いたりお酒を飲んだりしているうちはまだ大丈夫でしたが、あたりが真っ暗になって来たら一気に寒くなってくるんです。
ニットの厚手の上着を着てちょうど良いくらいでした。
また、片付けて洗い物をしようと思っても、湧き水を引いてる水道が冷たいのなんの!
ゴム手袋があった方がいいですね。
ここまでは覚悟していた範疇でしたが、夜9時に寝床に入って寝始めたら、また一段と寒さが増したような気がしました。
シュラフに毛布をかけてもまだ寒い!
もうひと準備が必要でしたね。
冬用の掛け布団かダウンジャケットくらいあっても良かったです。
朝方は、季節がら日の出は早いんですが、寒さは冬並みです。完全な避暑地。
とにかく暖をとるために炭をおこし、湯を沸かし、体を動かすなどしないと、じっとしていると寒いです。
それもほんの2〜3時間だけなんですけどね。太陽が登るに従って、暑くなるのも早いです。
そして、再び恐怖のムシ王国復活!
そんな朝の寒さのおかげで、全く予定通り動けず、9時にはクラフトフェアに着くくらいのイメージでしたが、結局テントをたたんでいる時点で9時半でした…。
棚田状の区画サイトが意外と狭い
思ったより区画が細長い造りになっていて、入口に車を停めたら、サイドは人1人通るのがやっとでした。
奥行きも、テントとタープを設営したら一杯一杯でしたね。
棚田になっているので、隣のサイトとはズレが生じていてプライバシーは確保されやすいですが、物を落としてしまったらちょっと大変ですね。
この日はうちサイドにテントを張っている人がいなかったので気になりませんでしたが、我が家のタープはヘキサタイプなので、支柱を設置するのにもう少しスペースに余裕があった方がいいかなと思いました。
旦那さん、やや苦労しておられました。
なんか“悪いとこ探し”しているようで申し訳ないんですが、ありのままをお伝えしたいので、敢えていろいろ言っちゃいますね。
地面、石だらけですよー。
こちらのキャンプ場の住所をここでもう一度おさらいです。
【長野県松本市入山辺美ヶ原石切場】
石切場ー!!なるほどー。
思わず旦那と感心してしまうほど、石が多くてペグが入りづらそうでした。
そんな時はこんなペグ↓↓↓が役にたつかも!?
【桜清水オートキャンプ場】こんなところがオススメ!
今さら?って思われました?
はい、今さらですが、良いところもありましたよ。
率直な感想はたっぷり先述したんですが、それでもやっぱりまた(別のところで…)キャンプしたいという思いは変わりません。
美ヶ原高原までのトレッキングコースがある
とにかく設備が充実していました。
広い敷地内に、
- 大小たくさんのコテージがある
- 釣り堀があって、岩魚を釣って食べられる
- 広くて椅子やテーブルが充実しているバーベキューハウスがある
- 売店・レンタルの品揃えも豊富
- イベント広場に舞台もある
- 宿泊客以外も訪れるという、人気のそば茶屋がある
- 温泉がある
- テニスコートがある
などなど、団体やグループで来ても楽しそうですね。
その中でも私が気になったのは、敷地の一番上に位置するオートキャンプ場の脇から、美ヶ原高原に続くトレッキングコースがあるということです。
実際、私たちがキャンプをしている脇を、何組かの登山客が登山したり下山したりしていました。
だいたい2時間くらいかけて行くみたいですが、いまは季節がら新緑や高山植物が綺麗でしょうね。
スタッフの方の対応がとても良い
受付での事務的な説明時から、何かあった時の応急処置まで、とても親切に対応してくださってなんとか心が折れるのを免れました。
これでスタッフの対応がイマイチだったら…、悲しすぎますよね。
どこのサイトのレビューを見ても、ほとんど同じように対応が良い内容なので、おそらく当たり外れがある訳でもなさそうです。
ただ、管理棟が遠い!
親切なスタッフの方に何かを訪ねるのに、車で行くのは面倒ですね。
もちろん電話や歩いて行くという方法もありますが、電話、電波が…。
何か気になることがあれば、最初の受付時にいろいろと聞いておいて下さいね。
言うまでもないですが自然が豊か
野鳥の声が賑やかで、新緑も白樺も美しく、空気は爽やかでした。
現代のような、便利だけどせわしない生活をしている私たちにとっては、何よりの癒しです。
これは何物にも代えがたい宝物ですね。
もちろん水もきれいでしょう。
湧き水を自家で引いているので、基本的に飲めませんとおっしゃっていましたが、砂やゴミを濾して使えば大丈夫です。
そして結論はこんなオチ
このレベルのキャンプ場で3000円オーバーは正直高い!と思いました。
私たちもそんなにキャンプ経験がある方ではないので、偉そうなことは言えませんが、もう少し割りに合った価格だと納得もできます。
なぜこんなことになっているのか?
おそらくその答えは…、
ここはコテージ中心の運営だから
という事だと思うんです。
明らかにコテージ側に施設が固まっているし、テントサイトはそこから外れています。
これだけの施設を運営してくのにはそれなりのお金が必要なのではないでしょうか。
まさかその分を上乗せされているとは思いませんが、コテージの管理と同様にもう少しキャンプ場も手入れしていただくと、もっともっと良いキャンプ場になると思いました。
本日も長くなりましたが、最後までお読みいただきありがとうございます。