ー本記事は2019年8月9日に公開済みですー
先日、野暮用で新潟の阿賀野市まで足を運んだのですが、その道中でひときわ目を引く看板がありました。
【snow peak glamping swanlake ikarashitei garden】
真っ黒い板に真っ白い文字。
古き良き豪農の屋敷を改装したレストラン。
この2つのドッキングとは、なにやらそそられますね〜。スー(@bacteria_suzu)です。
本日もお越しいただきありがとうございます。
ちょっと覗いてきたので、その感想をまとめたいと思います。
我が家はキャンプが好きなのでグランピングもコテージ宿泊もしないのですが、
キャンプと高級リゾートホテルの間といえるこの「グランピング」は新潟旅行を考えている方々におすすめです。
キャンプ場では味わえないことがここに
こんなとこにグランピング?
という印象を抱いてしまう場所に、この施設がオープンしていました。
新潟市から車で40分近くはかかるであろう、五頭連峰の裾野です。
広大な土地に点々と点在する豪華なテント、ではなく、
明治・大正時代の豪農の大邸宅という新潟でも有名な観光地の脇に、わりとこじんまりとした別棟が出来上がっていたのです。
そして、暖簾をくぐれば「あれ?黒い箱が・・・」
豪農の広大な庭園を散策できる
ちょっと地図で見てみましょう。
出典:新潟阿賀野リゾート
こちらには『五十嵐邸ガーデン』という、かつての豪農の屋敷を含む広大な土地があり、その屋敷を結婚式場兼レストランとして解放されています。
2500坪にも及ぶ日本庭園での写真撮影はとても素敵な仕上がりでしょうね。
観光バスがよく停まっているし、結婚式もできるので、新潟では知らない人はいないのではないでしょうか。
風情があって、とても趣のある敷地なので、日常を忘れてゆったりとまわっていると、時間さえも忘れて心がほぐれるのではないでしょうか。
新潟の豪農屋敷を公開していることころは他にもあり、私も訪れたことがありますが、全然退屈しないですよ。
昔の人々の暮らしを肌で感じることができるし、いまでは貴重なつくりの建物や道具、豪華な日本庭園、それらを鑑賞して心が落ち着くのを感じると、
「ああ、私ってやっぱり日本人なんやなぁ」
としみじみ実感します。
隈研吾氏との共同開発黒い【住箱】での宿泊
先ほどの五十嵐邸ガーデンの広い庭園を抜けた先に、小道に出る小さな門があり、その小道を挟んで向かい側に黒い暖簾がありました。
この別棟が【snow peak glamping swanlake ikarashitei garden】です。
スノーピーク初の「和」を意識したグランピング施設です。
砂利から始まりますからね、たしかに「和」です。
もともと、スノピの本社である【Headquarters】にも設営されている、隈研吾氏との共同開発であるモバイルハウス『住箱-JYUBAKO-』が、真っ黒にお色直しして、この敷地内に5つ点在しています。
この黒さが、より「和」を感じさせるし、五十嵐邸ガーデンとのいい調和を生み出していると思いました。
無垢の木目だとナチュラルテイストになってしまいますが、日本の武士道や鎧兜に通じるようなキリッとした「黒」は、砂利や草や土や木といった自然の風景とほどよい対比となり、それがまた高級感を醸し出しているのではないでしょうか。
キャンプ場とは違う、「おもてなし」という贅沢さもね。
会席料理とクラフトビール
グランピングの特徴として、“キャンプをしない”ということがあります。
野外活動はしないんです。
でも、野外を感じながら食べたり飲んだり寝たりする、それがグランピングだと私は認識しています。
施設コンセプトによっては、料理は好きなように自炊できるところもありますが、こちらのグランピングはなんと「会席料理」を味わうことができるのです。
これはやはり、五十嵐邸ガーデンならではの計らいですよね。
さらに、同じ敷地内に『スワンレイクビール』というクラフトビールの工場兼販売所があり、そちらのビールがなんと飲み放題(ディナータイム除く)というヨダレ企画もあります。
会席はちょっと…という方には、BBQを堪能できるコースもありますよ。
詳しくは公式予約サイト↓↓↓で確認してくださいね。
新潟ならではといえば、朝食には「ヤスダヨーグルト」が付いてくるという噂も…。
リゾートホテルでは味わえない付加価値がここに
観光するところが少ない・・・。
新潟あるあるですよね…。
それを埋めることができるほどの美味しいものはたくさんあるのですが、いかんせん観光するところがない…。
食べること以外で新潟旅行を満喫したい方は、ぜひこの阿賀野市にあるリゾートを訪れてみてください。
普通のリゾート地とはちょっと違った楽しみ方ができるかもしれませんよ。
自然と直結した和テイスト宿泊棟
新潟に観光に来て、どこかに泊まるとしたらどこがいいか。
温泉宿はたくさんあって、泉質も自慢できるものが多いのですが、そういうところって「温泉しかない・・・」というオチになりがちです。
それもいいんですが、それだけでは物足りない場合もありますよね。
また、ちょっと奮発していい宿をとったとしても、だいたい想像の域をそう超えることはないでしょう。
しかし、グランピングに詳しくない連れを、何も言わずにこのグランピングに連れて来たら?
それはもう、グググィーンと好感度アップ間違いないのではないでしょうか。
和風の暖簾をくぐったら、
そこは『黒い箱』が建ち並ぶ非日常空間。
だけど、決して奇をてらっただけの宿ではなく、
自然と融合し、過度の装飾を抑えたとてもセンスの光る宿泊施設なのです。
ペット可なところも何気にポイント高いです。
もちろん広々とした優雅な部屋ではないですが、世界の建築家隈研吾氏が作った箱に1泊できるというスペシャリティは格別ですよね。
家具も食器もスノーピーク製品
11平米の箱の中には、ベッドや机、ソファなど、必要最小限の家具が置いてあり、床の延長のようにつながるテラスの先には、アウトドア用のチェアやタープなども設置されています。
宿に泊まりながら、裸足で地面を駆け回ることができる、最高じゃないですか!?
人数制限はありますが子連れでもいいですね。人数オーバーした場合はスノピテントを提供してくださるそうです。
もちろん、全ての家具や小物、食器やファブリックなどはスノーピークブランド使用です。
美人の湯【月岡温泉】日帰り入浴無料
このリゾートを運営する会社のグループ施設である、月岡温泉「割烹の宿 いま井」さんにて、日帰り温泉が無料で利用できるのも嬉しい特典です。
せっかく、月岡と目と鼻の先の地まで来たのだから、これは美肌になって帰りたいですよね。
自分で運転して行くシステムですが、緑濃い田舎道をゆるゆる走るものまた一興です。
月岡温泉は私も行ったことがない、憧れの温泉です。これはぜひ余裕を持ってチェックインを済ませ、ゆっくーり温まっていってくださいね♪
概要とまとめ
【snow peak glamping swanlake ikarashitei garden】
2019年5月オープン。
新潟駅から車で40分、電車の場合「水原駅」からタクシーで10分。
計5室の『住箱-JYUBAKO』
基本プラン・・・1泊2食付き(夕・朝食)日曜平日:15,000円〜
土曜・休前日:20,000円〜
予約はWEBから→snow peak glamping予約フォーム
公式ホームページはこちら→snow peak HP
ふらりとスワンレイクビールのショップに立ち寄ったり、スノーピークの施設を外から伺ったり、意外と気軽に楽しめるところです。
ビールは何度も金賞を受賞しているほどの本格的なクラフトビールです。
ちゃっかり買いましたが、発酵しているのがわかるような風味のビールでしたよ。
阿賀野は水がきれいなところとしても有名なので、ここにビール蔵を作ったのも頷けますね。
こういう静かなところで自然を感じながら過ごし、きれいな空気と水を全身に注入できる、これこそが最高の贅沢かもしれません。
「新潟は観光するところがない」
そんなこと言わずに、こんなとこ行ってみてください♪
本日も最後までお読みいただきありがとうございます。