ー本記事は2019年8月14日に公開済みですー
“わたしは、奈良派”
というわけでもないですが、奈良にはいろんな思い出もあり、とても好きなところです。
今回の奈良旅決定後、ちょうどテレビの「セブンルール」で奈良のとあるかき氷屋さんが特集されました。
これを見た旦那が、何度もこのビデオを私たちに見せてくるので、これはもう絶対行きたいのであろうと覚悟しました。スー(@bacteria_suzu)です。
本日もお越しいただきありがとうございます。
全国放送で夏休み前に紹介されたお店、しかも、そんな拡散がなくても元々行列必至店、5人家族で行って大丈夫??
今回は、ミーハーな私たちがダメもとでアタックした超有名かき氷屋さん『ほうせき箱』さんについて語ってみたいと思います。
「ほうせき箱」って何がすごいの?
連日体温を超える日が続き、屋内の強烈なクーラーとの気温差がどんどん広がるなか、奈良の街中を3歳・6歳・9歳を連れて歩き、さらに行列に並んでまで食べるかき氷・・・、わたしには正直そこまでの魅力を感じられませんでした…。
しかも、ちょっと規格外のお値段…。
うーん、行く??
ぶっちゃけ、奈良入りしてからも「行っても行かんでもどっちでもええなぁ」くらいの気分でした。
しかし、そんなわたしも、奈良の夜の街を歩き、いろんな観光客にまみれていると、
「ああ新潟から奈良に来て子供たちと歩いてるんか、次来れるのはいつやろ…」
なんてことを思ってしまうのです。そして、ついには、
「ほうせき箱、行ってみたいかも」
とさえ思うようになっていました。
やはり、そこには人々を魅了する何かがあるのでしょう。
エスプーマがすごい!
昭和な私には、かき氷に1000円なんて払えない!
という頭が強かったのですが、よく考えてみると、氷の原料がただのそこらへんの水な訳ないんですよね。
もう、それはこだわり尽くされた水を氷にし、さらにその氷の保存温度さえも気を使って作られているのですから、妥当な価格といえるのです。
固定観念で判断していては新しいものに出会えませんね。
さらに、「ほうせき箱」のかき氷は、氷の上に『エスプーマ』というムース状のミルキーな泡が乗っかっていて、その見た目と食感に多くの人がイチコロにされているのです。
かき氷なのに、パフェのような濃厚さがある。
そんな感じですかね。
昭和な練乳とはまったく違いますね…。
フワッフワ氷がすごい!
先ほども触れましたが、ほうせき箱さんの氷へのこだわりはなかなかです。
その結果、こちらのかき氷は、食べ終わるまであの「キーン」がないんです!
使われている氷は、地元奈良市内の日の出製氷さんのもので、72時間かけてじっくり凍らせているそうです。
透明で溶けにくい氷を作るためにはじっくり時間をかけて凍らせることが大事で、そうして作られた氷は、通常マイナス10℃以下で使用するところをマイナス1〜2℃で削っても大丈夫なのです。
ほうせき箱さんのかき氷も、この溶けるか溶けないかギリギリの温度で削られるので、普通より温度が高いのです。
あの「キーン」がないのは、40オーバーにはありがたい・・・。
さらに、氷の温度が低すぎないことで、上に乗せるエスプーマも食感を損なうことなく頂けるという、まさに丁寧な計算を感じられるかき氷なのです。
果物感がすごい!
人気のかき氷屋さんの秘密は、メニューにあると思いませんか?
いくら氷が良質でシロップにこだわっていたとしても、いちごとレモンと抹茶味くらいしかなかったら、並んでまで食べようとは思わないですね。
ほうせき箱さんはシロップだけにとどまらず、様々な工夫を凝らしたメニューが豊富なのです。
中でも旬の果物をたくさん使い、かき氷の中にまで果肉そのものや果実を使った自家製ソースを詰め込んでいるところがワクワクポイントではないでしょうか。
ただし、その時期によってメニューがコロコロ変わるという噂なので、事前にツイッターやインスタ↓↓↓での情報発信をチェックしておきましょう。
超人気店だけど行列がないのはなぜ?
いかがですか?
やはりちょっと食べてみたくなりますよね。
エスプーマにしろ、氷の中に具を詰めるアイデアにしろ、氷自体へのこだわりにしろ、最近ではどれもそれほど珍しい試みではないかもしれません。
しかし、セブンルール見ちゃってますから、旦那が何度も・・・。いやいや、そこちゃう!
あのホイップ感のあるエスプーマとフワフワ氷のコラボが、一体どういう化学反応を起こすのか気になります。
私たちが滞在するホテルから徒歩15分もあれば着く、となると行ってみますよ〜!
整理券がないと食べられない
セブンルールで放映された直後の営業時には、さすがに長蛇の列が発生したようですが、もともと整理券配布制を導入されているので、かき氷が食べられるかどうかわからないのに並ぶ、なんて野暮なことはないです。
整理券さえゲットし、指定の時間に店舗に戻ってきたら、ほぼその時間に確実にかき氷が食べられるんですから、すごいですよね!
いろんな行列必至店で導入すべき制度ですね。
小さな子連れで行列必至店は、まず選択肢から除外ですからね。
朝8時半過ぎにゲットした整理券は11時半の入店
私たちは、朝7時にホテルを出て、近くで朝食をとったあとのんびりと向かいました。
8時半頃(状況により前倒し)から整理券配布、と公言されていますので、余裕こいてました。
お盆前とはいえここは奈良、日本有数の観光地、私たちのように前もって休みを取って奈良入りしている人も大勢いるわけです。
平日の8時半到着の時点で、11時半以降の整理券しかありませんでした・・・。
とはいえ、おそらくこの分だと整理券配布開始前からかなりの方が並ばれていたのではないでしょうか。
その方たちが去ったあとだったので、私たちは一切並ばずゲットできました。
何はともあれ、行列ができていたら諦めようと言っていた私たちは、無事にほうせき箱のかき氷を確実に食べることが約束されたのです。
店内ではゆったり過ごせて最高!
整理券さえゲットすれば、あとは奈良観光などで時間を潰すだけですね。
指定時間の10分前には店舗に戻り、早ければいいタイミングで入店できたりもするかもしれません。
くれぐれも遅れないようにしてくださいね。せっかくの整理券が無効になってしまいますので。
子連れの方は、図書館で過ごされるのはいかがでしょう。
ほうせき箱さんから10分ほどのところ↑↑↑に中央図書館がありましたよ。
我が家の3姉妹も、さすがに3時間という長尺を炎天下で過ごすことは無理なので、鹿と戯れたあとは、猿沢池のすぐそばの図書館で読書タイムです。
気づけば私は夢のなか・・・。
いよいよ11時!
11時15分にお店に戻ったら、ちょうど席に空きがあったので、ややフライングで入店させて頂きました!
店内はカウンターしかないのかと思ったら、奥の方にテーブルが3つありました。そのうちのひとつは10席近く椅子がある大テーブルなので、相席しながらですがゆったり座れます。
ひとりでも入りやすいし、家族連れでも遠慮なく利用できますね。
受付時に注文して、席についたら割とすぐに運ばれてきましたよ。
メニューは、子供に選ばせたので、ちょっと残念な節もありましたが・・・、
それでも、とても素敵なかき氷が数分で目の前から消えていくほど、美味しかったのはいうまでもありません…。
概要とまとめ
ほうせき箱:〒630-8222奈良市餅飯殿町47
営業時間:10:00〜19:00 (12:00〜13:00クローズ)
火水金は17:30ラストオーダー
整理券配布:8:30頃〜無くなり次第終了
1人6枚まで(8/1〜/15は3枚)
定休日:木曜
電話番号:0742-93-4260
約束事:ワンオーダー制(ただし、小さい子供のシェアはOK)
公式インスタグラム:housekibaco
私がどうしても食べたかった、ミルクホイップエスプーマがふんわり乗ったかき氷はお預けでしたが、子供も旦那もとても喜んでいたのでよかったです。
リトマス試験紙かき氷を見たら、そら子供は頼むでしょう・・・。
でもこれでもかとフルーツがたっぷりで、疲れた体にしみました。
エスプーマはヨーグルトバージョンもあるんですね。これもさっぱりでキウイとパインにマッチしていて良かったです。
ハイビスカスティーと岡山の桃は、食べたことのない味で、これはここにしかないものでしたね。
冷房を抑えた店内で、最後の1滴まで飲み干しても全然くどくないかき氷。
かき氷の概念、子供たちの脳裏にはこれが刻まれるのかな・・・。
奈良入りの際には、ぜひ一度こちらのほうせき箱さんを訪れてみてください。
本日も最後までお読みいただきありがとうございます。