ー本記事は2019年6月25日に公開済みですー
梅干し、梅酒、梅シロップ、このあたりは毎年ちゃんと仕込む方も多いでしょう。
では、梅ジャムは?
意外と見落としがちな梅仕事かもしれませんね。スー(@bacteria_suzu)です。
本日もお越しいただきありがとうございます。
私もあまり興味がなかった梅ジャムですが、
「梅ジャムめちゃくちゃ美味しいよ」
という情報を、信頼できる友人から聞いて以来スルーできなくなり、ついに実践したのです。
そして、やっぱり
「梅ジャムめちゃくちゃ美味しい!」
のです。
そんな美味しい梅ジャムですが、美味しいだけじゃありません。
今回は、
★ 熱した梅にしかない成分【ムメフラール】の効能
あまり知られていないこの2点について、掘り下げてみたいと思います。
味良し効能良し、あなたもそんな梅ジャムを作りたくなるはずです!
ちなみに、梅ジャムの詳しい作り方はこちらの記事↓↓↓にまとめています。ご参考にどうぞ〜♪
梅ジャムって効能があるの?
梅の効能は多々あり、私たちにとって大変有益なものばかりであるのはわかるのですが、梅ジャムに対する私の素朴な疑問として、
というものがありました。
みなさんはいかがでしょうか。
ジャムって効能が薄れている気がしてしまうのは、私だけでしょうか。
ちょっとそのあたりを探ってみましょう。
旧石器時代にも果物を煮詰めていた!?
ジャムの起源って、十字軍が遠征から持ち帰った砂糖のおかげでジャムが生まれた、という説が有力のような気がしますが、
実は、今から1万年〜1万5000年前の旧石器時代の人類が、すでに土器を使って果物を蜂蜜で煮ていたというのです。
人類最古の保存食かもしれませんね。
参考:農畜産業復興機構
トロトロに煮詰めた甘〜い果実の美味しさに、石器時代に生きる人類の祖先もうっとりしたのでしょうか。
調理なんてほぼしなかったであろう時代に、土器で果物を煮詰めるというのはちょっと無理があるような気もしますが・・・、
本当だとしたら、その当時の人類が本能的に果物を加熱した際の効能を理解していたともいえる気がします。
梅を煮詰めないと得られない成分とは?
では、
はいあります。
梅酒や梅シロップ、梅干しにさえ含まれない成分が、加熱した梅には含まれているそうです。
梅を加熱したときに、梅に含まれる糖とクエン酸が結合してその成分が生まれます。
【ムメフラール】という成分です。
梅ジャムは確かに梅を煮詰めていきますね。
しかし、このムメフラールの影響をどれほど受けられるのかは不明です。
食べる量もしれているでしょうし。
しかし、この成分の効果は知りたいですよね。
ではそのへんもまとめていきましょう。
【ムメフラール】の効果効能は?
一説によると、
梅ジャムも「梅を煮詰める」と言えばそうですが、
- 青梅ではない完熟梅の場合はどうなのか
- 煮詰める時間に条件があるのか
などが気になるところですね。
ムメフラールは火を通した梅に含まれている成分
昔の人はつくづく、なんて智慧者だったのだろうと思いますね。
- 梅ジャム
- 梅干し茶
- 梅肉エキス
- 焼き梅干し
- 梅の煮付け
これら、梅を加熱したものに、ムメフラールは含まれているそうです。
特に体が弱っているときや、免疫力を上げたいときに口にするものばかりですよね。
ということは、その効能にかなり期待が持てませんか?
ムメフラールの血流改善効果
ムメフラールは血液の流れを改善し、血栓の形成を予防してくれるのです。
怪我をしたときなどには、血小板が血液を固めてくれるおかげで止血作用が働くのですが、正常な血管内で血小板が固まると血栓となります。
血栓は脳梗塞や心筋梗塞の原因にもなりますね。
ムメフラールはそんな血小板の異常凝集を抑える働きがあり、血液をサラサラに保つ効果があるといわれているのです。
ムメフラールは風邪やインフルエンザ予防に効果的
ムメフラールの血流改善効果により、全身に豊富な酸素ときれいな血液が流れる環境を保持できれば、免疫力が自ずと上がってくることでしょう。
風邪の流行る時期や、ちょっと風邪気味かなというときに、梅を加熱した梅ジャムなどを取り入れることでひどい症状になることを避けられるかもしれませんね。
血流は人間の健康維持の基本です。
できればクエン酸効果とダブルで働く梅の過熱食品を取り入れたいですね。
【梅ジャムの効能】まとめ
梅ジャムは、梅仕事のついで・おまけなんて失礼なことを思っていました…。
朝食のヨーグルトやパンなどに添えて、毎日少しずつ摂取することができれば、
かなりムメフラール効果を実感できるのではないでしょうか。
市販のジャムは、シンプルな原材料のみで作られているものを探すのにも苦労します。
今年は、少し多めに梅を用意し、しっかりと砂糖を加えて梅ジャムを作りませんか?
本日も最後までお読みいただきありがとうございます。