先日火傷をしたんです。
スー(@bacteria_suzu)です。
本日もお越しいただきありがとうございます。
仕事にしても家事にしても、毎日のようにキッチンに立ちガス火やオーブンを使って調理をしている人にとって、小さな火傷はそんなに大袈裟な事態ではないかもしれません。
私もちょくちょく腕や指を火傷したりします。
しかし、今回の火傷はそんなちょこっと火傷とは違うレベルでした。
子どもと一緒に唐揚げを作っていた時に、何かが鍋の中で「バチン!!」と弾けて瞬時に油の粒が私の口元から鎖骨めがけて飛び散らかしたのです!
熱い!!
と感じたのも束の間、そのすぐ後に
痕が残ったらヤバい!!
とそっちの方に脳みそが反応したのです。とても早かった!
そして、娘じゃなくてよかったー、と心の底から思いましたね。
今回は、台所で起こり得るそこそこヤバめな火傷に対して、キッチンその周辺にあるものだけで劇的に痕が残らず痛みも軽いままで完治していった私の体験を記事にしていきます。
巷で言われている「火傷は冷やすではなく温める!」とも「火傷にはラベンダー精油!」とも違う方面ですが、癒し効果のとても高いお家ファーマシー実録をぜひご一読くださいませ。
カイラスジーバン(Kailas Jeevan)とは何か

私がこのインドの万能薬を知ったのはSNSを通じて情報収集していた時でした。
アーユルヴェーダの“ア”の字も知らなかった私ですが、意図して情報にアンテナを張っていると、本当にありがたいご縁がつながり有料級の情報がスルスルスル〜と入ってきたもんです。
もちろん有料情報にはさらに隠された秘密が含まれているのでしょうけれど、カイラスジーバンを知ることができるというレベルでも私には十分でした。
日本のオロナイン的ポジション!?
【カイラスジーバン(Kailas Jeevan)】
私は初めて耳にしたとき、かっこいい響きだなと思いました。覚えにくけど…。
古くからある伝統的万能薬というより最先端のファッションのひとつかな?みたいな。それはジーバンがジーパンみたいだからでしょうね(笑)100%それ
そう、これはインドで古くから愛されているアーユルヴェーダ(インド伝統医学)由来の多目的クリームなのです。
火傷、肌荒れ、あせも、虫刺されまで幅広く対応するまさに“万能選手”といえるアイテム。
しかも見た目は白くてほんのりツンとくる香り・・・どこかで見たことあるような・・・。
あ、オロナインや!
最もわかりやすい例えかもしれません。
『日本のオロナイン軟膏』成分はぐっと自然派寄りですけどね。
インドでは一家に一個の自然派常備薬
カイラスジーバンはインドの常備薬的な存在で、台所の隅や洗面台の引き出しに必ず入っているともいわれています。
蚊に刺されても、日焼けしても、ケガや火傷、ニキビにも、とにかくまずこれを塗るのが習慣になっているとのことで、まさに“国民的マルチクリーム”といえますね。
しかも、オロナインと決定的に違う点が!
内服も可能なんです!
- 口内炎
- 胃腸の不調
- 下痢
- 咳
- 嘔吐
- 眼の充血、疲れ
- 睡眠不良
などに、ひと舐めするとよく効くそうです。
ただ、匂いが独特なのでそれを口に入れるのに抵抗がないかといわれれば、私はあります。
カイラスジーバンが火傷に効く成分の秘密

今回自分で発見した気分でいましたが、火傷にカイラスジーバンが効くのは単なる偶然ではないようですね。
カイラスジーバンには、インド伝統医学アーユルヴェーダに基づき、ココナッツオイルやサンダルウッドオイル、カンファーなどの天然成分が絶妙なバランスで配合されています。
これらは炎症を鎮め、患部を清潔に保ちつつ再生を助ける働きがあります。
さらに、それぞれの成分が相互作用し、単体以上の効果を発揮するのも魅力です。
【ココナッツオイル】でしっとり保護
火傷した肌は水分が逃げやすく、乾燥が治りを遅くします。
スキンケアでも定番のココナッツオイルは、ラウリン酸という脂肪酸が豊富で保湿力と抗菌力を併せ持ち、火傷した肌を優しく守ります。
ココナッツオイルには、特にラウリン酸を多く含む脂肪酸が豊富で、抗炎症作用や抗菌作用があります。乾燥や刺激を受けた肌を落ち着かせ潤いを与えることで、感染症のリスクを減らし肌全体の健康を促進します。また、肌表面にバリアを作り水分の蒸発を防ぎ、外部環境から保護する効果もあります。
【沙羅双樹】の強力な抗炎症作用
カイラスジーバンでは、沙羅双樹の力が他の天然成分と調和し、火傷特有のヒリつきや熱感を穏やかにしながら、肌の再生を後押ししてくれます。
沙羅双樹(シャラソウジュ)の樹脂は、古くからインドで「傷の守護者」として重宝されてきました。その最大の特徴は、強い抗炎症作用と自然治癒力の促進です。患部の腫れや赤みを和らげるだけでなく、雑菌の繁殖を抑えて清潔な状態を保つため、火傷や切り傷の回復を早めます。さらに、樹脂の成分が皮膚に薄い保護膜を作り、外部刺激から守る働きもあります。
【サンダルウッドオイル】でクールダウン
カイラスジーバンに含まれるサンダルウッド、和名は「白檀」ですね。
火傷のヒリヒリした痛みに、スッと染み渡る涼しさがあり、炎症を抑え赤みや腫れを和らげます。
サンダルウッド(白檀精油)は、鎮静・冷却作用で知られています。日焼けや発疹などによる肌の赤みや刺激を和らげ、抗菌作用で感染から肌を守ります。心を落ち着け、リラクゼーションを促す香りとしても人気があります。
【ニームエキス】で抗菌&デトックス
ニームオイルは私も持っていて、アトピーにとても効果的だと認識しています。
しかし、とにかく匂いが強烈で…、アトピーの子どもに直接処置するのがとても難しかったです。
インドの「ミラクルツリー」と呼ばれるこのニームは、抗菌・抗真菌作用が強く、火傷の化膿予防にはぴったりですね!
ニームは強力な抗菌・抗真菌・抗炎症作用で有名です。皮膚感染の予防や炎症の軽減、肌の鎮静に役立ちます。解毒作用もあり、不純物を取り除き健康的な肌を促します。
【樟脳】で痛みを緩和
カイラスジーバンには樟脳も含まれています。
樟脳は、古くから痛みを和らげるために使われてきた天然成分です。あの白い四角のペターっと貼るサロン○ス的な匂いの元ですね。
肌に塗ると冷感作用があり、血行を促進して筋肉のこりや関節の痛みを緩和します。
適量を守り、正しく使うことで自然な痛みのケアが可能です。
樟脳は塗布するとひんやりとした清涼感を与え、かゆみや赤み、不快感を和らげます。軽い鎮痛作用があり、痛みや炎症を軽減します。また、防腐作用により軽い感染症の予防にも役立ちます。
私の実体験:火傷にはマグネシウムオイルとカイラスジーバンが効いた!
え!?カイラスジーバンだけの話じゃないの!?
そうですよね、そう思いますよね〜。
実は、カイラスジーバンの前に、火傷して興奮している私が取ったとある行動があったのです。
その初期処置についても含めて今回の実体験を見ていきましょう。
火傷には温かいお湯?ラベンダー精油?否、マグネシウムオイル
アッツ!!
唇や舌って特に熱さを感知しやすい器官でもあるので、揚げ油が弾け飛んだ瞬間の唇はとっても熱かったです。
まずどうするんだっけ??
「冷やす??いや、最近では冷やすより温めるってSNSで叫ばれてたよな」
しかし、この熱い火傷に熱いお湯!?ちょっと無理やわぁ。後で調べたら、体温より温かいかどうかがミソらしいですね。
ということでまずぬるま湯で優しく洗い流しました。
その後もジンジンヒリヒリは止むわけもなく、何か塗る??
「火傷にはラベンダー精油を原液で塗布、だったよね」
えーーー、ちょうど切らしてるやん!
ということで、咄嗟の判断にて、目の前にあった濃縮マグネシウムオイルを塗る!
滲みるけどなんか効きそう、そんな感じでした。
火傷に対し「マグネシウムオイル(クリーム)」が効果的だとする直接的な臨床文献は非常に限られていますが、動物実験(ラットモデル)では、マグネシウムクリームが火傷創傷治癒に効果を示す可能性が報告されています。
お湯より抵抗あるわ、って方もいそうですが普段からにがりを日常的に肌塗布している身、結果よかったなと思います。
しばらくはマグネシウムオイルを朝晩塗布していました。
火傷の数日後からカイラスジーバンで急速に改善
今回の火傷実録、写真を撮っていなかった自分を過去一責めたくなるほど一枚も画像データがございません…。
唇、口角、顎、首筋、鎖骨、に大きいもので直径2〜3センチの火傷が点々とできました。
服を着ていなかったらそれこそもっと大きい火傷もできていたな、というほど服への飛び散りもすごくて、唐揚げ恐るべしとなりました。
お風呂上がりにタオルで擦ってしまって水ぶくれが破れたところもあり、途中からはマグネシウムオイルだけだと蓋ができなくて治りが遅くなりそうに感じました。
そこでふと思いついたのが、インドの万能薬「カイラスジーバン」だったのです。
自家製薬瓶棚の奥でほぼ忘れられていたそのジーバンを思い出した私、すごいな。と悦に入りたいほどです。
匂いが独特だしヌメヌメしているし、食事前とかには絶対塗りたくないような軟膏ですが、ここはしっかり早く治そうと決めたので、朝晩、さらに気づいた時を含め1日数回塗り塗りしていました。
ヒリヒリ感や強い痛み、熱感は、マグネシウムオイルで随分と落ち着いていたのですが、ジーバン開始からは火傷痕が日を追うごとに薄くなっていくのがわかりました。
カイラスジーバンで火傷痕が完治
もうこんな歳だし、いまさら「顔に傷が!」なんてそれほど悲観もしていませんでしたが、それでもここまできれいに痕が残らないのにはびっくりです。
2週間目には、大袈裟な話「そういえば火傷してたよね、私」って忘れているくらいに治っていました。
マグネシウムオイルとカイラスジーバン、肌への作用がピカイチの組み合わせなんじゃないかと、今回の件で実感しました。
マグネシウムオイルによって患部周辺の細胞やコラーゲンの入れ替わりを促進し、カイラスジーバンで蓋をすることによって抗炎症作用、抗菌作用、鎮静作用が滞りなく発揮されたのでしょう。
いやはや、いつだって偶然のように思える出来事こそが求めていた答えを導いてくれるのかもしれませんね。
カイラスジーバンの使い方

まあ、使い方というほどのものが果たして求められるのかどうか不明ではありますが、インド原産の珍しい軟膏を自己流でぺぺっと使用することができる人は稀かもしれません。
とにかく見た目と匂いにまず一回は「ん?」となると思いますので。
しかし、これは口にだって入れられるインド版オロナインでしたよね、難しく考えずまずは軽い症状でお試しくださいませ。
まずは清潔な手で
火傷や肌トラブルに塗る前に、必ず手を石けんで洗いましょう。
せっかくの薬効も、雑菌が混じってしまえば台無しです。
ちょっと多めにがコツ
このカイラスジーバンで患部に蓋を作るというイメージで、やさしくたっぷり塗り、できれば薄いガーゼで覆います。
特に火傷の場合は、直射日光や摩擦を避けることも大切です。
1日数回気づいた時に塗り足す
カイラスジーバンはとてもゆるいペースト状なので、塗ってしばらくすると成分が浸透して皮膚表面が乾いてきます。その都度、思い出したときに塗り足して下さい。
特に、火傷をした後数日間は1日数回頻繁に塗るのがいいです。
化粧品のように薄く伸ばすより“保護膜”を作るイメージです。
カイラスジーバンの入手方法と注意点

カイラスジーバンは、一部コアなインド通の人たちに人気の健康アイテムですが、入手方法が限られているのが現状です。
Amazonさんや楽天さんでポチポチっと気軽に購入しづらいのです。
そうはいっても、もちろん日本でも手に入れることは可能で、実店舗やオンライン購入が一般的です。
ここでは、日本国内での購入方法と選び方のポイントを詳しく紹介します。
日本でも購入可能
インドへ行って実物を手にする、という野望がある方はどうぞレッツフライト!
しかし、今はネット通販で手軽に入手可能。手軽かどうかは人によるところですが、少なくともインドまで行く手間は省けるほうがいいですよね。
Amazonさんや楽天さんで気軽にポチッとはいかないまでも、販売してくれている個人サイトやアジア系アイテムのオンラインショップを探せば出てくるでしょう。

日本国内実店舗の穴場
東京や大阪など大都市圏のインド食材店やスパイスショップで見かけることも。
たまに「アーユルヴェーダコーナー」にひっそり並んでいます。
私が行く東京のスパイスショップにもアーユルヴェーダコーナー、美容に特化した棚があるにはあるのですが、カイラスジーバンを見つけることはできませんでした…。
うん、いや、きっとちょうど売り切れちゃったところだったんでしょう、ね…。
まとめ|台所にマグネシウムオイルとカイラスジーバンを
みなさん百も承知だとは思いますが、**「火傷はスピード勝負」**ということ。
応急措置もそうですが、脳みその回転もスピードアップで閃きをもたらす必要があるのです。
一瞬よぎった「熱いお湯での措置」に感じた違和感も大事だし、毎日のように使っていたからこそ何の躊躇もなく手が伸びたマグネシウムオイルの瓶。まだまだ現役でいける私の脳みそ、ありがとう!
今まではマグネシウムオイルや乳酸菌液に頼り切っていたところがありますが、今回の件で間違いなくジーバンの地位は上がりましたね。
ちなみに我が家では、炊飯時に濃縮マグネシウムオイルを混入しているので、常に調味料置き場に置いてあります。
また、肩こりや筋肉疲労に即効で効くので、料理中の“うっかり火傷”も“立ちっぱなしの腰痛”も、キッチン内で完結できるってわけですね!
万能漢方とミネラルケア。この2つがあれば、台所はまさにファーマシーとして成立するのではないでしょうか。
あなたの暮らしにもぜひ取り入れてみてくださいね。
本日も最後までお読みいただきありがとうございます。