ー本記事は2018年7月11日に公開済みですー
7月27日はスイカの日、だそうです。
今年もそろそろですかね、スイカがお店に並ぶ日々。
スイカを丸ごと買うって特別ですよね?スー(@bacteria_suzu)です。
本日もお越しいただきありがとうございます。
私は地元兵庫県にいるときは、毎年鳥取から軽トラで売りに来ていたおじちゃんが、スイカ解禁の合図でした。
スイカが夏に美味しいのにはそれ相応の理由があるのです。
これを読んで、今日からあなたの家の冷蔵庫にもスポーツドリンクとしてスイカをぎっしり詰め込みませんか?
スイカを丸ごと買う
ここ新潟に住んでいる私たちは、ごく身近にスイカがあります。
市内で毎年行われる【スイカ祭り】もほぼ毎年行っています。だって、スイカの試食大盤振る舞いですから!
日本海に面した新潟市は、スイカ栽培に適している水はけが良い砂地が豊富なのと、海風やある程度の日照時間、などスイカにとって良い条件が揃っているようですよね。
そしていつからか、夏になると何個買ったか分からないくらいスイカを丸ごと買うようになったんです。
スイカの値段は安い時で、大玉(Lサイズ)1個1000円切ります。
安いのか、妥当なのか、高くはないと思うんですが、もう大玉で丸ごと買う以外には考えられません。
妊娠中でお腹がスイカみたいになっていた時でも、特売とあれば一人で行って買ってたなぁ。
新潟には、その他に、南魚沼地方の【八色すいか】というブランドスイカがあります。
シャキシャキとした歯ごたえと甘みが特徴で、よく贈答用などの箱入りが売られています。
そんな高級品じゃなくても、新潟市内で採れてスーパーなどに並ぶ普通のスイカが十分美味しいので、ほぼハズレがありません。
なので丸ごと買いますよ!何回も!
スイカを朝に少しずつ食べると効果的
【朝スイカ】って知ってますか?
全般的にフルーツを食べるなら朝が良いのはよく知られていますが、特に夏の暑い時期には【朝スイカ】が効果的です。
寝苦しい夏には、気付かないうちに結構たくさん寝汗をかいています。
汗には水分だけではなく塩分やカリウムなども含まれていますから、それを【朝スイカ】によって補うことが出来るんです。
さらに、睡眠中に消費したブドウ糖を、血糖値を穏やかに上げながら摂取できるので、身体への負担も軽減できます。
夏の暑い朝、何も食べる気がしない日もあります。そんな時でも水分、塩分、糖分は必ず摂らなければ疲労は溜まる一方です。
少し冷やしたスイカに、本物の塩をたっぷりかけて、朝食べる。
これで夏バテも解消です!
丸ごとスイカは切り刻んで保存
昔はよく冷えた井戸水でスイカを冷やしていました。それが夏の風物詩でしたよね。
丸ごと買ったスイカ、どうしましょ?
まさか丸ごと冷やそうなんて思っていませんよね?
切って冷やしたら汁が出るし、傷みやすそうって思われます?
そんな心配はご無用!
切り刻んで食べやすい一口サイズにしてから、タッパーなどに入れて保存しておけばすぐ食べられて便利です。
全部をそうするのは大変なので、1個を半分にして、その半分はそのままラップをしてナイロン袋に入れて野菜室で保存します。
残りの半分を、切り刻んで保存します。多すぎて入らない場合は食べましょ。
食べる分を踏まえて、朝切り刻みましょ。
こうすれば全然保管場所に困りませんよ。
大体、5人家族の我が家で1週間ちょい保ちます。
シトルリン豊富なスイカの皮は捨てずに使う
【シトルリン】とはスイカに含まれているアミノ酸の一種です。
シトルリンは血管を拡張させて血流を改善してくれます。その他いろんな効果がありますが、後で詳しく述べますね。
そのシトルリンは、赤い果肉と比べて皮には約2倍も含まれているそうです。捨てるなんてもったいないです!
私が実際にやっている、皮の活用方法をご紹介しますね。※まず白い部分だけを残すように、硬い外皮を包丁で切るように削いでおきましょう。
- ぬか漬けにする
- 味噌漬けにする
- 味噌汁の具にする
- 炒める
要は、冬瓜やウリの要領で使えば全然抵抗なく利用できます。
特に味噌汁に入れるのはオススメです。クセがなく食べやすいですよ。
夏こそスイカ!理にかなった効能とは
スイカ、冬に食べたくなります?
ならないですよね?
体って本当に精巧に出来ていますから、欲するものも、季節を感じて旬のものに反応するんだと思います。
夏になぜスイカが美味しいのか、その答えになるような効能がたくさんあるんです。
【スイカに塩】で天然スポーツドリンクの完成
熱中症という症状はなんだか曖昧で良くわからないですが、とにかく最近流行りの夏の一大注意事項と言えます。
昔に比べて、なぜこんなに熱中症が多く発症するようになったのでしょうか?
風がなく蒸し蒸しと暑い、そんな日になりやすい熱中症、屋内だからといってならないわけではありません。
とにかく体の体温調節機能や老廃物排泄機能がうまく働かないと、どこでも誰でも陥る危険があります。
その改善にひと役買うのが、塩とスイカです。
スイカは90%が水分です。
そこに、糖分・カリウム・カルシウム・マグネシウムなどのミネラルも豊富に含まれています。
水を飲むだけでは補えない栄養素も一緒に摂れるんです。
さらに、スイカに塩をかけることによって、甘みが増すというミーハーな理由だけでなく、体から失われた塩分をきちんと補うという重要な効果があるんです。
東洋医学的にいえば、
といったところでしょうか。
熱中症に、スポーツドリンク?
市販のものにはどんな糖分が入っているか想像できますよね。
スイカの果糖とミネラルの方が体に優しいとわかります。
スイカに塩で簡単天然スポーツドリンクの出来上がりです!
夏バテにスイカで素早くエネチャージ
スイカの糖分は果糖とブドウ糖です。
これらはすぐに吸収されてエネルギーに変わるため、食欲がわかない暑い日の朝の栄養補給に最適です。
またミネラルも豊富に含まれていますので、夏バテで食欲が出ないときでも、食べやすくて疲れが取れるのに役立ちます。
夏に出やすい症状にこれだけピンポイントで効果を発揮してくれるスイカ、旬の食物の威力はすごいですね。
【シトルリン】でむくみ改善
海やプールと、夏は露出が増える季節です。
そんなときに足がむくんでいたら…?
スイカはすっきりとした美脚になる助けもしてくれるみたいですよ。
スイカに含まれている【シトルリン】という成分が血管を拡張させる効果があるというのは、前述しましたが、それにより血流が良くなって様々な症状が改善していきます。
- 体内に発生した活性酸素を分解し排泄を促す
- 利尿作用の促進
- 手足のむくみの改善
- 新陳代謝の改善
- 高血圧の予防
- 動脈硬化の予防
むくみのような、血流の悪化で水分が溜まっている状態をスムーズに流してくれるのが、スイカの栄養豊富な水分だと言えますね。
すっきりと引き締まった脚で、堂々と水着を着ることが出来たらかっこいいですよね。
ダイエット・便秘にも有効
スイカは糖分が豊富だからたくさん食べると太りそう?
そんなイメージもあるかもしれません。
でも、実はスイカはあるダイエットプログラムにおいて、「摂取無制限」という位置付けにあるそうです。
スイカの90%が水分でカロリーもかなり低いです。
加えて食物繊維が豊富なので便秘の解消にも繋がります。
大好きでたくさん食べたからといっても、そのほとんどが水分で、しかも排泄機能を高めてくれるというんですから太ることとは無縁ですね。
罪悪感なく甘いものが食べられるという、ダイエッターにとっては夢のような食べ物ではないでしょうか!
美肌・美白効果
スイカにリコピン?
あのトマトの有効成分としておなじみの【リコピン】が、スイカにはトマトより多く含まれているそうです。
リコピンは、シミ・そばかすの原因となる活性酸素を除去する力が強く、脂肪燃焼効果もあります。
また、体内でビタミンAに変換する【βカロテン】も豊富に含みます。
100g中600ug含有という「緑葉色野菜」としての条件を十分満たす、【βカロテン】830ugという豊富さ!
【ビタミンA】はアンチエイジング効果で、新陳代謝を促し肌の老化を予防してくれます。
そして、夏の果物としての役割としてふさわしい、メラニン色素生成の進行を防ぎ美白効果もある【ビタミンC】も多く含まれています。
ビタミンCは肌のハリ・弾力に欠かせないコラーゲン線維の合成にも役立ちますから、スイカを食べて美肌・美白効果、期待できそうですね。
まとめ:今日からあなたもスイカを丸ごと買いましょう!
ただでっかいだけの果物ではなかったですね、スイカ。
あの大きさは農産物としてはちょっと常軌を逸するもので、丸ごと1個買うのも躊躇されるかもしれません。
しかし、夏だけの期間限定でいろんな効能を踏まえると、丸ごと買いで毎日食べる事に大きな意味がありますよね。
我が家は今年いくつ買うんでしょうか。
今のところ、今年初のスイカがとても甘くて大満足です。
やや繊維がしっかりしていて硬めな印象でしたが、その方が食物繊維も豊富そうだし、食べ応えがあって嬉しいです。
この時期になると、新潟に住んでいてよかったな〜と密かに再確認しています。
住まれている地方によってはスイカを丸ごと買いづらいところもあるかもしれないですよね。
そんな時は新潟まで足を伸ばして、観光がてらスイカ祭りにでもお越しくださいな。
南魚沼の「八色スイカ祭り」は7月25日から8月10日までを予定しているみたいです。
本日も最後までお読みいただきありがとうございます。