ー本記事は2019年6月26日に公開済みですー
みなさんの梅仕事もいよいよ佳境に入ってきましたか?
梅干し、梅シロップ、梅酒に梅味噌…。
いろいろ仕込んだけど「まだ梅余っとるよ」という方、
ぜひぜひ、騙されたと思って梅ジャムを作りましょう!スー(@bacteria_suzu)です。
本日もお越しいただきありがとうございます。
知ってますか?梅ジャムの効能。意外な効能があるんですよ。
→【梅ジャムに意外な効能!?加熱しないと得られないムメフラールで血流改善】
以前、ヘルシーで体に良さそうという理由で、みりんだけで作る梅ジャムに手をつけてしまったのです。
はっきりいって、健康志向の私にも受け入れがたいジャム感のなさでした…。
そこで、王道のグラニュー糖で作ってみたら?
なんと!ジャム界の帝王だと断言したいくらい美味しかったのです。
ただ、梅ジャムの作り方はいくつかの点においてこれどっち?どっちがいいの?という選択肢があるのです。
今回は
- 完熟梅or青梅?
- 茹でこぼすか否か?
この2点を解説しながら、簡単な梅ジャムの作り方を画像付きでまとめていきますよ!
梅ジャムの作り方、どっちを選ぶ?
梅ジャムの作り方、実は私もほぼ初めてみたいなもんです。
ネットで調べましたよー。
いろいろと作り方に違いがあって面白いですね。
では、主なパターンを見ていきましょう。
⒈ 梅は青梅or完熟梅?
まず、材料となる梅ですが、これにも様々な選択肢があります。
生の梅はもちろん、梅酒や梅シロップが完成した時に取り出した梅でも作ることができます。
今回は、基本的に買ってきたそのままの生の梅という前提で進めますね。
その上でさらに、
・梅干しと同じ「完熟梅」で作るか
も選べます。
どちらにしても梅の風味は感じられるようですが、完熟梅には青梅にはない利点があります。
- 甘みが多いため砂糖の量を控えられる
- 柔らかいため早く仕上げられる
ということで、私は「完熟梅」を採用です!
⒉ 梅の下処理は茹でこぼすor茹でこぼさない?
一般的なレシピには「梅を水から煮てそこに砂糖を加えてさらに煮詰めていく」とあります。
余計なものは一切不要ですね。
しかし、レシピにはいろんなタイプのものがあります。
- 梅の実を先に刻んでから煮詰める
- 梅の実を茹でこぼしてから種取りをする
- 最後の工程で種とりをする
- 最初に砂糖と梅だけで放置して水分を出す
- 梅を凍らせておく
- 凍らせた梅をレンジでチンしてから作る
などなど、本当に様々なんです。
自分の性格と作り方の好みをふまえ、想像しうる一番美味しそうな作り方ってなんだろう…?
そう考えたとき、私には、
次の工程が頭に入りやすそうなレシピ。
がいいなと思いました。
そのためには、次はこれをこうするためにこの作業が必要、とちゃんと頭で理解して手を動かせるようなものがいいということです。
茹でこぼさずそのまま砂糖と一緒に煮ていくものもありますが、今回はひとつひとつ丁寧に段階を踏みたかったので、
茹でこぼしてから煮ていくレシピ
を探しました。
そして、そのようなレシピがありましたので、それらをいくつか参考にしながら自己流にしたものをまとめていきますね♪
【茹でこぼし方式】完熟梅ジャムの作り方
完熟梅を使ったアク取りのほとんど必要のない作り方、これをやや甘さ控えめレシピでやってみようと思います。
材料
- 完熟梅・・・1kg
- 砂糖・・・梅の40〜60%の量
- 水・・・1〜2カップ
材料は以上です!
ここにブランデーを足したり、塩やスパイスを加えてもいいのかな。
でも梅ジャムは梅だけで相当美味しいです。
手順
ジャムって、生梅を漬け込むだけの梅仕事に比べると手間がかかる印象でしたが、逆に作ったその日に味わえるのはジャムだけですよね。
それに、梅干しに比べたら“へのかっぱ”です!
では早速作っていきましょう♪
① 完熟してちょっと柔らかくなった梅のヘタを取り、さっと水洗いするか、私はどうせ熱湯で茹でこぼすのでそのままお鍋に入れました。
② お鍋に梅を入れて、ひたひたの水(分量外)を加えます。中火で火をつけ、沸騰直前で火を止めます。そのままの状態で冷めるまで放置します。
↑↑↑沸騰直前
③ ある程度冷めて皮が割れてきたら、ザルにあけます。茹で汁はすべて捨てます。
↑↑↑冷めたらこんなにパックリ!
④ 鍋に、ひとつひとつ種を取りながら実を戻していきます。ボールに残った種に分量の水をまわしかけ、残っている実をこそげ取ります。
最後にザルで受けながら水ごと鍋に戻します。
⑤ 半量の砂糖を加え火を付けます。弱火で、ふつふつなるまでかき混ぜながら砂糖を溶かしていきます。
⑥ 残りの砂糖を加え、さらにかき混ぜて砂糖を溶かしきります。だいたい10〜15分くらい煮たら完成!
トロトロになったら頃合いです。あまり煮詰めすぎると冷めたときに固まってしまうので、サラサラに近いトロトロでちょうどいいです。
琥珀色?べっ甲色?なんだか見た目だけで美味しそうなのがわかります!
みりんの時とは大違い…。
私は砂糖の量を50%弱にしたので、結構酸味が強い仕上がりになりました。
でも、とーっても美味しいです!
梅ジャム作りのポイント
作っていて感じた私なりの注意点というかポイントもまとめておきます。
【完熟梅ジャムの美味しい作り方】まとめ
梅ジャム、作って大大大正解でした。
梅の酸味がしっかりと効いているので、ほかの果物で作るジャムをイメージしていたらいい意味で裏切られます。
甘味を控える必要は、もしかしてなかったかもしれないと思うくらい酸味があり爽やかですよ。
それがまた美味しくて暑い夏の冷菓などにちょっと添えるのが楽しみですね。
実をこそげ取った残りの種、どうしたと思います?
捨てずに黒蜜をちょっとかけて出したら、瞬く間に子供たちの胃袋へ・・・。
さらに鍋に残った梅ジャムの最後の最後まで舐めまわしていました…。
それほど美味しいですから、もしまだこれを未経験の方はぜひ今年の梅仕事にひとつに加えてみてくださいね。
我が家もこの年、完熟梅を買い足して再度梅ジャムを作ったくらいですから〜。
本日も最後までお読みいただきありがとうございます。