ー本記事は2019年8月15日に公開済みですー
お酒好きの方は、楽しいお酒の席でつい舞い上がってしまい、数々の赤面エピソードを残してこられたと思います。
それはもう、
「もう辞める!もうお酒なんて飲まへん!」
と自分にも周囲にも宣言してしまいたくなるようなことも・・・、スー(@bacteria_suzu)です。
本日もお越しいただきありがとうございます。
しかし、やはりお酒の席の開放感、気分の高揚感、楽しい濃密トークなどの誘惑に負け、そんな宣言を早々に撤回することになるのがオチです。
あんなに人に迷惑をかけ、気持ち悪くなり、記憶がなくなる恐怖を体験したというのに、お酒の誘惑の強さとは「悪魔」級ですね。
もちろん私も、悪魔にやられたクチですが…。
ただし、同じ失敗はしたくないので対策は考えます。
お酒に飲まれないように、宴の最後まで美味しく楽しく過ごせるにはどうすればいいでしょう。
まずは、王道の、
「飲む前に飲む」
を実行しておきますか?
飲む前の【ウコンの力】は本当に効くの?
ウコンの力、本当によく流行ってますね〜。
もうかれこれ15年も経つそうですね、発売されてから。
その間、いろんな噂が飛び交いましたが、いまだに根強く生き残っていることはすごいと思います。
私は飲んだことがないのですが、なんとなく効果がありそうな気はします。
では、実際のところはどうなのか、詳しく調べてみましたよ。
ウコンの有効成分【クルクミン】
ウコン入りの栄養ドリンクがここまで流行っているのは、「ウコン」という天然の生薬が肝臓に効くという、とても体に良さそうなイメージが先行しているからだと思います。
肝臓に働きかけ、アルコールの分解を助けてくれると聞けば、それは酒好きにはありがたいことこの上ないです。
しかし、この効能は「ウコン」のなかに微量に含まれている【クルクミン】という成分によるのです。
そして、それはウコンからきちんと濃縮抽出された高吸収クルクミンが含まれているものでないと、いくら摂取しても肝臓への影響はないに等しいといえるのです。
実際に、メーカーの臨床実験はマウスでの検証や自社社員を使った信ぴょう性に乏しいものばかりで、クルクミン自体の人体吸収率というのもほとんど明らかになっていないというのです。
効くと思えば効く
1本200円〜500円くらいのものまである、飲む前に飲むドリンクですが、実際の内容物を考えるとその費用対効果は残念ながらひっくーいものだと言わざるを得ないでしょう。
しかし、これが実際に「効いた」という人が少なくないのも事実なのです。
はい、ズバリ、
プラシーボ効果
でしょうね。
この、大々的に宣伝されもはや知らない人はいないくらいの地位を確立したドリンクが成し遂げた大きな功績は、何を隠そう『揺るぎないプラシーボ効果』なのです。
刷り込みの巧さと耳に残るあのフレーズ、そしてなんだか効きそうな生薬の商品名、それだけでもう半分効いているのです。
そして、お酒を飲む直前にこれをクイっと飲んだ時点で、ほぼ効いているのです。
『清涼飲料水』だからジュースと同様!?
だけど、あなたがよく飲んでいる、コンビニで買えるウコンドリンクの表示をよく見てください。
「医薬品」でも「ウコン加工食品」でもなく「清涼飲料水」ではないですか?
原材料の頭に「果糖ブドウ糖液糖」と書いてないですか?
それは、ジュースみたいなもんではないですか?
そこに入っているごく少量のクルクミンが、私たちがこれから飲み放題しようとしている大量のアルコールの分解をどれほど助けてくれるのでしょうね。
私にはとても心もとないです。
もし、どうしても今すぐ肝臓に効くものを買って飲みたいというときは、できればコンビニではなく薬局かドラッグストアで販売されている「医薬品」などのウコン商品をおすすめします。
こちらはウコンの量も多く、クルクミン濃縮商品も購入可能だと思います。
【ヘパリーゼ】も表示確認を忘れずに
ウコンと同様、【ヘパリーゼ】も肝機能を高める効果があるとされています。
主要成分の肝臓水解物が肝臓の血流を上げ、アルコールの分解を助けてくれるそうです。
こちらもまた、人体への影響を示す明確なエビデンスはないのでなんとも言えませんが、豚のレバーを消化酵素で分解し、人体に吸収しやすい形にしている成分だそうなので、素早く肝臓の助っ人として働いてくれるのかもしれません。
ただし、そのドリンクなどに含まれる肝臓水解物の含有量が適量であることは重要なポイントですね。
コンビニで買えるものは、これもプラシーボジュースなのでは?
コンビニでは買えない「医薬品」を試すといいですね。
ウコンやヘパリーゼよりも大事なことがある
飲み会の席での失態をできるだけ避けたい気持ちは、誰にでもあります。
飲まなければいい、それを言っちゃあおしまいなのです。
そんな私たちにとって、「飲む前に飲んでおけば悪酔いも二日酔いもしない!」と言ってくれるものがあると、詳しく調べる前にその甘い言葉を信じてしまうことも無理はないでしょう。
しかし、冷静に考えて、数百円で得られる効果って、たかが知れているのではないでしょうか。
それよりも、まずやらなければならないことが他にいくらでもあるのです。
飲む前に少し食べておく
まずは基本中の基本。
空きっ腹のアルコールを避けましょう。
アルコールはその9割が小腸で吸収されます。
そして、胃は固形物が入ってくると出口がキュッと締まりますが、液体のままだとそのまま腸へ流してしまうのです。
当然胃の中が空っぽの状態でアルコールが入ってきたら、そのまま腸へ直行し、素早く血液中に取り込まれ肝臓に到達してしまいます。
胃の中に食べ物があると胃の出口が締まり、食べ物を消化吸収することに専念します。その状態でお酒を飲んだ場合は、食べ物と一緒に胃の中で長く留まることができるのです。
なので、できるだけ消化吸収に時間のかかるものを、少し胃に入れておくといいですね。
飲み会では最初に乾杯から始まると思うので、その前に
- チーズ
- 油調理したもの
- お肉料理
- ナッツ類
などを胃に仕込んでおきましょう♪
お酒と同量の水を飲む
お酒を飲むなら、それと同じくらいの水を飲むことも大切です。
もちろん水だけじゃなくウーロン茶などでもかまいませんが、そういった水分でアルコール濃度を薄め、さらに脱水症状を避けましょう。
アルコールが肝臓で処理されると発生する「アセトアルデヒド」、これが血液中で濃度を高めることによって二日酔いになりやすくなります。
そこへ水がきちんと供給されると、アセトアルデヒドの濃度が薄まるので、お酒による不快感をかなり抑えられます。
宴会が始まってしまうとなかなか気が回らないかも知れませんが、こういった簡単なケアで楽しくお酒が飲めるのですから、積極的に取り入れたいですね。
自分の限界をきちんと把握しておく
お酒に慣れていない若い時期には多少の失敗は許されるでしょう。
しかし、もう何年もお酒と付き合っているにも関わらず、いくつになってもやらかしてしまうのもまた大人なのです・・・。
自分の肝臓がどれくらいのアルコールなら通常処理できるのか、どれくらいまでなら楽しく飲めるのか、それくらいはだいたいわかるはずなのです。
そこに目をつむらず、きちんと向き合ってこそ楽しいお酒なのです。
アルコール分解機能は個人差があるので一概にはいえませんが、思っているよりかなり低いのは確かなのです。
お酒を飲むとやはり体も頭も多少はふわふわしますよね。その時点で体はサインを発しているのですから、あとはしっかり水分や食べ物を供給しつつ、ペースダウンからのフェードアウトです。
まとめ:お酒を楽しむためにはまず正統なアルコール攻略法を知ること
私がよくやってしまう失敗も、実はお酒の量を極端に間違うというよりは、空きっ腹にアルコールを入れてしまうことが多いのです。
飲み会といえば、たいてい夜ご飯の時間に始まりますよね。
それまで仕事などをしている場合は特に、そのまま会場へ直行してしまうと思います。
そうすると、空きっ腹にビールで乾杯となりますよね。
これは本当によくありません・・・。
なので、そこにほんの10分の余裕を作り、コンビニなどで食べ物を調達して胃に入れておくのです。さらに水もね。
この10分の余裕のロスが、その後とんでもない失態になると頭にしっかり入れておきましょう。
それでも不安な方、ウコンやヘパリーゼに手を伸ばす前に、ぜひこちらの記事を読んでみてください!
めちゃくちゃおすすめの「飲む前に飲むドリンク」をご紹介していますから〜♪
本日も最後までお読みいただきありがとうございます。