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ー本記事は2019年10月1日に公開済みですー
頭皮がやたらかゆい、こういう症状はアトピー性皮膚炎でなくてもありますよね。
余計な皮脂が溜まって炎症が起きていたり、シラミなどの虫関係ね、あとは強いパーマ液や毛染め剤に負けたとか。
もちろん冬になると誰でもちょっとずつ乾燥したり、痒みが出たりします。
7〜8年前、頭皮が強烈に痒かった私は、粉ふきどころか皮がポロポロ剥がれてそのままズルッと剥けるんじゃないかと思うくらいに、大きめの皮がよく落ちていました。スー(@bacteria_suzu)です。
本日もお越しいただきありがとうございます。
さらに、高校生のときも頭皮が痒くて暇さえあれば頭皮を掻いていた時期がありました。当然掻いたところは赤くなったり皮が剥がれたり、ひどいとその部分だけ髪の毛が生えなくなったりしたほどです。
今では、冬になっても乾燥とはほぼ無縁で、暗黒の頭皮ボロボロ時代が嘘のような状態です。
一体なぜ私の頭皮が、他のアトピー部位と全く違った改善を見せたのでしょうか?
それは、本当に顔やそのほかの部位と全く違う改善力なのです。何かがあると思いましたので、私なりにまとめてみたいと思います。
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頭皮に使われるステロイド剤はやや強め?
高校生のときは、体の特定の部分にだけかゆみを伴う症状がありました。
- 顔の一部
- 首
- ひじの内側
- 膝の裏
- 鼠蹊部
- 頭皮
です。
その部分にほんのちょっとですがステロイド剤を塗っていました。まるでよく効く保湿剤のように習慣化していましたね。
しかし、頭皮にはちょっと特殊なステロイド剤が処方されていたのです。
軟膏ではなく液体状のステロイド剤
頭皮というところ自体も、他の肌と比べてちょっと特殊ですよね。
何がって、ズバリ毛量がです。
肌というより、毛です。
しかし、炎症が起きているところはもちろん毛髪ではなく地肌ですよね。
ここをピンポイントで治癒させるためには、毛髪の隙間をぬって確実に薬を地肌に届けることが大事です。
そこで軟膏ではなく、液体状の薬が処方されるのでしょう。
これは、頭皮に限ったことではなく、点眼薬、点鼻薬、点耳薬、虫刺され用の液体ム○なども同じです。
液状のステロイド剤ですね。
液体状のステロイド剤は経皮吸収が早く効き目はバツグン
ステロイド剤のランク、いわゆる強さにもよりますが、軟膏を塗りこむのと、液体を染み込ませるのとではその吸収力の違いはなんとなくわかりますよね。
症状が強烈だった私の頭皮も、この液体ステロイドを塗ったときは、スーッと症状が引いていったのを覚えています。
当時高校生の私は、それがステロイド剤ということなど全く意識せず、
「このスーッとする薬、よく効いてええわ〜」
と感心していました。
おそらく、それほど強いランクのステロイド剤ではなかったのかもしれませんが、効き方がすごかったので驚いたのは確かです。
頭皮に軟膏はちょっと不向きですよね、頭皮には液体ステロイドで速攻治癒!
まではよかったのですが・・・。
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頭皮が再び強烈な痒みに襲われる!
高校生のときの液状ステロイド殺法により、私の頭皮はその後とても健全な状態を維持します。
ところが、第一子出産後、気づけばいつの間にか頭皮に自分の爪を立てて、引っ掻いたりこそげ取ったりしているのです。
まさにデジャヴですよね・・・。
引っ掻いて皮膚がポロポロ落ちてくるのを見ると、ちょっとだけ安心するという異常な精神状態になってしまった私・・・。
どうしたことでしょう?
きっかけはストレス!?
おそらくストレスではないかと思いますね。
自分では家の中で過ごすことが好きだと思っていたし、そのことを苦痛だと感じたこともなかったのですが、それまでの、自分の都合でちょっとした外出も自由にできていたことが当たり前すぎたのでしょう。
赤ちゃんからちょっと目を離すことすらままならなくなるのですから、育児初心者の私にはそれが大きなストレスとなってのしかかったことが想像できますね。
そして、おそらく多くの母親になる女性が、最初の子供を出産したときにこういった気持ちになるのではないかと思います。
そのストレスなどがホルモンに影響しないはずないですよね。
それが私には、頭皮の搔きむしりという行為に繋がったのか、ホルモンバランスの崩れによって頭皮の常在菌バランスも崩れてしまったのか、とにかく毎日のように掻いていました。
ボロボロ頭皮にした処置とは?
ボロボロ頭皮になっていた、とは思うのですが、いかんせん頭皮です。よく見えないのです。
これまた異常行動ですが、散々掻きむしった頭皮を、姿見と手鏡で合わせ鏡をして一生懸命見ようとするのです。
しかし、これがよく見えません。
というか、かなりの皮膚屑が落ちているにもかかわらず、パッと見ではそれがわからないくらい普通に見えるのです。
ときには血が出るほど掻いたりもしていましたが、旦那に見てもらっても、
「うーん、赤くなってるけどなぁ、よく見えんしなぁ」
というふんわりした答えしか返ってきません…。
なので、特に取り急いで何かしらの処置をしたり、病院に行ったりもせず、ただただできるだけ掻かないようにしようと心がけたくらいですね。
このときはまだシャンプーなども普通の市販品を使っていたと思います。
乳酸菌ともまったく無縁でした・・・。
保湿しなかったから
そんなこんなでごまかしながら過ごしていたのですが、その最中に長女のアトピーという現実も突きつけられます。
思うようにいかない現実にも自分なりの考えで向き合い、医者に頼らないことも決め、さらに孤独の中でなんとか出口を探っていました。
そんなときに出会ったのが乳酸菌でした。
もちろん長女のアトピー改善のために取り入れて、家族みんなで実践しながら試行錯誤で歩んでいった乳酸菌生活でしたが、その新しい試みを続けるなかで、気がつけば私の頭皮はまったく痒くなくなったのです。
というか、気にならなくなって頭皮に手が行くことがなくなっていったのですね。
乳酸菌に関しても、お風呂に入るときにはもちろん頭皮にも影響があるでしょうけれど、それくらいです。
あとはまったくの放置でした。
そして、結果、その放置が改善のカギだったのではないかと、今は確信しています。
ひどいアトピー症状が治って、ステロイド剤も使わなくなってはいましたが、それでも頭皮以外で目につく気になるところの乾燥や炎症にはその都度何かしらの保湿剤を施していたのです。
乳酸菌という力を借りながら、私の頭皮は自らよくなろうと働いてくれたのでしょう。
あんなに痒くて痒くて、掻けば皮膚屑がポロポロ落ちていたのに、それがピタッとなくなるのですから不思議ですよね。
保湿剤に頼ることはその時の苦しみからは解放されるかもしれません。
しかし、肌本来の力を信じてみると、案外たくましく復活してくれるものなのではないでしょうか。
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まとめ
当然、頭皮というところは他の皮膚と同じように考えるにはちょっと特殊です。
毛髪に守られていて乾燥しづらいような気もしますし、皮脂がたっぷりですものね。
それでも一旦その地肌が炎症などを起こしてしまうと、痒みや炎症の悪化は他の皮膚と同じように進んでいくし、毛根がやられて髪が生えなくなることもあるのです。
そこにステロイド剤を注入したら、私のように完治したような状態には戻るでしょう。
しかしどうですか?
完治していましたか?
しっかりデジャヴってましたよね。
何が原因か、何がきっかけか、何が効くのか、何が効かないのか、そんなことはわかりません。
だからこそこうやって自分の身に起きたことをいろいろと検証して、考察・解明していくことが大事なのかなと思います。
保湿が全て無駄、ということはないでしょうけれど、実際はやはりそれはフタでありまやかしなのかもしれませんね。
本日も最後までお読みいただきありがとうございます。