ー本記事は2019年8月31日に公開済みですー
何回でも言いますが、アトピー症状に保湿剤は必要ではありません。
できれば皮膚科で処方される軽めの保湿剤や、アトピーの肌に効くと評判の保湿剤などを使わずに治してほしいです。
肌が肌たる仕事をサボらずに遂行してくれるように、肌自体が本来の菌や脂で覆われるようにすることが「完治」なのです。スー(@bacteria_suzu)です。
本日もお越しいただきありがとうございます。
アトピーの治療はシンプルでした。
苦しいけど、シンプルで生涯続けられることほど効果があるし、治りも早いと思うのです。
実際、私も長女も保湿に力を注いでいた時はその労力のわりには、肌が健康にならなかったという体験があります。
保湿剤は優しいけどアトピー完治を遠ざける!?
いい原料で作られていて、無添加・オーガニックと謳われている化粧水、
乾燥してヒリヒリ炎症が起きている肌につけると、スーッとなじんでとても心地よいかもしれません。
私もそういった高級化粧水を何十本と使ってきましたし、月に何万円という浪費をしていたことがあります。
しかし、今は全く化粧水なしで過ごせるようになりました。
それは、保湿剤の優しさを手放して、肌本来の力を取り戻すようにアプローチを変換したからです。
保湿剤依存の肌になる危険性
保湿剤を使い始めた肌は、もう保湿剤なしでは潤えない肌になる危険性があります。
アトピーでも乾燥肌でもない人も、たぶん朝晩の化粧水が欠かせない人は多いのではないでしょうか。
私や娘は結構乾燥肌でアトピーも経験していますが、現在保湿は必要ない肌になりました。
保湿依存からの脱却に成功した、ただそれだけなんですけどね。
肌だって甘えん坊なんです。
肌は本来自分で必要な水分や油分を調整できるし、常在菌という強い味方が雑菌から守ってくれるはずなのに、それらの力を信用しなくなったら、肌は「働かなくていいんだ〜、へー」ときちんと仕事をしなくなるんです。
脂性肌の人は、逆に油分を補った方がいいといわれているのも、そうすることで肌から出る脂が減らせるからですね。それよりも食べ物とか変えたほうがいいと思いますが…。
人間の持つ力、これこそが本物の「治癒力」なのです。
保湿によって肌が雑菌と仲良くなる
保湿剤をつけた肌というのは、肌を中性に保つということをこちらの記事↓↓↓にまとめています。
一見「中性」って、なんか良さそうに思いますよね。
しかし、中性からアルカリに向かうとそれは雑菌たちが好む環境になるのです。
保湿剤で水分・油分を補うほど、肌は知らず知らずのうちに雑菌を寄せ付けているかもしれません。
肌の精鋭部隊である常在菌は弱酸性です。中性に傾いた肌の上では苦しくてどんどんいなくなってしまいます。
すると、そこに住み着いた雑菌などが肌を傷つけ炎症を起こし、それがどんどん広がってしまうのです。
思い切って保湿剤をやめてみませんか?
ステロイド剤はやめられたけど、保湿剤はやめられない。
そんな肌になりたいですか?
それ以外の方法がわからないから、今まではそうだったかもしれません。
でも、大丈夫。
保湿剤をやめるという「勇気」さえあれば、保湿剤を手放すことができます。
皮脂腺が人より細いとか、皮脂が出にくい体質とか、そういう要因もあると思います。
しかし、どんな保湿剤よりも自分の肌が頑張って出してくれる水分や脂の方が、信用できると思いませんか?愛おしくないですか?
これまで散々化粧水を使ってきた私が言っているので、わりと説得力があると思うのですが、いかがでしょうか?
自分の皮脂は自分で守る!
脱ステの症状で肌がただれてしまっている状態の方は、とにかく感染が心配です。
肌の表面の皮も皮脂もなく、ただ炎症が起きているというのは、怪我をしている傷口と同じと考えた方がいいかもしれません。
怪我をしたら肌から膿が出て、それが固まって傷口をふさぐかさぶたになりますよね。
滲出液を出しているということは肌はきちんとその働きをこなそうとしているのです。全然追いつかないでしょうけれど…。
滲出液を出して外の雑菌に感染しないようにバリヤを張ろうと頑張っているのです。
それがうまくカサブタになれば回復も早いのですが、カサブタになる前にどんどん滲出液が出て止まらず、炎症の嵐なのです。
この状態は、使用したステロイド剤の強さと期間によって人それぞれでしょうけれど、皮膚やら皮脂やらがないといっても過言ではないので、肌が乾燥してくるまでは辛抱です。
そして、やっと肌が乾燥してきたら、実はそれ、チャンスなのです!
乾燥で皮がむけるのは正常な排泄
肌が乾燥して皮がむけるような状態というのは、実はちゃんと肌が老廃物を排泄しているということなのです。
普通はそれが「皮がむける」という症状ではなく、細胞がきちんとした周期でターンオーバーして生まれ変わるのです。
そういうサイクルがやや狂っているので、肌の表面からうまく排泄すべき角質を自然に落とせず、皮がむけるという荒っぽい反応になってしまうのです。
ポロポロむける皮、それは肌が元に戻ろうとしている証拠なのです。
保湿剤をやめるだけではダメ!
では、保湿剤をやめてもなかなか続かない、良くならないという人へ。
保湿剤はやめたけど、塩素の入ったお湯を使って石鹸で洗ったり、洗顔料を使ったり、シャンプーやリンスを使ったり、合成洗剤を使ったりしていませんか?
そういうもので大切な皮脂や必要な角質をせっせと落としてしまっているのです。
肌から出る老廃物や角質は自然に落ちてくれますし、洗浄剤を使ってしまうと、せっかく肌が弱酸性になっているのに、中性からアルカリに近づけてしまうことになります。
これでは保湿剤をやめてもあまり効果が出ないでしょうね。
肌を洗浄するという習慣を見直す
「肌を洗浄する」という常識・習慣を見直す勇気、これもまた必要かもしれません。
肌はそのままでキレイです。
ばい菌が入らないように常在菌が守ってくれているのです。
そしていい周期でその肌を常に新鮮な細胞に再生してくれているのです。
すごいですよね。
人間はそのままでちゃんと機能するように創られているんです。
そのことを今一度確認したければ、いろんなものをやめてみることをおすすめします。
ただし、現代社会には昔にはない多大な「社会毒」「環境毒」がはびこっています。
それを判断して避けることも必要ですね。
炎症を起こしているところには酸性水で対処
現在、私は化粧水を使っていません。
メイクをした時は、精油とひまし油で作ったオイルでポイントを落として、石鹸で洗います。
そしてそのあとは乳酸菌風呂に入っておしまい!
たまに肌のバランスを崩した時は、乳酸菌納豆水液でシュッシュとやります。
強酸性の善玉菌群を使うのです。
そうすると、炎症を起こしている時は結構しみますが、その後のおさまりはとても効果があります。
繰り返すことで自然に肌がターンオーバーできるようになるので、落ち着いたらまた何もつけないでも大丈夫です。
これは買わなくても身近な材料で作ることができるので経済的ですね。
まとめ
アトピーになると人間的な成長や変化を体験できます。
それは、こういったいろんな「常識」や「習慣」を見直すきっかけを得ることができるからです。
恵まれ過ぎるとそんな苦労なしで生きていけます。
しかし苦悩を味わって、さらにそこから自力で這い上がった人というのは、同じ境遇の人を助けることができるという最大の幸福を得ることができるのです。
アトピーってなんなんでしょうね。
もちろん原因があっての結果(アトピー)なのですが、そこからの学びを人生に生かすことができるのは、もしかしたら幸運なことなのかもしれませんね。
本日も最後までお読みいただきありがとうございます。