ー本記事は2019年7月6日に公開済みですー
お酒、タバコ、カフェイン、砂糖、小麦粉・・・。
いろんな誘惑がありますね。
過去にはタバコを辞めようとして、大変苦労した経験があります。
それ以外はなかなか辞めるきっかけがなく今でも嗜んでおります、スー(@bacteria_suzu)です。
本日もお越しいただきありがとうございます。
ただ、カフェインについては、ただいまコーヒーゆる断ち続行中です。
そろそろ1ヶ月が経とうとしていますが、その間何杯かは飲みました。
そしてやめた時からずーっと頭痛に悩まされていましたが、それがようやく落ち着いてきたのです。
カフェインって本当に体でいろんな作用をもたらしていたんだなと、実感しました。
結果には原因があります。
カフェインをやめた時にいろんな離脱症状が出るのは、なぜなんでしょう?
ちょっと気になったのでそのメカニズムを探ってみました。
カフェイン断ちによる離脱症状のメカニズムとは
コーヒーを飲むとなぜ眠気が弱まるのか、その覚醒作用についてはつい最近まではっきりと解明されていなかったといいます。
それが、近年の様々な実験や研究によって、ある具体的な成分の働きから、確かにコーヒーなどに含まれているカフェインが、人を眠気から遠ざける作用をしていることがわかったのです。
カフェインで起こる覚醒効果が秀逸
人が日中に起きて活動するとき、脳の神経は興奮状態にあるといえます。
そして、神経が興奮していると「アデノシン」という物質が分泌されます。
神経のシステムという優秀な機能は、受容体を通じてアデノシンのレベルを監視しているのです。
脳や脊髄でアデノシンが一定レベルに達すると、眠気を促すという仕組みになっています。
カフェインは、このアデノシンとそっくりの作用をするというのです。
アデノシンの受容体は、この2つが似ていることから、本来くっつくべきはずのアデノシンではなくカフェインの方とくっついてしまうのです。
そうなると、本家のアデノシンは受容体に収まらずにどんどん分泌され、眠りを促す指令もうまく働かなくなるというわけですね。
カフェインの定期的摂取で耐性ができあがる
先ほど出てきたアデノシンと受容体の反応ですが、これをカフェインに置き換えられた受容体は、定期的にある程度のカフェインが入ってきても正常な機能が働くようにどんどん受容体を作り出します。
体の反応ってすごいですね。
1995年のある研究では、カフェインを毎日摂り始めると、だいたい1週間から12日ほどで耐性ができるという結果が出ています。
その頃までには、脳が制御を向上させ、より多くの受容体を生成してカフェインからの攻撃に備えるシステムが出来上がるのでしょう。
カフェイン断ち12〜24時間で離脱症状
半日から丸1日、カフェインを摂らない状態が続くと離脱症状が現れるといわれています。
脳は準備万端の体制で待ち構えているのに、いつものようにカフェインが入ってこない、となると?
準備を通り越して、受容体はカフェインありきの体制でこれまでと同じように働き始めるのです。
すると、当然それによって離脱症状ともいえる、
- 疲労感
- 倦怠感
- 気分の落ち込み
- イライラ
- 吐き気
- 頭痛
などを体が感じるようになるのです。
カフェイン耐性からのカフェイン依存症
カフェイン断ちがつらいのは、地味だけど確実に依存性があるからでしょう。
離脱症状が出て、日常生活や仕事などの当たり前にできていたことができなくなるということもあります。
これらは完全に中毒といえるレベルです。
1日の摂取量が増えても体が反応しない
個人差はありますが、コーヒー1日4杯以上という大まかな目安で考えるとわかりやすいかもしれませんね。
当然、カフェインはいろんな食品に含まれていますから、自分が思っている以上に摂取していると考えたほうがいいでしょう。
そして、その量による体の反応がしなくなってくると、どんどん摂取量が増えていき、気づけば「これがないと落ち着かない」というくらい依存してしまっているのです。
もともとカフェインの効果は6時間ほどで切れてくるので、それより早いスパンで欲したり、飲んでも飲んでもまた欲しくなる、ここまでいくと完全に体は麻痺しているといえるのではないでしょうか。
もはや離脱症状を抑えるためだけのカフェイン摂取
カフェインを摂らないと落ち着かない、頭痛がする、気分が上がらない、ということを実感するようになったら、あなたも立派なカフェイン中毒といえるでしょう。
また、「喫煙とコーヒー」の関係性が濃密に思えるのは、喫煙者のカフェイン効果継続時間が通常の状態と比べて半分以下とされているからです。
もう、いろんなものが体の正常機能を狂わせている気がしてきますね。
ただ、そこには、それを摂取して得られる、
- ある種の心地よさ(興奮状態)
- 落ち着いた状態
- 集中力が増す
- 思考パフォーマンスの向上
- 力が湧いてくる
などの感覚への執着があるでしょう。
本当に美味しい1杯のコーヒーをゆっくりと味わう、ということとはもはやかけ離れてしまっています。
とにかくあの感覚が欲しい、という離脱症状のために摂取していないかどうか、それを考えてみることは大事かもしれませんね。
まとめ
離脱症状が出るまでに1日とかからないといわれているカフェイン。
やはりそれだけに人々を魅了してしまうのでしょう。
人によって個人差はありますが、きっとカフェインがもたらすいい影響をそのままキープできる人は少ないのかも入れませんね。
実体験からいうと、私がコーヒーを飲んですぐ現れる症状、それは便意です。
これを知っているだけに、なんか腸内がスッキリしないなというときに、ついコーヒーに手が伸びてしまうことがあります。
こうして、はっきりとした症状を求めて飲んでいる場合はまだいいのかもしれません。
ただ闇雲に、水代わりにコーヒーを飲むという状態までいくと、今度はそれを断つことがとても困難になることは簡単に想像できますね。
コーヒーなどのカフェインに飲まれるのではなく、それをうまく利用できるようになれば本物の効果がきちんと得られるのかもしれません。
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