ー本記事は2018年7月22日に公開済みですー
キャンプをする人にとって、テントやタープを打ち付ける「ペグ」
そんな小さくて地味に思えるギアひとつ取っても、性能の差やこだわりがありいろいろと選んで買うものらしいです。
「ペグ」界の2トップといえば、
さすが、どちらも金物の町・燕三条に伝わる鍛造製法で作られているだけあって、強度への絶対的信頼感があるようですね。
さらに
- 「スノーピーク」というブランド名
- カラーバリエーションが豊富なエリーゼステーク
という、買う方にとってそそられる付加価値の違いも、キャンパー達を引きつける要因になっているのではないでしょうか。
そんなことを語っている私、ペグには全く無頓着です。
旦那が勝手にお買い上げになられていた真っ赤なかわいいペグを、いくらしたのかも聞かないですんなり受け入れてしまっていました、スー(@bacteria_suzu)です。
本日もお越しいただきありがとうございます。
それくらい、アイテムとして魅力のあるものだと感じています。
使ってみてもかなりハイスペックだし、数回のキャンプで曲がってしまったテントにもともと付いていたペグなんて、もうおもちゃにしか見えませんよ。
そんな素敵なキャンプアイテムを直接見られる実店舗が、2017年秋に三条にオープンしたということで、
スノーピークに遊びに行った帰りに「ちょっと行きたい店が近くにあって…」と、旦那にうまい具合に連れて行かれました…。
村の鍛冶屋とは
【村の鍛冶屋】とは高品質な和包丁や、アウトドア用品などの販売を行なっているネットショップです。
【村の鍛冶屋】の母体は新潟県三条市にあります。
三条市といえば、金物の町として全国的に有名ですが、その金属加工技術は日本一と言われています。
そんな誇りある技術が古くから根付いている燕三条地域に昭和54年に創業したのが、【村の鍛冶屋】の母体と言える「株式会社 山谷産業」です。
先代の社長が漁具の金物卸商として創業されました。
時代の変革を経て、現代は2代目社長が引き継ぎ、漁具金物卸業とネットショプ【村の鍛冶屋】の両方を運営されています。
ネットショップ【村の鍛冶屋】の実店舗
2017.10.5 【村の鍛冶屋 SHOP】をオープンされました。
同時期に社屋を新築され、そこに隣接して50平方メートルの店舗がオープンしました。
出典:楽天
店舗イメージが「倉庫」というだけあって、無機質なカッコイイ建物ですね。一見すると工場の延長かと思ってしまいそうですが、駐車場にポップな旗と看板がわかりやすく立ててあるので店舗だとわかります。
店舗デザインは、中川政七商店の大日本市を手がける、【ABOUT】の佛願忠洋氏が担当されています。
同社の山谷社長曰く、
「職人と使用する人を結びつける役割を担いたい」
これまでインターネット上で見ていた商品を、手にとってもらいたいということだそうです。
鍛冶屋が作る鍛造ペグがヒット
スノーピークの「ソリッドステーク」と同じ製法で作られている「エリッゼステーク」
これまで、鉄製でどんな固い地面にも突き刺さり、きっちりとテントやタープを固定してくれる“最強のペグ”という名を欲しいままにしていた「ソリッドステーク」の、最大のライバルが出現しました。
それが「エリッゼステーク」です。
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製法が同じなので、もちろん強度も同じ。
では何が違うの?
- カラーバリエーションが豊富
- 楕円の形状により地中でくるくる回らない
この2点が「エリステ」の特徴で、「ソリステ」にはないものです。
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カラーにおいても、ただファッションのためだけにカラフルに塗装しているわけではなく、
そして、「ソリステ」はソリステ同士で引き抜くことができますが、「エリステ」は、同じように刺し穴に入らないので、そのままではかなり強い力で引き抜かないと、抜けません。
実際、私には無理でした。
しかし、ここであの楕円が活きてきます。ペグを90度回すと、楕円の分地中に隙間ができ、あら不思議、簡単に引き抜くことができるのです!素晴らしいですね!
専用のペグハンマーもあり、その反対側にはカブトムシのようなツノがあります。そのツノを使えばもっと簡単にペグを抜くこともできます。
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地味な、なんて言ってられないスゴイアイテムでした。
エリッゼ(ELLISSE) 鍛造ペグ エリッゼステーク 28cm レッド粉体塗装 8本セット
ゆるキャン△とのコラボ商品を販売
出典:村の鍛冶屋
私は実店舗に行って初めて見たんですが、ゆるキャン△とのコラボ商品が2018年6月から随時発売されています。
数量限定商品があったり予約の時点で完売し今なお在庫が間に合っていない、というものまであるそうです。
おそるべしアニメ効果…。いや、村の鍛冶屋だからこそ、品質に安心感があるからこその反応だと思います。
村の鍛冶屋実店舗へ行ってみた
行く前からちょっと不安な様子の旦那。
工場に隣接しているとあったから、工場地帯のど真ん中とかにあったら行きづらいですもんね。
ナビ通り進んでみると、辺りは想像とはだいぶ違う、のどかな田園風景のど真ん中…。
今度は、本当にここであっているのかという不安に押し潰されそうになりながら、
ようやく見つけたポツンと1店鋪。
「山谷産業」からの「村の鍛冶屋SHOP」
自然豊かな立地
とにかく周りにあるのは田んぼのみ、という自然豊かな場所にありました。
確かに隣には立派な社屋が建っていて、その裏に広々とした駐車場があり、看板や畑がありました。
入り口付近に小高い山?丘?なんかもっこりした小山がありました。
子供達も登って遊んでいいものか戸惑っている様子でしたが、あとでリサーチしてみると、それは敢えての築山だそうです。
徐々に植栽などで整備し、ペグやクワの試用もできるそうです。
もっこりとは大変失礼いたしました…。
店舗は広くて清潔、カフェスペースまで!
単純なお店?というよりは、イベントカフェ?のような、雑貨屋さんのような、なんと形容したものか悩む空間が広がっていました。
出典:楽天
全体は「倉庫」のイメージですが、大きな窓がいくつもあり自然光がたっぷり入る明るい店内です。
中央にキッチンスペースがあり飲食物も置いてあり、奥には大きなテーブルと椅子、さらに奥にはスノーダンプやテント、園芸用品などの大きな商品も密かに並んでいました。
そして、至る所に鋭く光る刃物が陳列されています。
面白い!
ただのお店じゃない感がスゴイ!
社長曰く、
「自分の想像を超えるような使い方ができれば」
委ねています?他人に?「始めてみないとわからない」とまで豪語されている社長様、面白い!
訪れた人とお店の人で作り上げていく、そんなお店なのかもしれません。
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残念ながら、なんの情報もなく連れて行かれたので、ビビってしまい小心者の私はお店の人とほとんど会話ができませんでしたが、気さくな話しやすい感じの方でしたよ。
娘たちにはジュースを、私達にはお茶を出してくださいました。
次回訪問の際には聞きたいことが山ほどあるなぁ。
週末なのにお客さんがいない?
ただひとつの疑問があるとしたら…、
3連休の1日目、土曜日の昼前に行ったのに、人っ子一人いませんでした。
なぜ??
たまたま??
- 立地が悪い
- 知られていない
- みんなどこかにお出かけで、お店に来る暇人が私たちだけだった
その辺のオシャレなだけの雑貨屋さんなんかより、よっぽど面白いのになぁ。
ただ、日曜・祝日がお休みなのはやや残念かな。
キャンパーだけでなく、キッチン用品フェチな主婦の方、釣り好きな方、ゆるキャン△ファン、美味しいコーヒーが飲みたい方、刃物フェチの方、などなど幅広い需要に応えられるお店だと思います。
まとめ
私が勇気を出して
「写真撮ってもいいですか?」
と聞けなかったばっかりに、あまりいい写真がありませんが、素敵なお店でした。
たくさんの人に行って頂きたいと強く思います。
ウチも、旦那がペグ入れ前掛けを買っていましたが、ほかにも包丁研ぎ用のストッパーや、フライパンやマグカップ、まだまだじっくり吟味したいものが沢山ありました。
ネットでサクサクっと見るのとは違った感動があり、
行って終わりじゃない、人との繋がり、新しい発見、それがあるお店だから、また行きたいと思えるんでしょうね。
ぜひぜひお近くにお越しの際は、お立ち寄り下さい!
本日も最後までお読みいただきありがとうございます。