ー本記事は2019年12月12日に公開済みですー
遠路はるばるやってきました、我が家にも。
パラダイス酵母が。スー(@bacteria_suzu)です。
本日もお越しいただきありがとうございます。
【パラダイス酵母】という発酵ジュースの中には、バシラスF菌という古代の菌が入っているそうです。
本当に入っているのか、増殖しまくってすごい量になっているのか、はたまた変質して違う菌になってしまっているのか、今のところまったくわかりませんが、
とにかく、人から人へと、手から手を通して広まっているこの酵母ジュース、
「りんごジュースを継ぎ足すだけで永久に培養できる菌だよ」
と聞いた私が、
「へーそーなんや」
で終われるわけないですよね。
はいもちろん、調べまくっていろんなアレンジをしながら培養しまくっています。
では、シリーズ化するであろうこの知られざる菌について、ちょっとずつ情報共有していこうと思うので、興味がわいた方はお付き合いくださいね。
今回は、謎すぎるバシラスF菌の前に、
を追っていきたいと思います。
パラダイス酵母とは
私は、縁あってとても信頼できる友人から分けてもらったのですが、
そのときは、『パラダイス酵母』という言葉を聞かなかったと思います。
ただ、『バシラスF菌』という、りんごジュースだけで継ぎ足してきた菌入り発酵ジュースだという話でした。
とにかくその未知数のインパクトと、発酵具合の強烈さに、惹きつけられずにはいられませんでした。
見た目はクリアなりんごジュースなのですが、飲んでみるとものすごく発砲したリンゴ酢のような感じです。
この不思議な菌を我が家の環境下で弱めてしまわないように、伝えられた通りに培養していかなくては・・・、
と最初はね、思ったんですよ、たしかに。
でもね、りんごジュースを元酵母の5〜6倍量入れて培養していくって、なんか「エサが多すぎ」ないかと、「糖分が多すぎないか」とよぎってしまったのです。
はい、すでにりんごジュースのみの培養とまったく違うことしてます。
ただし、1本だけは元酵母とりんごジュースだけのものを残していますよ。
では早速この謎の液体の正体を探っていきましょう♪
福島県【安斎果樹園】のシードルが由来
この酵母の由来や内容物については、謎、では全然なく、ネットを検索すればとても具体的な情報が簡単にヒットします。
まずは、福島県のとある果樹園を運営されている方が発端となっているようです。
『安斎果樹園』の安斎伸也氏。現在は北海道に移住されています。
2007年に福島の安斎果樹園(安斎伸也さん)のりんごから作ったシードルの中で、天然で発酵したのが始まりです。それからりんごジュースをかけつぎながら10年以上、現在まで培養しています。
引用:facebook#パラダイス酵母 杉山開知さんの投稿より
私がいろいろ調べた結果、まず一番信頼できる情報がこちら↑↑↑でした。
生みの親情報ですね。
ただ、いろんなことが気になります。
- シードルってもともと天然発酵の飲み物ですよね?
- シードルの中で何が特別な発酵をしたのでしょう?
- シードルにりんごジュースかけついだら誰でも作れるの?
そうなんです、この時点では
というだけですよね。
おそらく、特別な菌を混入したとか、特別な環境下で発酵を促したとか、そういうことはないのではないかと思います。
もちろん、丁寧に愛情込めて育てられた果樹園のりんごを使っておられるでしょうから、そういう点では特別も特別、簡単に真似できることではありません。
で、ここからさらにこの酵母がとある場所へ嫁入りするのです。
そして、そこでグンとレベルが上がるのです。
鎌倉の天然酵母パン屋さん【PARADISE ALLAY パラダイスアレイ】で育てられた
生みの親がりんご農家さんなら、育ての親は酵母のプロであるパン屋さんなのです。
サラブレッドですね!
先ほどの安斎果樹園から、今度は鎌倉にあるパン屋さんへ嫁入りしたそうです。
『PARADISE ALLAY』の勝見淳平氏。
育ての親ですね。嫁を育てるって変か・・・。
天然酵母の園ですから、それはそれは格別な育ち方をするでしょう。
こちらで、“パラダイス”という名に相応しい生い立ちを獲得するわけです。
そして、ここで何年かかけつぎされたものが、今度はこれまたとてもアドベンチャーな思考の持ち主の元へと旅に出るのです。
パラダイス酵母に【バシラスF菌】を添加した人は?
まず、「バシラスF菌」ってなに?って思いますよね。
これがなかなかの菌なのですが、詳しくはメインネタとして取り上げたこちらの記事↓↓↓をご覧くださいませ。
この、一言では語れない「バシラスF菌」なるものを、アドベンチャーな方がパラダイス酵母に添加したというのです。
この酵母は2010年に鎌倉のPARADISE ALLAY(勝見淳平さん)よりいただいたものです。
ー中略ー
それに「不老不死」の菌と言われる、バシラスFという枯草菌の一種(乳酸菌や納豆菌などの祖先)を加えています。菌の原液は研究者経由でいただいたものです。
引用:facebook#パラダイス酵母 杉山開知さんの投稿より
おそらくこの投稿↑↑↑をされた杉山開知氏が、実行されたのではないでしょうか。
↑↑↑こんな動画をアップされているほどですから。
バシラスF菌を入手できる人物とは、とんでもない方ですね。
生みの親、育ての親の環境からはばたき、最後にはバシラスF菌という仲間と巡り合わせてくれた仲人的な存在の元でスクスクと育ったことでしょう。
そして、そこからどんどん株分けされていったものが、回り回って我が家にもやってきたのです。
そう思うとなんだかすごいな〜。
【パラダイス酵母の生い立ち】まとめ
我が家にやってきたパラダイス酵母は、一体何軒の家々を巡り巡ってきたのでしょう。
おそらくいろんな場所のいろんな菌や想いが重なりあって、もはや原型の元酵母とは全く違ったエキスに仕上がっているのではないでしょうか。
しかし、きっと原型よりふくよかな風味を醸し、菌も酵母も大繁殖の美味しいジュースになっているからこそ、人から人へ、手から手へと留まることなく受け継がれていくのだと思います。
私が原型の掟を破ったジュースは、予想以上に発酵していますよ!
ま、りんごジュース以外のものでも全然アレンジできると指南書には書かれていますので、みなさんなりにいろいろと試されていることでしょうね。
もし、これから何かのご縁でパラダイス酵母にめぐり合うことがあれば、みなさんなりの向き合い方で、どんどん培養していってくださいね。
バシラスF菌についてはまったくスッキリとしない結末になりましたが、それも含め具体的にパラダイス酵母周辺の気になるところを掘り下げて記事にしているので覗いてみてくださいね。
本日も最後までお読みいただきありがとうございます。
パラダイス酵母がどうしてもバトンされにくい方へ
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