ー本記事は2018年8月23日に公開済みですー
給食の牛乳、やはりどう考えても摩訶不思議です。
パン食ならまだしも、ご飯に牛乳?ないわー、スー(@bacteria_suzu)です。
本日もお越しいただきありがとうございます。
これは嗜好の問題、好き嫌いの範疇であって、野菜や他の食品のように栄養バランスのために毎日促してまで飲ませるものではないと思います。
なぜなら牛乳とはこういうもの↓↓↓だから。
→【牛乳はカルシウムが豊富だから必要?食卓に並ぶまでの行程知ってますか?】
→【牛乳で骨が弱くなる!?カルシウムが豊富すぎてミルクパラドックス!】
もちろん肉や魚に関してもどのような過程を経て食卓に登っているか、考えるべきことはたくさんあります。
成長期の子供に食べてもらいたいもの、食べさせたくないもの、いろいろありますが、周囲との調和というのも大事です。
ですから、せめて牛乳だけは辞退させてもらいたい、というのが私の本音です。
我が家の小2、年長の娘たちは給食の牛乳を飲んでいません。
これから入園する2歳児の末っ子も飲まないという意志を伝えるつもりです。
同じように子供に給食の牛乳を飲ませたくないけどアレルギーがあるわけじゃないし、どうすればいいのかわからないという人も多いと思うんです。
そこで今回は、実際に我が家がどういう風に伝えていったか、どのような手順を踏んだのかをまとめてみたいと思います。
たかが給食の牛乳!?されどそれは牛乳なのです
たかだか200mlの牛乳を1日1回飲むくらい辞退どうのこうの騒ぐほどのことないのでは?
牛乳がそんなに悪者なの?
酪農家さんのことはどう考えるの?
それが、世間一般の常識的な意見というものかもしれません。
もちろん私も全てを否定しているわけではありません。
では逆に、なぜ牛乳を飲むのですか?
私は本気でそれが知りたいです。
1日200mlも毎日飲むということが、小さい子供の体には負担になることの方が大きいと思うのです。
成長期の子供たちのことを考えるなら、そこは各家庭で選択していけばいいのではないでしょうか?
給食も牛乳も強制ではないはずです。
かといって、「あれいらない」「これいらない」とみんながみんな言い出したら、園や学校で統制を取るのが大変になってくるのもわかります。
しかし明らかに、給食に必ず牛乳が付いてくるのは突出して不自然です。
そこはしっかりと声をあげていきますよ!
牛乳アレルギーはないけど飲ませたくない
うちの長女は1歳前から肌荒れがひどく、アトピーっ子でした。
乾燥肌で、冬になるとカユカユが出てきます。
もちろんそれだけではなく腸内環境も少し問題があったんでしょうね。
一時は少しステロイド剤を使いましたが、4歳になる前にはほとんど完治しました。
薬は使わず、内から外から乳酸菌でケアしました。
それでも気候や食生活の変化などでたまに湿疹が出ては引っ込むということが今でもあります。
アレルギーはないんですけどね。病院で検査して明確にないと出ました…。
牛乳を飲むとどうかなるのかも、実はよくわかりません。飲ませたことがほとんどないから。
しかし、超高温で殺菌し変性したホルモンたっぷりのタンパク質を、毎日飲むのが体に良くないことは想像できます。
アレルギーではないですけど、牛乳は辞退させて頂きます。
「給食の牛乳を拒否する」親がしっかりとした軸を持つ
入園前、入学前には必ず給食に関する説明がありますよね。
そして要望などを相談できるはずです。
その際に自分の思いを園や学校側にきちんと伝えればいいのです。
何も難しいことではありません。
牛乳がなんだか嫌だからとか、子供が牛乳が嫌いだからとか、そんな理由では運営する方としても快諾できないのはわかりますよね。
集団生活に自分の子供を預けるわけですから、わがままやこだわりをそのまま受け入れてもらえるほど甘くはないです。
しかし、食べるものでその子の細胞が作られるということも事実です。
給食という子供の成長に加担する大変重要な事柄について、親である私たちが考えたり心配したりすることに制限はないはずです。
そうして、
「なぜ牛乳を辞退したいのか」
それを堂々と胸を張って主張できる軸を持てればいいのです。
「なぜ給食の牛乳を飲まないのか」子供にわかりやすく説明する
うちの子たちは、牛乳を知らないだけにとっても興味があります。
むしろ「飲んでみたい」とよく言います。
(冒頭の写真の様子でもわかりますよね・・・)
長女に関しては、自分でもカユカユと対峙してきた過去があるし、その症状には食べ物の影響が少なからずあるということを常々私が言葉にしているので、すんなりと理解してくれました。
家にも常備してないので、自然なことに思ってくれたのでしょうか。
「私だけなんでみんなと違うんだろう」
とは思っていたかもしれません。
次女は特にその思いが強かったですね。
次女にも同じように説明しました。
さらに飲み慣れてないものを飲んでお腹を壊すこともあるということも伝えました。
それでも、なんとなく「牛乳飲みたいな・・・」という雰囲気が伝わってきましたから。
絶対飲んではいけない悪いもの、というほどの説明はしていなかったし、周りの友達はみんな飲んでるのにという思いもあったのでしょう。
入園して最初の給食の日、先生がうっかり次女の前においてしまった牛乳を、あっさり飲んでしまったそうです・・・。
これは、うちの子だったから良かったですが、アレルギー持ちだったらどうしたのでしょうか?
もちろんアレルギー対応には厳重に注意していると思いますが、だからといってうちの子のような辞退の子にもそれなりの配慮は必要ですよね。
「給食の牛乳拒否」には医師の診断書が必要?
以上のような心構えで、私はアレルギー持ちでない我が子の給食の牛乳を辞退することができました。
園や学校によって、対応は本当に様々だと思います。
しかし、してはいけない主張ではないし、任意であるという事実は変わりません。
体制側と対立しそうで勇気が出ないと尻込みしているお母さん!大丈夫ですよ!
子供の体のことを考えることは当然のこと、ただの選択肢の一つに過ぎないのですから、まずは要望を伝えることが第一歩です。
まずは要望をサラッと伝える
給食に関する要望の伝え方ですが、おそらくアンケート用紙のようなものが配布され、後日提出する形だと思います。
そこにサラっと書き込みましょう。
「牛乳を家庭で飲ませていないので給食でも辞退したいです」
とかなんとか。
ここに詳しい理由とか、自分の牛乳に対する考え方などを書く必要はないと思います。
どっちにしろ個別に呼び出されて直接話すことになると思いますよ。
悪いことをしている気分になりそうですが、ここで諦めてしまったら今後長くて12年間、我が子は牛乳を飲み続ける人生を送ることになります。
要望を伝えることなんて「へ」でもありません。
ただ「飲まない」だけでは牛乳代は徴収される
ここからですよ。
いろんなめんどくさい事が出てくるのは。
「辞退させてください」
「はいわかりました、では牛乳代は返金します」
と、トントントーンといくこともあるかもしれませんが、たいていは何かしらの書類を提示して欲しいと言われることでしょう。
実は、提示の義務はないのですがあちらからは「提示をお願いします」という一方的な感じで要求されるでしょう。
長女の場合、アレルギーでもないのに辞退するという事が異例だったようで、園側も対応が後手後手でした。
要望を伝えた時点で「はいわかりました」という事だったのでそれで終了だと思っていました。
ところがしばらく経ってから「〇〇さん、今は牛乳を飲まれていなくても代金は徴収されている状況です。医師の診断書などがあれば返金も可能になりますが」と言われたのです。
キョトン・・・。
あれ?いまさら?
だって、その説明最初に聞いてませんけど?
でもこういうところ多いと思います。
アレルギーでもないのに辞退するというのはそっちの勝手でしょ、という受け方をされたのかな。
給食センターがどうのこうのと言ってましたが、それは知らん、ですよね。
園長との直談判という選択もあったかもしれませんが、ここはおとなしく診断書をもらいに医者まで行きました。
こういうこともあるので、ただ鵜呑みにするだけでなくきちんと確認した方いいですよ。
医師の診断書で穏便に・・・
これも医者次第でこじれることもあればトントンいく場合もあります。
うちの場合は、当時は提示しないといけないと思っていたので言われた通りに医者に行き、診断書を書いてもらいました。
たまたま牛乳嫌いの先生で、こちらの気持ちをよく理解していただけて快諾でした。
アトピー経験があることや、今でも湿疹が出るということも快諾材料になったかもしれません。
そうでなければ血液検査に持ち込まれますが、これも拒否権があるので良く考えて下さいね。
もし、そんな症状もないという場合であれば「下痢」です。
「乳糖不耐症」という日本人の8割が持っている乳糖を処理できない体質、ありませんか?
「牛乳を飲んだらお腹を下す」もしくは「吐き気がする」
まったくないとなれば心が痛むかもしれませんが、ほとんどの子供がそのような経験をしているのではないでしょうか。
嘘をつくのは気が引けますが、このような症状はなきにしもあらずだとおもいます。
まとめ:学校給食の牛乳を飲むか飲まないかは選択できる
園や学校側の対応は常に丁寧でこちらが嫌な思いをすることは・・・ほぼなかったですが、やはりいろんな親がいるということで、ピリピリしているところもあるのではないでしょうか。
もし理不尽なことを言われたり威圧的に言いくるめられそうになったら、学校のさらに上、文部科学省に問い合わせる旨を伝えてみて下さい。
そして、実際に問い合わせなくてもいろいろ調べてみればわかります。
「文部科学省ではそういった対応はしていないとのことでしたよ」と伝えてみましょう。
学校給食が崩壊しているなんていう話もありますが、ありがたいことに私達が住むここ新潟市では、ご飯食が中心で、地消地産、旬のものを意識したメニューがほとんどです。
牛乳をつけなくても十分ではないでしょうか。
「牛乳神話」が簡単に崩れるものではないことが、今この時点でもこれだけ苦労することからわかりますよね。
最近では「マスク神話」の方が厄介になってきていて辟易しますね…。
子供にとって何が必要で何が不要か、教育を体制側に投げっぱなしにしているとそれすらわからなくなると思います。
時には私たち親が、勇気を出して一石を投じることも必要かもしれません。
本日も最後までお読みいただきありがとうございます。