ー本記事は2019年3月4日に公開済みですー
納豆がものすごい健康にいいということ↓↓↓はわかりました。
これからはもっとリスペクトしていこうと思います。スー(@bacteria_suzu)です。
本日もお越しいただきありがとうございます。
しかし、ここでもう一度よく考えてみましょう。
私たちが食べている納豆は、おもに市販の加工品ですよね。
衛生面に十分配慮して作られ、
化学物質でできた容器に入れられて、
万人が美味しいと感じるタレと辛子が付けられた
そんな納豆ですよね。
では、これを毎日1〜2パック食べよう!と声高に言ってもいいのでしょうか…。
健康食品の代表格である納豆ですが、選び方や食べ方を間違えるとやはり危険な食品となってしまうのです。
今回は、納豆のメリットを十分に享受できる私なりの知恵をご紹介したいと思います。
・納豆を食べる際の注意点
この2点について詳しくまとめていきます。
これを読めば、今日からあなたの納豆ライフもレベルアップするかもしれませんよ!
市販の納豆は厳選すべし
市販の納豆にはデメリットがあるとはいえ、食べないよりは食べたほうがいいよね、と思いますか?
もちろん、納豆菌がないわけじゃないのでね。
食べないよりは納豆を習慣的に食べたいところです。
しかし、他の食品には鋭い目を光らせて、あれこれと表示を確認して購入している意識の高い人たちも、
こと納豆に関しては、あまり考えずに、大手メーカーが出しているごく普通のものを購入していると思いませんか?
その納豆、きちんと効果を得られますか?
使っている大豆は国産?
最近はだいぶ増えてきましたが、できるだけ国産大豆を使ったものを選びたいですね。
輸入物はどうしても農薬の強さや、隠れGM大豆の疑惑が拭えません。
大豆の自給率は残念ながら5%にまで落ちています。ほぼ輸入ですね。
さらに、
表示はあくまでそう書いてあるだけで、実態は謎です。
せっかくのいい菌ですから。
ごく少量のタレにこそ気をつけよう
よく、納豆に添付されているタレ、その添加物を軽視していませんか?
私は基本的にはタレ無しを買いますが、旦那や子供たちが買い物カゴに入れたがる納豆には必ずタレがついています。
それはなぜか?
私が作る納豆には、醤油やごま油や薬味をぶち込みます。すると、
「なんか今日の納豆、味が・・・」
旦那が作る添付のタレをそのままかけた納豆をもらった子供は、
「この納豆めちゃ美味しい!」
これが現実なんです。
旨味たっぷりのタレ、それに慣れてしまうときっとやめられなくなるでしょう。
わざわざ国産大豆の納豆を選んでも、そのタレに使われている果糖ブドウ糖液糖の原料はアメリカのコーンです。おそらくGMでしょうね。
もちろん、納豆だけではありません。
市販のタレやソース、とにかく味付けするものにはほとんど入っているのが果糖ブドウ糖液糖なのです。
量はほんの少しです。
だから別に影響ないだろう、そんな風に思っている人が多いかもしれません。
しかし、
そこ、ちゃんと自分で選んでいきませんか?
今からでもまったく遅くないのです。
我が家の子供たちも、ようやく旦那も、添付のタレを一切使わなくなりましたから!
納豆菌にも操作の手が・・・
納豆菌については、昔のような天然自然の納豆菌を市販の納豆から摂取することは、もはや不可能かもしれません。
納豆菌をすべて一定のレベルで保って製品にするには、菌自体を操作するしかないというのが現状のようです。
紫外線、変異剤、放射線などによって変異をかけ、生き残った菌の中から最適なものをピックアップするというのです。
さらに、遺伝子の段階から操作し組み換えて菌を生み出す方が、効率よく時間も短縮できるので、堂々とその手法を取り入れているメーカーも少なくありません。
私も、市販の味噌やヨーグルトに関しては注意していたし、流通の面を考えれば人工的なものにして統一を持たせることが最優先されるのもわかっていました。
しかし、納豆、お前もか…。
そうなんです。納豆もです。そのおかげで手軽に安価な納豆を食べられてはいるんですけどね。
もちろん、全部が全部そうではありません。
だから、自分で考えて選ぶことが大切なんですね。
納豆の食べ過ぎにもご注意を
以上のことを踏まえて、菌のいい状態で作られている納豆を選んだあなた、その納豆を1日何パックいきます?
まさか5パックとか10パックなんてことはないですよね…。
しかし、好きな人は好きですから、せめて2パックに抑えておきたいところです。
その理由をあげていきましょう。
納豆はプリン体が多い
中年期以降になると、身近でも聞くようになるのが【痛風】というワードです。
できれば避けたい痛風ですが、その原因になるのが【プリン体】【尿酸】です。
しかし、プリン体を摂ってはいけないというわけではありません。
痛風患者の方も1日400mgまでなら問題ないとされています。
全然問題ないですね。
ただし、納豆以外の食品にもプリン体が入っていることがあるので、トータルで考えなければいけません。
そして、
・納豆の葉酸が、尿酸を作る酵素の働きを弱める
などのいい効果もあります。
避けるよりもむしろ1日1パックの納豆は積極的に摂れるように、他の食事内容を見直してみるべきかもしれませんね。
イソフラボンの過剰摂取の危険性
納豆の原料である大豆には、【大豆イソフラボン】が含まれています。
これが意外と多いのです。大豆丸ごと結構な量を食べますからね。
基本的な大豆イソフラボンの摂取許容量は、1日当たり70〜75mgです。
これは、2パックいくとギリギリですね。
大豆製品は納豆だけに収まらないでしょうし、豆腐や味噌、豆乳に油揚げやきな粉など、和食にはつきものです。
そして、摂り過ぎなければ、
- 女性らしさの形成
- 更年期障害の改善
- 月経トラブルの軽減
- 乳がん発生を抑制
- 肌の新陳代謝促進
- 髪を艶やかに保つ
- 骨を丈夫に保つ
などのありがたい効果を得られますが、過剰摂取となると、
- 体内でプロゲステロンが分泌され過ぎてホルモンバランスを崩す
- 男性ホルモンが抑えられ精巣機能が衰える
などの症状が出るかもしれません。
普段の食生活を考えて、バランスを崩さないように毎日少しずつ食べるのがベストですね。
納豆は薬との相性によっては危険も
今現在、
- 高血圧や動脈硬化の治療中の方
- 脳梗塞や血栓症を患っている方
- 人工弁や不整脈の方
これらの方々は、おそらく血栓を避けるために【ワーファリン】という薬を飲まれていると思います。
この薬は血液をサラサラに保つ効果があるのですが、納豆に豊富に含まれるビタミンKがこのワーファリンの働きを阻害するのです。
ワーファリン服用中の方は、もちろん医師や薬剤師からきちんと説明を受けておられるでしょうけれど、納豆は禁物となりますね。
納豆自体には、それ独自の血栓溶解作用があるのですが、薬との抱き合わせによってそれがうまく機能しないということです。
まとめ:納豆効果をきちんと得るためには選び方と食べ方が大事
よくメディアで「納豆特集」が組まれた次の日は、スーパーの納豆売り場が空っぽになるとか言いますが、
日頃からちゃんと意識していれば、あわてる必要はないのです。
納豆は優れた食品ですし、納豆菌はものすごい可能性を秘めた菌です。
しかし、いろんな角度から観るという視点はとても大切ですね。
自分の頭でいろいろと考慮して、そして自分で選んだ納豆を、1日1パック程度食べる、それがほどよい健康効果を得られる方法かもしれません。
私が住んでいる新潟には、昔ながらの納豆屋さんがたくさんあり、普通に近所のスーパーで良質な納豆が手に入ります。
醤油とオイルとからしで相当美味しい納豆が食べられますよ〜。プチ自慢!
新潟にお越しの際は、華やかなお土産もいいですが、納豆と醤油という地味なお土産もおすすめです♪
本日も最後までお読みいただきありがとうございます。