納豆は美味しくて栄養価が高い健康食品?それだけでは終わらないすごい菌

納豆菌ともっと距離を縮めて仲良くなりたい、その思いを実行すべく私は納豆菌の沼に足を踏み入れました、スーです。

本日もお越しいただきありがとうございます。

一体全体、納豆菌とはどこまで可能性を秘めているのでしょうか。まぁ生きている細胞なわけですからそれは突然にものすごいことをしでかしたり、どんどんスペックを高めていったり、とにかく私たちの想像を超えた存在にもなり得るものなのです。

そして、そんなすごい菌たちが私たち人間にとって、ほぼ良いことしか及ぼさないのは、これまた不思議だなぁと思うのです。

納豆、ただ大豆を藁で包んだだけで発酵する納豆菌、魅惑の善玉菌、えも言われぬ強烈な臭いを放ちながら、それでも一度口に入れるとその旨さにびっくりする、そんなナットーについて、今回は一般的によく知られている効能と、あまり知られていなさそうなマイナーな特徴をまとめてみようと思います。

 

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納豆の歴史

まずは納豆の歴史、納豆の生い立ち的なところからあたってみましょう。

なんとなく、納豆の誕生秘話は有名な話となっていてご存知の方も多いと思いますが、大昔からあったれっきとした発酵食品なのに、なぜか歴史が浅い最近の食品のように感じませんか?

味噌や糠漬けのように先祖代々受け継がれて、その家々に長く伝えられているというものでもないですよね。

発酵食ブームの影響で、最近になって家で納豆を仕込んだりしている人はちらほらいますが、完全に「買って食べるもの」という立ち位置ですよね。

 

塩辛納豆

日本で最初に納豆を食べたのは誰か、どういう経緯であのねばねばを受け入れ食すことになったのか、それは特定することはできません。

しかし、歴史書などの現存する資料には大昔の食文化が記されていて、いわゆる現代主流のねばねば糸引き納豆が大衆に広まる前に、人々が大豆を発酵させて食べていたことがわかっています。

それは、納豆菌が発見される前のもので、「塩辛納豆」と言います。

  • 遣唐使がから土産物として持ち帰ったもの
  • 麹菌を使って発酵させたもの
  • 甘みのない甘納豆のような食感
  • 寺院で作られることが多かったため「寺納豆」とも呼ばれていた

塩と麹で発酵させた大豆食品であり、長期保存が可能な貴重なタンパク源でした。京都の禅寺などでは盛んに作られていたようですね。

資料によると、これは平安時代には一般に広まっていたとのことです。

 

糸引き納豆

現代私たちが食べている、あのねばねば糸引き納豆は、偶然の発見により考案されたと言い伝えられていますね。

源義家という具体的な歴史上の人物まで出てきます。

東北に出兵する際に、兵糧にと、農民に『煮大豆』を差し出させたと言います。農民たちは慌てて煮豆をこしらえ、で作った俵に詰めて差し出したところ、その煮豆が藁に住み着く納豆菌の活動により自然発酵したのです。独特の香りを放ち、ねばねばと糸を引いていたその大豆を、軍勢たちが思い切って食べてみたところ、意外なほどに美味しかったとのことです。

この勇気がなければ、今この世にねばねば納豆は存在しなかったのでしょうか…。

とても不思議な話ですが、稲作が当たり前の日本だったから、身近に納豆菌が生きていたのでしょうね。

 

納豆が関西で発達しなかった理由

納豆の歴史を見てみるとわかるように、もともとは都のあった京都奈良でも盛んに納豆が食べられていたし、藁納豆冬の風物詩としてよく作られていたようです。

では、なぜ関西人は納豆に馴染みがなく食べられない人が多いのでしょうか?

それは、古くからの伝統食だった納豆自体が、地域性により関東より以北の方で根付いていった背景があると思います。

納豆は冬の季語です。藁に煮大豆を仕込んで発酵させ、その後5℃以下という低温で熟成させるのが納豆を美味しくさせるコツです。

比較的温暖な地域では、その熟成期間をうまく保てずに不向きだったことから次第に遠のいていったのかもしれません。

一旦遠のいた伝統食、しかもあのねばねばのビジュアルにあの匂い、再度納豆菌DNAを呼び起こすのは時間がかかることでしょう。

大豆を発酵させるという工程は、味噌と同じですね。うまく熟成発酵できなかった納豆や味噌を使って「納豆汁」を作っていたというのは、なんと江戸時代から続いているそうです。

雪深い北国では、湯気が立ち匂いも立つ発酵の相乗効果の「納豆汁」が、寒い冬の格別のご馳走だったのではないでしょうか。

 

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納豆の効能

すでにテレビや雑誌などで何度も特集を組まれ、その効能のすごさはみなさん周知の事実だと思います。

ナットウキナーゼという酵素とか、抗菌作用があるとか、O-157に効果ありとか、血栓を溶かすとか、まさに天然の薬と言ってもいいくらいのすごさですね。

とりあえず、すごいなーと思う効能をあげてみたいと思います。

 

腸内フローラの活性化

腸内フローラといったら「乳酸菌」というのが定説になっていますが、この納豆菌が実は腸内でとても有効に働いてくれているんです。

菌ということで善玉菌であることは容易に想像できますが、まさか乳酸菌よりも強力に生きて働き、その使命を終えた後は乳酸菌やビフィズス菌の餌となることまではにわかに信じられませんよね。

生きたまま住み着いた納豆菌は、増殖しながら4〜5日居座るそうなので、その効果は乳酸菌をもしのぐかもしれませんよ。

 

二日酔いに納豆菌

納豆に含まれる植物性タンパク質は、小腸で吸収されると「アミノ酸」に分解された後肝臓へ運ばれます。

この「アミノ酸」アルコール成分の分解を促進してくれるのです。

さらに、納豆に含まれるビタミンB2は、アルコール成分が分解された時に生成されるアセトアルデヒドの働きを抑えます。このアセトアルデヒドが体内に残ることで二日酔いになりやすいので、それを効果的に抑えてくれるのです。

二日酔いになりやすい人は「飲む前に納豆!」ですね。

また、納豆のねばねば成分が粘膜保護作用を発揮し、胃粘膜を優しく保護してくれるので、飲んだときの胃もたれや翌日の下痢などの症状も緩和してくれることでしょう。

はい、飲んだら下痢になりやすい人、「飲む前に納豆!」ですよ。

 

血栓を溶かす食品は納豆だけ

納豆に含まれるナットウキナーゼ】という酵素、これは、納豆菌と大豆が出会うことでしか生まれない、とても貴重な成分なのです。

現:倉敷芸術科学大学名誉教授の須見洋行氏が、岡山県立短期大学の教授をされていた時に、発見されたのが、この【ナットウキナーゼ】なのです。(←我が母校の前身やん!って余計テンション上がりました)人工的に作った血栓の上に納豆をのせ、体温と同じ37度を保って変化を観察したところ、見事に血栓を溶解したのです。

日本人の死亡原因において高い比率を占める、心筋梗塞、脳血栓、脳卒中などには血栓がつきものです。それを溶かしてくれるというなら、ぜひ日常的に食べたくなりますね。

ただし、このナットウキナーゼは酵素ですので、高温では活性が低下してしまいます。できるだけ常温で頂きましょう。

【ポリアミン】でアンチエイジング

【ポリアミン】これは聞きなれない成分ではないでしょうか。

実際に今から300年前には発見されていたのですが、その働きは近年まで明らかになっていませんでした。

人体にはもともとポリアミンを生成できる機能が備わっているのですが、その分泌量も加齢とともに減少していきます。そして、ポリアミンの解明された働きで最も重要なものが、動脈硬化の大敵である【LFA-1】という物質を抑制するという作用なのです。

【LFA-1】とは・・・コレステロールに含まれる悪玉コレステロールを退治しようとして働く免疫細胞が、サイトカインという物質に刺激されて出す因子。これが増えると免疫細胞が血管壁に入り込み、どんどん悪玉コレステロールを取り込んでブヨブヨになって破裂するのです。これが血管の炎症です。

加齢とともに血管も疲労し炎症を起こしたり弾力を失ったりします。そこへ若い時と同じようなコレステロールの高い食事などをしていると、LFA-1は増え続けるのに、それを抑制するポリアミンが減少していて血管がその処置に耐えられなくなり、動脈硬化や炎症を起こします。

このポリアミンが豊富に含まれているのが、何を隠そう納豆なのです。

体内で生成されなくても、外部から取り入れれば問題ありません。

しかも1日1パックの納豆で十分だと言われていますから、楽勝ですね。

ポリアミンが増えると、免疫細胞も若い頃のように正常に働くようになり、血管ももちろん若返ることでしょう。

血管が活き活きするということは、体の機能全てのアンチエイジングに効果的ですよね。

 

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まとめ

納豆を普段なんとなく食べていた私は反省しました。

こんなにもすごい力を秘めていたとは知らなかったです。

納豆菌の強さもそうだし、これだけ人間の体に有効に働いてくれるとは、偶然とはいえ納豆菌の発見は神様からのおくりもののようですね。

そんな納豆菌が宇宙から来たエイリアンだと、真剣に唱えている記事もありましたが、どこまでが空想でどこまでがリアルなのか、もはや判別できませんでした。

それくらい言われても不思議のない菌なのです。

しかし、そんなはかりしれない可能性を秘めた納豆菌が、今のところは私たち人間にとって「善玉菌」であることにほっと胸をなでおろしますね。

そんな納豆にもいくつかのデメリットがあります。次回はそれをまとめてみたいと思います。

本日も最後までお読みいただきありがとうございます。

 



 

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