ー本記事は2018年4月29日に公開済みですー
我が家の長女が4歳以来出ていなかったアトピー、これが4年後に再発した…と思っていたら、
よくよく調べてみると、乾燥によって肌表面のバリヤが壊れただけ?
いや、それもアトピーといえるか…、どっちでもええか、スー(@bacteria_suzu)です。
本日もお越しいただきありがとうございます。
↑↑↑からのシリーズ展開になってきましたね。
我が家の長女の肌変化の過程を体の内部から探っていたわけですが、
今回は、肌の症状そのものについて、具体的に検証・リサーチしてみました。
に苦しんでおられる方にとって、何かしらのヒントになれば幸いです。
アトピーと乾燥肌の違いは?
まずは「皮膚」というものについて紐解いてみましょう。
皮膚は外からの異物の侵入や乾燥を防ぐため、
↓
角質細胞
↓
角質細胞間脂質(セラミド)
の順で表皮がバリア機能を発揮しています。
このバリア機能が何らかの原因で弱まり、異物が中に侵入してしまうと皮膚表面で炎症が起こります。
炎症が外に出てくるということは、
ですよね。
この炎症反応が過剰になってしまい、本来攻撃しなくてもいい細胞までを攻撃してしまうことが、アトピー性皮膚炎を引き起こす原因になります。
アトピー性皮膚炎とは
アトピー性皮膚炎の状態とは、
- 乾燥とともに激しいかゆみや炎症を伴う病症
- 関節の内側や首回りなどがひどくなりやすい場所
- 外観的特徴としては、赤みのあるジュクジュクとした湿疹
- ある特定の部位だけではなく身体中に症状が現れるのが特徴
- 掻きむしると浸出液などが出てきて、皮膚が盛り上がったり硬化したりする
- 6ヶ月以上症状が続くと慢性と判断
これらの症状が出て、アレルギー検査などでアトピーの素因を持っていると判明した場合、
アトピー性皮膚炎と診断されます。
乾燥肌とは
同じように皮膚のバリア機能が低下すると、角質細胞間脂質がもともと持っている天然の保湿効果も破壊され、正常な水分量を保てなくなります。
そうなると皮膚の表面はカサカサになり、炎症を起こしてしまいます。
この状態がいわゆる乾燥肌ですよね。
肌の状態としては、上記のアトピー性皮膚炎と同じと考えてもいいようです。
ただ少し違いがあって、
- ジュクジュクとした湿疹まではいかず、症状が軽い
- 身体中に広がりにくい
そして、決定的に違う点は、
ことです。
違いがあってないようなもの
結局一緒ちゃいます?
って思ってしまいましたが、いかがでしょうか?
長女の幼少の頃のアトピーも、乾燥の時期のタイミングをきちんと読み取って、症状にあったケアをしていれば簡単に治ったのかもしれません。
アレルギー検査でアトピー素因は出なかったので、過剰反応の原因は乾燥が大きいと思いましたね。
アトピーも乾燥肌もケアは同じ乳酸菌
生まれて間もない赤ちゃんは、乳児湿疹が出ます。
それは母体からのホルモンの影響が強く、その影響が治まると湿疹も消えます。
たいていの場合、ほっといたらなくなりますよね。
だけど、何も知らなければ、
「大変!大変!お医者様に診てもらわないと!」
と言って焦って皮膚科や小児科へ行き、魔法の塗り薬をもらいせっせと塗り始めるのです。
はい、ここでアトピーとの付き合いが始まります。
もちろん、妊娠中の母体の状態や親の食生活が良くなければ、アトピー因子を引き継ぐこともあり、アレルギーも現れるでしょう。
でも、そうではない、体内の生理的現象である乳児湿疹にキツイ薬を使うのはやめたいですね。
また、ただの乾燥肌の炎症に、軽々とステロイドを塗るなんて絶対ダメですね。
それこそ腸内環境が崩れる原因になりますから。
ステロイド剤が、肌だけでなくホルモンや体内細胞にまで影響を及ぼし、元の状態に戻すことがどれだけ大変かを知っているなら、使いませんよね。
具体的なケアと注意点
長女の今回の肌荒れ再発もそうですが、
- まず、外気が寒くなり乾燥してきて肌のバリア機能が弱る
- 水分保持できなくなって皮膚が乾き痒くなる
- 掻きむしる
- 表面に傷ができ、そこから異物が侵入する
- 腸内バランスが崩れる
- かゆみが広がる
大体の場合、乾燥からこのように移行していくんじゃないでしょうか。
わかっているなら早めに対処できますよね。
うちの長女は一旦アトピーが治ってからは、乾燥の時期にも症状が悪化することがほとんどありませんでした。
なので、今回の初期症状を完全に見逃しました。
例年よりも急に寒くなったり、大雪が降ったりして、一日中エアコンの風に晒しっぱなしの日が多かった今年は、特に注意して見ておかないとダメでした。
少しの変化でも、あれよあれよととんでもない症状になってしまします。
まさに娘がそうでした。
今後の措置として、以下のことを実行することにしました。
・お風呂は乳酸菌風呂にする(できないときは水道水に浸からない)
・体の中の疲れも気にする
・夏以外でも水分補給をこまめにする
具体的に見ていきますね。
秋口こそ保湿をする!
これは完全に盲点でした。
確かに、夏の日差しをたっぷり浴びて何日も過ごしていたら肌も疲れますよね。
しかも、室内や車内では冷房に晒されているわけですから。
過ごしやすくなって、エアコンが要らなくなる秋口に、
肌表面には症状が出ていないかもしれませんが、見えない角質層の水分量はこの頃から減っていくことが多いのです。
もちろんベタベタとクリームやオイルを塗る必要はないですよね。
うちの場合は、乳酸菌液で保湿するのみ、もしくは乳酸菌にクリームを少し混ぜて塗るくらいかなと思っています。
小児科でもらえるヒルロイド、ワセリンなんかも強くないため副作用はないですが、塗りすぎは禁物です。
肌本来の保湿力がかえって弱まる可能性もあります。
保湿しすぎないという視点も大事ですね♪
お風呂は塩素除去か乳酸菌風呂
水道水は雑菌がわかなくて便利です。しかし、
ということも知っておかないといけませんよね。
塩素は肌表面のタンパク組織を壊してしまうといわれています。。
細胞が正常に働いてくれたら、すぐに組織回復できるかもしれませんが、どこかが弱っていたり何かが足りていない状態だと、塩素の刺激に耐えきれないかもしれません。
我が家の乳酸菌風呂は3〜4週間で入れ替えるんですが、そのタイミングで、たまに気分で乳酸菌なし風呂にすることがあります。
今回そのタイミングが、真冬でした…。なんでやってもたんやろ…。
この2、3日の入浴が、一気に肌荒れを悪化させた要因の一つなのは確実ですね。
思い切って入浴をやめてみることもおすすめです♪
体の中からのケア
冷たいもの、ジュースやアイス、手軽で食べやすいそうめんや冷麺など、
夏の間は気持ちよくてついつい食べ過ぎてしまいがちです。
それらが見えない体の中を疲弊させているということは、ちょっと考えればわかることですよね。
しかし、人間って見えないとなかなか意識できないもんです。
喉が乾く前に水分を補給しないと、熱中症になるのと同じで、
夏バテで寝込んだり夏風邪をひくのは、胃腸が限界を通り越した証拠じゃないかなと思います。
欲のままに食べたいものを食べるのではなく、きちんと体と向き合って、そのときどきに食べるべきものを取り入れる習慣が大事ですね。
腸内バランスが崩れてしまったら、ぜひ乳酸菌ケアで改善しましょう。
小麦製品の摂りすぎも要注意です!
注意点
我が家にとっては必要ないことですが、普段から石鹸や洗剤、シャンプーなどを使っている場合は、その刺激も肌のバリアを壊す原因になります。
できれば、優しい素材のものを使うなどの改善をしてみてください。
衣服に関しても、化学繊維のものはやはり刺激が強いですね。
子供のものは特に綿か風通しの良い麻などがいいと思います。
最後に:肌荒れケアは乳酸菌が有効
自分では十分に肌ケア腸ケアを実践しているつもりでしたが、
もっと目に見えないことに意識を集中して、じっくり向き合わないといけないなと思いました。
症状が出る前に、必ず何らかのサインを体は送ってくれているはずですもんね。
そのサインを見逃さず、夏過ぎからは早めのケアをしていきましょう。
本日も最後までお読みいただきありがとうございます。