ー本記事は2018年6月9日に公開済みですー
「オレガノ」といえば、
一般的には、パスタやピザなどのイタリア料理の仕上げにパパッとふりかけるスパイス調味料、という印象が強いかもしれません。
料理に使うオレガノの他にも、アロマや精油の一種に【オレガノ】ってあるんですよね。
オレガノ精油は、なかなか初心者が手を出せないオイルかもしれませんが、私は、これは一家にひと瓶必要だと本気で思っています。スー(@bacteria_suzu)です。
本日もお越しいただきありがとうございます。
抗炎症作用がとても強く、病院に行くほどでもないという体調不良などに大変役立つのです。
「具体的にどういう効果があるの?」
「使い方がわからない」
そんな疑問をお持ち方のために、オレガノの効果・効能と簡単な使い方をまとめていきますね。
オレガノとは
出典:pixabay
ヨーロッパからアジア東部にかけて分布する、毎年育つ多年草です。
やや乾燥した土地を好みます。
別名「ハナハッカ」「ワイルド・マジョラム」とも呼ばれ、聞いたことある方もいるかもしれませんね。
地中海沿岸ではギリシャ・ローマ時代から薬用として利用されてきました。
消化促進・発汗作用・殺菌などに効果があるとされていたようです。
現在では薬用というよりも食材としての利用の方が多く、独特の風味はトマトやチーズなどと相性がいいので、イタリア料理やメキシコ料理で活躍するハーブのひとつとなっています。
オレガノオイルは天然の抗生物質!?
そんな食用ハーブとしての印象の方が強い【オレガノ】ですが、かつての薬用としての素晴らしい治癒能力を知らない人は多いと思います。
古代ギリシャ語で「喜びをもたらす山」「山の喜び」という意味を持っている【オレガノ】。
この植物のかぐわしい香りや、人々に様々な恩恵を与えてくれる利用価値の高さから、そのような名前がついたのかもしれませんね。
2500年もの昔から、世界中で民間療法として使われてきたオレガノが、なぜ現代医療の現場で使われなくなったのでしょうか。
それにキレイに取って替わる抗生物質が開発されたからでしょうか…。
抗生物質の副作用とは
まずは病院で使われている抗生物質がどういうものか見ていきましょう。
抗生物質は、菌の感染対策に医者がいとも簡単に処方するものですね。
しかし、そんな抗生物質について、世界的にすでに乱用が指摘されているのです。
抗生物質の服用で引き起こされる可能性がある副作用は、
- 抗生物質を使い続けることで抗生物質が効かない耐性菌を作り出してしまう
- 腸内の善玉菌を殺してしまい腸内細菌のバランスを崩す
- ビタミンの吸収を阻害し腸内壁を傷付けてリーキーガットを引き起こす
一見、調子が良くなり元気を取り戻したかのように見える抗生物質による治療ですが、患部だけでなく、広範囲にわたって健康な細胞までもやっつけてしまっています。
その反動がどこかのタイミングで現れるのは予想できますよね。
病院に行く前に「オレガノオイル 」
調子が悪ければ病院へ行く、という流れが定着してしまった現代でも、自宅である程度効果的な治癒ができる可能性は多大にあります。
しかし、それには今までの悪い習慣を修正していく時間が必要だったり、体のことや自宅療法の知識が必要だったりして、いろいろ面倒に感じてしまうかもしれません。
調子が悪い時ならなおさら、
「パッと病院へ行って、超簡単な問診・触診の後、抗生剤や解熱剤を出してもらい、すぐに動けるようになる方がいい」
と考えるのも仕方がありません。
そんなときに、このオレガノオイルが自宅にあれば「病院へ行く」という発想自体、あまりしなくなるかもしれません。
昔の人々も、そうやってオレガノを生活に取り入れていたのでしょうね。
オレガノオイルは副作用の心配がない抗生剤
「病院で抗生剤を処方してもらうより、自宅でオレガノオイルを使った方がいい」
これはどういうことなのでしょう。
精油のオレガノオイルは、野生のオレガノを1000kg採取してやっと1kgとれるというぐらい濃縮されており、非常に強力な精油といえます。
【カルバクロール】と【チモール】というふたつの強力な抗酸化物質が、オレガノ精油の素晴らしい能力の源になっています。
実際の研究でも、数十という事例でオレガノ精油が抗生物質より安心してる使用出来るという事実が確認されています。
ちょっとした風邪や体調の異変ですぐに抗生物質に手を出すより、人間に備わっている治癒能力を引き出してくれるようなオレガノ精油を活用していくことが、本当の意味での回復に繋がるということです。
オレガノ精油の効果・効能
では、オレガノ精油の素晴らしい効果・効能と簡単な使用方法を見ていきましょう♪
抗カビ作用
オレガノ精油の使用方法として最もポピュラーなものは、カビ菌やカンジダ菌への処方だと言われています。
オレガノの【カルバクロール】と【チモール】という強い抗酸化成分が、体内のバクテリアやカビ菌を死滅させてカンジダ症を治す事が医学の研究で明らかになっています。
基本的には精油を直接内服・塗布することは危険なことだと言われていますが、ティーツリーやラベンダーのように可能な精油もあります。
オレガノも用法を守れば可能です。
抗菌作用
オレガノ精油は風邪やインフルエンザにも効果を発揮します。
細菌やウィルスをやっつけるのに有効で、風邪が流行る時期には早めに取り入れると予防にもなります。
ノロウィルスやO-157といった強い細菌を殺すという研究結果も出ています。
数滴を水と混ぜてうがいをしたり、植物オイルに混ぜて舌に乗せたりするといいそうです。
我が家での実践方法はこちらの記事↓↓↓にまとめています。
呼吸器系・消化器系への効果
オレガノオイル には痰切り作用もあるので、
- 気管支炎
- 肺炎
- 喘息
といった、呼吸器系の不調にも効果的です。
また、オレガノ精油に含まれている【チモール】という成分が、食欲不振や胸焼けに効き、消化を助け、消化器系の解毒にも効果的です。
抗酸化作用
オレガノ精油の抗酸化作用は、他の精油と比べてもトップスラスです。
オレガノの【ビタミンC】【ビタミンE】の含有率はずば抜けており、アンチエイジングや細胞の老化を遅らせるといった効果が大きいと言われています。
抗菌作用とのダブル効果で、ニキビや吹き出物などの炎症も抑えてくれます。
手作り化粧水などに数滴混ぜて使うといいですね。
使用濃度は1%以下にすることと、必ず薄めた原液でパッチテストをして下さい。
寄生虫除去
多くの人は、海外旅行などで寄生虫を持って帰ってきていないか心配になると思います。
そんな時はオレガノ精油が効果を発揮してくれるでしょう。
抗寄生虫作用が寄生虫を除去してくれます。
身近なところでも、カタツムリやナメクジに寄生する広東住血線虫というものがあります。
野菜などにも影響があるものなので、よく洗ってから食べないと知らないうちに体内で生息しているなんていう事になりかねません。
ジメジメした梅雨時期には一層注意が必要ですね。
まとめ【オレガノオイルは抗生物質より安全で効果もある 】
オレガノ精油、欧米ではかなり前から広く使われている精油の一つです。
日本ではあまり馴染みがないように思えますが、これらの効能を知ってしまうと一家にひと瓶必要かもしれないという気がしてきませんか?
オレガノオイルは、香りも味もちょっと癖がありスモーキーで苦味を感じるような精油です。
なので、香りで癒されるというよりはその薬効の方が抜きん出ているかもしれません。
他の甘い香りや柑橘系の香りの精油とブレンドしたり、同じようなスパイシーな精油とブレンドしてみても面白い効果が得られるかもしれないですね。
私もいろいろ試してみたいと思います。
本日も最後までお読みいただきありがとうございます。