ー本記事は2019年8月25日に公開済みですー
大人アトピーは本来、蓄積してきた毒素やストレスなどが原因の体内の免疫異常であり、そこにフォーカスすればちゃんと治るはずなのです。
しかし、その症状が人目に付く「肌」に現れるというところに、難治化させるように動いてしまうトラップがあるように思います。
そんなことを強く思うことがあったので、連日、アトピーの治癒についての記事を書いています。スー(@bacteria_suzu)です。
本日もお越しいただきありがとうございます。
おそらく全身が赤く腫れ上がり、毎日毎日痒みとの戦いを強いられているであろう芸能人を、たまたまテレビで見てしまったばっかりに・・・。
すっかり遠のいていたアトピーというものと、間接的に対峙しています。
私は医者でもセラピストでもなんでもないただの主婦です。
しかし、もしかしたら、そんななんでもない人のふとした発信が、一人でも多くの苦しんでいるアトピー患者の心を溶かすことができるかもしれない…。
そのためには、魂を入れて記事を書きたいと思っています。なんでかしらんけど…。
アトピーだからこそ毎日運動を
アトピー性皮膚炎は、肌に症状が現れることが最大の特徴ですが、肌の病気ではありませんね。
体の中の強烈な免疫異常が、肌という排泄器官に現れているのです。
体内毒素が出ているとか、解毒しているからどんどん出せばいいとか、そういう聞こえの良いいことだけに耳を傾けていると、誤った方向へ向かってしまうかもしれません。
血流アップがもたらす体質改善
アトピーの人は、その多くが汗をきちんとかけない人だといわれています。
生まれたときから快適な環境に暮らしていると、汗をかく機会が少なくなるのも当然ですよね。
しかし、内部にこもった熱を発散したい体からは、必ずサインが出されるのです。
食事の後や寝ているときの体温上昇を、汗をかくことで発散できない場合は、皮下部分で炎症が起きそれが痒みを引き起こすのです。
また、血流に着目してみると、
↓
体温自体を上げる力がなくなる
↓
どんどん代謝が悪くなる
↓
食べたものの消化するに時間がかかる
↓
慢性便秘
このように、体の中の循環が滞ることがわかりますね。
そんな体に、どんどん高脂肪・高カロリー・高糖質なものが入ってくると?
それは消費されないエネルギーとなってさらに蓄積していくでしょう。
逆に、小さい頃から外で走り回っていた経験のある人や、規則正しい生活を続けている人は、ちょっとやそっとで体内炎症を起こすことはないはずです。
そのときそのときで、発生したエネルギーを消費し、残った老廃物も活発な新陳代謝のおかげでスッキリと排泄されていきます。
アトピー性皮膚炎が出てしまった人も、この体内浄化サイクルがうまくいく体を目指していけばいいのです。
そのためには、毎日30分以上の運動、しかもちゃんと汗が出るまで動くことを念頭においた続けられる運動をすることが有効なのです。
苦しいリバウンドの症状においても、きちんと運動を続けることができた人は治りが早いのです。
汗をかいたら余計痒みが出て辛いところですが、運動には汗以外のいいこともたくさんあるのです。
動くことで心の闇からの解放
家でじっと過ごしながら、痒みと戦い続ける日々はどうしても気持ちまで病んできます。
アトピーを早期に根治させるために会社を辞めるのもあり、と私は思っているのですが、
会社を辞めて、その時間を家の中だけで過ごすことがいいわけではありません。
規則正しい生活をし、多少はゆるゆると過ごし、毎日外で運動することを徹底しましょう。
ウォーキングなら小一時間、ジョギングならもう少し短くてもいいかもしれませんね。
とにかく毎日です。
これはとても大変かもしれませんが、無料で今すぐできる手軽さはあります。
そして、その効果は一生のものとなって、強い体を作り上げてくれるのです。
また、毎日のアトピー症状との付き合いで疲弊した心も、無心で運動している間は忘れられると思うのです。
動けた自分、続けられた自分、そういう日々の成長が得られるのもまた、アトピー治癒の副産物なのです。
IT機器からしばらく距離を置くことも有効!?
最近のアトピー患者は、ついついスマホやパソコンとにらめっこしてしまうことが多いのではないでしょうか。
私が苦しんでいた時代は、スマホもパソコンも身近になかったので、ほぼITストレスはフリーでした。
目を酷使し、腕から肩、首を凝り固めて血流を悪くする習慣であるともいえる電子機器は、できるだけ使わないで過ごしたいところです。
ただ、今の時代なかなかそうはいかないのが現実です。
アトピー症状があっても在宅でお金を稼ぐことができるのは、ほとんどネット環境を使ったものですし、治癒に関する情報を集めることができるのも大きなメリットではあります。
しかし、くれぐれもやり過ぎないようにしましょう。
血流は本当にバカにできません。
そして、ネットの情報がなくても良質な書籍はいくらでもあります。
自分の軸が決まれば、あとは行動するのみなので、余計な情報を無限に入れることもあまり良いこととはいえないでしょう。
血流をあげて免疫力を高めるとどうなる?
血流をあげていくこと、これがまずは大事です。
ステロイドによって冷え切った体内を、自力で温度をあげて温めていくのです。
これは、それほど難しくはないですが、根気良く続けないとなかなか結果に出ないという辛さもあるんですね。
ステロイド剤は炎症を強烈に抑え込み、免疫系の神経の活動も低下させます。
私もそうでしたが、ステロイド剤を使用していた時期はとても生理が重く、しょっちゅう風邪をひいていました。
それでも、体内が冷えているなんて思いもしなかったので、食事にも特に気をつけなかったし、甘いお菓子や砂糖も制限なく摂っていました。
アトピーの闇は、こういうところにもありますよね。
肌の症状ばかりに気をとられるという・・・。
問題はやはり「血」と「ストレス」です。
肌以外からの排泄を促す
体のめぐりが良くなると、どんどん老廃物が排出されるはずです。
肌がジュクジュクしている滲出液は、厳密にいうと毒素ではないのですが、その段階を経ていくと、また肌から膿のようなものがドロっと出てくることがあります。
これが本当の排泄物なのです。
リンパ液や血流に乗って運ばれた体内の老廃物が、まだ炎症がおさまっていない薄くなった皮膚を破って出てくる場合があるのです。
これが出てしまえば、案外その周辺がキレイになっていくでしょう。
また、一番理想的なのは、免疫細胞の宝庫である腸内できちんと必要なものだけを吸収し、不要なものを便として排出することです。
これがうまくいくようになると劇的に改善していくので、やはり腸内環境の良し悪しも大きな要因であるといえますね。
腸内フローラのバランスが安定する
ステロイドだけに限らず、強い薬や市販の痛み止めなどを日常的に使っていることも、アトピーを完治から遠ざけているのです。
代謝を抑制し、抗炎症の作用をするのが薬ですから、気軽に使っている人は本当にそのことをよく考えて欲しいと思います。
炎症は体が起こしている正常な反応であり、押さえつけると余計に治りづらくなります。
実際、頭痛薬や生理痛の薬を飲んでいる人は、おそらくそれが手放せなくなっているのではないでしょうか?
アトピー症状のステロイド剤と同じですね。
どんどん効かなくなる。
薬の作用で腸内細菌のバランスもどんどん崩れ、免疫力はおそらく低下していくでしょう。
本来病気に対して絶対必要な免疫力や抵抗力、それを自ら手放すというのは滑稽でしかないですね。
腸内フローラはそう簡単に元に戻らないですが、毎日コツコツと善玉菌を生かす工夫をしていけば、そのうちみるみる体が変わっていくのを感じることでしょう。
それが、体が本来望んでいる環境だから。
まとめ
今回は、運動をして血流を上げることによって免疫力を取り戻していくという話でした。
アトピー症状がひどいとどうしても、引きこもりがちになります。
人目が気にならないなんて嘘ですよね、めちゃくちゃ気になります。
でも、そんなに気にしても他人はあなたのアトピーの改善には何の関与もないのです。
自分のことだけ考えて、自分の体の声にしっかりと耳を傾けて、やるべきことに集中してみるのも大切です。
今まで好き放題の人生、考えなしに時間に追われた日々を過ごすだけだった人生を、ここできちんと修正できるチャンスです。
ここからの再スタートは、かなりレベルアップして臨めるはずです。
そんなワクワクしたことを胸に秘めることも、アトピー改善には必須なのです。
アトピー完治に欠かせないもうひとつの免疫力アップの鍵↓↓↓についても、参考にしてみてくださいね。
本日も最後までお読みいただきありがとうございます。