ー本記事は2019年11月5日に公開済みですー
10月からはりんごの季節です。
たくさんのりんごが出回ってくる時期になりました。
りんごは栄養もあり誰もが好きな味ともいえるので果物の中でも人気者ですよね。
私も大好きです。
特にここ数年はこれまであまり食したことがなかった紅玉の美味しさにハマっています。スー(@bacteria_suzu)です。
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紅玉りんごはスーパーなどに並ぶ数も少ないですね。
でも、あの酸味と真っ赤な見た目、シャリっとした食感は『これぞりんご!』と言ってもいいくらい王道なりんごなのです。
ふじなどが出回る前に、私は宅配生協さんの紅玉りんごを必ず毎週注文して堪能しています。
今回は、そんな貴重な紅玉りんごの何をも無駄にしない食べ方、皮と芯だけで作るジャムをご紹介したいと思います。
りんごを大量に購入した場合の長期保存方法は、こちら↓↓↓でチェックしてくださいね♪
→【りんごを3ヶ月以上の長期冷蔵保存でも美味しく保つ方法とコツをご紹介!】
りんごの皮も芯も捨てないでね!
果物の皮の農薬が怖くて皮は必ず剥いている?
はいはいはい、そうですよねー。農薬が振りかかっている果物なんて怖くて食べられませんよね。
でも、農薬って木になっている実の状態でのみ散布しているのでしょうか?
そんなことないですよね。
ちゃんと土にも幹にもぬかりなく施されているでしょう。
海外からの輸入果実は、ポストハーベストの影響が懸念され果実表面の薬毒が特に危険視されがちです。
しかし、国産の果物はそれを食べようと思っている時点で、皮も実も大差ないのです。
わざわざ皮を剥いて食べるなんて、ちょっとトンチンカンではないですか?
大事な栄養素は皮と実の間に一番豊富に含まれているともいわれている果実の、その皮をしっかり取り除いて食べるなんて、ね。
もちろん有機・無農薬栽培のものが手に入れば言うことないですね。
農薬が心配な場合はこんなもの↓↓↓もあるので、食べる前にやってみましょう!
我が家はりんごはもちろん、柿も梨もぶどうも桃も皮を食べます。
柿は食べやすさの面から一旦剥きますが、その剥いた皮もお皿に盛って食べるのです。ま、全員ではないですが…。
→【柿の皮を熱望する我が子よ・・・あなたは正しかった!栄養は皮にあり】
そんな我が家からは、りんごの皮の廃棄が出ないのです。
しかし、とある情報から、このりんごの皮、とりわけ紅玉の皮を使って美味しいジャムを作るということを知ったのです。
「何?ほんまかいな、それ!?」
これがホンマなんです。
その日から、紅玉を食べる際には、いちいち皮と芯だけをジップロックに取り置いて冷凍庫に保存するようにしていたのです。
材料は?
そんな紅玉の皮と芯だけを使って作るジャムってどういうもの?
それは、皮と芯を煮出してそのエキスに砂糖を加えて煮詰めたものです。
そして、その紅玉の深い紅色が見事に反映された、それはそれはルビーの輝きを放つとでもいえそうな、
美しい真紅のジェリージャムなのです。
材料もシンプルで、
- 紅玉りんごの皮と芯・・・3〜5個分
- 皮と芯がヒタヒタになるくらいの水
- 砂糖・・・煮詰めた後のエキスの5〜7割の量
- レモン水・・・大さじ1〜2(なくてもよい)
これだけです。
今まで捨てていた皮と芯に、砂糖さえあればなんとかできます。
手順は?
手作りジャムって、煮詰め具合とかトロミの付け方などが難しいですよね。
私も最近までは、果物をわざわざ煮詰めて砂糖たっぷり入れて作るジャムって、あまり興味がありませんでした。
しかし、ひょんなことから、梅の実を使ってジャムを作ったことがあるのです。
これがとんでもなく美味しかったのです!
なんの期待もしていなかった梅ジャムですが、作った4瓶があっという間になくなってしまうくらい、
酸味と甘みがなんともいえない美味しさで病みつきになってしまったのです。
こんなに美味しいものが作れるなら、と調子に乗っていろんなジャムに挑戦しているのですが、今回の目玉は何といっても、
「皮と芯だけで、実を一切使わないで作る」
というところですね。
本来捨てられていたものがジャムになって復活するというドラマチックなところがたまらないのです。
→【文旦や晩柑の皮は捨てないで!ちょっとの手間と砂糖だけで作るレシピ】
手順も簡単!
- 鍋にりんごの皮と芯と、それらがヒタヒタになるくらいの水を入れて中火にかける。
- グツグツさせて、皮や芯に透明感が出るまで煮詰めます。
- ザルにあけてこし、エキスを抽出する。ここはじっくり時間をかけて。
- エキスと砂糖を鍋に入れて、中火で煮詰めていく。20〜30分くらい。
- とろみが出てきたら火を消して完成!
果実を使って作る場合とは違って、一旦ザルでこす作業が入りますが、それでも初心者にも簡単だと思える手順ですよね。
きれいなルビージェリーにするためのコツとは?
こうやってエキスだけで作るジャムでも、ちゃんとりんごの風味が効いたとても美味しいジャムになるんです。
しかも、固形物が全くない、プルンプルンの透明感のあるきれいな宝石のような仕上がりです。
ルビージェリー↓↓↓、とは良くいったものですね♪
私はこちらを参考にして作ったわけではないのですが、こんなにきれいにプルプルにならなかったですね・・・。
やはり、その美しさをモノにするためにはいくつかのコツや注意点があるようです。
りんごのペクチンを利用する
通常ジャムを作る場合は、食物繊維の一種であるペクチンという成分を使ってとろみをつけていきます。
ペクチンが、高温キープで糖と酸と結合したときに、あのトロッとしたジャム特有のとろみが出るのです。
そして、ある種の果物にはこのペクチンが割と適量含まれているらしいのですが、りんごの場合は特に豊富に含まれていて、果実本来の成分のみでうまく固まるといわれています。
それをうまく生かすコツとしては、
100℃以上をある程度キープする
ことが大事なのです。
ペクチンは、100℃以上になって初めて溶け出すのでその温度をしばらくキープしなければ意味がないのです。
適量の砂糖で煮詰めること
そうして溶け出したペクチン、これが糖と酸と結びついてとろみとなります。
ペクチンをゲル化させるために必要な糖度は、
60%以上
といわれています。
しかし、私がうまくとろみを引き出せなかったのは、この糖度が足りなかったからだと思われます。
りんごの実の部分を一切使用していないので、砂糖の量はエキスの70%くらいにしたらよかったかなと思います。
最後に酸ですが、レモン汁を入れても入れなくてもいいと記したのは、紅玉は酸味が結構強めに出ているからです。
なので、わざわざレモンを入れなくても固まる場合があるのです。
レモンを加える前にとろみが出ていれば不要、ということですね。
しかし、レモン汁を加えることで発色が良くなったり、酸が加わって味に締まりが出るという利点もあるので、お好みで〜♪
まとめ:りんごの皮と芯で作るジャムは美しくて美味しいよ♪
紅玉のきれいな色と酸味を利用したとてもエコなジャム、いかがでしたでしょうか?
ジャム作りはちょっと・・・と思っている方も、
りんごが旬なこの時期に、食べるたびにゴミとなっていた芯や皮が美味しいジャムに変身することには興味が湧いたのではないでしょうか。
出来上がったジャムも、甘さがくどくないとても爽やかな美味しいものですよ。
炭酸で割ってシードル風にして飲むのもオツですね。
我が家では、毎朝の豆乳ヨーグルトに合わせて頂いています。
なかなか理想のとろみが出なくて、悔しいので2回作ってみました。それでもまだですね・・・。
今シーズンはあと何回か紅玉皮ジャムが作れそうです。
なんとか理想のルビージェリーになるように頑張ってみたいと思います♪
本日も最後までお読みいただきありがとうございます。