ー本記事は2018年12月4日に公開済みですー
もうすっかりブームが落ち着いたかに見える【塩レモン】ですが、
ここへきて、またちょっとずつ再注目されているということはご存知でしたか?
私は全然知りませんでした、スー(@bacteria_suzu)です。
本日もお越しいただきありがとうございます。
レモンやら柚子がね、きてるらしいです。
それもあったかいスープものに合わせるという方法で。
柚子ポンとかは昔からあるし、柑橘類がアクセントとして使われるスープ料理も多いですよね。
それが、今年の冬は、レモンやライムや柚子などの柑橘類をどっさり贅沢に、これでもかというくらい投入してしまうレシピが注目されているみたいです。
そうなると、いつ作ったか分からない、微妙に保存ビンに残った塩レモンが再び日の目をみるという現象もあちこちで起きているのかもしれませんね。
私は【塩レモン】の奥深さや便利さを何も分からない状態で、思いつきで作ってみたんですが、これがまた、使える使える!
確かに塩とレモンは相性がいいし、時間をかけて熟成発酵させるため、旨味が出てきます。
こんな使える調味料を作らない手はないです。
今回は、私が作った適当ズボラなのにちゃんと美味しい【塩レモン】の作り方をご紹介します♪
ズボラでも美味しい【塩レモン】の作り方
漬物、発酵、ならおまかせあれ!
ちゃんとポイントさえ押さえていれば、少々ズボラでもちゃんと植物の菌ちゃんたちがいい仕事をしてくれるんです。
特に【塩レモン】は材料も作り方も簡単です。
漬物といっても、梅干しやたくあんのようにたくさんの工程もありません。
だからこそブームにもなったんでしょうね。
では早速作っていきましょう♪
用意するもの
- 無農薬レモン(もしくは皮に農薬がかかっていないもの)・・好きなだけ
- 塩・・レモンの総量の20%
- 保存容器
とりあえずこれだけあればすぐに出来ます。
レモンは外国産の怪しいものではなく、国産の無農薬レモンがあればベストですが、なければ皮をよーく洗うようにしてください。
保存容器は、レモンを圧縮保存したいので、材料が溢れるくらいの大きさが理想です。
大き過ぎると空間ができてしまい、レモンと塩の浸透圧を最大限に活用できないし、カビや雑菌の原因にもなります。
作り方
① レモンをくし切りや輪切りにします。
本場モロッコでは丸ごとレモンに切り込みを入れるそうですが、扱いやすさを考えたら適度にカットしておく方がいいかと思います。
② できれば密閉できる容器に、塩→レモン→塩→レモン→塩、の順で材料を入れていきます。
最初と最後が塩になるようにしてくださいね。
③ ②の状態をギュッと圧縮したいので、もし容器の上の方に空間ができたら、重しになりそうな小さなお皿などをいれてギュウギュウ押してください。
そうしてフタをすればOKです。
④ 常温で保存し、水分が出てきたら1日1回容器をゆすってエキスを全体にまわします。
だいたい1ヶ月で出来上がります。
出来上がりの目安は、エキスがトロッとした卵色になっているかどうかです。
【塩レモン作り】で押さえておきたいコツ
【塩レモン】はレモンと塩を合わせるだけで、誰でも作れる簡単調味料です。
発酵の過程を楽しむということも含めて、ぜひ小さいお子さんと一緒に作ってみて下さい。
簡単なのに、出来上がりは元のレモンと全く違う風味、味、形状をしているので、
こういうところで、料理の不思議さややりがいを実感できて新鮮かと思います。
ただ、せっかく作ったのに失敗した…なんてことにならないよう、いくつかのポイントは押さえておきましょうね。
塩分はしっかり濃いめで
塩漬けすることでレモンが熟成・発酵していくのですが、その時の塩の量が大切です。
少な過ぎると思ったほど保存が効かず、すぐにカビが生えてしまいます。
うまく出来上がった場合は【塩レモン】を冷蔵庫で1年以上保存できるという、全く違った結果になるのです。
できればレモン総量の20%、塩分が気になる方でも10%は使って欲しいですね。
常温で発酵させる
レモンが出回る時期は、年間通してほぼ1年中と言えますね。
しかし、実は最も多く店頭に並ぶのは秋から冬にかけてだと言われています。
それは、レモンを収穫するのがだいたい10月ごろからだからです。
産地や栽培方法によって多少異なりますが、レモンは夏のイメージが強いかもしれませんが、案外冬にも手に入りやすいのですね。
ただ、レモンのクエン酸による疲労回復効果や、塩による熱中症対策を活用したいのは夏ですよね。
なので【塩レモン】が話題になるのも夏が多いかもしれません。
夏に仕込むときは気温が高くなっているので温度管理に気を付ながらも、出来るだけ常温で発酵させましょう。
冷蔵庫に入れてしまうと菌が活発に活動しなくなるので、いつまでたってもトロッとしたエキスが上がってこない、ということにもなりかねません。
うまく発酵を促すには、ぜひ安全な「常温保存」を心がけてください。
塩レモンの使い方
【塩レモン】を使ったレシピは、すでにちまたにたくさんあふれています。
特に、鶏肉や白身魚と一緒に使うと相性もすこぶるいいみたいですね。
塩レモンが“万能”と言われるゆえんは、その味だと思うんです。
もちろん、食材の臭みを消したり風味を付けるのにも重宝しますが、
レモンの酸味がまろやかになって、しかも塩でしっかり味がついている調味料というのはありそうでなかったですからね。
それだけで味付けができるというのも大きな魅力となっているかもしれません。
【塩レモン】だけで味付けしてみるといいかもと思うものに、
- さつまいもの蒸し煮
- 鶏肉や白身魚の蒸し煮
- 長ネギ焼き
- スープ
- サラダ
などがあげられます。
実際に、さつまいもと鶏肉の調理に使いましたが、とても美味しく仕上がりました。
【塩レモン】生のままではちょっと苦味があったんですが、調理することで苦味がなくなり、レモンの風味だけがしっかり残っていました。
あとは、出来上がった【塩レモン】をフードプロセッサーなどで細かくしておくと、使いたいときにすぐ適量だけ取り出すことができて便利ですね。
レモンの形状をそのまま料理に活かしたいときは、最初から輪切りで仕込むのがおすすめです。
出来上がった【塩レモン】の味はきっとご家庭によって微妙に違っていると思います。
ぜひ一度仕込んでみてご自分の味を確認してみてください。
塩レモンの作り方まとめ
はちみつレモンは有名ですけど、調理にいろいろと幅広く使えそうな【塩レモン】が流行ったのもうなずけますね。
レモンビールやレモンラーメンが好きだったなぁと、ちょっと懐かしい感覚を思い出したりした今回の【塩レモン】作り、
もっともっといろんな料理に試してみたいと思います。
【塩レモン】に砂糖やはちみつを合わせるとお菓子作りやホットドリンクにも使えそうですね。
寒い時期にはお鍋料理も頻繁に登場します。
ぜひ【塩レモン】をひと瓶常備しておいて、いつでも手軽にレモンカスタムしてみませんか♪
本日も最後までお読みいただきありがとうございます。