ー本記事は2021年5月17日に公開済みですー
ガトーショコラというと、
オシャレでちょっと高級感もあって、
ダークチョコの風味が大人な雰囲気で、
家で気軽にチャチャチャっと作れるような簡単なものではない。
そんなイメージありませんか?
しかし、そんな敷居を感じさせない庶民ガトーショコラが我が家で連日作られているんです、スー(@bacteria_suzu)です。
本日もお越しいただきありがとうございます。
ガトーショコラはこうでないと!
みたいな壁は幸い私たちには見えませんので、結構自由にやりたい放題やっているわけです。
ほっと一息のお茶の時間に、血糖値をガッとあげてしまわないようなガトーショコラ。
しかも、チョコも卵も牛乳もバターもベーキングパウダーも使わないガトーショコラ。
そんなの本当にガトーなショコラなの!?
そう思ったあなた、ぜひガトーショコラはこうでなくっちゃという壁をぶっ壊してください♪
ガトーショコラってどんなお菓子?
私も数年前には普通のレシピのガトーショコラを焼いていました。
イメージよりは作りやすく大きく失敗することもなかった記憶ですね。
しかしその味は濃厚で普段のおやつに食べるような気軽さはなく、特別な日に頂くスペシャルなケーキという印象でした。
少量でも満足できるケーキですよね。
チョコと卵と生クリームとバターを使って作るのですからそれはそうでしょう。
もちろん日本人が生み出したものではありませんよね。
フランス発祥の焼いたチョコレート菓子
フランス語で、
ガトー=ケーキ
ショコラ=チョコレート
ということなので、簡単に言えばフランス発祥のチョコレートケーキのことですね。
一般的なチョコレートケーキと何が違うのか、というと、クリームを挟んだりチョコでコーティングしたりなどの装飾めいたことを一切しない、チョコを生地に混ぜてそのまま焼き上げるシンプルな仕上がりという点でしょうか。
それでいて火を通しすぎないため、ややレアで濃厚なチョコレートの風味がしっかりと味わえるお菓子、ということろがなんともフランスっぽいですね。
フランスで1700年代に起源したといわれているガトーショコラ、日本では1980年代になってようやく日本人にも好まれる今のようなガトーショコラが出来上がったそうです。
材料3つでできるガトーショコラレシピが流行
クックパッドなどが流行り出した頃、私もよくレシピをチェックして作っていました。
当時画期的だったのは「材料たったの3つでできる〇〇」みたいなレシピです。
今の私ならあまり使いたくない素材が中心でしたが、手軽で美味しく仕上がるとなればおもてなしなどで映えるガトーショコラなんていいですよね〜。
- 板チョコ
- 卵
- 生クリーム(牛乳)
たった3つを混ぜて焼くだけ!
つくったことあるな〜。
さらに豆腐を使ったガトーショコラでも、
- 板チョコ
- 豆腐
- ホットケーキミックス
3つでできるんですって!
中には「材料2つで!」っていうものもありましたけど、卵と板チョコで作ってありました。
卵白と卵黄を分けたら確かにふんわりもしそうですね。
しかしこれはもはやケーキというより焼きチョコですね…。
ま、ガトーというのは広い意味で焼いたお菓子の総称らしいので、名前に偽りはなしといえます。
そんな流れで一度はガトーショコラを作ったことがある方も多いかもしれませんね。
そして、あんなにリッチで高級感があるケーキでも自宅で案外簡単に作れるもんなんや、と気づいてしまった方も多いでしょう。
しっとりふっくらビターなチョコレートケーキ
ガトーショコラを初めて食べた時の感想って覚えていますか?
真っ黒のレンガみたいな無骨な塊に、少し気取った粉雪のような砂糖がかけられ、素敵な名店のネームプレートが刺さっている、そんな感じではなかったでしょうか?
ホロリと口で溶けた瞬間、たちまち広がる濃厚なカカオの風味。
甘すぎず苦すぎず、やはりリッチテイストな大人の味。
チョコレートのみならずカカオパウダーも入っているので結構ビターですよね。
その味の奥には、柑橘の香りがしたり洋酒の香りがしたり、滑らかな乳製品の香りもするでしょう。
お店によっていろんな隠し味があるのもまた楽しみの一つですよね。
食感的にはしっとりした中にもほどよくエアー感があり、それがいいバランスとなって食べ応えに繋がっています。
と、過去に食べたことのあるガトーショコラを一生懸命思い出しながら表現してみましたが、今回ご紹介する豆腐ガトーショコラは、そういうものとは全然違うと思っていただければ幸いです・・・。
庶民派ヘルシーガトーショコラを作ろう!
それは当然、お店のものと“材料2つ3つ”バージョンのもの、はたまた豆腐なんぞをメインで使っちゃうものは全く違いますよね。
でも、ふとチョコレートケーキが食べたいな、という気分になった時にすぐに作って食べられたら、それはそれでちゃんと満たされると思うのです。
しかもヘルシーだから特別な時だけに制限せず、いつでもおやつに食べることができるなんて、超幸せではないですか!?
豆腐がメインのガトーショコラとは?
今回、なぜ豆腐ガトーショコラを作ろうと思ったかというと、娘が急に「チョコレートケーキが食べたい」となったからです。
我が家あるあるですね…。
なかなかハードなもの出してくるな、と思いましたがそこは私なりのこだわりも織り込ませてもらいました。
確か豆腐でも作れたよな、と記憶していたので調べてみたんです。
あるある!なんなら定番になってるのかってくらいある!
やはりカロリーや糖分を気にする方が増えているんでしょうね。
豆腐をスイーツに使うっていうこと自体が一昔前より一般的になっているのかな。
ヘルシー志向、ベジ志向、ヴィーガン志向などなども広まってきましたものね。
そしてガトーショコラの濃い色や風味は豆腐をいい感じに隠してくれそうですもんね。
コクだし素材がコツ!豆腐ガトーショコラの材料は?
お菓子のレシピをいちから全部自分の頭で構築する、ということはなかなかできません。
本やネットで見たレシピを参考にして、そこから自分なりにアレンジしたり発想をプラスしたりしています。
今回のレシピも、いくつか見たものを参考にして、材料をわざわざ買いに行かなくても普段家にありがちなもので作れるレシピに仕上げました。
- ♡絹豆腐・・150g
- ♡オレンジジュース・・50cc
- ♡はちみつ(シロップ系の甘味料でOK)・・大さじ1
- ♡バニラエクストラクト・・大さじ1
- ♡オイル・・大さじ1
- ♡りんご酢・・小さじ2
- 粉(薄力粉・米粉・そば粉など)・・60g
- カカオパウダー・・15〜20g
- 黒糖・・大さじ2
- 塩・・少々
- 重曹・・1g
卵も、乳製品も、ベーキングパウダーも、場合によっては小麦粉も使いません!
コクや風味を出す素材として、オレンジジュースと黒糖、オイルはココナッツオイルなどを使用するといいですね。
私ははちみつやデーツシロップを使いました。
♡マークのリキッド類と、その下の粉類で分けてみました。
作り方の工程でもこの2つを分けてからスタートです。
混ぜて焼くだけ簡単!豆腐ガトーショコラの作り方
では作っていきますよ〜♪
といっても本当に混ぜて焼くだけなので、お子さんと一緒に作ってみるのもおすすめです。
- まずオーブンを170度30分で予熱します。
- ボールに粉類を全部入れて泡立て器でよく混ぜておきます。
- 材料の♡マークのリキッド類をフードプロセッサーかブレンダーで攪拌します。
豆腐の水切りも不要なのでそのまま一気に混ぜちゃいましょう!
もちろん泡立て器で混ぜても構いません。滑らかになるまでよく混ぜましょう。 - ⒉のボールに滑らかに混ざった⒊を加えます。
ゴムベラなどで粉気がなくなるまで混ぜます。
サクサクっと切るように混ぜるといいですね。 - クッキングペーパーを敷いた18センチパウンド型か直径15センチのケーキ型に流し込んで、オーブンに入れます。
- 15分ほど経過したら1度180度回転させて焼き、最後に竹串を刺してチェックしてくださいね。
ラウンドのケーキ型で焼いたら、冷めた時に中心が凹んでしまったりうまく膨らまなかったりするかもしれません。
それはそれでしっとりと美味しいです。
気になる方は混ぜるときに極力グルグルしないで、混ぜすぎないように注意してください。
写真のようにナッツやドライフルーツをアクセントに入れても美味しいですよ。
まとめ:チョコを使わず豆腐で作るガトーショコラは日常のおやつにおすすめ
いや、これは厳密にいうとチョコを使ってないからガトーカカオやろ、なんて野暮なことは言わないでくださいね。その通りだから…。
見た目も食感もちゃんとなんちゃってガトーショコラですから!
ただ、お味の方は、濃厚リッチなガトーショコラ、というより、ふんわり爽やかお気楽ココアケーキという感じです。
ガトーショコラの濃いテイストが苦手という方にはピッタリかもしれませんね。
オレンジジュースやバニラエクストラクトの風味が本格的な雰囲気を醸し出してくれているので、おもてなしやお持たせにもいいと思います。
その場合はチョコを少し足したりホイップクリームやアイスクリームを添えたりするといいですね。
食べたい時にわりとすぐ作れる豆腐ガトーショコラ、ぜひ皆さんも一度味わってみてください♪
本日も最後までお読みいただきありがとうございます。