ー本記事は2019年1月30日に公開済みですー
おしゃれな人の家には「ほうき」が壁に掛かっている。
飾り、じゃない!?
なーんてことを思ったことはないですか?
私は大いにあります。
ほんまにそれで掃除してきれいになる?スッキリする?って、スー(@bacteria_suzu)です。
本日もお越しいただきありがとうございます。
エコで丁寧な暮らしをしている人の必須アイテム「ほうき」
インテリアにもなるおしゃれな「ほうき」
職人さんの手仕事だからお高い「ほうき」
そんな「ほうき」が我が家にもあるんです!
お高くはないですけどね…。
そしてほんまにきれいになるんです!
【ほうき】を見捨てた日本人
なんか「フンッ」って思ってしまうのは、それがファッション化してしまっていないか?と穿った見方をしてしまうからでしょうね。
踊らされていないか?
まずは本当にその「ほうき」が必要かどうかを、自分の頭で考えてから購入しないとただのインテリアになってしまうのも時間の問題です。
ゴミやホコリを取るのは【掃除機】でいい
掃除機を使ったことがない人はいませんよね。
だいたい家の掃除は掃除機でしますよね。
ゴミもホコリも取れるし、短時間でだいたいきれいになります。
じゃあ、それでいいのでは?
困ることあります?
戦前までは当たり前のようにほうきで掃除をしていた日本人。
畳も板場もなんの問題もなくきれいになっていたことでしょう。
しかし、土足の習慣などない日本に洋間と絨毯が普及し、そこで初めて
きれいにならない
という問題に直面するのです。
絨毯の毛の中に溜まった埃が原因でノミが大量発生してしまうのです。
さらに、団地ブームが起こると家の外にほうきでゴミを掃き出す行為が近所迷惑となる問題も起こるのです。
そうして、団地で受け入れられ始めた掃除機が、次第に人々の生活に浸透していくことになります。
ほうきを使って掃除をしていた人にとっては、これは画期的な道具となりえますよね。
楽だし、ゴミや埃が目の前で瞬時になくなるのですから。
最近ではコードレス式掃除機の使いやすいタイプが多く登場していますし、コードやノズルの煩わしさもありません。
掃除機、いいですね〜。
こうやってほうきは見捨てられていったのです。
フローリングワイパーがあるじゃない
画期的なお掃除アイテム『掃除機』ですが、やはり欠点もあります。
それは
- 騒音
- 電気が必要
- 埃が舞う
という3点です。
しかしこの欠点要素も【フローリングワイパー】で解決!
音もなく、電気も要らず、排気もしないできれいになりますよ。床がね。
カーペットはちょっと難しいので、そこは掃除機でやるとしても、畳の部屋がなくなりつつある日本の住宅には「掃く」より「吸う」や「拭く」という掃除方法が適しているのかもしれません。
床は、高性能のワイパー用シートを使えば雑巾掛けのように仕上げることも出来ます。
価格も、本体さえ最初に1000円ちょいで買っておけば、あとは300円前後のシートを買い足すだけで事足ります。別に高価なものでもないです。
万事が解決!
【ほうき】を知らないからこそ【ほうき】の良さがわかる
スッキリしましたか?ほうき考察。
しませんよね。
私もほうきを買うまでは掃除は上記のアイテムで事足りていました。
掃除機だって、あの重くて移動するたびにコードを気にしないといけないものではなく、コードレス掃除機の優等生「マキタさん」で楽々掃除ができていました。
フローリングワイパーは便利だったけど、柄の部分が折れてからは捨てちゃいました。
その代わりに雑巾で掃除です。
雑巾は面倒だけどやはり一番きれいに掃除できるし、隅々まで手が届いて気持ちがいいです。
マキタさんと雑巾、これでいいなと思っていました。
「ほうき」は外をはくものという考えでした。
なぜなら、ほうきで家の中をはいている大人を直接見たことがなかったのです。
おばあちゃんの家には遊びに行くもので、生活をする場所ではなかったため、おばあちゃん世代がほうきを使っていたかもしれませんが、見たことはありません。
当然親はガッツリ電化製品まみれ、一番電化製品が華やいでいた時代の洗脳消費者ですから、当たり前のように欧米化です。
いまだにほうきで屋内掃除なんて信じられないんじゃないですかね。
では、そんなほうきを見捨てた日本人がほうきの価値を再認識したきっかけは何でしょう?
ここでもやはり「東日本大震災」というキーワードが出てくるのです。
そして「原発神話の崩壊」ですね。
電気がなくなった日々を、1日や2日ではなく何ヶ月も体験した人々があまりにも多かったのです。
そして、その半数近くの人が東京及びその近郊という大都市圏在住だったのではないでしょうか。
電気が使えないと、当然掃除機は使えません。
フローリングワイパーは使えるけど畳やカーペットには不向きです。
そこで、「ほうき」にスポットライトが当たったのです。
もちろん、それまでにも「ほうき」の使い勝手を知っていた人たちは普通に使っていたことでしょう。
けれど、ブームが起きるほどの爆発的な人気というのは、その存在を全く新しいものとして受け入れる世代が多くいたから成立したのではないでしょうか。
ほうきを見捨てた、世代じゃなく、
ほうきを知らなかった、世代なのです。
学校の掃除道具としてくらいの認識だった「ほうき」が、実は掃除機に取って代わるほどの性能がある道具だと知った人たちが、こぞってほうきを買った背景もあるでしょう。
現代人もびっくりのほうきの性能とは、
- 静か
- 隅々まで掃き出してくれる
- 収納場所をとらない
- 電気がいらない
- 故障しない
- 低価格
- 排気がない
- 素材がほぼ全て自然のもの
などなどかなり優れているのです。
自然素材で作られたものなどは、その見た目のシンプルさと懐かしいデザインが、アンティークな雰囲気とおしゃれエコな演出もしてくれます。
さらに昔の道具を使いこなすスタイルが「できる女」を象徴するようで、“ていねいな暮らしポイント”稼ぎにはピッタリです♪
床もカーペットも【ほうき】1本で!
我が家にほうきがやってきたきっかけは、「雑巾掛けがちょっとめんどくさい…」と思ったからです。
それまでは、ほうきがおしゃれだな〜とは思っても、我が家には必要ありませんでした。
騒音なし、排気なし、電気いらずの雑巾掛けを、割と頻繁にやっていたからです。
ほうきがあるエコな暮らしはやたら取り上げられても、雑巾掛けが中心の暮らしというのはなかなか話題になりません。
雑巾じゃお金になりませんしね。
しかし、雑巾掛けってかなり家の隅々をきれいにしてくれますよ。
ところが、子供が増え、物が増え、時間がなくなり、雑巾掛けをやっているメリットが薄らいできたのです。
我が家にほうきがやってきた!
雑巾掛けで家中全ての掃除がまかなえる、とはいえません。
床や家具などを拭くことはできても、畳とカーペットにそれは不向きです。
なので、結局はマキタさんでカーペットを掃除していました。
しかも、マキタさんでは吸いきれないゴミや髪の毛などが気になるのです…。
そうすると今度はコロコロの出番です。粘着シートのアレです。
コロコロやると取れる取れる、お菓子のカスや髪の毛、チリや埃がわんさかと…。
はぁー、“掃除ストレス”あるわぁ。
これはブラシみたいな、こう掻き出す力のあるアナログ的原理のものじゃないとなぁ・・・、
あ、ほうきは?
ほうきでカーペットを掃いたら?
と思ったのです。
それなら、床も掃けるし、掃除が段取り良くできそう!
ということでほうきがやってきたのです。
ちょうど宅配生協さんの雑貨カタログに載っていた、お手頃価格のほうきを注文しました。2000円もしなかったと思います。
カーペットをほうきで掃こう
畳のような繊維質のものの掃き出しが得意という「ほうき」ですから、繊維の密集地帯であるカーペットに適していないわけがない!
そう思って掃きましたよ、絨毯を。
出てくる出てくる、わんさかと。
チリに埃に髪の毛に。
さらに掃除機では吸い込んでくれないビー玉や折り紙やオモチャや大きな食べカスなどなども。
そう、掃除機では吸い込んでしまうモノ、もしくは吸い込んでくれないモノを、ほうきは見せてくれるのです。
これは結構大きな嬉しい誤算でした。
子供たちがなくした小さいオモチャの部品とか、お菓子ゴミの大きめのやつとか、全部まとめて一旦かき集めてから後でそれを捨てるか捨てないか判断できますね。
いちいちその都度掃除機を止めることを思ったら、とてもスムーズです。
そして、カーペットって髪の毛を繊維に絡めつかせますよね。
マキタさん一回じゃなかなか取りきれないんです。
そんな髪の毛も、ほうきで撫でるように掃くと簡単に出てきてくれます。スッキリ〜♪
みんなが寝ている早朝に掃除ができる
ほうきで掃除をするには、床面においてあるものをどかさなければなりません。
そうすると効率が断然良くなるし、よりきれいになります。
しかし、これがちょっと手間ですね。
まず人も邪魔になりますよね。
私がいるということは常におチビさんがいますから…。
おチビさんがお昼寝中は窓を全開にはできません。では、いつやるの?
早朝でしょう!
みんなが寝室に寝静まっているすきにやってしまおうというのです。
音も気になりませんし、窓を開けても大丈夫、朝一番に掃除をするという気持ち良さも伴って、とてもいいですよ。
洗面所→トイレ→キッチン→ダイニング→リビング→→→掃き出す
これで終わりです。
ダイニングはフローリングで、リビングは絨毯ですが、一度に全部ほうきで掃き出せますね。
また、我が家はたまたま廊下がない間取りで、全ての部屋がバリアフリー状態なので掃除機もほうきも使いやすいです。
しかし、敷居や廊下で部屋と部屋の間に段差があったり溝があったりする場合も、その溝を掃き出しながら全てを一度に掃除できるのがほうきではないでしょうか。
もちろん1部屋ずつチリトリでゴミを取ってもいいですね。
寝室ともう一つの部屋は、後からササッとほうきかマキタさんでやります。
みんなが動き出す前に家の中をリセットできるのは、精神衛生上もかなりいい効果がありそうですよね。
まとめ:おしゃれなだけじゃない高性能な掃除アイテムはほうきだった
ミニマルで、エコで、おしゃれで、ていねいな暮らしのお家は、きっと床面に乱雑にモノを置いているという事もないでしょう。
ほうきでササっと掃除するのが一番しっくりくるのかもしれませんね。
ひねくれた見方してスイマセン…。
いきついた結果が「ほうき」だったのか、と改めてわかりました。
ファッションなどではないんですね、きっと。
そして、我が家のようにミニマルでも、エコでも、おしゃれでも、ていねいな暮らしでもない家でも、ほうきが大活躍するのです。
モップやワイパーではそうはいきません。付属品や消耗品も必要になります。
1本のほうき、その目に見えてゴミやホコリを集めてくれる姿はとても頼れる骨太な道具だなぁと思います。
まだお持ちでない方は一度チャレンジしてみませんか?
学校生活の中の掃除時間でしか使わなかった「ほうき」が、あなたの掃除ライフを穏やかなものにしてくれる事間違いなしですよ♪
さらにほうきに合う「ちりとり」↓↓↓もご紹介しますね。
本日も最後までお読みいただきありがとうございます。