ー本記事は2018年11月16日に公開済みですー
こんにちネギネギー。
新潟が誇るご当地アイドルの金字塔【Negicco】さん。
そのネギたる本領を発揮できるイベントが先日新潟市で開催されました。
【全国ねぎサミット2018in新潟】
第9回目にしてやっとNegiccoさんの活動拠点での開催、これは盛り上がること間違いないでしょう、スー(@bacteria_suzu)です。
本日もお越しいただきありがとうございます。
Negiccoさんのことは隠れファンのようにこっそり心の中で応援しています。
そんなNegiccoさんが登場した今年のねぎサミットですが、他の用事で会場近くへ出向いたら、
そこにもここにもネギ、ネギ、ネギ、だったのでガッツリねぎにまみれて来ましたー。
今回は意外と知らない人も多いかもしれないネギの栄養や効能についてまとめつつ、最後にねぎサミットについても少し触れてみたいと思います。
効能豊富な青いねぎをたくさん食べよう!
ねぎサミットが11月に開催される意味は、もちろんねぎの旬であることと、時期的にお鍋料理が増えねぎの需要が高まるからですよね。
秋から冬にかけてお鍋や麺類に大活躍するねぎ。
そのねぎの主な栄養や効能を見てみましょう♪
白ねぎと葉ねぎの違い
主に関西では葉ねぎ、関東では白ねぎが主流です。
まさに私の実体験からもそうであると思います。
兵庫から新潟に来てからつくづくそう思います。
白ねぎをこんなに食べることなんて子供の頃にはなかったですから。
現代では流通の発達により日本全国の野菜がどこででも食べられるようにはなりましたが、やはり昔からの習慣で食べ方には偏りがあるのかもしれませんね。
葉ねぎは緑黄色野菜
だそうです。
太陽の光を浴びているので、若干葉ねぎの栄養素の方に軍配が上がるという感じでしょうか。
しかし、カロテンはどちらも豊富に含まれていて、いくら摂っても摂りすぎることはないといわれています。
ビタミンが豊富で風邪知らず
風邪などの時にはねぎが良い、とよく聞きますが、それはねぎにビタミンAとビタミンCが豊富に含まれているからです。
疲労回復、粘膜強化に役立つので、風邪の引き始めや疲れが溜まったときなどに“ねぎたっぷりのお粥”は効きそうですね。
ツンとくる匂いの元【アリシン】が効く
ねぎ独特の鼻にツンとくる匂いの元はアリシンという辛味・刺激成分です。
血行を良くし乳酸を分解してくれる効果もあるので、疲れた体を癒したり肩こりにも効果があります。
ビタミンB1が豊富な豚肉や玄米と一緒に食べると効果的ですね。
できれば生食するのが一番効果的ですが、小さい子供や生が苦手な方はあのツンとくる匂いを嗅ぐだけでも体温が上がり血流もアップするという効果があるので、昔から伝わる「ねぎを首に巻く」を実践するといいかもしれませんね。
ねぎの青い部分の【ヌル】こそが免疫力アップに効く!
ねぎの青い部分の裏側にはヌルッとした粘液がついていますよね。
それをそのまま【ヌル】と呼ぶんですって!
知らない人に言ったら白い目で見られそうですけどね…。
しかしその【ヌル】こそが実はものすごい免疫力アップ効果をもたらしてくれることが、最近の研究でわかってきたそうです。
このように免疫系を活性化する働きを持つ【ヌル】ですが、その効果を証明する話があって、
中国にある山東省章丘という「ねぎの里」と呼ばれる山地では、2003年に中国で大発生した新型肺炎「SARS」にかかった人が一人も出なかった。
というのです。
ねぎの効果、と言ってもいいのではないでしょうか。
ねぎサミットの見どころ
ではここからは我が家がひょんなことからねぎまみれになったという【ねぎサミット2018】についてレポートしていきますね。
「ねぎ」はとても身近な食材ですよね。和食には欠かせません。
そのねぎが全国には様々な種類が生産・消費されていることをご存知でしょうか?
良く知られたねぎもあれば、最近流通したばかりのものまでいろいろあるんですね。
そんなねぎたちの魅力を全国の人達に伝えたい!という各産地の生産者さんや関係者の方達の熱い思いから、平成22年の埼玉県深谷市で【第1回全国ねぎサミット】が開催されました。
以降毎年全国各地で開催されています。
第9回目の開催で初めて新潟市が選ばれました。
全国の有名なねぎが味わえる
新潟では【やわ肌ねぎ】が有名ですね。
これは、長ネギの概念が変わるほどの食べやすさではないかと思います。
私も新潟に嫁いで初めて食べましたが、このネギならネギ嫌いも食べられるんじゃないかと思うほどです。
その他、毎年20前後の生産地域が集結します。
- 青森県南部町「南部太ねぎ」
- 宮城県仙台市「仙台井土ねぎ」
- 秋田県能代市「白神ねぎ」
- 山形県鶴岡市「雪中軟白ねぎ」
- 山形県酒田市「平田赤ねぎ」
- 山形県新庄市「最上ねぎ」
- 福島県郡山市「阿久津曲がりねぎ」
- 茨城県坂東市「坂東ねぎ」
- 茨城県東茨城郡城里町「レッドポワロー」
- 群馬県安中市「上州ねぎ」
- 群馬県甘楽郡下仁田町「下仁田ねぎ」
- 埼玉県深谷市「深谷ねぎ」
- 埼玉県吉川市「吉川ねぎ」
- 新潟県新潟市「やわ肌ねぎ」
- 埼玉県越谷市「越谷ねぎ」
- 千葉県松戸市「矢切ねぎ・あじさいねぎ」
- 岐阜県羽鳥郡岐南町「徳田ねぎ」
- 静岡県浜松市「姫ねぎ」
- 愛知県江南市「越津ねぎ」
- 京都府京都市「九条ねぎ」
- 大阪府松原市「難波ねぎ」
- 兵庫県朝来市「岩津ねぎ」
今年は22のねぎが集結したようです。
どこのブースも出来たてのねぎの試食を惜しまず提供してくれていました。
この中のいくつかをご紹介しますね。
青森県南部町「南部太ねぎ」
こちらはとても貴重なねぎです。
数年前に生産者さんがたった1人となってしまった、F1種ではない在来種の代々受け継がれてきたねぎです。
育てにくさと見栄えの悪さから市場に流通できなくなっていたところ、地元の農業高校の生徒さんたちと10軒の農家さんたちの頑張りにより、3年がかりで見事復活を遂げました。
ねぎ本来の柔らかさと甘みがしっかり残った美味しいねぎです。
山形県酒田市「平田赤ねぎ」
こちらも地元の伝統野菜です。
その名の通り根元の部分がワインカラーのきれいなねぎです。
その色合いで料理にアクセントをつけることができます。
生では辛味が立ちますが、火を通すと一転、とろりとした口当たりの甘い食味に変化して、その味わいを楽しめます。
埼玉県深谷市「深谷ねぎ」
こちらは有名なねぎですね。
1年を通して「春ねぎ」「夏ねぎ」「秋冬ねぎ」として収穫されます。
主に薬味に使われることが多く、このイベントでも「煮ぼうとう」という汁物にかけ放題で提供されていました。
そこまで苦くなくシャキシャキと美味しいねぎでした。
新潟県新潟市「やわ肌ねぎ」
新潟市を含む日本海沿岸の砂丘地で栽培されているねぎです。
甘みが多く柔らかで越後美人のやわ肌を思わせるようなねぎです。
私たちにはお馴染みの地元ねぎで、開催地でもあるのでたくさん試食が用意されていました。
京都府京都市「九条ねぎ」
京都の九条ねぎも伝統野菜です。風味が豊かな葉ねぎです。
「京野菜をもっと多くの人に食べてもらいたい」という思いが伝わる熱いブースで、たくさんの加工品も販売されていました。
関西の血なのか商売のウマさから、ねぎを持った写真を撮ってその特典でねぎを安く購入できるというサービスがウケていました。
もちろん我が家も参加♪
兵庫県朝来市「岩津ねぎ」
我が地元、兵庫県のねぎですがこれは初耳でした。
「幻のねぎ」だそうですが、PRが弱くあまり人が集まってない状況でした…。
”天空の城:竹田城”で有名な朝来市の岩津ねぎは、関東の白ねぎと関西の葉ねぎのちょうど中間の品種だそうで、根から葉まですべて食せるのが特徴のようです。
ご当地ねぎが買える!
試食をしてからそのねぎを購入できるので、自分の地元だけじゃなく今まで知らなかった品種のねぎも安心して買うことができます。
普通ならその地に行かないと新鮮なねぎを味わえないですが、ねぎサミットでは気になるねぎが新鮮でお得に買えるのが嬉しいですね。
また、生産者の方に直接そのねぎの特徴や調理方法のアドバイスなんかも聞けて楽しいです。
茨城県の「レッドポワロー」のブースで、どのねぎがいいか吟味してもらいながら、おばちゃんが言い放った「このねぎが赤くなったのは奇跡なんよ」という一言もとても印象的でした。
ねぎだけではない、いろんな名産品も多数用意してあってあれもこれも欲しくなりました。
我が家は思いがけず参加したので、ねぎを大量に買うという用意が出来ていませんでしたが、来年以降行かれる方は、ねぎの量や匂いが気にならないように持ち帰れる工夫をして行って下さいね。
ねぎサミットで【Negicco】に会える!
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このねぎサミット、Negiccoさんありきのイベントかと思いきやそういうわけでもなく、Negiccoさんが参加したのは第1回、2回と今回の9回目の合計3回のみなんですね。
もちろん、今回は地元開催なのでオープニングから登場して、大いに盛り上げてくれたことでしょう。
私たちはネギバスは見ましたが、Negiccoさんにはお目にかからずでした。
ねぎブースの並んでる歩行者天国とは別に、バスステーション2階でラジオと連携したPRや、Negiccoさんだけに限らず地元のアイドルが何組かライブをしたりとかなり盛り上がっていました。
来年はどこにNegiccoさんが行くのでしょうか?
まとめ:ねぎの季節にはねぎサミットに参加して免疫力を高めよう!
思いがけず予定外のイベント参加でしたが、とても有意義な時間を過ごせました。
こんなに一度にいろんな種類のネギを食べたことがなかったし、そのどれもが美味しかったので、正直あまり違いがわかりませんでした…。
それぞれに特徴がありそうですが、それぞれのブースで味付けが違ったので、ネギ本来の旨味の違いを比較するならば、味付けを統一しても面白いなぁと思いました。
芋煮、煮ぼうとう、きりたんぽ鍋、ねぎラーメンにねぎ焼き、たくさんの美味しいものも販売されていました。
我が家も今週は買ってきたねぎを具材に鍋三昧です。
みなさんも気になったねぎがあればお取り寄せなどでお試しください。
本日も最後までお読みいただきありがとうございます。