ー本記事は2019年3月9日に公開済みですー
念願の冬キャンも帰省途中の車中泊だけにとどまり、雪山に遊びに行く機会も失っていた我が家ですが、ここへきてノリで「雪まつり」を攻めてみることにしました、スー(@bacteria_suzu)です。
本日もお越しいただきありがとうございます。
以前からずっと行こう行こうと言っていた雪まつりがあったのです。
「つなん雪まつり」
です。
2000個ものスカイランタンが冬の夜空に舞うんです。ディズニー映画の『塔の上のラプンツェル』が大好きだった娘たちに、一度この光景を見せたいなぁ、そして私たちも見たいなぁと何年も前から言ってはいました。
出典:映画.com
しかし、世界的に見ても特に雪ぶか〜い豪雪地帯と言われている津南、小さい子供を3人も連れて行き果たして「雪まつり」楽しめるのでしょうか?
その不安の方が大きくてグズグズと決めかねているうちに、毎年気がつけば雪まつりシーズンも終わっているという状況でした。
今年は、末っ子も自由に歩けるようになったし、なんといっても新潟市の積雪量が少なすぎました。子供にとってはどうしても物足りないでしょう。
「ほな、雪まつり行く?」
【つなん雪まつり】は思い立ってすぐ行けない!?
当然スカイランタン飛ばしたいですよね。
2000個のランタン、1個くらい余ってるやろ〜…。そんなのんきな我が家に飛び込んできたネットの見出し、
「開催当日の1ヶ月前に全てのチケットが完売いたしました」
え?チケット制?
え?駐車場もチケット制? 会場に自家用車乗り入れ不可?
全て完売?
・・・。
何事も事前の計画性が大切です。
人口1万人の町に1万人の観光客!?
スカイランタンを飛ばすイベントやお祭りは、有名なタイや台湾のものを始めとして結構たくさんあります。
しかし、真冬の豪雪地帯で2000個ものランタンが一斉に夜空に舞うのですから、それはみんなが注目して当たり前ですね。
前日の前夜祭でも1000個のランタンを打ち上げると言いますから、それは大変大規模なお祭りであることがうかがえます。
さらに、ランタンだけではなく、このお祭りでは日本最大級のスノーボードのストレートジャンプ大会「SNOM WAVE」も同時開催されます。
豪雪・過疎地域であるにも関わらず、毎年人口以上の観光客が詰めかけるのだそうです。
お祭り開催の月になって、「いってみよか〜」なんてのんきなこと言ってると完全にアウトですね。
3月開催のお祭りで、前年の11月からの1ヶ月間でチケットの予約が終了し、2月にはオールソールドアウトです。
さらに、旅行会社が主催するバスツアーもありますが、そちらも合わせて約1万人以上の人がスキー場を舞台とした祭り会場に詰めかけるのですから、事前の下調べと計画は必須なお祭りですね。
チケットもビビるくらい高い!
予約チケットは基本1枚につき、ランタン1つ、車(普通車・軽自動車)1台分の駐車券、そしてその車に乗れるだけの人数が入場できます。
- 本祭:会場近くに駐車可能なチケット・・・1枚11,500円
- 本祭:町内臨時駐車場に駐車して有料シャトルバスで会場入りするチケット・・・1枚6,500円
- 前夜祭:会場近くに駐車可能なチケット・・・1枚3000円
まあね、この日のために有給とったり、前のりして宿泊する人も多数いるくらいのお祭りですから、妥当な価格と言われるかもしれません。
しかし、お祭りに、しかも週末の予定として軽〜く出かける予定だった私たちにとっては、高い!・・・まぁ高いや安いやの前に、買うことすらできませんけどね・・・。
予約制である、これがわかっただけでもよかったということで…。
じゃ、チケットがないと行けないの?
答えはNOです。
ただし、それはもう雪山登山並みの装備と覚悟がいるかもしれません…。
まず、
- 自家用車では会場はおろか津南町内での駐車も不可能です。
- タウシー送迎の乗り入れも時間規制があり、本祭夜間は会場への送迎は不可能です。
- 津南までなんとか公共機関で行き、そこから有料シャトルバスで会場へ行くことが出来ても、帰りの公共機関の時間を気にしながらの参加となってしまう。
そして、シャトルバスやタクシーがあるとはいっても、当地は豪雪地帯です。普通の道路とは程遠いイレギュラーな道、交通量となっていることでしょう。かかる時間は予測困難です。
そういった点からも、駐車場の数を規制してやっと開催できることが想像できます。
車で行きたいのであれば、事前にチケット購入は必須となりますね。
そして、最終手段、徒歩・・・歩いて会場へ行くというのはいかがでしょうか?それは危なすぎるかもしれませんね…。
我が家が参加した雪まつりは【えちごかわぐち雪洞火ぼたる祭】
前日に行くことを決めた新潟の雪まつり、その時までまだ「つなん雪まつり」に行ける、行こうと思っていましたが、開催日ではなかったので、他の日帰り可能な雪まつりを調べて行って来ました。
長岡市なら新潟市から車で2時間もかからないし、ちょうどいいねということでした。
「雪まつり」ってなんかワクワクしますね♪
雪が、寒さが苦手な私も、お祭りは大好きなので、みんなでノリノリで出かけましたよ!
車で行けて日帰り可能!
開催場所は、長岡市の端っこです。
新潟市から向かい、長岡市街地を抜けてから30分もかからないくらいですかね。
運動公園が会場となりますが、とにかく全て雪で覆われているので、公園も何もありません。
近くに何ヶ所か臨時駐車場もあり、早めに行けば自家用車も難なく停められます。 さらに、無料のシャトルバスが随時15分おきに最寄り駅を含め各所から出ているので、安心ですね。
これでは雪で道が狭くなっているところ、さらに交通状態が悪くなるだけですよね。
警備員さんもいたんですけどね、黙認なのか、関係者の車なのか、気になりました。
そして、開催時間も12時からと遅めなので、朝ゆっくりと出て、途中で軽いご飯を食べてから会場入りしました。
すでにいろいろ盛り上がっていましたよ〜。
ジャンボ滑り台に夢中!
主なイベントや企画として、
- うまいもの屋台
- ジャンボ滑り台
- ミニ道路パトカー乗車&ちびっこ記念撮影
- 雪積み合戦
- 雪上宝さがし
- マジックショー
- 雪灯り・回廊の点灯
- ゆめ100戦士ソイガイヤー握手会
- シールラリー抽選会
- 雪上花火
こんな内容になっています。
天気も良い日だったので、終始子供も大人も楽しめました。
「雪積み合戦」というものが、想像以上に盛り上がっていましたが、天候が良すぎて積んだ雪が溶けていくというアクシデントの中、高く高く積まれていましたよ。
我が家の3人娘は、ちびっこゾーンでしばし遊んでいましたが、ジャンボ滑り台に興味を示し、なんと上2人の娘は一人で滑れたんです!
これには私もビックリ!
遊園地のアトラクションも高いものやスピードものはほぼ経験ナシなのに、この長〜い滑り台を、さらに一人で大きなタイヤチューブに乗り込んで滑るって、下で待ち受けていた私も見ているだけで興奮しました。
恐れおののいて「ママ来てー!」っていうのがオチかなと思っていただけに、
「全然平気だったよ!」
「もう一回やりたい!」
と言う8歳と6歳、成長したな〜。
3歳はパパと二人乗りね。でも泣かなかったよ〜。
この滑り台は人気で常に行列が出来ていました。
疲れた体をシャトルバスに揺られて癒す
うまいもの屋台もそれぞれ美味しそうでしたが、お昼を済ませていたので、余計な出費もせずとにかく雪と戯れていました。
坂を見つけては登ったり滑ったり、スキーウェアも手袋もドロドロになるまで遊んでいました。
16時の雪灯りと回廊の点灯までにはまだ時間もあり、疲れたしどうする?
「シャトルバスでぐるっと町を巡るのはどう?」
「いいね〜!」
そんな利用の仕方って本来迷惑なのかもしれませんが、越後川口も初めての所だし、駅前やいろんな箇所で雪像や雪灯りが施されているのをじっくり見れるかなと思い、比較的空いてる時間帯に、ちゃっかりバス周遊してみました。
雪遊びでお疲れの娘たちも、暖かいバスの中で気持ち良さそうでした。ほんの10分やそこらですけどね…。
駅前で降りてしばし休憩しつつ、16時ごろに会場行きのバスに乗りました。
さすがに会場の手前で渋滞・・・。
これはさっきの路上駐車のせいもあるのでは?なんて思いながら、バスの中で20分以上待ちぼうけです。
運転士さんが気を利かせて、
「もう会場まですぐなんで、ここで降りませんか?」
と言って下さったので、バスの熱気でちょっと気分が悪くなっていた子供たちも、ぐずりだす一歩手前で解放されて助かりました。
幻想的な雪灯り回廊にうっとり〜
ようやく薄暗くなってきた会場では、すでに全ての雪洞に火がつけられていました。
だんだん暗くなっていく夜空と、それに比例して浮き彫りになる灯りの暖かみがとても印象的でした。
子供たちも間近で灯りを見て嬉しそうにしていましたよ。
昼間に比べて、夜になると気のせいかカップルや夫婦のような2人組が増えたように思いました。いや、確実にそうでしたね。
幻想的でロマンチック、さらにこの後には打ち上げ花火という最高のフィナーレが待っていますから〜。
デートにいいです、おすすめです♪
老後、二人で来る? それもありかもね。
最後には夜空に輝く長岡花火に感動!
これです。これはとにかくすごかった!
感動で胸が震えました。
予期していなかったので、このスペシャルなフィナーレは一番心に残りましたね。
全国でも最大規模の『長岡花火大会』その長岡花火財団と初コラボして、“花火のまち長岡”を盛り上げようという主旨だそうです。
確かに、長岡花火に出向くのは気が引けるところがあります。人がすごいですからね。
そんな全国屈指の花火を、こんなにゆったりと、幻想的な雰囲気の中、しかもめっちゃ間近で、手が届きそうなところで見られるなんて!
嬉しい誤算すぎて、この祭りのポイントはみるみる上がりましたね。
「ミュージックスターマイン」という音楽に合わせて打ち上げられる花火、この演出も粋で良かったです。
これは、来年も観に来ないとね!
まとめ
とにかく天気が良すぎるくらい良かったので、花火の打ち上げ開始も夜空が暗くなるまで、待って待って待ってやっとでした。
さすがに子供たちは飽きてぐずりかけてましたが、花火が上がってからは微動だにせず前の方でガン見していました。
下2人は怖がってもいましたけどね…。
こんな素朴な雪まつり、我が家にピッタリだなぁという感想です。
子供たちも「来年も来ようね!」と言っているし、十分楽しめた様子で親としても嬉しいですね。
盛大で、演出が凝っていて、アトラクションがたくさんある、そんな雪まつりも新潟にはたくさんあります。
もちろんそっちの雪まつりも行ってみたいですが、この【えちごかわぐち雪洞火ぼたる祭】は我が家の恒例行事の一つになりそうです。
この後、雪まつりの良さに目覚めた我が家は、「来月は『つなん雪まつり』に行くぞー!」と張り切っていましたが、次の日ネットで調べて速攻で希望を粉々に打ち砕かれるのでした…。
人混みが苦手な方や、まだお子さんが小さなご家族の方には、こんな雪まつりいいと思います。
本日も最後までお読みいただきありがとうございます。