ー本記事は2018年7月23日に公開済みですー
もうすでに流行がひと段落したというところでしょうか『モリンガ』
奇跡の木!
まさに薬箱!
強靭な生命力!
世界最強の植物!
究極のスーパーフード!
ありとあらゆるキングな枕詞がつけられる植物のようですね。
いやー、全く知りませんでした、スー(@bacteria_suzu)です。
本日もお越しいただきありがとうございます。
我が家の粉末緑茶がちょうど切れてしまったので何かいいお茶はないかな、とネットで検索しているときにモリンガが出てきて「なんやこれ?見た目が粉末緑茶にそっくりやなー」となったわけです。
そして、スルーできないくらい気になったのでどんなものか徹底的に掘り下げてみたいと思います。
緑茶についてはこちらの記事↓↓↓も覗いてみてくださいね♪
https://thee-suzukin.com/my-home/post-346/
モリンガって何?
全く知らない人にとっては、「モリンガ」と聞いても、新種の猿?とか思っちゃうかもしれませんね。
植物だと聞いても、何色なのかどんな形状なのかどれくらいの大きさなのか、そもそも食べられるようなものなのかどうか、全く想像できませんよね。
私は画像と一緒に目にしたので、モリンガが木であり緑の丸い葉をたくさん付け、見たところなんの変哲もない植物であるという事がわかっています。
また逆に、モリンガパウダーやモリンガの錠剤、モリンガ茶などでしかその実態を知らない人にとっては、モリンガがどのように栽培されたどんな植物なのかを想像したこともないかもしれませんね。
ではその「モリンガ」とは一体どのようなものなのでしょう。
モリンガの産地と特徴
モリンガは、北インドのヒマラヤ山脈南麓が原産の亜熱帯地方を好んで生息する植物です。
日本学術名「ワサビノキ」と呼ばれ、アフリカ、インド、ベトナム、フィリピンなどの亜熱帯地方で広く栽培されています。
日本でも沖縄や九州地方のような暖かいところでは育ちやすく栽培・販売もされています。
もともとヒマラヤという過酷な環境で育ったモリンガなので、非常に生命力が強く、厳しい環境に耐えるために自分を守る様々な成分を作り出す事ができる植物です。
またモリンガは成長がすこぶる早いのも特徴です。
モリンガの木々が台風などで倒れても、なんとその折れた木の幹からまた自然に芽を出して、あっという間に巨木になります。
ただし、気温が15度を下回るとうまく成長できません。
なんだかマンガのような怪物のような、実際ニョキニョキしているのが見れそうな勢いを感じますね。
高さは10〜12メートルほどに成長し、環境に応じて常緑性、落葉性を示します。
樹皮は白みがかった灰色で、厚いコルク層に覆われています。
気温が安定している地域ではほぼ一年中開花するそうですが、涼しいところでは春頃の開花です。
果実は、20〜45センチほどの細長い鞘状のもが、茶色に熟してぶら下がります。
出典:wikipedia
枝・幹・葉・根・花・種・実、どの部分にも高い栄養素が含まれていて、産地では部位ごとにそれぞれ売られているそうです。
モリンガの栄養素
モリンガがスーパーフードの中のスーパーフードと言われる所以は、その含まれる栄養素の多さからかもしれません。
可食植物10万種類の中で、世界最高の栄養を誇る
とさえ言われています。
また、5000年の歴史があるアーユルヴェーダでも、300種類もの病気を予防する効果があるとの認識があるようです。
マルチビタミン・ミネラル・ポリフェノール・食物繊維・必須アミノ酸9種類全てを含む19種類のアミノ酸など、
普段の食事に意識して全てを入れようとしたらノイローゼになりそうな、これら全ての栄養素を高い比率で含んでいるのです。
さらに90種類以上の栄養素、46種類以上の抗酸化物質が含まれているそうです。
「人間が生きていく上で必要な栄養素の中で、含まれていないものはない」
とまで言われています。
食物繊維:ゴボウの8倍(しかも水溶性と不溶性の比率が黄金比の2:1)
ビタミンA:にんじんの4倍
ビタミンB:ほうれん草の35倍
ビタミンC:オレンジの7倍
ビタミンE:モロヘイヤの15倍
カルシウム:牛乳の4倍
マグネシウム:卵の36倍
タンパク質:牛乳の2倍
カリウム:バナナの3倍
鉄分:ほうれん草の3倍
葉酸:ほうれん草の8倍
ポリフェノール:赤ワインの8倍
GABA:発芽玄米の22倍
さすが、10万種のトップに君臨するだけありますね。
モリンガって美味しいの?
栄養満点で形状も扱いやすくしかも美味しいもの、なんてこの世にあるのでしょうか?
あったんですねぇ。
ちょっと前にブームになっていたという【モリンガ】ですが、だいたい錠剤かパウダーが多く流通しているように思います。
産地では茶葉などが普通に売られているようですが、ほとんどの場合現地で加工されるか、加工技術の高い先進国へ運ばれて、レベルの高い技術で加工され流通されていきます。
色は抹茶のようで、味も実際濃い抹茶に似ていますが、独特の風味があります。
煮出していただくモリンガ茶は、コーン茶や玄米茶の様に香ばしい味だそうです。
我が家に導入された「モリンガ」はこんな感じ↓↓↓で活用しています。
モリンガ摂取の注意点
このようにあらゆる植物の中でも、ダントツの栄養素が含まれているモリンガですが、それゆえに、摂取する際には気をつけなければいけない点もあります。
また、いくら必要な栄養素が豊富にバランスよく含まれているといっても、ただそれだけの単一食品で賄おうとしないようにして下さい。
どんな良いものでも、摂りすぎたり相性が合わなかったりすれば、体に悪影響を及ぼすこともあります。
モリンガは本当に優れた植物で、実際に栄養価も高いです。
現代のバランスの偏った食事ばかりの生活に、食の保険、健康の保険として、自分に合った摂取方法を見出していけるといいですね。
1日当たりのモリンガ適正摂取量
形状によって摂取量も変わってきます。容量をきちんと守って摂取してください。
モリンガ錠剤
乳幼児:2〜4粒
小学生:3〜6粒
大人:8〜12粒
モリンガパウダー
赤ちゃん・乳幼児:0.5〜1g
小学生:1〜1.5g
大人:1.5〜3g
この量を目安に、1日3回に分けて少しずつ摂取する
モリンガ茶
特に上限はありませんが、一気にたくさん飲むのは控えましょう。
また小さいお子様などには大人と同量ではなく、様子を見ながらこまめに少しずつ与えて下さい。
妊娠中の方・授乳中の方は・・・
「妊娠したラットにモリンガを多量経口投与したらそのラットが流産をした」
という実験結果が出たので、人の妊娠中にも摂取は控えたほうが良いという話が出ています。
もちろん何の心配もないとは言い切れませんが、妊娠中や授乳中は特に栄養が不足しがちになります。
実験結果は動物対象だということを忘れず、噂や情報に惑わされない自分の意思で、賢く取り入れていきたいですね。
また授乳期のお母さんは、母乳によってたんぱく質・脂質・ビタミン・ミネラルなどの栄養素がどんどん赤ちゃんに流れていくので常に不足気味になりがちです。
母乳は血液です。
モリンガは健康な血液を作るために必要な90種類以上の栄養素を含んでいるので、過剰摂取しないように摂取していれば、お母さんにも赤ちゃんにも健康な血液が供給されることでしょう。
産前産後は、慣れないことや初めてのことが続き、体力も気力も常に普通の状態とは言えないくらいになっていると思います。
そんな時に、あれこれ栄養素を取り入れた食事を毎食用意するとなると、身も心も保ちません。
辛い時はモリンガがある!
くらいの心持ちで、なんとか乗り切ってください。
薬を服用中の方は・・・
「薬箱の木」と言われているほど、その薬効が高いモリンガです。
今飲まれている薬と同じような効果がモリンガにもあったとしたら、過剰効果になってしまい体にとってマイナスに作用してしまう恐れもあります。
かかりつけ医との連携・相談は必須だと認識しておくべきですね。
血糖値を下げる薬としてではなかったとしても、「薬」というのは単一の薬効しかないとは限りません。また市販の薬も同じで、記載されていない効果・効能が秘められていることもなきにしもあらずです。
今現在何かしらの薬を飲まれている方は、一度薬剤師のや医師に確認されることを強くお勧めします。
まとめ
私もこんなに効能が高い植物があるとは知らなくて、知ってよかったと思いましたが、まだちょっと怪しいなという思いも捨て切れずにいます。
なので、これからは毎日摂取してみようと思います!
そして、モリンガの類い稀なる効能と正しい選び方については、こちらに↓↓↓まとめていますので、よかったら参考にして下さい♪
余談ですが、トップの画像はモリンガという保証がどこにもない「木」です。
というかモリンガではないです。だって雪国新潟でこんなに元気に茂ってますから…。
モリンガを知った時に、毎日子供と歩いている通園路の街路樹をふと見上げ・・・・・、
「モリンガちゃう??これ、モリンガちゃう!!」
と思わず声が大きくなるほど、その幹といい葉といい冬には全滅するけど春からぐんぐん芽生えてくる成長具合といい、なんかそうだったら良いなという期待を込めて写真を撮ってみました。
本日も最後までお読みいただきありがとうございます。