ー本記事は2019年1月18日に公開済みですー
飽きもせず、ひたすらタンクで乳酸菌液の培養を続けています、スー(@bacteria_suzu)です。
本日もお越しいただきありがとうございます。
そんな私ですが、
継ぎ足し継ぎ足しで作っていて、その都度乳酸菌の餌となるものと乳酸菌が存在しているであろう玄米やよもぎなどを追加投入しているとはいえ、さすがに初期の頃ほどのパワーがなくなっているのでは?
と思ったことが正直幾度となくあります。
しかし、出来上がった乳酸菌液をpH試験紙でチェックしている限り、これまでいい具合の酸性の出来上がりしか確認しておりません。
あとは、飲んでみて味チェックですね。
これも酸味がまちまちではありますが、特にマズイとか臭いとか辛すぎるとかはなかったです。たまに甘いなぁという時はありますが…。
てことは、結構乳酸菌液培養術のセンスあるんちゃう!?
と軽く思い上がった目線から、今回は継ぎ足し培養の際に追加するものを「よもぎ」から「びわの葉」に変更しなくてはならなくなったので、それが吉と出るか凶と出るかを探ってみようと思います。
【びわの葉】で乳酸菌を抽出してみる
結論からいうと、これはきっと失敗しないだろうと思っています。
植物の内部に潜む内生菌については、学術論文で発表されているほど確実に存在するものであることがわかっています。
しかし、その植物が乾燥した状態や枯れた状態における、有用菌の活動についてはどうなのでしょう。
それについても、乾燥させた植物で発酵させているものが私たちの身の回りにはたくさんあることがわかるのです。
- レーズン酵母
- 乾燥麹による味噌や甘酒
- 茶葉の発酵
- 唐辛子による発酵キムチ
などなど、意外なものも実は乾燥させた植物から発酵していたりするのです。
乾燥させたものでも、最適な温度で復水してやるとその中に存在する菌や酵母などは十分な量が復活するという研究結果も出ているので、間違いはないでしょう。
発酵させる利点
びわの葉やよもぎなどは、それ自体をお灸や温湿布として皮膚に乗せて熱を加える治療方法があるくらい、薬効はかなり高いとされています。
びわの葉についてはこちらの記事↓↓↓を参考にしてください♪
よもぎについてはこちら↓↓↓を〜♪
熱せられた成分が皮膚を通して内臓や神経にまで届いて作用してくれるというから、その効き目も早いことでしょう。
では、植物のそのままの力でも十分人を癒してくれるのでは?と思いますが、それをさらに手間をかけて発酵させることによる利点とは何でしょう?
- 乳酸菌などの有用菌を増殖させる
- 菌だけでなく酵素や有機酸なども得られる
- それらを体内に取り込むことでデトックス効果が高くなる
- 生きた菌を体に取り込んで共生できる
- 生きた菌からいろんなアドバイスをもらえる
4、5については完全に「アナスタシア」の影響を受けての見解になりますが、それにしても発酵させることによる利点は大きいと言えるのではないでしょうか。
乳酸菌が増殖した強酸性の状態においては、雑菌などの繁殖を抑え、ウィルスの侵攻も食い止めてくれます。
アロマオイルなどにはその効力が強い精油もありますが、それは有効エキスをかなり濃縮して抽出しているためであり、その分効果も高いのでしょう。
私たちは精油を自宅で抽出はできませんが、植物の力を借りてその中に住んでいる有益な菌たちを爆発的に増やすことは簡単にできるのです。
植物と塩と糖とデンプン
自分がこの力を借りたいなという植物と、ミネラル豊富な粗塩と、ミネラル多めの糖類、プラス米などのデンプン、これらを用意することができたら、もう乳酸菌が爆増することはほぼ確定です。
これはダメ、あれじゃないとダメ、という決まりはほぼないと言っていいのかもしれません。
私はこれまで、
- よもぎ
- 玄米
- モリンガ
- ココア
- 酒粕
- 甘酒
などを使って乳酸菌を培養した経験はあります。
どれも100%成功した、とは言いませんが、失敗したとしても最終的には成功したものばかりです。
そこに今回は【びわの葉】を投入ですよ。
何にも違和感はありませんよね。
むしろ、何でもっと早く思いつかなかったのか、自分の了見の甘さに失望すら覚えます…。
デンプンを加えるということによって、乳酸菌の餌となる糖をたくさん得られます。
- 玄米
- 米粉
- 小麦粉
- 片栗粉
片栗粉は超精製されているので、もともと乳酸菌や酵母を所持していませんが、米粉などには住み着いている微生物がいるので、それらを使い分けると乳酸菌液の仕上がりも違ってくるそうです。
さらに米麹を少し加えるとデンプン分解酵素の働きにより、より活発に発酵し乳酸菌の倍増率が上がるという結果も出ています。
これはやってみる価値ありますね。
【びわの葉】を粉砕
乾燥よもぎの時もそうしたのですが、その植物を細かく粉砕する方が、より植物内の菌や酵素がたくさん復活するのではないかと思うのです。
フィトケミカルが最も活躍する状態というのは細胞壁や細胞膜を破った状態ですよね。
細胞の中にある酵素や微生物もたくさん出てきて乳酸菌液の中に溶け込んでくれることでしょう。
思い切ってフードプロセッサーで粉砕してみました。
植物性の何かが弾けたらこのような青臭い匂いになるんでしょうかね。
これを次回からの乳酸菌液のタンク培養の種として使うのですが、よもぎのメントールの香りとはまた違った香りがするのでしょうね、楽しみです♪
よもぎ漬物のように塩漬けしてから糖蜜で絡めるというやり方をすれば、よりエキスが抽出されるのかもしれませんが、私はこれらをそのまま入れるつもりです。プラス玄米と米麹も入れてちょっと今までにはない刺激を与えてみたいと思います。
まとめ
まだ実践していないことについての記事となりましたが、逆にその可能性にかなりの広がりを感じました。
桑の葉や乾燥わかめ、梨の芯などを種として豆乳ヨーグルトを作られている方もいらっしゃいますから、もうその力を信じてしまえば楽勝なのではないかと思えますね。
そして、今回いろいろ調べてみて改めてわかったことは、乳酸菌も増え続けられる環境を常に用意してあげると、パワーが弱まるどころかどんどん活性していくことの方が多いということです。
冬場の乳酸菌液はなかなか醗酵が進みません。
ストーブの近くに置いてはいますが、夏場のような太陽の恵みがほとんど得られないのでやや弱い気がします。
そんな乳酸菌液を、粉砕したびわの葉で元気付けられたらいいなと思います。
本日も最後までお読みいただきありがとうございます。