ー本記事は2019年10月18日に公開済みですー
口内炎よりもパンチの効いた口の炎症、それが口唇ヘルペスではないでしょうか。
実際には、2つは違う発症元なのですが、症状の初期の段階ではちょっと勘違いして油断してしまうようなところもあると思うのです。
特に、しょっちゅう口内炎になる人は、また口内炎ができたか〜とのんきにしていたら、
それがウィルス性のヘルペスであり、知らない間に大事な人たちにその菌をばらまいている、ということもなきにしもあらずかもしれませんよ。スー(@bacteria_suzu)です。
本日もお越しいただきありがとうございます。
私は、何を隠そうヘルペスウィルスを抱えて生きています。
人生初の口唇ヘルペスにかかったのは、社会人3年目くらいの時でした・・・。
口内炎なんかとは比にならないくらい痛くて、辛くて、しんどい経験だったのは覚えています。
それからさらに2回ほどこのヘルペスが暴れ出すという経験もしている私ですが、今後のためにもこの口唇ヘルペスとは一体どういうものなのか、わかりやすくまとめておこうと思います。
【ヘルペス】って何?
私がかかったのは、口周りにできる口唇ヘルペスですが、そもそも【ヘルペス】というウィルスは口唇だけに症状が出るものではないのです。
【ヘルペスウィルス】というウィルスが、皮膚や粘膜に感染して水ぶくれができる病気全般を【ヘルペス】と言います。
比較的よく耳にしますが、実際にかかったことがない人にはその実態がちゃんと掴めていないと思うのです。
しかし、水疱瘡(みずぼうそう)と聞けば馴染みがあるのではないでしょうか?
ヘルペス自体は130種類以上存在が認められていますが、その中で人間に感染する可能性があるのは8種類だと、現状では認識されています。
そして、最もメジャーなウィルスのひとつが水疱瘡に代表される【水痘・帯状疱疹ウィルス】ですね。
では、主なヘルペスウィルスを見てみましょう。
単純ヘルペスウィルス1型
主に、体の上半身の皮膚や粘膜に症状が出るウィルスです。特に唇や口周辺によく出ます。
いわゆる【口唇ヘルペス】というやつですね。
このウィルス自体には、日本人の7〜8割の人が感染しているといわれていますが、そのほとんどの人は感染に気づかず初期症状もほとんどない場合が多いのです。
感染後、10人に1人の割合で口元に水ぶくれや赤い腫れが出て、口唇ヘルペスにかかるのです。
どちらにしろ、一度感染したらウィルスは神経節にすみつき、一生を共にする運命共同体となるのです。
幼い時、知らないうちに感染しておくと、免疫が取得できるので大人になってから症状が出ても比較的軽症で治ることが多いです。
単純ヘルペスウィルス2型
主に下半身の皮膚や粘膜に症状が出るウィルスです。
【性器ヘルペス】といわれ、性感染症のひとつとして有名ですね。
主に、性器やお尻の周辺に水ぶくれ・ただれ・発疹・強い痛み・痒みなどを伴う症状がみられます。
感染経路は1型も2型も飛沫・接触感染となりますので、単純に身近な人から感染する場合がほとんどです。
ただ、初期症状に気づかない場合が多い上に、感染力もかなり強いので、知らず知らずのうちに他人にウィルスを撒き散らしているかもしれないのです。
そして、この2型も一度感染するとウィルスを外に排出することは不可能に近いので、そのまま一生のお付き合いということになるのですね。
水痘・帯状疱疹ウィルス
【水痘】は水の豆の病、という意味で、その名の通り体に小さい豆のような発疹が多数現れる病気です。
これが一般的に「水痘瘡」と呼ばれ、この水痘・帯状疱疹ウィルスによる初期感染の症状とされています。
【帯状疱疹】も文字のごとく、体の一部に帯状に水ぶくれができる病気です。主に体の左右のどちらか一方のお腹や胸から背中にかけて出ることが多いです。
強い痛みや痒みを伴うので、非常に辛い症状となるでしょう。
こちらは、初期に感染した水痘・帯状疱疹ウィルスが、免疫力の低下などで再発した症状といわれています。
水痘は、飛沫・空気感染が主な経路で、感染力も強いので、できるだけ小さいうちにわざと感染しておき、抗体を持っておくことも症状を悪化せさない手かもしれません。
帯状疱疹は他人から感染して発症するということはまずありません。
【体験談】大人ヘルペスはかなり辛い・・・
ヘルペスウィルスの初期感染は、水疱瘡以外は非常にわかりにくいものだということはわかりました。
そして、一度感染したウィルスは一生のお友達ということも・・・。
お友達は、普段は何も悪さをせずおとなしくしていてくれているのです。しかし、いろんなことが引き金になり、ツンツン突っ張った態度に出ることがあるのです。
私に起こった悲劇その1、ヘルペス初体験は、それはそれは苦しいものでした・・・。
無理がたたって『悲劇その1』
社会人3年目にして、新聞配達と早朝パン屋さんという朝バイトの掛け持ち生活をしていた私は、雨が続く梅雨のとある日に、いわゆる口唇ヘルペスからの拡大が顎を越え、耳の下を通り、首からさらに鎖骨あたりにまで広がっていったのです。
記憶が正しければ、これが初めてのヘルペス体験だと思うので、人生のどこかで単純ヘルペスウィルス1型に静かに感染していたか、このときが初感染だったか、症状の重さからすると後者の方が有力ですね。
そして、このウィルスを発動させたのが、
- 寝不足
- 過度の体力消費
- 体内時計の乱れ
- 自律神経のひどい乱れ
- 強いプレッシャー
などなどの複合的な要因でしょう。
「あれ?なんか口の周りが熱いなぁ」
↓
「ん?こんなとこにニキビ?」
↓
「ムム!?痒いというより痛いな・・・」←この辺で顎周りにバンダナを巻く
↓
「増えてる!!どんどんブツが増えてる!」←新聞配達を休むかどうか迷いだす
↓
「これはやばいやつやな」←新聞屋さんに休む旨を伝える
こうして私は、熱く火照った顎周辺に不安を抱えながら病院に駆け込んだのです・・・。
このとき言われたのは、
ということでした。
幸い、この時ほどの症状は今まで15年以上出たことはないですが、症状が出た方(右)の首筋はいまだにずっと違和感があります。
そして、疲れがたまると決まってその筋が張ります。
ストレスが溜まって『悲劇その2』
もう2度とあんな体験はしたくない、そう強く思ったヘルペス体験でしたが、その後も新聞配達とパン屋さんの掛け持ちは続けました。
できるだけ体に無理な負担がかからないように、雨の日対策をバッチリしたり、眠れるときにはしっかり休息を取ることを心がけながら・・・。
すると、ヘルペスは落ち着いた様子でしたが、今度は両腕全面に蕁麻疹が出るという悲劇その2に襲われるのです。
日中に新聞代の集金のためにカブを乗りまわしている日は、そのあと決まって両腕に蕁麻疹が!!
痒いの痒くないのって。
これには参りました。
真夏でも長袖必須。
しかも何ヶ月もこの状態が続いたのです。
このときは、今思えば人生の大きな岐路に立たされる直前だったなぁと、しみじみ思えるのですが、いろんなことがうまくいかない時期、そして人生における大きな転機にぶち当たる空気の中、ストレスがあったことは確かです。
体はサインを送っていたのでしょう。
これ以上こんな生活は無理だよ、と。
ヘルペスにしても蕁麻疹にしても、神経のどこかで大きな負担を感じてしまったら、即座にこれ以上悪化しないように私たちに一番わかりやすい皮膚や粘膜に、痛みや痒みを伴うサインを送ってくれるのではないでしょうか。
この蕁麻疹は、その後26歳という微妙な時期に、本意ではなかったけれど実家に帰らなければならなくなったおかげで、孤独と緊張の日々から解放されてすっかり治りました。
ですから、ヘルペスなどに見られる水ぶくれの中の膿の正体は、排出に持ち込まれたウィルスたちなのです。
これに触れることによって、簡単に感染するのはそのせいですね。
緊張が重なって『悲劇その3』
ヘルペスウィルスを抱えながらも、なんとか仲良くやっていた私を襲った悲劇その3が、つい最近の口唇ヘルペスです。
次女の入学式を翌日に控えた朝、起きたときに左唇が腫れている・・・。
それが午後には完全にきれいな水ぶくれになっていたのです。
きれいな〜。
言うてる場合か。
卒園式からの、
春休みからの、
部屋の大改造からの、
入学式にお祝いに駆けつけてくれる父母を迎えるための準備からの、
入学式前日・・・。
重なったねー、緊張が。
ただの口内炎かなと思えないほど膨れてきたので、これはどうしたもんか・・・。
今までの経験を生かして私が行った自宅ケアとはなんでしょう?
それはこちら↓↓↓に続きます。
まとめ
15年間静かに眠っていたヘルペスウィルスが、再びムクムクっと起きてきてしまったのですね〜。
ウィルスが暴走しかけているのを、神経細胞が追い出そうとして現れたのが、唇の水ぶくれだったのでしょう。
なんとなくその水ぶくれを基点として顎から首のその筋上に、同じような熱いものを感じていたので、ここを早急に沈静化したいところです。
そして、私がとった処置によって見事それは沈静化されたのです!
ヘルペスというものを知っていたからこそ、薬も病院も必要とせず完治したのだと思います。
ここまで読まれた方はもう大丈夫ですよね。
あとは、我が家に常備されているあれの出番です。
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