ー本記事は2018年8月29日に公開済みですー
白髪染めの材料として有名なヘナですが、そのヘナって髪を染めるだけで終わらないって知ってますか?
白髪染めとしてのヘナはイマイチかなという見解を持っていますが、ヘナがその裏に秘めた効能を知ると、ちょっと使ってみたくなるのです。スー(@bacteria_suzu)です。
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白髪染めとヘナについてはこちらの記事↓↓↓を参考にしてくださいね♪
ヘナで染めるとどうしても赤っぽくなってしまい、それが白髪をヘナで修正する人の象徴のようで、逆に老けて見えるという結果に陥りがちではないでしょうか。
そしてヘナは品質にかなり左右されるし、粗悪な製品や表示と中身が一致しない詐欺っぽいものも出回っているといいます。
自宅でやろうものなら、超めんどくさい、ですしね。
そんなヘナですが、
これを頭皮から吸収することで、なんと肝臓のデトックス効果が期待できるというのです。
ヘナという植物の特性も含め、その効果効能を詳しくまとめていきますね。
【ヘナ】って何?
ヘナが植物からできているのは皆さんもご存知だと思います。
では一体どこでどうやって生まれたのでしょうか。
ヘナはアーユルヴェーダに欠かせないハーブ
ヘナは主にインド、ネパール、スリランカなどに自生しているミソハギ科の植物です。
インドや北アフリカなどの乾燥した地域に育ち、その木は高さ3〜6mにまで育ちます。
そして、インドでは古来より薬草とて親しまれ、アーユルヴェーダ(伝承医学)の代表的なハーブとされてきました。
「自然がもたらす万能薬」
と位置付けられています。
- 皮膚病予防
- 止血
- 抗打撲症
- 防腐剤
- 殺菌効果
などがあるとされてきました。
葉を煎じたものは軟膏や抗炎症剤として使われたり、今でもインドでは水虫に悩むとヘナを塗って癒したりする習慣があるそうです。
また、体温を下げる作用があり、真夏には40℃を超える日が珍しくないインドの人々は、ヘナを頭に塗って暑さを凌ぐこともあるそうですよ。
ヘナの歴史
出典:TIRAKITA
ヘナの歴史は古く、紀元前5000年前から宗教的なペインティングや染毛料、薬や防腐剤として使われてきました。
旧約聖書にもヘナに関する記述が残されており、歴史の深さをうかがい知ることができます。
古代エジプトのクレオパトラはヘナで爪や髪を染めていたそうです。
ヒンズー教では、美と豊穣と幸運の女神ラクシュミー(仏教では吉祥天と言われている)が、ヘナをとても好んで使っていたと伝えられています。
そのため、結婚式などのお祭りの行事に手や足などに「ヘナタトゥー」を施してお祝いをする習慣が今でも伝えられています。
7000年にも及ぶ歴史の中で途絶えることなく人類と共存してきたヘナ、その歴史は「ヘナが体に優しく安全で素晴らしい効能がある」という証ではないでしょうか。
美容業界で歪んでしまったヘナのイメージ
ヘアカラーやヘアマニキュアのような化学染料とは全く違って、ヘナは天然の植物成分100%です。
今まで毛染めをあきらめていたナチュラル志向の人たちや肌が弱くアレルギー体質の人たちが、気軽に毛染めを楽しめるようになったのはヘナのおかげだと言ってもいいのではないでしょうか。
しかし、実態は、少なからず美容業界を悩ますものであったことも確かです。
- ヘナでは染め上がりの色が選べない
- 天然成分だけでは染まらない部分も出てくる
- ヘナで一度染めると次回以降に他の染料が入りにくい
- ヘナ経験者はパーマがかかりにくい
- 良質のものは価格が高い
などなど、決められた時間で希望通りの仕上がりに持っていきたい美容師にとっては、マイナスの部分になってしまうこともあるんですね。
そのため、自然派の顧客を取り込みたいがために、
ヘナの品質を都合よく合成し、本来絶対入れるべきではない化学染料を混入しながら100%天然と謳っている製品を使用する美容院がゼロではないという話も…。
また、農薬まみれの粗悪なヘナや、染料としてあまり効果がない茎などを混ぜて作った製品などが出回ったりしたとも言われています。
このことがのちに、白髪染めの「ヘナ離れ」を起こしてしまったのかもしれません。
「ヘナ」で染めてから体調が悪くなった
そんなことはありませんか?
植物性だから、
天然成分だから、
刺激がないと聞いたから、
それだけで選んでしまうのはちょっと怖いということかもしれません。
元が本当に優れたものであるだけに、おかしな誤解で敬遠されてしまうのはもったいないですね。
本来は医薬品として使われていたほどの「ヘナ」、そのありがたい効能で助かる人はもっとたくさんいると思います。
ヘナ本来のデトックスパワーを利用しよう!
ヘナは上手に付き合えば、体にとってとてもいい効果をもたらしてくれる優れた植物成分です。
一般的には髪の染料として利用されていますが、その際に頭皮の毛穴から吸収されたヘナの成分がなんと、
全身をめぐり肝臓や腎臓をケアしてくれるというのです。
それくらい肌を通して吸収される成分というのは、良くも悪くも私たちの体に影響を与えるということがわかっています。
経皮毒を逆手にとって経皮デトックス
口からだけでなく、わたしたち現代人は皮膚からもあらゆる「毒」を吸収しています。
ヘアカラー剤に関しては、農薬の140倍もの毒性が確認されているということだそうです。
では、なぜ肌がそれを防御できないかというと、肌のバリヤ機能を簡単にすり抜けられるくらい分子が小さいからです。
ナノ化です。浸透していきますよー。
そして、化学物質や合成界面活性剤などは肌の角質層の細胞を破壊して通過できるというわけです。
逆に、良いものはどうでしょう?
もちろん条件が揃えば入っていくでしょうね。
それがヘナなんです。
【ローソニアアルバ】で肝臓を解毒
ヘナに含まれる【ローソニアアルバ】という成分が頭皮から体に侵入し、全身を巡りながら肝臓に到達し、毒素の排泄を手伝ってくれるのです。
ヘナの葉には、
があり、体の内側からまるごと浄化してくれ、イキイキ元気になれる力を引き出してくれるといえます。
もちろん傷んだ髪や頭皮も修復してくれます。
【ナフトキン】で子宮を癒す
人体に入ってくる毒を受けとめてくれる肝臓ですが、その肝臓も処理しきれないほどの毒を抱えてしまうと、オーバーフローとなり解毒効果が弱まっていきますよね。
そして、処理できないままその毒は血液中に取り込まれ、次の毒の受け入れ先へ搬送されます。
それはどこでしょう?
そう、脂肪です。
脂肪をたくさん含んでいる臓器です。
そして、そこは大事なところだから脂肪で守っているともいえます。
男性でいえば、前立腺ですがそこはとても小さいので、あとは脳へ任されてしまいます。
女性の場合は、子宮や乳房ですね。
そんな子宮を整えてくれるのが、ヘナに含まれている【ナフトキン】という成分です。
ナフトキンはホルモンバランスを調整する作用があるといわれており、生理不順を整えて子宮を癒してくれるそうです。
ヘナの愛用者の中には、
「PMS(月経前症候群)が軽減した」
などの実感として、その効果を得ている人も少なくないようです。
ヘナでの毛染めは、実は一石二鳥以上の健康効果があったというわけです。
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ヘナのデトックス効果のまとめ
ヘナでの白髪染めにはまだ抵抗がありますが、ヘナでのデトックスはぜひ取り入れてみたいですね。
染料に使われるほどなので、やはり色づいてしまうというデメリットはありますが、足の裏などに塗り込んで癒されるという方法もあるみたいですよ。
これほど全身、とりわけ肝臓などに働くということですから、その品質には細心の注意を払いたいところです。
できれば仕入れから自社で行なっていて、実際に現地視察などもやっている販売店がいいと思います。
最近では、フランスの国際有機認定機関として世界最大の組織であるエコサート認証を取得しているという目安や、国内の信頼のおける第三者機関で検査を受けているものもあります。
そのヘナが肝臓や子宮に届くという意識を持って慎重に選んでみてください。
実際に、ヘナのデトックスがどれほどの効果を発揮してくれるのかはこちらの記事↓↓↓をご参考に〜♪
それでも、ヘナで染めたくはないけど、ヘナの効能にはあやかりたい、そんなジレンマがぬぐいきれない方は、こちらの記事↓↓↓を覗いてみてください♪
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