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オイルプリングで使用するオイルの種類とキュアリング処理について解説!

うがいをする子供

ー本記事は2020年9月4日に公開済みですー

あなたは毎日何でうがいをしていますか?

水?
お湯?
塩水?
フッ素水?
マウスウォッシュ?


どれも口腔内のお掃除はしてくれると思います。

しかし、たかがうがいされどうがいなんです。

“口はあらゆる細菌の入り口、よって常在菌のバランスを整えて対峙すべき”

と私は思うのです。スー(@bacteria_suzu)です。

本日もお越しいただきありがとうございます。

殺菌力が強すぎるマウスウォッシュでは肝心の善玉菌までこそげ取ってしまいかねません。

かといって水やお湯では食べカスは除去できても雑菌までは取り除けませんよね。

そこで活躍してくれるのが、抗酸化作用もある植物性油脂なんです。

オイルプリングというやつですね。

体の中の健康はお口から始まるといっても過言ではありません。

今では、歯周病菌が心筋梗塞やアルツハイマー症候群を引き起こす原因にもなり得るとまでいわれているのです。

オイルプリングしたくなってきました?よね?

では、初めての方がきちんと効能を理解して真剣にオイルプリングに取り組めるように、細かく解説していきたいと思います。

今回は準備編として、

  • オイルプリングに使うオイルについて
  • 太白ごま油がおすすめな理由
  • 太白ごま油のキュアリングとは

についてまとめていきます。

では、まず使用するオイルについて理解していきましょう♪

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オイルプリングで使うのはごま油?ココナッツオイル?

オイルでうがいをするといっても、そのオイルを飲み込むわけじゃないからオイルの質にはこだわらなくてもいい?

とんでもありません!

オイルプリングの効果についての記事でもご説明した通り、オイルでうがいをして雑菌などを引っ張り出す役割の裏には、そのオイルの成分を口腔内粘膜から取り込んで全身に巡らせるという働きがありました。

ここがとても重要なんです。

美容液をお顔に塗るのと同じくらいに考えた方がいいですね。

浸透させるのです。

もちろん、汚れや細菌を吸着させて取り除くだけならどんな植物性オイルでもできるでしょう。1本200円もしないような油でもね…。

でもそんなことでは満足できませんよねぇ。

実際、ある程度の期間オイルプリングを真面目に継続すると、

  • 喘息
  • アレルギー疾患
  • 慢性皮膚炎
  • 副鼻腔炎
  • 関節炎
  • 歯周病
  • 糖尿病
  • 頭痛
  • 心臓病

などの口腔内以外の病気や症状までおさまったという事例もあるようです。

どうせなら、体内に浸透して良い働きをしてくれる良質のオイルでうがいをしましょう♪

今流行りなのはココナッツオイル

オイルプリングといえばココナッツオイル、と認識されてる方も多いかもしれませんね。

海外セレブ、とりわけ美容のカリスマと言われているような人たちが「ココナッツオイルでうがいをする健康法」を紹介したことが発端となって、一時流行にもなっていましたから。

確かに抗酸化・抗菌作用のあるココナッツオイルは酸化もしにくいので体にもいいですね。

なによりオシャレ〜な雰囲気を纏っているところが人々を惹きつけるのかもしれません。

ココナッツオイルの存在なんてちっとも知らなかった多くの日本人がこぞって買い始めたのも、この海外ブームがきっかけっぽいですよね。もちろんわたしもその口ですよ!

特に南国育ちのココナッツオイルは、ほかの植物性油と比べても抗炎症作用に優れています。

なので、春先から夏にかけては体質によってはココナッツオイルがベストということもあります。

基本的にオイルプリングは、口内炎の時は控えるべきと言われていますが、私自身Twitter上のアーユルヴェーダ師匠たちの助言により、口内炎の時にこそココナッツオイルでうがいをしたらスーッと楽になったので面白いな〜と思いました。

このような使い分けで利用するととても良いオイルだと思います。

昔からアーユルヴェーダ ではごま油を使用

アーユルヴェーダの聖地インドでは、昔からセサミオイルというオイルが使われています。

「アーユルヴェーダ」の古典書『チャラカ・サンタヒー』には、セサミオイルは植物性の油の中で最も優れており、冷えを沈静するオイルであると書かれています。また、セサミオイルが頭部、皮膚、生殖器などのケアに使われることが書かれており、セサミオイルと動物性の油の中で最も優れているギー(無塩バターから作る精製バター)を用いる5つの感覚器官のケアの方法が伝えられています。

アーユルヴェーダshimura.comーオイルについてー

このセサミオイルとは、調理などで一般的に使う茶色くて香ばしいごま油とは違い、焙煎されていない無色無臭のごま油のことです。

「白ごま油」
「太白ごま油」

がそれです。みなさんもスーパーなどで見かけたことがあると思います。

アーユルヴェーダにおけるオイルマッサージに使われているのもセサミオイルです。

手に入りやすく効能も高い太白ごま油とは

では、これからオイルプリングを始めようと思っている方はどの油を用意すればいいのか。

ココナッツオイル?
セサミオイル?


先ほども触れましたが、最近ではどこのスーパーでも普通に見かけるようになった「太白胡麻油」でOKです。

すでに調理に使っておられる方も多いかもしれませんね。

私はお菓子作りなどで油の風味を出したくない時に使っていたので、とても身近な存在です。

もちろんココナッツオイルでも構いませんが、高品質のものが簡単に手に入るかどうか、続けていけるコスパであるかどうか、そのあたりをご自分でご検討ください。

とにかくできるだけ熱を加えていない、焙煎していない、そして無添加のものをご用意ください。

また、継続していくためには最初から大容量で購入された方がお得です。

熱を加えていないものは酸化スピードも遅いので気にしなくてもいいでしょう。

ゴマアレルギーをお持ちの方は主治医と相談されるか他のオイルをお使いください。またアレルギーがない場合でもご使用前には必ずパッチテストを行なってくださいね。

実践者の私が太白ごま油をおすすめする理由とは

特大サイズの太白ごま油

私はオイルプリング6ヶ月目に突入しましたが、そのほとんどを「太白胡麻油」でおこなっています。

しかし、途中で違う風味も味わってみたいなと思いココナッツオイルでやったりもしました。

オリーブオイルや米油、ひまし油でもいいと言われていますが、私は「太白胡麻油」から始められることをおすすめします。

口内に炎症があるときや気分を変えたいときなどにココナッツオイルを使う、というスタンスでいいのかなと思います。

では、実際にすでに「太白ごま油」特大ペットボトルを2本ほどを消費している私が感じる、このオイルの使いやすさとはなんでしょう。

とにかく癖がなく口に入れやすい

オイルプリングという、日本の日常生活ではあまり体験しないオイルによるうがい。

これの第一歩目は無味無臭のオイルがいいと思うのです。

大さじ1杯ほどのオイルを15分以上口内にキープするわけですから、風味が強いものはちょっと抵抗感がありますよね。

その抵抗はできるだけ小さく済ませたいところです。

なんといっても、オイルプリングは継続してなんぼですから。

私は記念すべき第1歩をひまし油で行い大変なことになってましたが…、それでもほぼ無味無臭だった点は初心者にはとっつきやすかったですね。

無味無臭であること、結構重要ポイントです!

ごま油にしかない【ゴマリグナン】が抗酸化作用を発揮

もちろん、無味無臭であることが一番の要素ではありません。

一番はやはりごま油の成分と効能です。

ごま油には【ゴマリグナン】という栄養素が含まれています。

みなさんも耳にしたことがあるはずの、セサミン・セサモリン・セサミノールこれらの成分がそうですね。

この成分はゴマ由来のものなので、当然ごま油にしかありません。

そして、抗酸化作用がととても高いのです。

具体的な効果としては、

  • 肌が潤い若返る
  • 新陳代謝の活性化
  • デトックス効果
  • 髪の毛や爪の強化
  • ガンの予防
  • コレステロール値の低下
  • 高血圧抑制
  • 二日酔い防止

などが挙げられています。

総合してやはり抗酸化物質のアンチエイジング効果が高いことがわかりますね。

さらには、このゴマリグナンが腸内細菌によって代謝されることで、女性ホルモンであるエストロゲンと似た働きをしてくれるそうです。

エストロゲンが減少していく世代(私!私!)にとってはまさに救世主のような働きですね。

皮膚からの吸収率が抜群で骨髄にまで届く

ではもうひとつ、ごま油をオイルプリングに使用することの醍醐味をご紹介しますね。

ごま油は他の油に比べて、皮膚からすぐに吸収し骨髄まですぐに到達すると言われている吸収力抜群のオイルです。そのため皮膚疾患はもとより、骨を強化するオイルとしても有名です。

アーユルヴェーダビューティーカレッジーアーユルヴェーダとごま油ー

いかがですか?

お口の中、とりわけ舌の裏には血管がたくさんあります。

そこから素早く取り込まれた有効成分が、より効率よく全身を巡ることで素晴らしい効果を発揮してくれるのでしょうね。

お口の洗浄だけならオイルの種類や質にそこまでこだわる必要はないかもしれませんが、冒頭でお話したように、オイルプリングの構図はお肌に美容液を施すようなものでしたよね。

質がとっても大事です!

以上の点から、私は太白胡麻油をオイルプリングのスタンダードにおすすめします。

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太白ごま油は【キュアリング処理】してから使うといいよ

鍋で加熱する油

用意した太白胡麻油を、そのままオイルうがいに使っても特に問題はありません。

しかし、オイルを【キュアリング】という熱処理することによって、もっといいことがあるというのです。

ごま油をキュアリングするとどうなるの?

太白胡麻油をキュアリングすると具体的にどういいのか?

  • 抗酸化成分のセサモールが生成される
  • 不純物を蒸発させることでオイルの純度が高まる
  • サラッとした使い心地になり体内に素早く吸収される

という効果があるとされています。

これはやった方がいいと思いますよね。

しかし、実はこの処理がなかなか面倒くさくて、これを聞いただけでオイルプリング自体までやめたくなる人もいるようです…。

何を隠そうこの私もつい先日まではこの処理をせずにオイルプリングを行っていました。

また、日本で売られている太白ごま油は、すでにセサミノールセサミンという抗酸化作用がある成分が十分引き出されている状態のため、あまり神経質にやらなくてもいいという説もあります。

でもね、どうしても違いが気になったので処理するとどうなるのかやってみたんです。

結果、

これはやるべき!!

この一言に尽きます!

油特有のドロッと感が抜け、サラリとした感触になります。これだけでもかなり心地よさを感じますよ。

キュアリングってどうやるの?

キュアリング、どうしても面倒だという方は太白胡麻油をそのままお使いください。

それでもちゃんと継続すれば効果は実感できるはずです。

キュアリングをしてみたい方はこちらでご紹介するので、よかったら参考にしてくださいね♪

用意するものは

  1. ごま油
  2. ホーローかステンレスの小鍋
  3. 料理用の温度計
  4. オイルの保存容器(遮光瓶が理想)

以上です。

キュアリングのやり方は

  1. 小鍋に油を注ぎ入れます
  2. 火をつけ80〜90℃まで加熱します
  3. 火からおろして余熱で100℃になるまで待ちます
  4. 完全に冷めてから容器に移します

出来上がりです♪

簡単に言うと、オイルを100℃前後まで加熱していくだけです。

120℃を超えると有害物質が発生することもあるので、余熱で高温になりすぎないように水で濡らした布巾などで調整しましょう。

しかし、油なので後処理などを考えると躊躇してしまう方も少なくないでしょう。

どうしても面倒な方は、オイルを最初から保存用の瓶に入れてそのまま湯煎で加熱しても大丈夫です。

その場合は以下の点に注意して下さい。

保存瓶の口ギリギリまでオイルを入れないこと!
加熱によって溢れてしまいます。
口から数センチは必ず空けておくようにしましょう。

こちらの方が断然ラクですね。

ただし、保存瓶の形状によっては上下で温度ムラができますので、やはり一番ベストなのは鍋で加熱する方法だと思います。

どちらも体験した私の感想

私の場合は最初にキュアリングなしのオイルで行っていたので、やはりキュアリングしたオイルを使った時の心地よさは大いに感じました。

自分でひと手間かけた、というひいき目もあるかもしれませんけどね。

でも同じやるならセサミノールが多く含まれている方がいいじゃないですか!?

いちいちお鍋を油まみれにするのがためらわれるのであれば、油を使う調理をする前にやっちゃえばいいんです!

キュアリング後のお鍋で野菜やお肉を炒めちゃえばいいんです!

ほらね、ガクンとハードルが下がったでしょ♪

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まとめ:オイルプリング用のオイルはキュアリングした太白胡麻油がおすすめ!

スーパーに並んでいる太白ごま油、今日からはあなたのお口のお掃除に使われる運命になりますね。

さらにキュアリング処理して加熱された太白ごま油が、お口の粘膜を通してあなたの全身をアンチエイジングに導くかもしれませんね。

オイルプリングに使われるオイルはいくつかありますが、こうしてオイルの特性や効果効能を知っていると、選択するのがとても楽になります。

買いやすく、続けやすく、心地のいいオイル。

あなたもぜひそれを見つけてください。

次回はいよいよ実践編ですよ〜。ほんまに!?

準備が長くなりましたが、ここを理解しておくことはとても大事なのでしっかり頭にインプットしておきましょう!

本日も最後までお読みいただきありがとうございます。

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