ー本記事は2021年6月16日に公開済みですー
松葉という至極身近な木の葉っぱで美味しいサイダーが作れるらしい。
その情報を初めて目にしたのは、パラダイス酵母繋がりで閲覧していたFacebookのタイムラインでした。スー(@bacteria_suzu)です。
本日もお越しいただきありがとうございます。
パラダイス酵母と松葉でサイダーが作れるよ。
という投稿がたくさん上がっていたのです。
画像付きのものを見ると、本当に激しくシュワシュワしてまさしく“サイダー”になっていて、へーっと思ったことを覚えています。
そうです、当時は松葉サイダーというものにあまり興味がなかったのです…。
わざわざ効果効能のよくわからない松の葉っぱを入れて仕込まなくても、パラダイス酵母にリンゴジュースを継ぎ足すだけで立派にシュワシュワしますしね。
効果効能のよくわからない!?
情報を取りにいかないってこういうことですよ。
現在の私は松葉の効果効能をよく理解しているので、旦那の実家で松を剪定した際に出た松葉、もちろんたくさんもらってきたのです。
それを使って簡単松葉サイダーを作ってみたので、今回はそれをまとめますね♪
松の有効成分や効果については別記事にまとめていますのでぜひご一読を!
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松葉サイダーの作り方レシピのご紹介
仙人と松、なんだか絵になりますよね。
昔仙人の修行では松葉を食べる心構えとして
ここに天の新薬を頂き、この身は天の無限の力と一体になり、内元気は外元気と合し、生命力の尽きることがなくなる
お松を愛する会
と念じたといわれています。
松葉を食べる仙人にも憧れますが、まずは甘くて飲みやすいサイダーにしてしまいましょう♪
松のエキスは十分に堪能できると思いますよ。
松葉サイダーの基本的な作り方
まず材料ですが、松葉と砂糖があればできるのです!水も使いますが材料というほどではないですよね。
松葉は赤松の新芽、5〜6月頃のものが理想ですが、黒松や唐松でもできます。
味や栄養素はそれぞれに違いがあるようですね。
① 新芽であれば茎付きや袴付きでもいいようですが、少し癖が強いのが気になるなら葉っぱだけを使うために袴取りをします。
洗うか洗わないかはあなたしだいです…ちなみに私は珍しく洗いました。重曹水でざっと。
② 保存瓶の7分目ほどまで松葉を入れます。
③ 松葉がかぶるくらいまで水とその水量の1割の砂糖を加えます。容器で溶かしながら加えるといいですね。
④ 少し揺すって軽く蓋をして日向に置きます。夏場は3日ほど、冬場は10日ほどで完成!
このレシピは大体ネットで調べると出てくるものです。
いつものことながら、私もこうやるつもりがこうやれなかったのです…。
ではどうなってしまったのか、次項で見ていきましょう。
松葉サイダーを私が仕込むとこうなった
まず材料はほぼ同じですね。
砂糖はてんさいグラニュー糖を1.5割量使用しました。
水は“発酵する水”ともいわれている「ウォーターセラピー」という浄水器を通した水。
保存瓶は清酒が入っていた一升瓶。
これだと消毒しなくてもお酒が入っていただけだからそのまま使えますね。
一説によると一升瓶の形状は発酵しやすく向いているともいわれています。根拠は後ほど…。
そしてここからが基本通りにいかなかったのです。
夏に近い気候なので3日ほどで気泡は出てきたのですが、なんとなくそのまま10日ほど日向に放置。
3週間以上でアルコール発酵してしまうのでできれば早めに冷蔵庫保存が鉄則ですよ。
なのに、もうちょっと、もうちょっと、って・・・。
これね、たぶん一升瓶のせいだと思うんです…。
黒くて中が見えにくいからどれだけ発酵の様子が進んでいるか見えづらい…。
気泡が出てシュワシュワしたらすぐ、これがベースであるのはわかるのですが、量も多いしもうちょっと、もうちょっと・・・さらに冷蔵庫が梅仕込みの容器でパンパンだから余裕がないのよ、っていう事情も大半を占めます…。
では、そうやって仕込んだ松葉サイダー、お酒になっちゃった?それとも・・・。
松葉サイダーは飲む薬膳!その味とは
自然界に生息している自然のままの葉っぱだけで作る飲み物、これはまさに【飲む薬膳】と言えるのではないでしょうか。
しかし、薬膳というと美味しさより効能という感じで味の方は…。
その上、松葉の袴を取る作業をするだけでも手の指が松ヤニでニチャニチャになって
「これは結構ヤニ臭い味になるんじゃないか、しかもそういうレポが結構多いしなぁ」
なんて思いながら仕込んだ松葉サイダーですが、なんとまあ、
予想に反して美味しいことにびっくりしている
という状況です。
松葉サイダーは松の味がしっかりして美味しい!
実は作った直後、一升瓶なんかで仕込んでどうするんよ?って思っていたんです。
飲み切れる気がしない、と。
そんな矢先に
「一升瓶で正解ですよ!美味しいから」
というコメントをTwitterで頂いたのですが、本当にその通りです。
松のさわやかな香りと味。
これはね、口で言っても伝わらないと思うのです、だって松の味ってなんや?ってなりません?
とにかく美味しいので皆さんにも仕込んでみて欲しいです。結局アバウト…。
試飲したのは10日目でしたけどしっかりと味が出ているのでそろそろ冷蔵庫に入れどきですね。
松そのものの味を試したい方はぜひ生搾り松葉ジュースを!
松葉サイダーはシュワシュワしない
そうなんです、私もシュワシュワ〜なソーダ水を想像していたので拍子抜けしました。
乳酸菌液の仕込みでは毎日のように蓋を開け閉めして攪拌しても、わりとずっとシュワシュワしているのですが、松葉サイダーは炭酸発酵が終わればすぐおとなしくなるようですね。
ま、砂糖しか加えていないから乳酸発酵というよりは主に酵母の活動があって、それも糖分を分解し切ったらすぐアルコール発酵に変化するのでしょうかね。
なので、シロップのような感じです。
もちろんそのまま飲んだら甘々です。おすすめしません。
そこでいろんなもので割って飲みますよー!
松葉サイダーをパラダイス酵母で割る
松葉サイダー、というよりは松葉シロップ、といえる仕上がりです。
なので、まさに薬膳酒のような感覚で原液を何かで割って飲むことをお勧めします。
- 炭酸水
- 柑橘の汁
- 水
- 焼酎
- パラダイス酵母ジュース
ハイ出ましたね、そうです、パラダイス酵母!
パラダイス酵母はいつまでもシュワシュワし続ける発酵液なので、それで割ったら・・・もう最高!となるわけです。
こういうことか〜、と冒頭でお話しした「パラダイス酵母と松葉でサイダーが作れる」に繋がるわけです。
このパラダイス酵母を発酵仕込みの際に入れてしまってもいいのですが、それでは発酵し過ぎる場合があります。
純粋にしっかりと松葉だけで菌や酵母を活性化してから、パラダイス酵母とブレンドするのがベストかなと思いました。
パラダイス酵母を手に入れたい方、その覚悟がある方はこちらの記事↓↓↓もご一読くださいね。
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まとめ:松葉サイダーは一升瓶で仕込んでたっぷりと楽しもう
松葉サイダーって作るのが難しい、という声をよく耳にします。
私はラッキーなことに初回でうまくいき「美味しい!」と認識できたわけですが、2回目に作ったものは残念ながら激まずでした。
これが初回だったらきっともう手を出さないよな・・・。
今回ご紹介したレシピで美味しい松葉サイダーが作れた!となる方が増えると嬉しいです。
気温、仕込み方、松の性質などで仕上がりはそれぞれだと思いますが、私のように一升瓶のような形状の容器で作ると失敗が少ないかもしれません。
口細瓶だと空気に触れるところが少しの面だけなので、雑菌が入る可能性を抑えられます。根拠ありましたね!
ただし、松葉を入れる時と出す時にちょっとイラッとします(笑)
そして、毎日の声かけも忘れずに〜♪
本日も最後までお読みいただきありがとうございます。