ー本記事は2021年1月7日に公開済みですー
健康オタク界隈のSNSでもあまり流れてこない体のケア情報のひとつに
『眼』
があると思うのです。
肌や髪や筋肉や内臓や骨や歯などについては、毎日毎日たくさんの情報が流れてきます。
しかし、眼の疲れや視力、老眼、白内障などなど、目にまつわる情報ではない、シンプルに『眼』という器官そのものについての情報は少なめだという印象があります。スー(@bacteria_suzu)です。
本日もお越しいただきありがとうございます。
自分がアンテナを張ってなかっただけやろ、とも思いますが、ここ3年ほどわりとディープな健康界隈をウロチョロしていた私の元に、やっと「眼の本物(と思われる)の情報」が飛び込んできたのはちょうど1年ちょっと前です。
その情報を知ってからまずやったこと。
それは、
25年以上お世話になってきたコンタクトレンズとのさよなら
でした。
今回は、私が約1年前に意を決して、伝説の眼鏡屋「とよふく」さんに電話をかけるまでに突き動かされた
「怖いけど知っておいた方がいい眼に関する情報」
を少しずつまとめたいと思います。
早川さや香氏著【視力を下げて体を整える魔法のメガネ屋の秘密】
「すごい情報にぶち当たった・・・」
何気なく訪問したそのサイトで見た情報によって、私の長かったコンタクトレンズ人生は幕を閉じたのでした。
そのきっかけはなんと「パラダイス酵母」だったのです。
パラダイス酵母について調べていて行き着いたブログ、それが早川さや香さんという方のブログでした。
パラダイス酵母に関しては「へーそんな感じで取り扱ってるんだ」程度の印象だったのですが、その他の記事を見ているともう止まらなくなってしまったのです。
メガネで人生が変わる!?
ブログで紹介されていた早川さんの著書とその内容についての記事を読んだのです。
「アメリカの美容企業の経営者は、なぜコンタクトレンズを着けないのか」
「40歳以上は、1秒でも早くメガネを!」
コンタクトレンズを辞めたいとかメガネを新調したいとか、そんなこと全く考えていなかったんですよ。
それなのに、その内容を調べ直して精査するという発想とか次元ではなく、スルスルスルルーっと入ってきちゃったんですね。
きっと私の元に来てくれた情報だったのでしょう。
早速本を購入し読みました。
知らなかったことがあり過ぎて情けないくらいでした。
食べ物や栄養に関しては、国がいいといっているものは怪しいと思っているのに、眼に関しては疑問視せず浅はかだった自分・・・知ろうとしなかった自分・・・。
“メガネで人生が変わる”というフレーズにはインパクトがありますが、その前に
“眼のことについて知らなすぎた人生をやめる”という感じかな。
そして、眼のことを理解した上でとよふくさんのメガネをかけると人生が変わる、それは本当にあると思います。
数多のメディア出演を断ったとよふくさんが書かれた渾身の内容
本の内容は、早川さんのリードで眼鏡のとよふくさんが書き進められていく形式です。
眼鏡屋さんの言葉というより、眼球博士のお話を聞いているようで、つくづく眼鏡はファッションなんかではなく体機能の医療補助器具なんだなと思わされます。
そして、私たちが視力視力と言ってきた「見る力」ということについても、なんてトンチンカンだったのだろうと思い知らされるのです。
「よく見える」ということがどういうことか
「眼で見る」とはどういうことか
「自分の見え方」はどうなっているのか
そういう視点で眼について語られていきます。
では私が特に感動して心動いたお話をご紹介させていただきますね。
『眼は露出した脳の一部』だとしたら?
「眼は脳に直結している」
「眼は露出した脳の一部」
そう言われているそうですね。
人の網膜には約1億3,000万個の受容体があります。網膜でキャッチされた情報は100万個の神経繊維を通って、脳の視中枢に送られます。ヒトが得る情報の80%以上は視覚によるもので、耳や鼻など他の感覚器官で受け取った情報のはるかに多くの情報を、私たちは目から受け取って処理していると言われます。
BAUSH+LOMB
網膜は発生学的に見ると、間脳が側方に突出してできた眼胞を起源としています。このことから、網膜=目は発生学的には脳の一部ということができます。
BAUSH+LOMB
眼からの情報を脳で処理して理解している、といったところでしょうか。
ということはこの流れをできるだけスムーズに行うことが、より身体機能を高めてくれるということに繋がりますよね。
眼で受け取る映像がきちんとピントが合っていなかったり左右に大きくズレがある場合、脳はその補正処理にエネルギーを費やしてしまいます。
それが結果、理解力の低さや認知能力の欠如といったとらわれ方になることもあるのではないでしょうか。
物覚えが悪かったり文字の読み取りが得意じゃない人が、実は自分の眼にあった視力補正器具を使えていないだけかもしれないのです。
とよふくさん曰く、
「よく見える」ということは、すみやかに感じられる、考えられる、動けること。
目と脳と手足がスムーズにリンクしていることです。
なるほど〜。
視力がいくつで良い悪いなんていう常識、今すぐポイですね。
コンタクトレンズは飛び出した脳の一部にラップをかけている!?
酸素透過性、これはコンタクトレンズの性能のひとつです。
酸素をできるだけ通すことができるものがいい、そう言われていますね。
しかし、いくら酸素がちゃんと行き来するといっても、体の一部に長時間何年も絆創膏を貼って過ごしている人はいないはずです。
なのに、大事な脳の一部である眼球に、直接ラップのようなカバーを付けて一日過ごすことはいたって平気な人が多いですね。
私もそこまで考えもせず25年間ラッピングアイでした。
やはり眼鏡では顔の魅力が半減してしまうという思い込みが強かったですね。せめて少しでもよく見せたいと…。
そして、本来そのような医療機器を雑にズボラに扱うことはご法度なはずなのですが、忙しさにかまけて外さずに寝てしまったり、使用時間を守らず装着したり、ちゃんと洗浄しなかったり、あまりにも粗末に扱っていたと恐ろしく思いました。
とよふくさんはそのあたりを熟知しておられますが、「コンタクトレンズは眼を疲弊させる」なんてことを声を大にしていうのは困難であると言われています。
当然ですが、ここにも利権が存在するわけですね…。
コンタクトレンズのメジャーなメーカーのほとんどは米国籍企業であり、アメリカの学会の多大な影響下にある、というわけです。
そんな大事な器官である眼球にメスを入れているのは、何を隠そううちの旦那氏ですが…。
それについても、
「取り返しのつかないことをしてしまった…」と落ち込まれるかもしれませんが。たしかに、角膜を削ってしまうので取り返しはきかないのですが、ご自分の眼を厭わしく思うのはいちばんよくないことです。レーシック手術に耐えた眼の力を、どうぞいたわって、大事にしてあげてください。
『視力を下げて体を整える魔法のメガネ屋の秘密』早川さや香著
と、とよふくさんはおっしゃっています。
気づいたときから自分なりにできる事でフォローしていけばいいですよね。
あなたは左右両方の眼でちゃんと見ていますか?
コンタクトレンズを外して1年以上眼球を緩めてからやっととよふくさんの眼鏡をかけられる、それがベストなタイミングかもしれません。
実際、とよふくさんに問い合わせるとコンタクトレンズ歴などを聞かれて「まずはコンタクトを辞めてから改めてご予約をお願いします」といった対応を受けると思います。
それくらい眼の緊張を強いているのがコンタクトレンズであり、またバランスの合っていない眼鏡も然りなのです。
バランスの合う合わないとは、簡単にいうと両方の眼でちゃんとものを見ることができているかどうか、だといわれています。
一部抜粋させていただきます。
こうして両目で複雑に補いながら一体化し、情報を脳に伝えているのが人間らしさです。片眼で見るより両眼で見る方が視力が上がり、距離感、立体感、視野といった視覚のバランスも良くなる。ですから、ここまで人間は進化できたのでしょう。
『視力を下げて体を整える魔法のメガネ屋の秘密』早川さや香著
人間の目の構造は他の動物たちより複雑で、両目の情報が右脳左脳へ満遍なく届くようにできているそうです。
また、同じ人間でも当然眼の状態は一人一人違うわけです。
ずっとスポーツ選手としてやってきた人と、活字ばかりに接してきた人、朝から晩までパソコンと睨めっこの人、そういった個人の生活や人生に則した眼鏡を選ぶことがとても重要になるのです。
手軽に買えるからといって安直に選んだ眼鏡屋さんは、果たしてあなたの生活環境に耳を傾けてくれさらに右左どちらの眼球も丁寧に精査して測ってくれるのでしょうか?
とよふくさんは、90年以上の歴史に裏付けされた経験と豊富なデータはもちろんのこと、食べ物や水、空気についてまで体にまつわるいろんな方面における見識がとても豊かなのです。
観察眼だけでなく、そういうデータからはじき出されるいろんな要素をさらに独自に分析されて、お客さんの私生活や人生を一緒に辿っていきながらどんな眼鏡が合うのかをじっくり探っていかれます。
そういう意味でも、とよふくさんで合わせてもらった眼鏡をかけたら人生が変わる、ことになんの不思議もないですよね。
また、昔と違って私たちは目で情報を得ることに休む暇がありません。
- 朝起きた瞬間からテレビの画像を観る
- 夜布団に入ってからもスマホの画面を観る
- ちょっとした隙間時間にSNSやYouTubeを眺める
- 仕事のやり取りもネット回線を使ったテレワーク
これら全てをまったくきちんと見れていない眼鏡で見ているとしたら、一体どれだけのエネルギーを消耗しているか分かりません。
とよふくさんには行かなかったけど・・・
早川さんととよふくさんの本には、さらにいろんな細かい眼鏡屋さんのあれこれが書かれています。
たかが眼鏡されど眼鏡、まさにそんな気持ちでいっぱいになりました。
とよふくさんのような眼鏡屋さんはきっと他にもあると思うし、昔はもっとあったかもしれません。
しかし、今では99%が薄利多売のファッション眼鏡屋に変わってしまっているのです。
時代だと言ってしまえばそれまでですが、体の機能を最大限に活かすことができるアイテムへの探究心は尽きませんよね。
ならば、行ってみたくなりますよね、とよふくさん。
魔法のメガネ屋【とよふく】に電話をかけた
とよふくさんは千葉県にあります。
我が家は新潟・・・また遠いな…。
でもやっぱり知ってしまったら行ってみたくなるし
「40歳以後は早く眼鏡をかけて眼力を養うべし」by.貝原益軒(『養生訓』巻第5 524)
なんて言われると今がタイミングや!と思ってしまいますよね。
そうして私は2020年1月の終わり頃、意を決してとよふくさんに電話をかけたのです。
緊張しましたが、噂どおりのテキパキ問診であれよあれよと20分以上はお話ししていたと思います。
私の漠然とした「眼鏡の検査を受けたい」という思いに少し心配されたご様子で、
「生活やお仕事の内容からして、おそらく普段用とデスクワーク用の2本の眼鏡が必要になるかと思います。決してお安くない金額ですが…」
というようなお話を親身になってしてくださいました。
もちろん多少は覚悟していましたし、体にとってしかも大事な脳の一部にとっての改善になるのであれば高過ぎるものではないと思いました。
まぁ、家族に相談したらびっくりする金額だろうなとは思います。
そして最後に、
「では一度ご検討されて再度1ヶ月後以降にお電話ください。その際に4月以降のご予約という段取りになります」
と言っていただき電話を終えました。
コロナの渦に負けとよふくさんを諦めた
時は2月の終わり。
そう、世間でコロナ騒ぎが大きくなってきた頃だったのです。
最初の電話から1ヶ月が経った頃、私がどうしたかというと、
「しばらく遠出、しかも関東は控えておこう」
という判断に相成りました。
旦那にとよふくさんのことを話した際は、賛成してくれて千葉まで行こうと言ってくれていたのですが、コロナが茶番だと気づく前の私たちにとって千葉行きはリスクだと思ってしまったのですね。
この先どうなるかという不安も芽生えていたので、なんというタイミングなのかと今になって思いますが、ここで一旦とよふくさんとの縁は保留になります。
で、眼鏡は新調したよ!
そうなんです。
とよふくさんを諦めた私ですが、きちんとよく見える眼鏡を諦めたわけではなかったのです。
遠出がダメなら近場で探す、という意欲に燃えました。
とよふくさんが特別な眼鏡屋さんであることは「魔法の」なんて言われちゃうところで百も承知なのですが、同じ志の眼鏡屋さんが日本にないわけではないですよね。
とよふくさん自身も全国にいくつかあるとおっしゃっています。
具体的には挙げられないと思いますのでこれは自分で調べて探すべき案件ですね。
素人の私では正解は分かりませんが、行ってみたいなと思った眼鏡屋さんが新潟県内にあったので行ってきましたよ!
その指標としたのは、
- 通える範囲であるかどうか
- 両眼視機能検査が受けられるかどうか
- 店舗概要情報の開示が明確かどうか
- 店主の人柄や雰囲気が読み取れるかどうか
- 検査にじっくり時間をかけてもらえるかどうか
この辺りで、これを軸としてキーワード検索しました。
これもまたご縁なのでしょうね。
見つけたのは「視覚を整える眼鏡店」と銘打っておられたとある眼鏡屋さんです。
比較的新しいお店でしたが、情報開示がとても明確でお店のコンセプトや検査方法についても詳しく書かれていたサイトだったので決めました。
そして、じっくり時間をかけて検査をしていただき、めでたく素敵な眼鏡を手にすることができました。
パソコン作業を長時間しても疲れにくい眼鏡。
遠くは見えすぎない眼鏡。
43歳の私は今そんな眼鏡を愛用しています。
この眼鏡についてはまた次回詳しくまとめていきますね♪
まとめ:40歳過ぎたら自分に合った眼鏡で若返ることも可能かも!?
健康ってなんだろう?
みんなはなんのために健康について調べたり実践したりするんだろう?
まさか1本の眼鏡で本当に体の不調が改善したり長年の悩みが解消したりしちゃうの?
そんな疑問が湧いてしまった方はぜひ早川さんの著書を手に取ってみて下さい。
健康はやはり全て繋がっていくんです。
眼鏡屋さんであるとよふくさんがヴィーガン料理のランチを提供されていることでそれが明明白々ですね。
現代人の寿命は100年どころか120年とまで言われています。
しかし眼の健康寿命は江戸時代と変わらず老眼の始まる40歳くらいだととよふくさんは言われています。
どれだけ高機能なサプリメントや健康食品、予防医学などで細胞劣化を食い止めても、眼の中の細胞は生まれ変わることがないのだそうです。
40歳を過ぎたらきちんとよく見える眼鏡にしよう!
そんな呼びかけをしたくなる良書です。
本日も最後までお読みいただきありがとうございます。