【マグネシウムは忘れられたミネラル】まさか不足するように仕向けられた!?

マグネシウムの画像

私たちの体に必要な栄養素は、きっと太陽や海や土の恵でしっかり補えるように設定されているはずです。

いや、でした。スー(@bacteria_suzu)です。

本日もお越しいただきありがとうございます。

どこからどう間違っていったのか、現在その設定は完全に崩壊しているといっても過言ではないと思います。

栄養素だけではないですが、体の機能を整えてしっかりとした土台を持つことができたら、様々な矛盾がひとつひとつ解決していくのではないかとさえ思います。

今から80年以上前の日本の姿に戻ることは難しいかもしれませんが、不足している【元気の源】を補うことはそう難しくありません。

大人になるまで

「マグネシウムはあらゆる現代病にとって必要不可欠なミネラルだよ」

なんて教わったことがありませんが、ここからその空白を埋めていけばいいのです。

マグネシウム、みなさんは意識して摂取していますか?

先人たちは意識する必要なく自然に取り込めていたマグネシウム。

現代人はマグネシウムの不足であらゆる生活習慣病を引き起こしているという現実。

この分岐点は一体いつで、何が原因だったのか少し探ってみることにしました。

よかったらお付き合いくださいませ。

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カルシウム神話の裏で影を潜めたマグネシウム

カルシウムカルシウムうるさいなぁ、というくらいその名は小さい頃からよく聞いていましたが、

マグネシウム?
あの理科に出てくる金属のやつ?


くらいの認識しかなかった人は少なくないのではないでしょうか。

私もそうですね。

人体に必要できちんと意識して摂取しないといけないと知ったのはつい最近です。

微量ミネラルについてはざっくり意識していましたが、そうではない主要ミネラルである「マグネシウム」についてはほとんど無知でした。

ところが、このマグネシウムこそ私たちが意識すべき大事なミネラルだったのです。

なぜか。

それは、体の活動の源である細胞を行き来する300種とも350種ともいわれている『酵素』、マグネシウムはこの酵素の調整役であり活性化の肝だからです。

しかもメジャー級ミネラルであるカルシウムも、マグネシウムなしでは語れないのです。

マグネシウムの働きは酵素の活性化

マグネシウムは、人体に350種類以上存在するといわれている酵素の働きを補う、いわゆる「補酵素」ですね。

有名どころの栄養素と酵素の関係性も、補酵素であるマグネシウムがいいアシストをしてくれるからこそ成り立つわけです。

なかでも特にエネルギー代謝酵素に大きく関与し、私たちの生命活動の維持を助けてくれています。

  1. 体に入ってきた糖質やブドウ糖を分解しエネルギーに変換する
  2. 高エネルギー物質であるATP(アデノシン三リン酸)を産生する

この一連の流れをスムーズに行うためには補酵素であるマグネシウムが必要なんです。

そのおかげで細胞が生き生きと活性化し元気に活動できるわけですね。

また、脂肪分の多いものが入ってくると、マグネシウムが脂肪酸とくっつくため脂肪の吸収が抑えられます。

さらに、脂肪酸のβ酸化という化学反応を促進するので脂肪が燃えやすくなり、余計な脂肪が溜まらない体作りが可能になるのです。

いやはや、メインで働く物質や酵素を陰で支えるすごいやつ、って感じが強くなりましたね!

マグネシウムはカルシウムのブラザーイオン

骨を形成する物質のなかの、特にミネラルにおいてはカルシウムリンが主成分となります。

そこにカルシウムの1/10ほどのマグネシウムが存在しています。

マグネシウムの比率は低いですが、この2つの関係は“兄弟”ともいわれているのです。

カルシウムは体内におよそ1,000g存在し、そのうちの99%が骨の中にあります。

一方マグネシウムはカルシウムの1/40である25g程度存在し、そのうち約65%が骨の中にあります。

それぞれの残りは血液中や細胞内に含まれているのですが、カルシウムはほぼ細胞内に存在しません。

それはカルシウムが実は細胞にとってはとなりうるからです。

しかし、カルシウムとマグネシウムの関係は兄弟といわれるほど強固につながっているので、それぞれが体内で不足した場合、ちょっと怖い現象が起こってくるのです。

カルシウムパラドックスでマグネシウムが枯渇

俗にいう『カルシウムパラドックス』とは、摂りすぎたカルシウムが血液中で過剰となり、骨や歯に貯蔵されているカルシウムを尿と一緒に排泄してしまう状態です。

カルシウムをせっせと摂ってもきちんと骨に吸収されなければ意味がないんでしたね。

しかし、この時ブラザーであるマグネシウムも一緒に尿として排泄されてしまうというのです!

カルシウムとマグネシウムが同レベルで出ていくとなると、骨の中に少ししか存在しないマグネシウムは足りない分を細胞の中から捻出して出すのです。けなげ…。

これが続いてしまうとどうなるか?

そう、細胞内のマグネシウムがどんどん減っていき、マグネシウムが枯渇した細胞になんとカルシウムが入ってしまうのです。

血中のカルシウム濃度は常に一定に保たれなければならないし、本来入ってほしくない脳や臓器にカルシウムが入ってしまうこともとても危険なことなのです。

カルシウムパラドックスとは、カルシウムが増加してしまうというだけでなく、マグネシウムが欠乏することによってバランスを崩すということなんですね。

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大麦や雑穀が姿を消した頃からマグネシウムが不足

ここまで読んだ方は「ちょっとちょっと!マグネシウムについてはなんで学校で教えてくれないの!?」と思ってしまうかもしれません。

でも仕方がないのです。

ほんの数十年前まではそんなこと気にしなくても大丈夫だったから。

日本人が日本人らしい生活ができていた頃は、マグネシウムだってケイ素だって、本来必要な分がちゃんと日常で得ることができていたのです。

日本人らしい生活がままならなくなった戦後から、マグネシウムが食卓から消えていったのではないかと私は思うのです。

そこに意図があったのか、それとも偶然なのか、そんなことはもうどっちでもいいのです。

とにかく今日から、知らなかったことを知った今日から、意識を向けていきたいですよね。

大麦や雑穀からマグネシウムを摂取できていた日本人

ここにひとつの面白いデータをご紹介します。

2-6 半欧米化食生活
出典:Mag21

1940年からの、日本人の食事における脂肪分(左)と穀類(右)摂取の推移を表しています。

このグラフで顕著に現れているのはなんでしょう?

まず、牛乳・乳製品の摂取量の増え方ですね。

そして、全穀物や米の摂取の下がり方もありますがそれよりも顕著なのは、大麦・雑穀摂取の急降下ではないでしょうか。

大麦は世界で最も古くから栽培されていた作物のひとつです。

日本では縄文時代にも栽培されていた記録があり、江戸時代には徳川家康が好んで食し健康長寿の人生を全うしたとされていますね。

大麦や雑穀は栄養価も高く寒冷地でも比較的育てやすいので、米の収穫の後に麦を植えるという二毛作を行ってきた歴史があります、高度成長期まではね…。

しかし、一気に大量に入ってきた輸入穀物に価格面で太刀打ちできなくなり、二毛作を行う人は減っていったのです。

もし、お米の精米技術や輸入小麦などがここまで浸透しなかったら、日本人は季節に合わせて大麦や雑穀を美味しいねって言いながら食べていたのかもしれません。

日本で食される穀物の中でも、玄米より大麦や雑穀の方がマグネシウム含有量は多いのです。

大麦から小麦へ移行でグルテン黄金時代突入

こちらは余談ですが…。

大麦と小麦の一番の違いってなんだかわかりますか?

それは「タンパク質の違い」そうが全然違うのです。

小麦のタンパク質はご存知の通り「グルテン」ですね。

粘り気があるのが特徴でパンや麺を作るのに適していますが、炊飯には向いていません。

一方大麦のタンパク質は「ホルデイン」という聞き慣れないもので、吸水性があるのが特徴です。

グルテンは全く含まないため粘りも膨らみもしませんが、炊飯に向いています。

昔ながらの麦ご飯や麦茶をはじめ、日本が誇る伝統の発酵文化にはとても重宝してきました。

  • 味噌
  • 醤油
  • 焼酎
  • ビール

食物繊維も白米の10倍以上あり、腸内環境を整えるにはとてもいいですね。

そんな大麦は、戦後の高度成長期に入るとどんどん小麦粉に取って代わられていきます。

学校給食でのパンや麺の配給となると、かなりの量の小麦粉を使いますよね。

安くて大量に仕入れられる輸入ものに頼る流れは偶然ではないように思います。

口当たりの良さでは敵いませんから、大麦という存在を忘れるのに時間はかからなかったのではないでしょうか。

食事の欧米化がマグネシウム不足を引き起こす

こうした経緯もあり、本来日常の食事で賄えていたマグネシウムが、必要量からどんどん遠ざかり微量になってしまったのです。

加えて牛乳や乳製品の台頭で、カルシウムとマグネシウムの比率がおかしなことになっていきました。

先述のカルシウムパラドックスですね。

いかにも、牛乳や卵を食べていれば丈夫な骨や体を作れる、という風潮が常識のようになってしまいました。

マグネシウムだけが忘れられたミネラルというわけでもありませんし一概には言えませんが、マグネシウムの様々な働きを知ると、糖尿病や心筋梗塞や動脈硬化や不整脈やメタボリックシンドロームなどはマグネシウム不足が原因ではないかとさえ思えてきます。

日本人が古来より食べてきた優秀な食べものをそっと食卓から場外へ追い出し、そこへ日本人のDNAに馴染みがなく消化しづらいものを浸透させる。

これを完璧に成功に収めたプログラム、逆にすごくないですか!?

舌の感覚を奪い、脳みそを麻痺させ、目からの情報で洗脳していく。

そんなことが可能なら、足りなくなっているマグネシウムをしっかりあるべきところに届け、細胞内の酵素の働きを正常に戻し、ミネラルバランスを整えてあげることだって可能なはずです。

まずは、マグネシウムから、少しずつ理解を深めて取り入れていってみませんか?

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まとめ:マグネシウムの不足を解消すればあなたの不調は改善するかも!?

今回はマグネシウムの重要さ、というより、なぜマグネシウムを知らずにここまできたのか、という自分への戒めのようなまとめになりました。

私がマグネシウムを知るきっかけになったTwitterの投稿では、いろんな不調を改善するためにマグネシウムを摂った方がいいという、すでに「マグネシウムは重要ミネラルである」という前提でのものが多かったのです。

最近は、免疫力の大切さや腸内環境を整えることが健康につながるということが世間一般に広まってきていて、その大事な因子としてマグネシウムが取り上げられることもあります。

しかし、「そのマグネシウムって一体どういうものなの?」「なんでこんなに大事なのに今まで表立ってこなかったの?」という疑問を払拭しないとなかなか実践が続かないと思うのです。

ここで紹介したのは、そんな私自身の疑問というかモヤモヤにフォーカスしたマグネシウム考です。

少しでも参考になれば幸いです。

マグネシウムの具体的な効果はこちらの記事↓↓↓にまとめています。ぜひご一読を!



本日も最後までお読みいただきありがとうございます。

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