ー本記事は2018年6月25日に公開済みですー
酢しょうが、酢タマネギ、酢トマト、しまいには酢パスタ!?
あれこれ手を替え品を替えブームを起こす【酢】ですが、そこまで酢ー、酢ー言って酢ばっかり摂るのも不自然な傾向ですよね、スー(@bacteria_suzu)です。
本日もお越しいただきありがとうございます。
酢パスタはさすがに知りませんでした。
酢しょうがは、美味しくて一時期はまっていました。
とにかく何にでも酢をかける人もいますよね。
体がお酢を求めているということは、体に何かしらの異変が起きているということかもしれません。
乳酸が溜まりすぎていて、分解したがっている?
胃腸が疲れてしまって食欲が落ちているけど、お酢ならいいよと待っている?
梅雨真っ只中、あなたの体はお酢を欲しがっているでしょうか?
発酵食品でもあるお酢の正体とその正しい選び方を見ていきましょう!
酢=クエン酸
「お酢」の主成分は「酢酸」です。
しかし、この「酢酸」は体内で様々な段階を経て「クエン酸」に変わるのです。そしてこの「クエン酸」は体にとってなくてはならないものです。
私たちの体の原動力は、60兆個以上とも言われるひとつひとつの細胞、その中のミトコンドリアが、【クエン酸サイクル】をぐるぐる回してくれているおかげです。
【クエン酸サイクル】のお話はこちら↓↓↓からどうぞ♪
このサイクルが止まってしまうと、代謝が落ち元気がなくなってきます。
いうまでもありませんが、このサイクルのもととなるのが【クエン酸】です。
食べ過ぎや働きすぎ、睡眠不足にストレス、様々な要因がこの【クエン酸サイクル】を弱めてしまう原因になります。
むやみやたらに「酸っぱいもの」ばかりを食べるというのも偏った食事になってしまいますが、できるだけ毎日の食卓に1〜2品はお酢を使ったメニューが並ぶといいかもしれないですね。
酢=酢酸
お酢の主成分である「酢酸」と「クエン酸」の違いはなんでしょうか?
酢酸が玄米だとしたら、クエン酸は白米?という感覚ではないでしょうか。
お酢には醸造のもととなった素材の風味や旨みが感じられますが、クエン酸はただ酸っぱいだけです。
製造方法や発酵過程などが違うのはもちろんですが、余分なものが削ぎ落とされたものがクエン酸というイメージがあります。
どっちにしろ、体内では「酢酸」が分解されたりして「クエン酸」に変わるということなので、効能も似ているはずですよね。
今回は、クエン酸といわれるより「酢」の方が馴染みやすいし、手に入れやすく調理もしやすいので、お酢の活用方法と合わせて効果・効能も見ていきましょう。
いいお酢を選びましょう!
お酢の種類、増えすぎですよね。
価格も本当にピンキリです。
ちゃんと選べていますか?
原材料チェックは必須
お酢は発酵食品であり醸造されたものですので、必ず瓶に入ったものを選んでくださいね。
そして、必ず原材料を見てから選びましょう。
お酢は米だけで作れるんです。
それ以外の材料、は流通や企業側の都合のために添加された不自然なものかもしれません。
お米から酒を作り、それをもとにお酒からお酢を作る。
さらに、酢酸菌がじっくり時間をかけてアルコールを酢に変えていく。
その過程を機械によって早めた製法で作られるものもあります。
どれが正解でどれが間違いということもないですが、手軽に手に入り機械を使ってスピード・コスト優先で作られたお酢風調味料を、健康のためにとせっせと体に入れるのは良くないですよね。
我が家のお酢はこれ!
ズバリ、我が家はかれこれ3年以上はこのお酢↓↓↓1本です。
巷には本当にたくさんの良質なお酢があふれています。
通販も含めると買えないものはないに等しいですよね。
我が家は、偶然近くのナチュラル志向のマーケットで見つけたこのお酢を愛用しています。
【福山酢】というと聞いたことがある方も多いと思いますが、鹿児島県の霧島市福山町というところの壺作りのお酢で有名ですね。
出典:wikipedia
四季温暖で日中寒暖の差が少ないという好条件が揃った地域で、広い日光のよく当たる場所にズラーっと並んだ大きな壺のある風景は圧巻です。
ただ、このように自然の恵みをふんだんに利用し、丁寧に発酵・熟成されたお酢はそんなに安くないものがほとんどかもしれませんね。
しかし、逆に従来の手軽に買えるお酢が安過ぎるともいえるのではないでしょか。
この『福山酢』はその点でいうと、日常の調味料として使用するには納得のコスパなんです。
まず、原材料はもちろん米だけです。
それも厳選された国産米のみを使用。
発酵の過程で手作りの麹を加えますが、これも元をたどれば米ですよね。
そして最適な場所で、じっくり時間をかけて発酵・熟成されたものです。
肝心の味は、酸っぱいものに女性ほど関心がない男性である旦那をして、
「うちのお酢はこれに決まり!」
と言わしめたほど美味しいですよ。とにかくうち好みです♪
で、気になるお値段、ズバリ!
1升瓶で、800円以下(税込)なり!(※通販ではなく直接購入時の価格)
いかがですか?
文句ないコスパではないですか?
お酢を使ったレシピのご紹介
お酢は、さっぱりしたものが食べたくなる梅雨時や夏に重宝されがちですが、こんなストック調味料を作っておくといつでも手軽に食べられます。
酢しょうが
思い出すなぁ。2年前。
三女が生まれた後、子供たちのお世話や家のことを手伝ってくれる為に、兵庫の実家から母親が来てくれました。
3週間ほどいてくれた中で【酢しょうが】なるものを作って出してくれたんです。
「美味しい〜」
こころがふっとほどけるような、酸味が和らいだ優しい味で沁みました。
私たちはそのままご飯にのせて、醤油を垂らして食べていたんですが、美味しくて何杯でも食べられました。
酢しょうがの秘めた効能
テレビで紹介されていたようですが、
ダイエットに効果的!冷え性に効く!
という謳い文句で一気に広まったみたいですね。
しょうがに含まれるジンゲロールやショウガオールという成分が、血流を促し代謝を上げてくれるそうです。
そして、しょうがを加熱することで、ジンゲロールがショウガオールに変化するんですが、その成分の吸収が、酢の力によって高まるんです。
これが「酢」と「しょうが」の合わせ技の理由でしょうか。
具体的な効能として、
- 冷え性改善
- ダイエット効果
- 美肌効果
- 疲労回復
- 風邪予防
- 生活習慣病の予防
- 便秘改善
クエン酸の吸収により細胞ひとつひとつが活性化され、ショウガオールの効果で血流も良くなります。
体内を巡る体液たちがどんどんイキイキ流れることが、全ての不調を緩和する、とても理にかなった万能調味料といえますね。
酢しょうがの作り方
用意するもの
- しょうが:200g
- 酢:200ml
- ハチミツ:大さじ1
- しょうがをみじん切りにする
- しょうがを温める(蒸す)
- 保存容器にしょうがと酢を入れる
(しょうががひたひたになるように調節してください) - ハチミツを加えてよく混ぜる
- 出来上がり♪
冷蔵庫で2週間ほど保ちます。
本当はしょうがを電子レンジで温めるらしいですが、蒸してみませんか?
酢タマネギ
こちらも「酢」と「タマネギ」のいいところが頂ける万能調味料といえます。
お酢の疲労回復、代謝の活性化に加え、タマネギの血液サラサラ、ダイエット効果も期待できる簡単で食べやすい一品です。
酢タマネギの作り方
用意するもの
- タマネギ:1個
- 酢:大さじ5
- ハチミツ:大さじ2
- 塩:少々
- タマネギを出来るだけ薄くスライスする
(みじん切りやすり下ろしでもOK) - タマネギを15分ほど空気にさらす
(そうすることで辛味がとび、より血液サラサラ成分もアップする) - 保存容器にその他全ての材料を入れてよく混ぜる
- タマネギを加えてよく混ぜる
- 出来上がり♪
2、3日寝かしてから頂くとより美味しいです。
1週間以内に食べ切ってください。
簡単なピクルスの要領で、サラダやドレッシングとして活用できます。
酢いりこ
こちらはうちの旦那が考案した、極めてシンプル且つ簡単なおつまみです。
というか、お酢にいりこを浸けるだけのワンアクションスナックです。
ところがこのワンアクションスナックが侮れないんです。
お酢の「酢酸」にはカルシウムの吸収を助ける働きがあり、骨粗しょう症の予防にはもってこいなんです!
骨の形成にも役立つので子供たちのおやつにも最適ですね。
まとめ
良質で美味しいお酢だと、そのまま薄めて飲む事も出来ます。
お酢は毎日摂ることが大事なんです。
一旦やめてしまうと体の中は元に戻ってしまいますからね。
調子が良くなるのも早いですが元に戻るのも早いです。
代謝を高めてクエン酸サイクルを活発にすることは、全ての健康に繋がっていきます。
その助けとなる「酢」
身近にあるけど意識しないとなかなか摂れないものかもしれませんね。
これをきっかけに、福山酢の健康酢で、毎日ちょっとずつ食卓に登場するよう心がけてみて下さい。
我が家の次回のキャンプ飯は「酢パスタ」が登場するかもしれません♪
本日も最後までお読みいただきありがとうございます。