ー本記事は2020年11月9日に公開済みですー
かかと、潤ってますか?
かかとは他の皮膚と違って皮脂腺がありません。潤うわけないですよね〜、スー(@bacteria_suzu)です。
本日もお越しいただきありがとうございます。
もうかれこれ何年間凶器と化しているのでしょうか、わたしのかかとは。
しかしもちろん子供の頃はつるんとしていましたよね。子供たちもスベスベです。
どこでどうグレてしまったのか、鋭い刃を靴下に向けて尖らせています。
今回は、冬になると乾燥でかかとがガサガサなるだけと思っていたら実は隠れ水虫かもしれない!?というお話を交えながら、かかとのガサガサ対策についてまとめていきたいと思います。
すでにかかとが鋭く尖っている方、毎年冬になるとかかとがガサガサになってしまう方、私と一緒に改善の道を歩みましょう♪
かかとのひび割れの原因は?
足裏は全体重が乗っかる上に皮脂腺がない、という特徴ゆえにやはり他の皮膚に比べて角質化しやすいです。
しかし、その中でも凶器になるほどグレてしまうかかとというのは何が原因なのでしょうか?
私も明確に調べたことがなかったので調べてみました。
すると、目を覆いたくなるような恐ろしいキーワードが出てきたのです…。
加齢と乾燥による水分低下
まずは、オーソドックスな原因ですね。
加齢とともに新陳代謝が落ちてくることから、肌のターンオーバーがうまくいかないということです。
足裏の肌は、他の皮膚が28日周期で生まれ変わるところを120日かけてターンオーバーすると言われています。
しかも顔の角質層が14〜15層と言われているところ、足裏のかかと部分はなんと150層もあるそうです。10倍です。
日々、全体重を支えながらより多くの摩擦を受けてくれているかかと。
そりゃツルツルピカピカというわけにはいかないのです。
しかし、逆に汗腺が多い部分でもあるので、夏場などは足裏に汗ぐっしょりという方も多いでしょう。
汗のおかげで潤っていると言っても過言ではなく、汗をあまりかかなくなる時期にここが乾燥してしまうのは避けられない症状でもあるのでしょうね。
軽石でこすり過ぎ
意外や意外、少し乾燥してカサカサしてきた時点で軽石などを使って擦ってしまうと、逆にガサガサかかとを作ってしまうというのです!
もちろん正しいやり方で行えば問題ないのですが、擦りすぎると角質層を越えて健康な層にまで到達してしまい下手したら細胞を傷つけて流血!?なんてことにも…。
また、かかとを擦るという刺激により今度は防御反応が働き、さらに肌を守ろうと角質が強化されるということになるのです。
良かれと思ってしていることが実は仇になる…はい、よくあることですよね。
実はかゆみを伴わない水虫かも!?
「乾燥でかかとがガサガサして嫌になっちゃう〜」
なんて言ってるあなたのそのかかと、実は「水虫」だったということもあり得るのです。
『白癬症』
といわれる、簡単にいうと水虫ですね。
カビの一種である白癬菌が足の裏に感染することで発症します。
これは全身に現れる症状ですが、足裏は特にかゆみを伴わないケースがほとんどなので自覚することは難しいですね。
乾燥かかとと何が違うのか?
- 保湿してもなかなか治らない
- 夏の間もガサガサが治らない
- 足指の間に水泡がある
- 丸い皮がめくれる
- 家族に水虫の人がいる
などが思い当たる方は、水虫を疑った方がいいかも知れません。
明確にわかるのは、皮膚科での検査です。剥がした角質で検査するだけなので痛みも伴わずすぐに判明するでしょう。
気になる方は一度受診されるといいですね。
かかとのガサガサ対策は実は保湿だけじゃない!有効な3stepとは
足裏はどうしても皮膚が厚くなってしまう、これをきちんと脳裏にインプットしておけば今後のかかとガサガサ対策もちゃんと効いてくると思うのです。
ただ闇雲にこすったり保湿ばかりに気を取られるのではなく、順序を守って段階を踏んでいくことが有効だとわかりました。
一番大事なことは冬だけじゃなく常日頃からケアしておくことですね。
そう、ガサガサになるのを予防することが大切です。
では、具体的にどういう処置をすればかかとがきれいになるのか、順を追って見ていきましょう。
⒈ 硬くなった角質を重曹で中和する
私がやろうとしていたことは、まず軽石でゴシゴシやることでした。
しかし、ガサガサがなくなるまで躍起になってこすっていると、肌のデリケートな層にまで到達してしまい逆に傷つけることになりかねませんね。
そうならないためにも、まずは固くコチコチになっている角質を柔らかくします。
重曹を溶かしたお湯で足湯をする
- 足湯が出来る大きさのバケツなどを用意する
- 重曹大さじ1を適温(40〜41度くらい)のお湯に溶かす
- 足を浸して20〜30待つ
重曹は水に溶けるとアルカリ性になり、弱酸性の皮脂汚れを中和して浮かしてくれます。
また、皮膚のタンパク質を柔らかくする効果もあるので角質と共にきれいにはがれやすくしてくれます。
相乗効果でいい感じに準備が整うわけですね。
ここに、さらにクエン酸や海塩などを小さじ1杯程度足すことで、より強いデトックス効果が得られます。ただし肌が弱い方には刺激となってしまうので、ほどほどがいいでしょう。
⒉ 柔らかくなったかかとを優しくピーリング
次にようやくピーリングですね。
はじめにきちんと皮膚の準備を整えてあげて、それから優しくいらないものをこすってあげる。
そうすると健康な皮膚はちゃんと維持しつつ、硬化してしまった不要な角質だけを剥がすことができます。
ピーリングも優しい自然素材を使ってやっていきます。
自家製ピーリング剤を作って優しくマッサージする
- 海塩(重曹でも可)とキャリアオイルを同量ずつ混ぜる
- これをかかとを中心に足裏をマッサージするように塗りこむ
- 片足5分ずつ行ってから洗い流す
自家製といってもそんなに大変じゃないですよね。
できれば粒子の細かい塩がいいでしょう。
オイルは植物性の自然なものを使いましょう。
- オリーブ油
- 太白ごま油
- ココナッツオイル
- ホホバオイル
- ひまし油
などがおすすめです。
先ほどの足湯で剥がれそうになった角質を取るイメージではなく、あくまで優しくマッサージするという感覚ですね。
すると剥がれるべきものは自然に落ちていきます。
⒊ 最後にしっかり保湿
そして最後はしっかり保湿ですね。
洗い流した足は、冬場の乾燥した空気に触れる前にできるだけすぐに保湿しましょう。
この時も自然素材がいいですね。
先ほど使用したオイルでさらにマッサージするように塗り込むのがベストだと思います。
クリームタイプのものでもいいですが、添加物には注意しましょう。
オイルにお好きな精油をたらして使うと、アロマ効果で心身共にリラックスできるのでおすすめです。
気長に続けてツルツルかかとを手に入れよう!
ここまでではまだすっかりきれいにはなっていない方も多いはずです。私もそうでした…。
このナチュラルケアは継続してこそ効果が得られるものです。
できれば一日置きくらいで継続してみましょう。
軽石などでひび割れがなくなるくらい擦ってしまうと、その時一瞬はつるつるかかとになるかもしれません。
しかし、その刺激は必ず皮膚の内部に影響し、ひいてはさらに重厚な踵の表皮が作られるかもしれないのです。
この3stepケアは効果が出るまでに少々時間がかかります。
症状にもよりますが、1ヶ月かかってやっとという方もいるかもしれませんね。
しかし、肌のターンオーバーを改善しながら固くなった角質が剥がれ落ちたとき、
そこにあらわれる生まれ変わったきれいなかかとを拝むことも不可能ではないはずです。
まとめ:ガサガサにひび割れたかかとは丁寧に順序よく改善させよう
私もこの冬は早々にガサガサしちゃったので、今回知ったこの改善ケアを気長に実行していきたいと思っています。
今まであまり深く考えずにやっていたケアのためになんの改善もしないまま、結局また今年もひび割れかかととご対面しているわけです。
今回調べた結果、自分でも納得できる理論だったのでこのステップを踏むことをちゃんと守って継続していきたいです。
余談ですが、この重曹足湯を牛乳でやるといいという情報にも出くわしました。
牛乳の乳酸が肌のpHバランスを整えることで表皮の修復を促進し、細菌に対する天然のバリアを作ってくれるそうです。
我が家には牛乳が常備されていないのでやりませんが、興味が湧いた方はぜひチャレンジしてみてくださいね。
本日も最後までお読みいただきありがとうございます。