ー本記事は2018年7月3日に公開済みですー
歯磨き粉で歯を磨いて、マウスウォッシュでうがいをし、フッ素入りの水でぐちゅぐちゅペーしてますか?
そのどれもが気休め程度の効果しかないとしたら、何十年と信じて疑わず頑張ってきた努力が報われない気がしてショックですよね。
毎日の歯磨きは結構面倒で、できれば簡単にすませたいし虫歯にもなりたくありません。
日本人の歯磨き信仰は根深いものがあって、1回歯磨きを怠っただけでもかなりの罪悪感を感じてしまうのではないでしょうか?スー(@bacteria_suzu)です。
本日もお越しいただきありがとうございます。
今日1日くらい磨かなくてもいいよ、と簡単に割り切れる人は多くはないと思います。
いつでもどこでも「歯磨き」はとても大切、できればフッ素塗布やフッ素洗口液でより一層虫歯予防するべきだ??
果たしてそれで本当に虫歯予防になるのでしょうか?
それよりも簡単で安上がりで効果的な、我が家流の虫歯予防をご紹介していきましょー!
小さいお子さんがおられるご家庭にとっても役立つ情報だと思います。
虫歯を防ぐ簡単な3ステップ
人は毎日何かを食べて生活しています。
口の中に糖分がある限り虫歯菌たちは「酸」を作ることができるのです。
酸を作り出してやがてその酸が歯を溶かしていきます。
これは残念な虫歯を作り上げるシステムというよりは、絶えず人の口の中で起きている自然な現象のひとつに過ぎません。
口の中の虫歯菌を絶滅させることは歯科医師でさえも不可能なんです。
しかし、市販の口腔ケア用品を使った日々のケアにばかり目を向けるのではなく、口内菌バランスをうまくコントロールしていけば虫歯は簡単に防ぐ事が出来るんです。
では、そのための簡単な3ステップを見ていきましょう。
step1 食後すぐ強めのうがいをする
「毒出しうがい」というのをご存知でしょうか?
欧米では割とよく知られていて、普段から歯磨きの代わりにしっかりとうがいをすることの重要性を認識して、実行している人も多いそうです。
歯科博士である照山裕子さんが提唱しておられる「毒出しうがい」
日本人の9割が上手に歯磨きができていないことを懸念して、その不十分な歯磨きで取り除けない歯垢や虫歯菌を、食後すぐの強めのうがいで洗い流しましょうという本↓↓↓を書かれています。
今や30代以上の日本人の8割が歯周病であるといわれています。
なぜこんなに一生懸命歯磨きをしてきているのに、歯垢や虫歯菌の温床になってしまうのでしょうか?
歯磨きだけをしっかりしていたとしても、やはり磨き残しをゼロにはできません。
手で歯ブラシを動かして細かいところまで磨き尽くすことに毎回毎回専念できませんよね。
「酸」が「歯垢(プラーク)」になる前に、強い水圧をかけてうがいをすることで取り除いてしまうんです。
- 食後すぐに、上下左右の歯にそれぞれ10回ずつ強めの水圧をぶつける
- 1回の水の量はおちょこ1杯くらいでOK
- ちょっと口周りの筋肉が疲れるな、というくらいの力で行う
このようなポイントを守ったうがいをする事で、「酸」の発生をかなり抑える事が出来るそうです。
やってみてわかったんですが、食後ってかなりの食べかすが口内に残っているんですね!
これらを全て歯磨きだけで取り除くのは難しいのが良くわかります。
水圧をかけたこの「毒出しうがい」ですが、口周辺の筋肉を鍛えるのにも役立つんですよ。
うがいでお口スッキリ&ほうれい線などのシワに効果があり小顔も目指せる、一石二鳥です!
step2 食事と食事の間をしっかり空ける
食後、しっかり「うがい」ができたとしても、無菌になることは難しい口内。
間食のクセがついてしまっているとせっかく中和された口内がまたすぐ酸性に傾き、歯が溶けていく原因になります。
出来れば少しずつ食間を空ける努力をしていければ一番いいですが、それが大きなストレスにならないように注意も必要です。
この素晴らしい天然の抗菌剤である唾液をしっかり分泌させるためにも、ダラダラ食べをやめて、意識して唾液を口の中でたくさん分泌させるようにする事が大切です。
step3 寝る前に重曹水でうがいする
「重曹」というと、酸性をアルカリ性に導き中和してくれる優れた性質を持っていますよね。
「重曹」についての詳しい記事はこちら↓↓↓を参考にしてください♪
その性質は、もちろん口内フローラのバランスを整える事にも大いに役立ちます。
酸性の口内は虫歯菌が喜ぶ環境で歯のエナメル質を溶かしていきます。
その状況を作らないように酸性に傾いた口内をすぐにアルカリ性にしてくれるのが、この「重曹うがい」なんです。
重曹は研磨性が強いので、直接歯を磨くより水に溶かしてうがいをした方が効果的です。
ホワイトニング効果も期待でき、歯の着色汚れが気になる方はぜひ継続してやってみることをおすすめします。
- 毎食後でも構わないが、無理なら寝る前に1回しっかりと重曹うがいをする
- コップ1杯の水に小さじ1/3ほどの重曹を入れ、よく混ぜて重曹水を作る
- 重曹水を口に含んで、先ほどの「毒出しうがい」をするとさらに効果アップ!
毎回用意するのが大変な場合は、ペットボトルに水と重曹を入れて作っておけば2〜3日は保つので便利ですよね。
小さい子供はなかなかしっかりと歯磨きができません。
ましてや仕上げ磨きを嫌がる時期は親も歯磨きが一苦労で疲れてしまいます。
そんな時はこの「重曹うがい」を遊び感覚で取り入れてあげると、案外面白がってやってくれますよ♪
飲み込んでしまっても害のない安心素材ですから、市販の歯磨き粉やマウスウォッシュよりもこちらを使用する方が体にも優しいのではないでしょうか。
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重曹うがいの7つのメリット
重曹水でうがいをする事はたくさんのメリットがあります。
お口の悩みは歯医者さんに診てもらわないと自己判断は難しいですよね。
でも、その前にまず「重曹うがい」をしてみませんか?
次にあげる様々な現象が解決するかもしれません。
⒈ 舌の汚れが取れる
「舌苔」とも言われる舌に着く白い物質、あれは食べ物のカスなどのタンパク汚れが原因である事が多いです。
重曹にはタンパク質を分解する働きがあるため、舌苔が過剰に作られるのを防いでくれます。
また、うがいの刺激で唾液の分泌が増えることも舌苔の除去につながります。
⒉ 口臭を抑えることができる
口臭の原因は様々ですが、要因の一つに口の中の細菌や舌苔が考えられます。
口臭で悩んだ経験がある人は少なくないと思います。
しかし、なかなか人に相談できないのが現実ですよね。
そんな時は「重曹うがい」がおすすめです!
重曹はニオイ物質を中和して口臭を抑え、さらにうがいによる口内の刺激が唾液の分泌を促すことで口臭が改善されます。
先ほどの舌苔の除去も口臭対策に効果的ですね。
歯周病も口臭の原因になるので、重曹うがいで歯周病が緩和されれば口臭も改善されることでしょう。
⒊ 口の中のベタつきがなくなる
寝起きに口の中がベタついたり、空腹時に口の中が乾いたりすることはありませんか?
その原因は唾液の分泌が減少し、口内に細菌が繁殖したからだと考えられます。
寝る前に重曹うがいをすることで、朝起きたときまでスッキリとした口内を維持できます。
口内のベタつきを感じたら、ひとまず重曹うがいをしてみるといいかもしれませんね。
4. 歯の黄ばみが落ちる
歯が白いのと黄ばんでいるのとでは全く印象が違ってきます。
もちろん白い歯の方がいいですよね。
コーヒーやお茶、ワインやタバコなどの色素が歯に沈着してしまうと歯が黄ばんで見えます。
これらを摂取しないことを心がけるのも大事ですが、それがストレスの原因にもなりなねません。
飲用の都度うがいをすることである程度の色素沈着は防げますが、ついてしまった色素はなかなか落ちません。
そこで重曹の研磨効果を利用します。
重曹でうがいをすると、研磨作用とイオンの働きで着色汚れを落とす効果があるといわれています。
ただし、むやみにうがいをすれば口内を傷付ける原因になるので、1日3回までに留めておきましょう。
5. 歯の再石灰化を促す
出来てしまった初期の虫歯を治す効果もあるというから驚きですよね!
酸によって溶かされた歯を再石灰化してくれるのは自分の唾液です。
重曹うがいで口内を刺激し、中和することにより唾液が出やすい状態に導いてくれます。
また、重曹の炭酸水素ナトリウム成分によって歯の再石灰化を促進してくれます。
6. 歯磨きができないときに便利
出先でのランチや仲間との会食となると、どうしても歯磨きする時間を確保しづらいですよね。
そんな時でも重曹水をペットボトルに入れて持ち歩けば、いつでもどこでも気軽に重曹うがいが出来、歯磨きよりも簡単で効果も期待できます。
たとえ持ち合わせていなかったとしても、「うがいで口内を多少清潔に保てる」という知識があれば、お手洗いでうがいぐらいは出来ますよね。
知っていると知らないでは全く違いますから。
7. 歯周病が予防できる
今や誰もが歯周病、もしくはその疑いがあると言っても過言ではないと思います。
歯周病は、虫歯菌とは異なる細菌が歯茎に起こす炎症のことだそうです。
ほとんどの場合、歯周病菌は唾液によって流されます。
しかし、口内が常に酸性に傾いているとプラークが付着しやすく唾液の分泌も弱くなります。
それを重曹の効果で中和し、アルカリ性に保つことで口内フローラが整いプラークも付きにくくなります。
もちろん唾液の分泌も促進されるので、歯周病予防につながりますね。
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まとめ
毎日何気なくやっている当たり前のことが、時としてあまり意味のないことであることも少なくありません。
もちろん個人差もありますが、歯磨きだけに意識を向けるのではなく、普段あまり真面目にやっていなかった「うがい」という行為を、今一度見直してみることが口内環境の改善につながるかもしれません。
小さい子の初期虫歯は治療などしなくても、自分の唾液で治せるかもしれません。
そのことに気づいてあげて、しっかりと実践させてあげるのも親の務めかもしれないですね。
我が家の次女も3本の虫歯疑いがあると言われましたが、歯磨きと重曹うがいを頑張っていますよ!
次回の検診で何て言われるか今から楽しみです♪←虫歯ゼロになってましたw
本日も最後までお読みいただきありがとうございます。