ー本記事は2021年3月30日に公開済みですー
2020年8月に新しい家に引っ越した我が家。
キッチンを含めた1階LDKなどの部分リノベーションした中古住宅に住み始めて半年以上が過ぎました。スー(@bacteria_suzu)です。
本日もお越しいただきありがとうございます。
今回は、その際にみんなの不安そうな視線を振り払って導入した業務用厨房用有圧換気扇について、
「で、その後の使用感どうよ?」
という内容をまとめていきます。
前回、換気扇にまつわる投稿をした時に「デメリットや掃除について投稿しますね〜と言っておきながら4ヶ月も経過・・・。
すっかり忘れていた私の元に、1件のメールが届いたのでした・・・。
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三菱の業務用有圧換気扇を半年以上使ってみたよ
物好きさんやこだわり強めの方ならご存知かもしれないけど、それでもなかなか需要がないだろうなと思いながら書いたものすごい隙間記事。
→【キッチンに業務用換気扇を導入して大正解!【有圧換気扇】って何?】
私自身が導入検討の際に参考にした情報がとても少なく、実際に使用している一般家庭の方の発信がたったひとつしか見つけられなかったのが記事作成の原動力になりました。
そう、情報がなさすぎるのです。
情報がないと選択すらされません。
ならばこんなに優れたものを紹介しないわけにはいかない、という誰からも頼まれていない使命感を燃やして書いた記事に、なんと直接ご質問をいただいたのです。
それはInstagramの投稿に対しての質問でした。
「その後いかがでしょう?デメリットはございませんか?」
放置していたことをハタと思い出したのは言うまでもありません…。
需要が少ないとはいえ、その少ない需要に応えるべく書き始めたのは自分なのになんという怠惰。
ご質問にはすぐに答えましたが、このありがたい機会をきっかけに記事を書こうと決めました。
自宅キッチンに有圧換気扇設置後の不具合は今のところなし
我が家の場合はもともとあったレンジフードの換気扇を外してからの設置でした。
なので排気孔の位置が少し高くてそれも心配された点でした。
そのままでは手が届かないため掃除などの際は脚立必須です。
しかし、高いところにあることが何かマイナスになるのかというと、全くそういうことはないです。
空気の特性からも上の方で排気してくれるのはむしろメリットだと考えています。
また、頭上のスッキリ感のおかげか料理することがとても楽しく、毎日のご飯がちょーーーーっとだけレベルアップした気もします。
設置後の不具合も今の所ありません。
我が家には30センチの大きめ有圧換気扇がちょうどよかった
私が参考にした方は25センチ規格のものを使われていました。
私もそれにしようと思ったのですが、たしか旦那が大きくてもいんじゃない?と言ったはずで、それに決めたのです。騒音レベルもほぼ変わらないという調査済み。
しかし実際に届いたものを見ると「デカッ・・・」とびっくりするほど迫力がありました。
これはちょっと失敗したかなと冷や汗たらりでしたが、我が家の場合LDKが全部つながっている空間なので、キッチンの蒸気や煙をしっかりと吸引して排気してくれる大きめサイズがぴったりだとわかりました。
設置してみた感じも決して大き過ぎず、むしろコンパクトに収まっている方ではないでしょうか。
来客の誰一人気づいてくれない寂しさよ・・・
私の渾身のわがままで導入したこの一般家庭には珍しい換気扇。
家に遊びにきてくれるお客さんの誰一人として「えー何これ?」「換気扇なの?これが?」みたいな反応をしてくれません…。
私から言っちゃうパターンばかり…。
キッチンに入ってきてあれこれ見てくれる方はいるのですが、この優れものに関して何か発言をしてくれたのは義母ただ一人です。
「これなのね、言ってた換気扇。へー!思ってたよりいいじゃない!こんなのとは思ってなかったわ」
嬉しい感想でしたが、それでも前もって説明はしていたので、自ら存在に気づいたということではないですね。
そんなものなのかな〜。
どうしてもキッチンで目につくのは収納だったりシンクや照明という華やかなものですものね。
少し寂しい気もしますが、私が満足していればそれでいいですよね。
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有圧換気扇のデメリットは意外にも強すぎる風圧!?
では本題に入りましょう。
この有圧換気扇に対する疑問
「使用してみて気づいたデメリットって何?」
これにお答えしていきたいと思います。
デメリットがまったくない、なんてことはないです。
しかし、メリットがデメリットを軽く凌駕しているのだから、特に問題視するほどではないと思っています。
冬場の有圧換気扇は扇風機並みに涼しい…
まず一番予想外だったこと。
それは風圧がすごくて寒い・・・ってことです。
8月頭から入居して、もちろん真夏の暑い時期だったのでエアコンは使っていましたが、換気扇の風圧がすごいのと、排気孔が直接外と繋がっていることにより外気温の影響を受けやすいと感じました。
エアコンが効かない、とまでは思わないのですが、換気扇をつけるたびになんとなく外の気配を感じるという体感です。
夏はまだしも、それが冬になるとちょっと勝手が違ったのです。
日常的に雪が珍しくない新潟地方に住む我が家、換気扇の風圧力で部屋がスースーするという思いがけない体験をしたのです。
なんとなく外の気配を感じる、にしても外は雪ですからね…寒い・・・。
特にうちは灯油ストーブを常時焚いている状況だったので、換気のために換気扇をつけっぱなしにしていました。
部屋が全然暖まらない・・・よね。
となったわけです。
一応24時間換気システムもあるわけだし、1階のメイン空間で常時有圧換気扇をオンにしておかなくてもいいか、という結論に至ってからはキッチン使用時以外はオフにしてます。
そうしてみて余計に、いかに換気扇の風圧がすごいかを実感しました。
部屋が暖まるね・・・。
そんな経緯で、この有圧換気扇とは、名前に恥じない本物の圧を発揮してくれる優秀なものなのだと判明したわけです。
ファンの騒音というよりスイッチオフの時の音がすごい
有圧換気扇というと、厨房や工場などで使われていて音が結構うるさいというイメージもあるかもしれません。
しかし、家庭のキッチンに設置できるよう改良された有圧換気扇は、静圧機能による静音性が優れているのです。
レビューでは「普通のレンジフードよりちょっと大きい程度」と書かれていましたが、まさにその通りだと思いました。
→【ベルマウスにより静音性も高い】
ところが、盲点だったことがあったのです。
ファンが回る音には騒音を感じないのですが、スイッチを切る時にそれを感じるのです。
ファンが止まると同時に外壁に設置したシャッターが閉まる音、これが付随して「ズン」と響くのです。
「ガシャン」
って感じかな。
これはちょっと一般的なレンジフードにはない音ですね。
ま、一瞬の音なのでストレスになるわけではないですが、ビクッとはなりますねw
掃除のたびに脚立が必要
レンジフードの最大の問題点は掃除です。
これは誰もが納得の指摘ですよね。
私もそれを払拭すべく調べに調べて有圧換気扇にたどり着いたのですが、それでも昔のプロペラ換気扇を知っている方なら思い浮かべることでしょう、あの油でギトギトに汚れたファンを・・・。
リノベーション施工会社の方にも電気屋さんにも知り合いの設備屋さんにも言われました。
「油汚れがすごいことになる」
と。
このハイスペックの換気扇を信頼していた私でさえ、もしかしたら・・・なんて思っていた点でもあります。
で、結果どうだったか?
「壁や天井含め全然ギトギトにならないし、毎日フラットな表面を拭くだけでキレイになるよ」
いかがですか?
やはり何事もやってみないと本当にわからない。
ただし、毎日の掃除はそれでOKですが、ステンレスのカバーだけを拭いている状態なので中にあるもう1枚のステンレスフィルターとファンは定期的に取り外して洗った方がいいです。
それも、従来のシロッコファンより断然楽に取り外しと清掃ができるので、ストレスはほぼないですね。
30センチタイプでちょっと大きくて重たいのと、毎回脚立が必要なことを除けば・・・。
心配な方は25センチタイプで手の届くところに設置されるといいかもしれませんね。
詳しい掃除の様子は別記事にてまとていますので参考にしてください♪
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まとめ:有圧換気扇のデメリットはなくはないけどかわいいもんやね
まだ1年も経っていませんが、私はこの換気扇を選択したことを誇りに思っています。
脚立に昇って換気扇の部材を外したり拭いたりしているときにふと
「私、70歳になったときもこの方法で掃除できるんやろか…」
という不安がよぎらないといえば嘘になりますが、そうなったときにも潔く最新の換気扇に変更できるよう、排気孔を開け直さずそのまま利用したという経緯があります。
よかったらそういう点も参考にしてみてください。
あなたの頭上にスッキリ感と毎日ピカピカの換気扇、これは便利さだけでなく心の安定ももたらすのではないでしょうか。
興味がわいた方は実際に画像で説明しながらの掃除風景もご覧くださいませ!
→【換気扇の掃除は年に1回?有圧換気扇なら全部材を丸洗いできるから毎月でもやれる!】
本日も最後までお読みいただきありがとうございます。