マツコデラックスさんが紹介する前から知っていましたよ、【とり野菜みそ】。
大学時代の友人が金沢出身だったので、なんか聞いたことありました。
ほとんど忘れていましたが…、スーです。
本日もお越しいただきありがとうございます。
多分食べたこともあったのかなぁ、ほとんど記憶にありません。
物忘れが激しいというか、記憶力というものがあまりにも欠けていて、過去の出来事が次々と消し去られていくんです。逆にいうと、同じ出来事を何回でも楽しむことが出来るという特な性質なんですけどね。
で、【とり野菜みそ】、忘れかけてたんですが、頭の隅っこにあったあのレトロなパッケージ、それを金沢から離れた京都だか新潟だかで見かけたんです。
これこれ!なんか知ってるわ。
金沢でしか食べられないと思っていたので、嬉しくなって2つほど買った記憶はあります。
今では大手スーパーなどで簡単に手に入りますよね。
ネットでもね。
しかし、その【とり野菜みそ】のメーカーである「まつや」さんが直々に作る【とり野菜みそ鍋】はそう簡単には食べられませんよ。
【とり野菜みそ】の魅力とは?
まずは【とり野菜みそ】についてまとめていきたいと思います。
鍋の季節にはピッタリのネタですのでね。
【とり野菜みそ】のルーツを探る
今では「鍋」と言えば【とり野菜みそ】というほどに地元石川県では定着していますが、そのルーツは江戸時代にまで遡ります。
きびしい航海を無事に乗り切るためには、船上で栄養価の高い食事をとらせることが必要不可欠だと考えます。
そこで当主自ら考案し調合したのが、現在の【とり野菜みそ】の基礎となった味噌でした。
その味噌を使い魚や野菜を入れて鍋で煮込んだところ、不足しがちな野菜もたっぷり摂れ、栄養のバランスも良いと、船乗りたちに大ウケだったそうです。
今では有名な話ですが、【とり野菜みそ】の『とり』は「鶏」ではなく「摂り」、野菜や栄養を摂れるの『摂り』・・・って、何回聞いても突っ込みたくなりますね、無理がありませんか?100人中99人は「鶏」やと思いますよ…。
【とり野菜みそ】の広まり方
地元石川県から飛び出て、今や全国各地でその味を堪能している人が増殖中です。
一体どういう経路で広がっていったのでしょうか。
その様子はまさにジワジワと、縁とタイミングの成せる技だったと言えるかもしれません。
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しかし、【とり野菜みそ鍋】は今ではすっかり家庭の味となってしまいましたので、直接食べられるお店の必要性も薄れ、ただ1軒になってしまいました。
それもおそらく、県外の人が食べにくる率が高いために残されているのだろうと推測できますね。
石川県民は自宅で作って食べるのが当たり前のようですね。
金沢の友人もそう言っていたような気がします。
人気のバロメーターであるコラボがハンパない
そして、現まつや社長に代が変わってから、怒涛の勢いで【とり野菜みそ】が全国展開していきます。
もちろんコラボに次ぐコラボですよ。
勢いがあって良いですよね。それくらいのことをしないとローカルフードが一般化していくことはなかなかないと思います。
一般化するということは、多くの人がその味を知ることになるという、とても自然に浸透していく流れなのではないでしょうか。
2015年には北陸新幹線も開通し、巨大な後押しとなったことでしょう。
工場も徐々に増設されていきます。社長の思いがどんどん形になっていきますね。しかしヒットを急いで増産しているわけではなく、あくまでもこの美味しさを多くの人に知ってもらいたいという一心なのでしょう。
家庭料理のバラエティーというのも、無限と言ってもいいくらい多種多様になってきています。それに対応できるように様々な商品を次から次へとコラボされているのではないでしょうか。
その軸が日本人のおふくろの味でもある「味噌」だという事がなんとも嬉しい限りですね。
コラボ商品が予想以上に多かったので、ぜひこちら↓↓↓をご覧になって下さい♪
とり野菜まつや桂店
新潟←→兵庫間を車で行ったり来たりしている我が家は、途中でよく金沢に寄るのです。
そのご縁から「まつや」さんを知りました。
毎回毎回同じような時間に出発するので、何もなければだいたい同じ時間にお昼休憩になるんです。
ということはサービスエリアもだいたい同じ…。
もう10回以上このルートで帰省しているとさすがに飽きます。
ほな下道降りよか、ってなるんですよね。
そこで白羽の矢が立ったのが「まつや」さんなんです。
ここでしか食べられない【とり野菜みそ鍋】
以前は何店舗かあり、本社敷地内にレストランもありましたが、それも2017年に閉店されてしまいました。実質本家「まつや」が提供する【とり野菜みそ鍋】はここでしか食べられません。
北陸自動車道の金沢西、金沢東、両インターの間くらいにあります。
地元の人はあまり行かないみたいですけど、金沢でお昼ご飯を食べるなら絶対オススメです。なんといっても、サービスエリアほど混まないです。
だいたい並んだりせずに入れます。というか待ったことないかな。
長旅中の野菜不足も解消されるし、座敷席が3テーブルもあるので子連れでもとても利用しやすいですよ。
豚・牛・鶏と白菜の醍醐味
鍋は3種類あって、豚肉・牛肉・鶏肉の中から選びます。
さらに20円増しでピリ辛もありますね。
辛くて食べられないようなものではなく、辛旨って感じらしいです。
それにご飯や1品料理を添えたら最高のお昼ご飯ですね。
締めの麺類もそば・うどん・ラーメンから選べるので合盛りにしてもいいと思います。
雑炊セットという、〈卵・海苔・ネギ・追加味噌〉とご飯のセットもあり、シンプル鍋を最後の最後まで堪能できます。
お家で鍋をやろうとすると、ついあれこれ具材を入れてしまうのですが、こちらでは、
- 白菜
- 千切りニンジン
- 肉
のみです。
いや、人参なんてほんの飾り程度にしか入っていないので、実質白菜と肉の鍋ですね。
それにあの「とり野菜味噌」で味付けして頂くだけという簡単に真似できそうなスタイルなんです。
まつやの味噌は「美味しくなり過ぎないように味を調整している」そうです。なので、この鍋がめちゃめちゃ美味しくてびっくりする、というものではありません。
どちらかというと、普通なんです。
ところが、この普通にほっこりできるお鍋ってありそうでないですよね。
白菜もお肉も水から入れて煮ていくので、旨味が全部凝縮しているような、最初の段階からすでにお鍋の終盤のあの旨味が味わえるような、そんな自然な美味しさが味わえる鍋なんです。
平らな鍋の中がグツグツするのを待つのみ
まつやさんのテーブルに埋め込まれている丸型のコンロに、土鍋などではなく平らな金属製の鍋が供されます。
この時点で全ての具と味噌と水が入っているので、あとはグツグツして白菜がくたっとなるのをただ待つのみ。
鍋奉行もいらないし、具材を足したりする必要も全くありません。
たまに白菜を汁に浸すようにつつくらいでOKです。
あまり時間をかけたくないお昼ごはんにも最適です。
白菜がクタッとなれば出来上がり〜♪
コスパがいいので接客がほどほどでもOK!
おそらく平日などは比較的のんびりとした回転なのでしょうか、私たちが行く休日のお昼は、注文したものが遅かったり、たまに来なかったり…もします。
さらに、ホールの店員さんは1人しか確認できませんでした。厨房にいる2、3人のどちらかの人が出てくる事がありましたが、基本的には1人の方がホールを回しているように思います。
こういうメニューのお店なので、それでもなんとか回していけるのかな。
ただ、愛想の良い接客を求めてはいけません。ほどほどで良いことにしましょ。
一生懸命に動いていた若いお姉さん、ぶっきらぼうでもいいじゃない!
お鍋は、
私たちは鶏と豚を注文しました。これにご飯や麺類、雑炊もつけたら5人家族みんなが十分お腹いっぱいになりました。
鶏肉はプリプリで美味しかったですよ〜♪
まとめ
金沢に行ったらぜひ寄ってみてほしいです。
特に、小さいお子様連れの方など、お昼ご飯をファミレスやサービスエリアで簡単に済ませるくらいなら、この【とり野菜みそ鍋】をおすすめします。
子供も好きだと思いますよ。シンプルな味って小さい子好きですよね。
他にも丼ものや肉じゃが、だし巻き卵にとり皮ポン酢など、1品料理も結構いけます。
地元の人たちはお客さんとの会食など、特別なときによく利用するみたいなので、味は保証済みですね。
スーパーでとり野菜みそを買ってきて【とり野菜みそ鍋】を作るのもいいですが、機会があればぜひ本家の超シンプル【とり野菜みそ鍋】を金沢で食べてみて下さいね♪
本日も最後までお読みいただきありがとうございます。