【乳酸菌生産物質】はサプリ以外の自家製乳酸菌発酵では得られないの? | suzukinblog
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【乳酸菌生産物質】はサプリ以外の自家製乳酸菌発酵では得られないの?

「乳酸菌」を自宅で簡単に培養でき、生きた乳酸菌の恩恵を自然界のいろんなものから感じることができている今の私は、乳酸菌サプリや乳酸菌関連商品にはあまり魅力を感じていません。

しかし、最近巷で話題になっている「乳酸菌生産物質」については、その性質や実際の効果を耳にするうちに、簡単にスルーできなくなってきたのです。

解釈が難しく、自分の中に落とし込むことに苦労しました、スーです。

本日もお越しいただきありがとうございます。

乳酸菌生産物質というのは60年以上前から研究されていて、今ごろ話題になることの方が不思議なくらいなんですね。

しかし、乳酸菌同様、自宅で簡単にそれを産み出すことが出来るという発想ってあるのかな?

とちょっと疑問に思ったのです。

乳酸菌生産物質が体に有益であるならば、きっとそれは自然なかたちで取り入れることが出来るはずだと思うのです。

こんな記事↓↓↓を書いてみて、ちょっとは両方の良さがわかった気がしていたのですが、調べるうちに「ちょっとなぁ…」「なんかなぁ…」という気分になっていってしまったのです。

【乳酸菌生産物質バイオジェニックス】って何?乳酸菌よりも効果がある?
生きた乳酸菌をせっせと摂取しても意味がないと言われていますよね。自分の腸内細菌とは関係ない乳酸菌はたとえ腸内に生きてたどり着いたとしてもすぐに定着はできません。乳酸菌が活発に働ける環境とそれらが産生する物質の両方がないと腸内環境は改善しないのです。

そこで、もう一回そのもやもやを解消するべく、乳酸菌生活6年目の身として、いろんな視点で乳酸菌生産物質を紐解いてみたいと思います。

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【乳酸菌生産物質】に関する疑問

まずは、私個人の中にあるもやもやの正体をひとつずつ潰していきたいと思います。

あ、あまり真実を暴く、みたいな気概はありませんので。

ただ、こんな見方もしてみた方がいんじゃない?くらいの潰し方です。

ヒト由来の乳酸菌を使って培養?

乳酸菌生産物質のサプリやエキスって、とても効率よく腸内に吸収されていくといわれています。

そもそも、生きた乳酸菌ではないわけですから、在来菌の影響を受けることがないですしね。

乳酸菌などの善玉菌の仕事は、代謝物質を産生して、その産み出された小さな分子である乳酸菌生産物質が、腸内から血管などに吸収されていく過程で免疫力が活性化されることです。この物質は当然生きた菌ではなく、代謝物です。死んでいます。

本来なら自分の小腸内で行われる、この一連の菌の増殖・発酵をわざわざ外でやって、『乳酸菌生産物質エキス』を抽出するのですね。

もちろん最良の環境で行われているのでしょうけれど、その元となっている菌、これが「ヒト由来」の安全性の高い常在菌だと言われると、なんか「え?」ってなりません?

私は専門家ではないので、普通に「え?」ってなります。

小耳に挟んだことがあるんです。

自分のお便から採取した乳酸菌で、善玉菌を培養するのが最も効果のある方法である

と…。

そして、自分のお便をそういった専門の機関に送ると、それを使って培養された乳酸菌が返ってくるとか。

まさか、そんな斬新な方法で乳酸菌生産物質を製造している訳はないでしょうけれど、原理というのはたいていの場合シンプルだとわかります。

「乳酸菌を摂っても意味がない」が招く誤解

しきりに言いますよね、

「生きた乳酸菌をいくら摂っても意味がない」

「乳酸菌を外から入れても棲みつくことができず排泄される」

と。

こういった言い回しが一番私の乳酸菌アンテナを捉えるんですねー。

間違いではないでしょう。私も一理あると思っています。

乳酸菌生産物質は、善玉菌が代謝を行ってからじゃないと発生しない物質であり、それをそのままストレートに腸管へ届けるわけですから、比べるとそっちの方が効率がいいかもしれません。

でもね、それは体全体の機能を向上させるということに繋がるのでしょうか?

自分の腸内フローラを育てて、その菌たちが活発に代謝活動を行うような環境にしてしまえば、自力で乳酸菌生産物質を獲得できるとは考えられないでしょうか。

もちろんだからといって、市販のヨーグルトをせっせと食べたり、乳酸菌飲料として売られているものを頻繁に飲んだりしてもいい効果は得られないかもしれません。

ただ、乳酸菌生産物質もそうであるように、大豆から取れる豆乳を培地として作ったヨーグルトは相当乳酸菌生産物質に近いものではないかと、私は思うのです。

現に、乳酸菌生産物質の作り方で紹介されているものは、

豆乳に、相性のいい複数の有用菌を接種して、120時間以上かけてじっくり発酵させる。

参照:光英科学研究所

とあります。

ほぼ「豆乳ヨーグルト」ですよ。

見た目も、

表面にひび割れができて、まるでできたての茶碗蒸しのよう。

参照:光英科学研究所

豆乳ヨーグルトですやん。

さらに、これをろ過して透明な液体だけを乳酸菌生産物質として活用するそうですが、

これ、豆乳ヨーグルトの乳清(ホエー)ですやん。

「乳酸菌を摂っても意味がない」というのは、「自家製豆乳ヨーグルトを取っても意味がない」ではないということですよね!?ここが大事なんです!

これは絶対自家製が出てきては困る!

豆乳ヨーグルトを自宅で作り始めた日本人たちに、ヨーグルトメーカーもびっくりでしょうかね。

乳酸菌を家で培養し始めた日本人たちに、乳酸菌サプリ会社も真っ青ですかね。

そこへきて、乳酸菌生産物質までも自家製が出てきてしまうと、商売上がったりですよね。

乳酸菌生産物質を安全で高品質にたくさん製造し、それによって忙しい人たちの健康を助けるということは理解できます。

でも、それはスタンダードに定着するものではないと思います。

そこまで品質が確かなものじゃなくても、ある程度の乳酸菌と乳酸菌生産物質を両方摂れる、「豆乳ヨーグルト」こそがスタンダードになるべきものではないでしょうか。

簡単に、安価で、誰にでもできる、ほったらかし方式。

これはやはり画期的なものだと、私は思います。

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【豆乳ヨーグルト】は【乳酸菌生産物質】だった!?

これは大きく出ましたね。

どこぞの権威の方がこの見出しを見たら、鼻で笑うか、顔を真っ赤にして怒るか…。

でも、間違いではないですもんね。

乳酸菌生産物質、含んでいますからね。

豆乳ヨーグルトの種菌の種類は少ない

自家製の豆乳ヨーグルトは、まず種菌豆乳と混ぜ合わせるのですが、この種菌が適当すぎるということはあります。

ここは、製品として売られている乳酸菌生産物質の方が、確実に有効な菌を、雑菌などを寄せ付けない環境で植え付けるので、効率ははるかにいいでしょう。

しかも、ヒト由来ですから、腸内環境にもマッチしやすいかもしれません。

即効性では負けますね。

しかし、豆乳ヨーグルトも自宅の、自分たちが発する菌や細菌まみれの空間で仕込むわけですから、当然自分の体に合ったものになっていくと思うのです。

ここは、毎日の摂取が肝心かもしれませんね。最初のうちは多くが腸内をスルーするかもしれない菌も、そのうちいくらかは定着するはずです。その菌たちが頑張れる環境であれば、さらにどんどん増殖していくことでしょう。

こうなってくると、もうあとは勝手にフローラが働いてくれるのです。

じっくりゆっくり、時間をかければ体の中の機能が改善するということですね。

加熱させることで死菌にする

生きた乳酸菌はなかなかフローラに定着できない、しかも乳酸菌自体は腸から吸収されるものではない、では、何が腸にとって効果的なのか。

それは、乳酸菌が作り出した物質であり、生きていないものであります。

乳酸菌は熱に弱く簡単に死んでしまいます。

私は以前「乳酸菌は火を通しても有効だ」と聞いたことがあって、それを信じていましたが、確かに麹菌や酵母菌は熱で死滅するよなぁと気づきました。

では、もし加熱によって死滅したとしても「有効」に働くというのなら、それこそが乳酸菌生産物質だからではないでしょうか。

乳酸菌の代謝によって生み出された物質もそうですし、加熱することにより死んでしまった菌もそのまま腸内フローラのとなります。それをもとに、すでに腸内にいる菌達はさらに活発に代謝し増殖していき、たくさんの乳酸菌生産物質を生み出すわけですよね。

これは、日本伝統の食べ物である「味噌汁」がまさにそれに当たると思いました。

毎日必ず食べるし、それによって積み重ねられる腸内細菌群、さらに加熱しているので腸管に直接作用する栄養素も豊富です。

日本人はどれだけ勘がいいのか、つくづく最強の民族だと思わざるを得ませんね。

そして、さらに豆乳ヨーグルトを加熱して食べることも有効だということになりますね。

発酵し続けていることがミソ

とにかく乳酸菌が活動している、要は発酵している間は常に乳酸菌生産物質が生み出されているわけですよね。

では、やはり自家製の発酵食品も食べられる直前まで乳酸菌と乳酸菌生産物質まみれ、ということではないでしょうか。

これが、市販のものとなるとちょっと話が違ってきます。

発酵を止めていますから、死菌はいますが、生産物質はごく少量でしょうね。さらに、発酵を止めるということは、その役割を果たす添加物が必ず入っているでしょう。

「乳酸菌を摂っても意味がない」には「市販の乳酸菌を摂っても意味がない」と付け加えてもらいたいですね。こだわるなぁ…。

自家製のものは、発酵を止めるとしても冷凍や冷蔵です。これは菌が死滅するというより、休止している状態なので、常温に戻すとまた発酵が始まります。

ですから、自宅に何かしら発酵もの、培養ものがあるのであれば、それを毎日いろんな種類摂り続けるというだけでも相当な腸内環境改善につながるのではないでしょうか。

まさに日本古来の伝統の食事ですね。

それをおろそかにしながら、高価な乳酸菌生産物質を摂り続けるというのは、どうも根本が切り離されているように思えてきます。

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まとめ

結論出ましたね。

自家製豆乳ヨーグルトでも乳酸菌生産物質が摂取できる、ということです。

今まさに早急に体の不調を整えたい人にとっては、直接エキスなどで摂る方が効果はあると思います。

しかし、それで治ってしまったら、その後の生活で見直しや改善を図ったりはしないのではないでしょうか。

また、同じ生活に戻り、なんとなく乳酸菌生産物質を摂り続けているから調子がいい。

でもその乳酸菌生産物質が手に入らなくなったら?買えなくなったら?

その時、体の根本が何も変わっていないことに気付くのかもしれません。

50歳を境に、体内の善玉菌は減少の一途をたどるそうです。

そうなったら余計に乳酸菌生産物質エキスが有効じゃない?って思われるかもしれませんが、できるだけそこに依存しなくても生き生きとした老後を過ごせるように、今から自家製豆乳ヨーグルトを食べるということの方を私はおすすめしたいなと思います。

まぁ、全部想像でしかないですけどね。

自分が信じた道を行き、それで人生が愉快であれば何もいうことないですよね。

本日も最後までお読みいただきありがとうございます。


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