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【キムチ納豆ラーメン】は岩手だけじゃない!仙台でも発酵ラーメンを

新潟県という立地を最大限に活用して、東北に出かけることが多くなりました。

関西出身の私にとって、上も横も斜めも私にとって新鮮な県ばかりです、スーです。

本日もお越しいただきありがとうございます。

本心を言えば、新潟に嫁にきて一番行きたかったところが【山形県】で、その次が【佐渡島】でした。

山形県にはすぐに行けて、今や我が家にとって第二の故郷みたいになっていますが、佐渡島にはなかなか行けません。旦那が首を縦に振らないのでね。

なんでや?

子供だけ連れて行ったろか。

いや、お世辞にも賑やかとはいえない「島」に女子供だけで行くのはちょっと無謀か…。

何か旦那を刺激できる要素があれば…。

「キャンプ」というキーワードですら響かなかったからなぁ。

そして、山形に次いでよく行っている県が【秋田県】【宮城県】です。

秋田には親戚がいるし、宮城には魅力的なお店がいろいろあります。

今回は、その【宮城県】で堪能した噂の【キムチ納豆ラーメン】についてまとめてみますね。

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【キムチ納豆ラーメン】とは

私が【キムチ納豆ラーメン】を知ったのは、みなさんもよくご存知のケンミンショーを見て、でした。

岩手県に、かなり熱い情熱を納豆ラーメンに注ぎ込んでいる男がいるとのこと。

40年生きてきても全然知らない事ってあるんですね。

「キムチ納豆ラーメン」なんて外食にしたらあかんやろ、とさえ思わせる「臭」なイメージの食べ物が岩手県では「ソウルフード」なんですから。

その言葉だけ聞いたら”納豆かけたキムチラーメン”やろ?と思いますよね。

それが違うんです。

東北には【納豆汁】というベースがあった

納豆汁

出典:おいしい山形推進機構事務局

東北では一般的に食べられる『納豆汁』。まずそのベースが東北人の味覚にスタンダードとして定着しているらしいんです。

味噌汁に納豆を加えたエセ納豆汁は私も作ったことがありますが、東北の郷土料理の納豆汁は、納豆をすり鉢などですりつぶして味噌と合わせて出汁で溶くという、かなりの手間がかかる料理なんです。

それを雑煮にするところもあるというから、ちょっとびっくりですね。

さすがに自宅のすり鉢で納豆をすりつぶす気がしなくて、私はやったことないんですが、きっとコクがあって美味しいのでしょうね。

こちら↓↓↓にもちょこっと紹介しています。

身近な臭い食べ物【納豆】は謎だらけ!?その生い立ちと歴史とは
納豆の歴史を見てみるとわかるように、もともとは都のあった京都や奈良でも盛んに納豆が食べられていたし、そう遠くない時代には藁納豆も冬の風物詩としてよく作られていたそうです。では、なぜ関西人は納豆に馴染みがなく、食べられない人が多いのでしょうか?

【柳家】会長夫妻のひらめきで誕生した

【キムチ納豆ラーメン】が食べられるのは、岩手県に本店がある【柳家】さんというラーメン屋です。

現会長であり初代店主「大信田和一」さんが仕出し屋で丁稚奉公をしていた当時、そこのご主人に作ってもらった納豆汁の美味しさに感動します。その味を思い出し、ラーメンにアレンジしたのが「納豆ラーメン」です。
さらに、まかないで「納豆ラーメン」を食べていた会長の妻が、傍らに香の物として置いていた『キムチ』を見てひらめきます。「キムチの辛味・酸味が納豆ラーメンに合うのでは・・・」
早速試してみると、言わずもがな発酵食品同士相性が抜群!

参照:『柳家』ホームページ

日常に潜む罠、ここにもありましたね。何気なく過ごしている日常の一コマにも、とんでもなく有益なヒントが隠されているんです。

これが、名物ラーメンの誕生です。

【一生一品】でこだわりがすごい!

「一生一品」とは、

初代店主の大信田和一氏が信じていた「想いを込めた一杯は、きっとお客様の心に届く」という信念であり、和一氏も全く妥協する事なく、一杯一杯に気合を込めて作り続けてきました。その姿が評判となり、今や岩手を代表するラーメン店として知られるようになりました。

参照:『柳家』ホームページ

この「一生一品」は多くのスタッフに受け継がれ、様々に進化して新たな奇跡を生み出しています。

【柳家】のポスター

そんな【柳家】さんのこだわりとは、

  1. 麺の小麦を畑で自家栽培
  2. 自社製麺
  3. メニューは各店の店長次第
2008年より、約12haという広大な農園にて、岩手県産小麦「ゆきちから」を栽培しており、その小麦を使用してオリジナルの小麦粉「◯ッ粉(わっこ)」として使用しています。
毎朝6時から10時くらいまで自社で製麺作業を行なっており、一晩寝かせてから使用します。

参照:『柳家』ホームページ

そうして出来上がった麺は、加水率40%の多加水麺です。中太で伸びにくくもちもちして食べ応えがあります。

「人」にもこだわる【柳家】さん。

キムチ納豆以外のメニューは各店の店長に任されています。それぞれのメニューには店主の個性が発揮されているんでしょうね。

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【キムチ納豆ラーメン】が仙台でも食べられる!?

岩手県のソウルフードと言える【キムチ納豆ラーメン】は、岩手県でしか食べられない?

いいえ、あるんですよ岩手県以外にも食べられる所が。

宮城県仙台市に。

支店がベトナムにもあるそうですが、メニューにはナットウの”ナ”の字もありません。現地のソウルフード「フォー」に寄せたメニューが多かったです。

なので、岩手までは遠くていけないという方、岩手のすぐ隣の宮城県まで頑張りましょか。

ウチからでさえ、岩手はちょっと・・・と思ってしまう距離なので、遠方から行かれる方はかなりコアな人が多そうですね。

仙台駅東口すぐ近く

仙台にある支店は、仙台駅東口近くの「ヨドバシカメラ」さんのほぼ隣なので、迷わず行けると思います。

【柳家】入口

ただ、【柳家】さんの店舗の特徴として、店構えが小ぶりというのがあります。よく見て歩かないと見過ごしてしまうかもしれないですよ。

新幹線で行かれても問題ないです!駅降りてちょっと歩けば【キムチ納豆ラーメン】です。

で行った私たちは近くのコインパーキングに停めて歩きました。

ついでに、ラーメンでいっぱいになったお腹を落ち着かせるために、そこから北に向かって歩いて20分ほどの【アンパンマンミュージアム】にも寄りました。

【アンパンマンミュージアム】

子供も大興奮で良い運動になります。お子様連れの方はどうぞこのコースで仙台の街を堪能してみて下さいね♪

メニューも豊富でリピ決定!

仙台駅東口店、ここもたいがいこじんまりでした。

券売機

入り口入ってすぐのところに券売機があって、食券制になっています。

コの字型のカウンター席テーブル席が2つありました。

納豆の、というより何かしらの発酵臭が立ち込めた店内で、メニューを開いてビックリ!

種類が豊富!

柳家メニュー

納豆ラーメンに始まり、キムチ納豆ラーメン、酢〜ラー納豆、チーズ納豆、麻婆納豆、青葉城、岩手山、タンメン、中華そば、しまいには荒吐”・・・。

え?もう名前にラーメンすら入ってない・・・遊んでる?

いやいや、これが仙台駅東口店の個性でしょう。

柳家メニュー

おそらく「酢〜ラー納豆」「チーズ納豆」がここのウリなのかな。

酢好きの我が家は迷わず「酢〜ラー納豆」を頼みました。

そして、このためにきた「キムチ納豆ラーメン

子供達のために「塩中華そば」

納豆は子供たちも好きだったから、シンプルな「納豆ラーメン」も頼むべきだったかなと後で後悔しました。「酢〜ラー納豆」も「キムチ納豆ラーメン」も辛味増選択しちゃったので…。

でも、そのおかげで、ここまた絶対来ようね、という結論に至りました。

発酵のハーモニーが不味いわけない!

「キムチ納豆ラーメン」

想像していた、いつも自分たちがご飯にかけて食べるあの納豆とは違っていましたね。

「臭くない」

たぶん火を通しているからなのか、もわ〜んとしたあの独特の納豆臭はないです。

これなら納豆嫌いもイケると思いました。

「キムチ納豆ラーメン」の麺

「キムチ納豆ラーメン」スープ

そして、キムチ納豆味噌唐辛子生卵がいい塩梅で絡み合っているせいか、どれも負けていないし勝ってもいないバランス。これがみんなに愛される理由かな。

「酢〜ラー納豆」の方は、めっちゃ酸っぱいです。そして美味しい!!

「酢〜ラー納豆」

ラー油が喉でヒリヒリなりましたけど、止まりません。さらに「キムチ納豆ラーメン」も辛味増しにしていたので、毛穴からは汗が吹き出し、鼻水はティッシュの山が出来るくらい垂れてきました。

発酵と辛味でいいデトックス効果を体感できます。

中華そば

子供用の中華そばもしっかりと出汁が効いていて美味しかったです。

「麺」の美味しさ

「麺」の美味しさも格別ですね。モチモチでしっかりした食感が発酵風味にはピッタリですね。クドくなり過ぎません。逆に中華そばは細麺でこれまたスープとよく合う

ここでしか味わえないラーメンであることは間違いないですね。

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まとめ

某ケンミンショーのおかげで、こんなラーメンに出会えて感謝です。

多少オーバーに宣伝しているのかもとも思っていましたが、全然そんなことはなく、むしろ私の周りで食べたことがある人を聞いたことがないのが不思議なくらい、みんなにおすすめしたいラーメンです。

ラーメン完食

辛い辛いと言いながらスープも全飲み。

お口の中はもちろんネバつきが残りますよ。

デートで…というにはややデリカシーに欠けるかもしれませんが、この美味さと発酵臭を共有できるなら怖いもの無しではないでしょうか。

ちなみに、チーズを足したものはさらなる発酵臭の世界へ誘われるそうなのでご注意を。

仙台や岩手にお越しの際は、ぜひこの発酵づくしの1品を食べてみて下さい♪

本日も最後までお読みいただきありがとうございます。



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